柳の下に二匹目のドジョウがいたのがガメラだったのだ。1954年に始まった東宝のゴジラが大ヒットしたのをみて、大映が二番煎じで送り出したのが1965年のガメラらしい。二作目以降の初期のゴジラは子供向けにコミカルになっていったが、本来のゴジラは我が道を行くスタンスの破壊神だった。そこでガメラは人類の味方をしてくれるモスラのように守護神的なスタンスをとったのかも知れない。近年はゴジラ、ガメラの人気が高まっているようだが、僕らのような 少年時代に見ていたジジイもノスタルジックな思いで見ているのだろう。作り手と観客を含めて 三世代が一緒に楽しめるのは良いことなのだ。