No.1161952

【ダンジョン・ハーレム・ロードレス】激戦の幕【没プロト】

2025-02-12 12:59:08 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:232   閲覧ユーザー数:227

 

勝利の歓喜。

熱狂の渦、湧き上がる熱。

そして――

勝利の余韻が決戦都市を包み込む。

巨乳プリーストは豊満な胸を弾ませ、感極まった表情で祈りを捧げる。

爆乳ビキニアーマーの女戦士は雄叫びを上げ、興奮のままに剣を振りかざす。

踊り娘のロリ巨乳娘は舞台の上で跳ね回り、歓喜の笑顔を振りまく。

 

都市全体が歓喜に満ち溢れていた。

決戦に勝った――第六魔王の支配を退けたのだ。

人々は涙し、抱き合い、勝利の歓声を夜空に響かせる。

 

だが、その瞬間。

 

――地が震えた。

 

轟音が響き渡り、大気が張り詰める。

熱狂が、一瞬にして凍りつく。

人も魔も等しく恐怖する。

その圧倒的な力に。

 

――第六に

 

「約束は守ろう」

第六魔王が動く。

低く、重々しい声が闇を切り裂く。

 

決戦の盟約に従い、今日の侵攻はしない。

決戦都市を焼き払うことも、住民を虐殺することもない。

 

だが――

 

「ロードレスだけは、ここで消す。」

 

第六魔王の赤い瞳が、ただ一人を射抜く。

 

「貴様は危険すぎる。このまま生かしてはおけぬ」

 

ロードレスは、どこにも属さない。

決戦都市の庇護も、国の支配も受けない。

盟約の枠外にある存在。

 

「お前だけは例外だ――ここで終わるがいい」

 

次の瞬間、地が裂けた。

 

轟音と共に大地が砕け、決戦の舞台が崩壊する。

漆黒の魔力が暴風のように吹き荒れ、空すらも歪ませる。

圧倒的な力の奔流が、決戦都市の地盤を破壊し尽くす。

 

だが、ロードレスは真っすぐに第六を見た。

 

「……国敵討滅」

 

無道の瞳が、燃え盛るように輝く。

舞台が崩れようとも、この一戦だけは退かぬ。

 

ここで決着をつける――ロードレスは、第六魔王に立ち向かった。


 
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