No.1164588

戦い前、敗戦の荒野

2025-03-29 06:18:43 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:77   閲覧ユーザー数:77

「――お気をつけください、この先から強い力を感じます……」

声には、戦場の緊張が。

 

「体が……熱い」

 

エルフ法兵が額に体を震わせた。

 

 

「……多くの気配……ただの兵ではありませんね……それに」

霊視するように目を閉じる。

 

「間違いありません。この先に囚われている人々がいます」

 

エルフ兵が鋭い目つきになる。

彼女の豊満な胸がビキニアーマーの隙間からわずかに揺れ、戦士としての緊張感と女の柔らかさが同居していた。

 

「激しい戦いになるでしょう。戦うなら、万全の準備を……」

 

長い耳を震わせながら、エルフ兵が草薙のそばに寄る。緊張と熱が伝わってくる

 

 

「命の御礼、協力の証として――私達は草薙様の兵として戦います」

エルフ法兵は跪き、豊かな胸元を見せつけるように前屈みになる。

 

「どうか……好きにお使いください」

その言葉には、戦士としての忠誠だけではなく、女としての覚悟も滲んでいた。

 

――熱を帯びる

 

この先は、血と理、肉体と肉体がぶつかる激戦の地――

 

準備を万全に――そして、覚悟を決めて戦いに挑む!


 
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