No.1166653

2021 飾り山笠 見送り 菅原伝授手習鑑

あずささん

見送りは丑年にちなみ、歌舞伎の外題である菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅ いならいかがみ)にしました。
 菅原道真の別荘を管理する夫婦に珍しい三つ子が産まれました。三人は菅原道真の愛する樹木にちなみ、梅王丸、松王丸、桜丸と名付けられました。長じて三人は梅王丸は菅相丞、松王丸は藤原時平、桜丸は斎世新皇の舎人(現代で言うお抱え運転手のようなもの)となりました。
 それからしばらくして、菅相丞が藤原時平の陰謀により失脚し大宰府へ流されました。主人の仇を討ちたいという思いの梅王丸は仇である藤原時平が吉田神社へ参詣するということを耳に、吉田神社の前で桜丸と共に待ち伏せしました。松王丸ともに現れた藤原時平は二人の気配を察知し「轍にかけてひき殺せ」と命じるも二人の威勢で牛車を壊さてしまいました。敵対いする兄弟に和解の時は来るか?菅原伝授手習鑑の車引きの一節です。
 人形は上から、菅相丞、松王丸は藤原時平、桜丸は斎世新皇の舎人(現代で言うお抱え運転手のようなもの)となりました。
 それからしばらくして、菅相丞が藤原時平の陰謀により失脚し大宰府へ流されました。主を失った梅王丸は密かに仇を討つことに決めました。そうしてある時、藤原時平が、吉田神社へ参詣するということを聞きつけた梅王丸は、弟の桜丸と共に、吉田神社で待ち構えました。そこへ牛車に乗り松王丸を連れた藤原時平が現れる。二人を見とがめた時平は、松王丸に「轍にかけてひき殺せ」と命じるも、二人の威勢により、牛車は壊されてしまいました。敵対する三兄弟に和解の日は来るのか?そんな菅原伝授手習鑑の一節です。

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