No.106746

新たなる外史の道 19 魏交渉編

タナトスさん

恋姫無双の愛紗ルート後の二人が真の世界にやってきたら?
という妄想から生まれた駄文です。
読んでもらえれば幸いです。

2009-11-13 00:10:37 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:8249   閲覧ユーザー数:6346

ワイは、馬車に揺られて、曹魏の本拠地洛陽に到着したが・・・

 

何や・・・ヒドイわ・・・ギョウサン店が戸を閉めとるわ・・・

 

なんや、えろお住民がシケた面しとる・・・

 

これが洛陽の状況か・・・マジで深刻や・・・

曹操の居城に到着し、ワイは馬車から降りる。

 

「貴様!! 何者だ!! ここが曹操様の居城と知っての事か!!」

 

知っとるがな・・・言われんでも・・・

 

「私は、蒼が筆頭将軍、及川 佑だ!! 魏王、曹操殿に至急お取次ぎいただきたい!!」

 

いや~標準語しんどいわ~

 

「な!? 及川 佑!? 蒼の頭から3番目が!? 本当にきたよ・・・」

 

「ボケッとするな!! 曹操様に連絡しろ!!」

 

おう、おう、あせっとる、あせっとる。

暫くタバコを吸いながら待っとると城門が開き、銀髪の三つ編み、左頬と右目に傷がある少女が現れた・・・

 

「及川 佑殿ですね・・・曹操様がお待ちで私が案内いたします・・・」

 

無愛想やな~カワイイ顔が台無しやわ・・・

 

「アンタの名前何んてんや?」

 

「・・・楽進です・・・」

 

「楽進か・・・ええ名や・・・しかも、カワイイ」

 

「な、な、何言っているんですか!? 私がカワイイなどと・・・」

 

楽進は顔を赤くしながらテレおった。

 

カワイイな~この世界の武将・・・なんでやろ・・・滅茶苦茶疑問や・・・

この世界の武将、ごっつ綺麗どころやカワイ子ちゃんが多い・・・何か作為的なモンを感じる・・・

 

まぁ気のせいか・・・

暫く、楽進に案内され城の廊下を歩き、ようやく、大きな扉の前にたどり着いた。

 

扉が開き、大きな部屋に長い机が横に置かれていて、対面するように金髪のロールツインテールの少女が俺を興味深そうに見とったんと栗色のショートヘアーに猫耳型フードを被った小さい少女が俺を親の敵を見る眼で俺を見とった・・・

 

「初めまして・・・と言うべきね・・・及川 佑殿。そしてようこそ、我が曹魏へ、私がこの曹魏の王、曹孟徳よ。そして、此方が、荀彧よ」

 

ほう・・・ブロンドのロールツインテールの美少女が曹操、マロンブラウンのショートカットが荀彧か・・・楽進から予想できとったが・・・やっぱり美人・・・

 

部屋を見回すと部屋の隅に黒髪のロングヘアーのオールバックにアホ毛に左目に蝶々の眼帯着けて大きな大剣持っとんのが、魏武の大剣、夏侯惇か・・・

更にピンクの髪の毛の女の子はガ○ダムハンマーみたいなスパイク付き鉄球もっとんのは許褚か・・・

更に更に、薄い紫色のアップに纏めとって、愛紗ちゃんと似た青竜刀を持っとんのは張遼か・・・

最後に楽進か・・・

この四人が部屋の隅で得物に手を添えて何時でも動ける体制か・・・

 

外には夏侯淵が弓矢で狙撃か・・・隠れ方がなってない・・・気配を出しすぎ、ポジションが確かに狙いやすいがバレやすいとこにいる、姿勢が高い、と、ま~ザルな事・・・

 

三人は強襲か・・・

俺は椅子に座り、左懐のポケットからマイルドセブンを取り出し火をつける・・・

 

「クククク・・・」

 

「何が可笑しいのかしら・・・」

 

曹操が不機嫌そうに尋ねる。どうやら笑いが漏れとったらしい・・・

 

「いや、失敬・・・ココまで俺を過大評価してくれるとは思ってなかったもんで・・・」

 

「・・・どういうこと・・・」

 

曹操の眉がピクリと動く。

 

「何・・・簡単や、俺の4時と8時の方向・・・いや俺の斜めに夏侯惇と張遼を配置したんは、俺を後ろから何時でも確実に強襲でき、殺せるようにや・・・

更に念のために前に楽進と許褚を配置する・・・

外には夏侯淵が狙撃している。更に外には強襲部隊として、李典、于禁、典韋ってところか・・・

ここまで俺に厳戒態勢で臨むやなんて・・・

期待しても何もでえへんで。

しかし・・・お粗末なんが夏侯淵や、狙撃の体制がなっとらん、狙撃をする時はまず、気配を消せや、あと狙撃場所は狙いやすいが、標的から丸解り、姿勢が高すぎる、見つけて欲しいんか? 最悪なんが、風上に立ッとる、匂いがここまで来る・・・服に女性用のお香をしみ込ませとんのがバレバレ・・・狙撃の基本は風下に立つ事や・・・場所がそこしか無いんなら、しゃーないが、せめて服のお香は落としてこいや・・・呆れて物も言えんわ・・・」

 

俺の説明に曹操は感心しながらもその目は警戒に染まる。

 

武将達は緊張に顔を強張らせる。

 

夏侯淵は何や静かに怒っとるな・・・

 

荀彧はソフ○バンク並の予想外といわんばかりに驚いとる・・・失礼な・・・

 

「へぇ~冷静なのね・・・」

 

「俺は狙撃手やぞ、狙撃は地道な下準備と高度な理論と膨大な計算と瞬間的な陣地の把握、と滅茶苦茶頭を使う職種や、トウシロウがホイホイできるもんやない・・・」

 

「へぇ~貴方・・・以外に頭は切れるみたいね・・・てっきり見た目通り、頭がパアなのかと・・・」

大きなお世話や・・・舐めんなや、これでも東大経済学部主席卒業やぞ計算は得意なんや

 

ちなみに・・・かずピーと愛紗ちゃんはオックスホードを出とるみたいや・・・

 

よくよく考えると、頭ええ奴が3人寄ればまあ発展するわな・・・破産しそうやけど・・・

 

俺もあの2人も思いもよらんかったわな~三国志の世界に経済不況なんて起こる事・・・

 

「・・・まええ・・・交渉に移ろうや・・・」

 

俺はタバコをポータブル灰皿に押入れ提案する。

 

 

交渉の方は恙無く進んだ・・・そらそうや、事後処理みたいなもんや、簡単や。

 

交渉で決まったんわ・・・

 

1、 魏軍の蒼領内の即時撤退。

 

2、 魏軍の今後の国境10里の侵攻禁止。

 

3、 蒼の魏に対する外資系企業の条件付の進出。

 

4、 両国の発展の為に、魏の留学生の受け入れ。

 

と、決まった。

 

いざサインと判子押す段階になった時や、急に扉が開け放たれたんわ・・・

 

≪曹操サイド≫

調印が執り行われようとした時、部屋の戸が急に開け放たれた・・・

 

アレは・・・我が軍の兵・・・?

 

何故と考える前に兵士が口を開く。

 

「及川 佑殿ですな・・・」

 

「そうやが・・・」

 

及川がそう言った瞬間、兵が私の目にも止まらぬ速さで及川に槍を突き立てた。

 

及川はそれを半身になってそれを左にかわし、兵の右脇に手を入れ、入れた右腕を押し上げ兵の腕を捻り挙げると同時に、空いた左手で顎を上へ押し上げる。

 

「グッ!?!?」

 

激痛に唸る兵、及川は冷静な声で質問した。

 

「誰の指図や・・・」

 

兵は答える・・・

 

「曹操様の命令だ・・・」

 

全員が驚く、私を含めて・・・

 

今何と言ったこの兵は・・・

 

私が? 暗殺を命じた? だと・・・

 

突如兵は舌を噛み切り自害した・・・

 

私達は兵の言葉に呆然とした・・・

 

「曹操・・・どう言うこっちゃ・・・ことと・・・」

 

「及川だ!! いたぞ!! 殺せ!! 殺せば出世できるぞ!!」

 

及川が言葉をつむぐ前に多数の兵達が踏み込んでくる。

 

「ちぃ!!」

 

及川は慌てて国璽を鞄に入れて剣で斬りかかった兵の鼻に肘を入れる。

 

弓矢で狙ってきた兵士には兵が落とした剣を投げつける。

 

それでも向かってくる兵達・・・

 

私達が止めに入ろうとするが・・・

 

「・・・クソが!!・・・」

 

そういい、及川は窓まで引く。

 

「曹操!! これは俺等蒼に対する宣戦布告と受け取った!! この借り、何れ返す!!」

 

「まっ・・・!!」

 

私が止めようとした時、及川は窓を突き破り、逃げ去った・・・

 

私や将達は兵達に問いただそうとした時・・・

 

兵達は舌を噛んで次々に自害した・・・

 

停戦交渉は、戦争継続と言う最悪の形で終わりを告げた。

 

 

『テン』は隠れながら、一部始終を見ていた・・・

 

「『ゼロ』、魏との停戦交渉は決裂です・・・」

 

『方法は・・・』

 

「兵士達に、阿片と筋力増強と催眠作用のある薬を血管注射しました・・・寝ている時に処方しました・・・」

 

『痕跡は残さなかっただろうな・・・』

 

「はい、催眠は『曹操の命令で暗殺を行った』と暗示をかけました。任務が失敗した時は舌を噛み切る様、催眠処置を施しました・・・」

 

『薬物と催眠とは悪趣味だな・・・』

 

「薬物と催眠なら簡単ですよ・・・たとえ検死をされたとしても、あの誇り高い曹操が、自軍に阿片中毒者がいるなどと口が裂けても言いますまい・・・

あのプライドの高い少女が苦悶に浸る瞬間・・・実にそそられる・・・」

 

『・・・悪趣味な・・・まあいい・・・後は呉だけか・・・』

 

「はい・・・貴方のシナリオ通りに進めます・・・」

 

『任せよう・・・』

 

「任されましょう・・・」

 

そういい体内通信をきった。

 

事態は大陸大戦に転がり始めた・・・

 


 
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