No.1061365

【サイバ】イヨさまと学ぶ1970年代文化史【交流】

Dr.Nさん

2021-05-09 16:13:39 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:112   閲覧ユーザー数:98

その日、蠣乃神社の倉庫の前には、ガラクタや紐でくくられたたくさんの雑誌が積まれていた。

 

香澄「ふう。これで大分中が広くなりました」

イヨ「うむ。イヨさまがお手伝いしたおかげじゃ」

香澄「イヨさまはただ中で遊んでいただけではございませんか。ってせっかく紐でまとめた古雑誌をバラすのはおやめ下さい!」

イヨ「そう固いことを言うな。見てみろこの婦人雑誌を」

香澄「婦人雑誌? 随分と古そうでございますね…1970年代のものですか。祖母が買ったものでしょうか?」

イヨ「いいや、イヨさまが定期購読しとったのじゃ、懐かしいのう」

香澄「男性が婦人雑誌を定期購読て」

イヨ「細かいことは気にするな。なかなか面白いものじゃぞ。特にファッションのページとか、当時の社会が垣間見えるようじゃ」

香澄「雑誌は、その当時の文化を固定したタイムカプセルでございますからね」

イヨ「お主、なかなかいいことを言うの。スカート丈を見てみろ」

香澄「なんか随分と長うございますね。床からの距離が15センチぐらいしかありません」

イヨ「うむ。スカートの下を見てみろ」

香澄「スカートの下?」

イヨ「履いてるものじゃ」

香澄「履いてるもの? ブーツ…ロングブーツでしょうか?」

イヨ「うむ。せっかくのロングブーツなのに、スカート丈が床上15センチ(参考 https://www.youtube.com/watch?v=otzOI-NiXdk )。欧米ではミニスカートとロングブーツの流行が同時に来たのに、日本ではズレてしまった故に起こった悲劇じゃ」

香澄「悲劇て。何もそこまで言わなくても」

イヨ「天空市には大勢の正義のスーパーヒロインがおるよの?」

香澄「おりますね」

イヨ「では、そのスーパーヒロインがミニスカではなくロングスカートをなびかせながら戦っているとしたらどうじゃ?」

香澄「色気も何もございません。確かに悲劇でございます」

イヨ「じゃろ? あと、広告も面白いぞ」

香澄「広告?」

イヨ「例えばこれとかな」

香澄「『LOVEを知ったらチチデカクナールC』。何ですかこれは?」

イヨ「今で言うバストアップの薬じゃ」

香澄「それはそれは。しかし、Cというのはどういう意味でしょう? 原材料がビタミンCとか?」

イヨ「多分CカップのCじゃよ」

香澄「Cカップ?」

イヨ「昔は、『Aカップ、Bカップ、Cカップ』と言ってな、Cカップが巨乳の代名詞だったのじゃ」

香澄「何の役にも立たない知識をありがとうございます。って何ですか急にニヤニヤしだして? 気持ち悪うございますよ」

イヨ「いや、このチチデカクナールC、男の娘にも効くのかなと思ってのw」

香澄「変な薬を服用されるのはおやめ下さい」

イヨ「イヨさまではないぞ(ニヤリ)」

香澄「!? ちょ! ま、まさかこのわたしに服用しろと!?」

イヨ(笑みを浮かべて無言でうなずく)

香澄「嫌でございますよ! わたしはそんなもの飲みません! というか、70年代の雑誌に載ってる商品が今もあるわけございません。残念でございましたねw」

 

ピッ、ピッ、ピッ。

 

イヨ「黄染か? 少々頼みたいことがあるのじゃ」

香澄「神様ともあろう方が人体実験はおやめ下さい」

 

 

=END=

 

 

 


1
このエントリーをはてなブックマークに追加
0
0
1
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択