No.1168230

2022 飾り山笠 見送り 御伽噺一寸法師

あずささん

 昔々、あるところに子供いない夫婦がいた。二人は子供を欲し、住吉明神に祈ると、瞬く間に子供を授かった。生まれた子供はいつまでも小さいままだったので、一寸法師と名付けられた。ある時、一寸法師が両親に「京へ上り仕官したい」と言い出した。小さいけれども大事な我が子の夢をかなえるため、お椀の船と箸の櫂、針の刀を与え送り出しました。京に上った一寸法師は、三条の大臣に気に入られ、三条家の姫の清水詣でへ付き添うよう命じました。そこで清水の坂で鬼に襲われるも、見事、一寸法師は鬼を退治しました。鬼が落としていった打ち出の小づちを姫が振ると、一寸法師はたちまち、立派な成年へと成長し、三条家へ尽くすのでした。
 人形は、上から三条の大臣、一寸法師、鬼、三条の姫君です。

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