No.110883

真恋姫無双~この身塵になろうとも~呉√1

karasuさん

投降です
呉√二作品目です。なるべく前作とかぶらないように、また人様の作品とかぶらないように気を付けたいです。
過度な期待はせずに生暖かい目で見ましょう

<●><●>

2009-12-06 21:03:59 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:30634   閲覧ユーザー数:19889

この作品はキャラ設定が崩壊しています。原作重視の方はご注意下さい

時代背景がめちゃくちゃです

一刀くんがチートです

それでもいいかたはどうぞ

 

 

???「もう春も近いというのに寒いですね……」

そう言いながら女性は隣を歩く一人の付き合いの長い兵士に声を掛ける

兵士「この大陸と同じように気候も狂い始めているのかもしれませんね」

???「……だが、乱が起きれば我らが孫呉には有利に事が運んでくれるのですけどね」

兵士「――様、そういった発言はあまりなさらないほうが……」

???「ふふふ。そうですね、気をつけますよ。それにまだ我らの力は脆弱。……何か切っ掛けがあればいいのですけど」

兵士「切っ掛けですか……そういえば――様。こんな噂があるのを知っていますか?」

???「……噂、ですか?」

兵士「はい。黒天を切り裂いて、天より飛来する一筋の流星。その流星は天の御使いを乗せ、乱世を鎮静す。……どこかの占い師がそんな事を言っているそうですよ」

???「ああ~。どこかのエセ占い師として名高い人のでしたね」

兵士「そんな噂ですら広まってしまうくらいこの世が乱れていると言う事ではないでしょうか」

???「縋りたいという気持ちは分からなくも無いですが…。しかし、そういうのはあまりよろしくないですね」

兵士「妖言風説の類ですからね。ですが仕方ないのでは? 明日、明後日の自分の生死すらまともに見えないんですから」

???「世も末ですね」

兵士「そうですね。……では――様。偵察も終了しましたし。そろそろ帰還いたしましょう」

???「そうですね。早く帰らないと冥琳に―――」

女性がそう言った途端、辺りに奇妙な音が響いた

兵士「……!!! ――様! 下がってください!」

???「平気よ。……賊かしら、それとも妖? できれば妖はかわいいのだけにして欲しいですね」

兵士「あまりかわいいと殺しにくいのでは?」

???「……!!! 気付かなかった。でも本当に可愛かったら私が飼うから問題ないわ」

兵士「はぁ……そうですか……」

兵士が呆れながら返事をしていると、あたりが白い光に包まれる

???「くっ! 何も見えない!」

兵士「――様!」

しかし、その光はほんの僅かな時間で消えてしまった

 

???「ん……戻った?」

兵士「――様、お怪我はございませんか?」

???「平気です。それよりもさっきのは一体……」

兵士「わかりません。妖が我らを化かしにきたのか……」

???「周辺の状況は?」

兵士「先ほどと変わりは……ん?」

そう言いながら辺りを見渡していた兵士が一点を凝視する

???「どうしました?」

兵士「あそこに人が倒れています」

女性は兵士の指差す方向をみると、確かに人が倒れていた

???「あの人さっきまでいませんでしたよね?」

兵士「はい……」

???「とりあえず行ってみましょう」

そういいながら女性は倒れている人がいるほうへと駆け出した

兵士「――様! 危険ですよ!」

そう言いながら兵士も後に続く

 

???「……男の子ですね。それに……大きな包みですね……中身は…なんでしょうこれは?」

兵士「さぁ……でもなんでこんな所に倒れているのでしょうか?」

???「さっきの光がなにか関係していると考えるのが妥当でしょうね」

兵士「光と共に現れた青年、ですか。……それこそ占いの通りですね」

???「天の御使い……ですか。確かに服装も見たことないようなものですしね」

兵士「どうしますか?」

???「連れ帰りましょう。人に害なすものならばなら孫策様に殺してもらう。本当に天の御使いなら我らが孫呉で保護する……それがいいと思うのですが?」

兵士「名をあげるにはもってこいということですか。……我らは――様の判断にお任せします」

???「責任逃れ?」

兵士「信頼しているだけです」

???「なら連れ帰ります。それに……」

兵士「それに?」

???「かわいいし///」

兵士「……だめだ…この人……」

それから女性と何人かの兵は帰路についた

 

雪蓮「お帰り~、雅。遅かったね」

雅「すこし拾い物をしましてね」

冥琳「拾い物ですか?」

雅「この子なんだけど……」

そう言いながら雅はおんぶしている青年を二人に見せる

雪蓮「誰? その子?」

雅「もしかしたら天の御使いかもしれませんよ」

冥琳「天の御使い? あのエセ占い師が言っているか?」

雅「まぁ、その辺はこの子に話を聞けばわかると思いますよ」

雪蓮「ふ~ん。じゃあ適当な部屋を一つ用意しましょう。話はその子が目を覚ましてからで」

雅「御意。ああ、それと雪蓮」

雪蓮「なに?」

雅「私のものだからな……。手を出さないで下さいね」

雪蓮「ギクッ!! ははは、雅ったらナニイッテルノカ……」

冥琳「部屋の前に二人、窓の外に三人ほど配置しておこう。雪蓮対策として」

雪蓮「ちょっと、冥琳まで!」

雅「では、また明日」

そういって雅は青年をおんぶしながら城内に入っていった

雪蓮「雅ったら、ずいぶんとあの子を気に入ってるのね」

冥琳「そうみたいだな。ん?」

話をしている二人の横を二人の兵士が包みを汗を流しながら運んでいた

冥琳「おい。その鎌はどうしたのだ?」

兵士「はっ! さきほど運ばれてきた青年の横に落ちていましたので青年の所有物だろうとから回収しとけと――様が仰いましたので」

冥琳「そうか。では、武器庫にでも運んでおいてくれ」

兵士「了解しました!」

そう返事すると二人の兵士はまた進み始めた

雪蓮「本当にあの青年があの大鎌を使えるのかな~? とてもそうは見えないけど」

冥琳「その辺も含めて、あの子が目覚めればわかるというものさ」

雪蓮「そうね。じゃあ私たちも戻りましょうか」

冥琳「ええ」

そして二人も城内へと入っていった

 

一刀「―――ん」

一刀の耳にスズメの鳴き声が聞こえてくる

一刀「……朝か」

そう呟きながら目を開けた一刀の目に入ってきたのは見知らぬ部屋

一刀「………寝よう」

そう言って一刀はまた寝台にねっころがるが

一刀(こういうのを現実逃避っていうんだよな……)

諦めて起き上がり、改めてここが自分の部屋ではない事を認識させられる

一刀「どうなってるんだ?」

一刀がそう呟いた途端、扉が開き、雅が入ってくる

雅「おや? 目が覚めましたか。気分はどうですか?」

一刀「好調です。ところで……」

雅「私は程普。字は徳謀と言います」

一刀(程普! それって三国志にでてくる人じゃないの!?)

一刀はそんな事を考えながらも

一刀「あっ、どうも。北郷一刀です」

雅「姓が北で名が郷。字が一刀か?」

一刀「いえ、姓が北郷で名が一刀です」

雅「字は?」

一刀「ありません」

雅「字が無いんですか……不思議ですね」

一刀「それで、程普さん。ここはどこですか?」

雅「ここは荊州南陽。我が主、孫策殿の館です」

一刀「…………」

雅の答えを来た瞬間に一刀の脳内にあまりにも酷い仮説がよぎった

雅「……?? どうしたのですか? 急に遠い目をして」

一刀「いや、自分がどういう状況なのかわかったみたいなんですけど……。いまいち信じられないと言うか……」

雅「そうですか……。ところで北郷さんはどこから来たんですか?」

一刀(これで程普さんがわからないようなら確定だな……)

一刀はそんなことを考えながら

一刀「東京です」

答えた。そして……

雅「とうきょう? どこですかそこは?」

そういう雅の目は真剣そのもので

一刀「そうですか……知りませんか……」

一刀の仮説は現実のものとなった

一刀が絶望を味わっていると、また扉が開かれて雪蓮が入ってきた

雪蓮「どう雅? その子は」

雅「そうですね。少なくとも妖の類ではないでしょう」

雪蓮「じゃあ天の御使い?」

雅「その辺りは……」

そう言いながら雅は雪蓮の後ろの扉を見て

雅「彼女に判断してもらいましょう」

雅がそう言うと同時に扉が開き、冥琳が入ってくる

冥琳「起きたか。雅殿、どうですか?」

雅「私としては問題なし。後は冥琳に任せるわ……ただ」

冥琳「ただ?」

雅「処断だけは無しでお願い」

冥琳「わかりました。では……」

雅「姓が北郷、名が一刀、字は無いんですって」

冥琳「……そうか。では改めて北郷よ。お前にどこかいく宛てはあるのか?」

一刀「ありません」

冥琳「生きる術は?」

一刀「ありません」

冥琳「頼れる者は?」

一刀「いません」

一刀は受け答えしているうちに涙目になっていた

冥琳「では私たちと行動を共にする気はないか?」

一刀「いいんですか? 正直自分で言うのもなんだけど……信用できないと思うんだけど」

冥琳「雅殿は人を見る目はあるからな」

雅「それだけですか!?」

一刀「なら……よろしくお願いします」

そう言って一刀は頭を下げる

雪蓮「じゃあこの子の扱いについてだけど……」

『キラキラ☆』

雅は雪蓮に輝くまなざしを向けている

雪蓮「はぁ……雅の部下ってことでいいの?」

雅「もちろんです。北郷、これからよろしく頼むぞ。私の真名は雅だ」

一刀「あの~。まなって何?」

冥琳「真なる名と書いて真名と読む。……私たちの誇り、生き様が詰まっている神聖な名前のことだ」

雪蓮「自分が認めた相手、心を許した相手……そういった者だけに呼ぶことを許す、大切な名前よ」

雅「他者の真名を知っていても、その者が許さなければ読んではいけない。そういう名前ですね」

一刀「責任重大だな……」

冥琳「そう思えるか?」

一刀「ようは信頼の証だろ? ならそれを裏切るような事はできないからね」

冥琳「ほう、これはなかなか……」

雅「今更返せって言われても返さないですよ」

冥琳「ふっふっふ。あくまで選ぶのは北郷自身だと思いますが?」

雪蓮「そうね。ここは北郷にえらんで貰いましょう。ああ、ちなみに私は姓は孫、名は策。字は伯符。真名は雪蓮ね」

冥琳「姓は周、名は瑜。字は公謹。真名は冥琳だ。これからよろしく頼むぞ」

一刀「それじゃあ、俺のことは一刀って呼んでほしいな。俺には真名が無いけど、それが一番真名に近いからさ」

雅「そうですか。っで、一刀は誰を選ぶのですか?」

雪蓮「そんなの私に決まってるじゃない♪」

冥琳「それはどうかな?」

雅「二人とも、何か勘違いしていませんか? 一刀が私以外を選ぶ理由がありません」

一刀「え~っと。それじゃあ……」

一刀は雅の前に立つと

一刀「これからよろしくね。雅」

そう言って手を差し出した

雅「はい。宜しくお願いしますね、一刀」

雅は差し出された手をしっかりと握り返した

 

その後、後から部屋に入ってきた祭(黄蓋)と穏(陸遜)にも一刀は真名を許してもらった

こうして正式に呉の一員となった一刀だった

 

一刀が城の中を案内されているとき

雅「ところで一刀。お前のそばにこれが落ちていたらしいんだが……」

そう言うと雅は武器庫に入っていき、大鎌を持って出てきた

雅「これは一刀のか?」

一刀「ああ! 『髑髏』だ!! どうしてここに!?」

雅「やっぱり一刀のでしたか。はい、どうぞ」

一刀「ありがとう」

一刀は雅から『髑髏』を受け取ると背に担ぐ

雅「それはなんなんですか?」

一刀「俺の武器だよ」

雅「そうですか……ではいつか見れるんですね」

一刀「なるべく見ることが無いようにはしたいけどね」

雅「無理でしょうね」

一刀「嫌な時代だね」

雅「だからこそ、私たちは立ち上がるんです。この嫌な時代を終わらせるためにも」

一刀「そっか。じゃあ俺は全力で雅を手伝うよ」

雅「ありがとう。一刀」

そして二人はまた城内をめぐりはじめた

 

どうもkarasuです

いかがだったでしょうか?

というよりも最後の三行くらいを打ち込んでるときに停電ってなんですか? 馬鹿なんですか? 死にたいんですか? それともこれは神様が私にもう駄文を投稿するのはやめろといってるのですか? もしそうだとしてもやめませんけどね!!

ということで呉√第二作品目を書き始めてみました。この作品は原作に沿っていけたらいいなと思っています。

 

次のページは程普、雅の紹介になっていますので興味のない方は他の作品を読みに行きましょう

 

ここまで読んでくださりまことにありがとうございます。これからもほそぼそと続けさせていただきたいと思っております

これからも応援してくだされば幸いです

 

程普 字は徳謀 真名は雅

髪は紫でショート(ストレート)アホ毛が一本生えている

スタイルは呉特有の大きさはなく、どちらかといえばスレンダーな感じ

イメージ的にはプリステの悠さんですね(わかる人はわかるはず……)

武器は『鉄脊蛇矛』……普通の矛より少し長めの蛇矛。強度では鈴々の『蛇矛』を超える

 

オリキャラ全キャラの絵を描いてくれる友人を探すのが今の私の目標です!!

それではまたいつかお会いしましょう

 

 


 
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