No.1107546

不法侵入!8「黒い雨音!」

そんな事を思っている時、ちょうどそいつが、流しの戸に手をつけてゆっくりと揺らめくように立ち上がり暗がりの中で辺りを見渡しはじめた。

動作はゆっくりなのに何故か独特な威圧感のオーラを放っているそいつに、すっかりびびってしまい、老人男がこっちに向きはじめたのと同時に正幸はいそいそとなんとか心臓ばくばくに声を押し殺して風のごとく2階に早足で上がっていった。

そして、扉の引き戸をしめると再びパニックな状態に精神がおちいり我を忘れてスマホをいじりはじめた。が、完全に充電切れになってしまっていて、反応はほぼゼロ。それでも正幸は、しつこく兄ちゃん、兄ちゃんとまるで、願望するように口ずさみながらスマホのあちこちをいじりまくっていた。普通はまず警察に通報するのが先だと思ったのだが小さい頃から一緒にいた兄の方がよっぽど頼もしい存在のように感じていたようだ。

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2022-11-24 19:05:31 投稿 / 549×770ピクセル

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