百瀬「…」
「…」
父親「ご、ごめんなさい…」

撮影場所は今秋オープンするプール施設だった

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親父のデザインした服で２カットほど撮る
…予定だったんだけど、撮影陣が百瀬のスタイルに
注目したようで、水着を切る羽目になっていたのだった

緊張がほぐれるからとおはぎ同伴でついてきていた俺も
これには驚いた
百瀬も嫌なら嫌と言えばいいのに、頑張って着替えている

まだ表情が整っていない彼女を遠目に見ながら
ぼそっと呟く声
父親「グラビアアイドルが来るって聞いてたから
父さんの仕事のアピールになるかなぁ　と思ってたの
でも
場所柄、水着もあるかなぁ。とかはちょっと感じてたんだよ
だから反対したんだ…」
でも、俺も百瀬も同意したからなぁ
強気には怒れない

撮影に欲しい表情をもらうのにかなり苦労しているようだけど
美人でスタイルがいいと、現場はずいぶんと盛り上がっている
施設紹介の記事がメインだったんだけど
方針を変えると言い出す始末に発展していた

撮影が終わると彼女はこっちに来る
謝ろうとする父を遮って
百瀬「大丈夫です、お役に立てたようですし」
そういって更衣室の方に戻って行った
代わるように撮影の責任者のおっさんがこっちに来る

監督「いやぁ　何あの子！
予定の娘より何倍も素敵よぉ」
父親「代打　名乗り出てくれたんですよ」
監督「綺麗な娘さんをお持ちねぇ」
父親「い、いえ。僕の娘じゃ」
監督「あら、そうなの　でも綺麗だしぃ
またお願いしちゃおうかしら」
俺、父親「ダメです！」

その後
帰宅してから、顛末を聞いて大爆笑する奈々姉と
こってり母親に絞られる父親の姿を見ることになったのだった


++++++
主人公君が代わりを名乗り出たら
彼のあぶない水着が見れたんでしょうか
そして彼は目覚めてしまう…

ご支援イラストをちょうどこの日にupして頂いた方がいらして
その方も水着イラストだったんでまぁびっくり！
競泳水着も似合いそう！