No.1017667

Octo Story 第15話「牢」

Nobuさん

Octo Story、ラストステージ回その1。
ポリュープがブキとサブウェポンを入手します。

2020-01-25 07:21:18 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:598   閲覧ユーザー数:598

 私が着いた場所は、ビコツ牢獄だった。

 ――だが、今の私は丸腰だ。

 しかも、ここにはたくさんの敵がいる。

 見つかったらおしまいだ。

 

 蛸の姿に戻ってインクの中を潜り、上に上がる。

 動く足場の上にあったインクに潜り、敵に見つからないように進んでいく。

 ……しまった、一瞬だけ姿を見せてしまった!

 インク攻撃を食らい、私の体力はかなり減った。

 ボロボロになりながらもチェックポイントに到達し、しぶきを立てないように移動する。

 巡回するタコトルーパーを、ギリギリのタイミングで避けていく。

 ここは狭くて、息が詰まりそうだ。

 ――ぐぅぅっ、また見つかってしまったか!

 インクレールの中を潜り、敵出現ポイントを避けていく。

 ここはインクの道が切れているから、敵が背を向けた時に進もう。

 ……よし、セーフ。私はインクレールを潜る。

 

 ここは敵のインクが邪魔だな。

 敵が背を向けた時にジャンプし、急いで先に進む。

 くそ。今度はインクが途切れた道か。

 しかも、シャッターの奥には敵が潜んでいる。

 私はシャッターが閉じた隙に、すぐにインクレールの中に潜った。

 

「ふぅ……そー言えばジジィ、そっちの様子はどうよ?」

「セピアなら、まだノビとるぞィ!」

 

 私がインクレールに潜った時、ちょうど、敵が背を向けていた。

 これはチャンス。

 金網の中に潜って敵の様子を伺いながら進む。

 イイダによれば、ジャンプポイントの先にブキの反応があるそうだ。

 この緑のインク……色々なものが混ざっていて、とても不気味だ。

 恐らくはこの蛸達も、もう……。

 私はゆっくりと潜りながら進み、ビコツ牢獄のジャンプポイントを目指す。

 おっと、危ない。敵の攻撃が来る!

 私は大急ぎでジャンプポイントに入り、上空に飛び出していくのだった。

 

「危なかった……。地上まで気を引き締めてけよ!」

 敵から身を隠し、潜り込む事に成功した私は、ジュウモウ管理区へと辿り着いた。

 どうやら、このエリアにブキがありそうだ。

 シャッターが開くと、点字ブロックに木箱、そしてタコパトローラーが待ち受けていた。

 私はタコパトローラーを上手く誘導し、邪魔な木箱をプレスで壊してもらう。

 先にあった鍵を取ってドアを開けた後、インクレールをセンプクしながら進む。

 上へ、上へ……地上に近付くからなのだろうか。

 だが、インクレールの終点は行き止まりだった。

 何とかならないかと考えていると、タコトルーパーがインクを撃っていた。

 そうか、これで木箱を破壊するのか。

 私はタコトルーパーが木箱を破壊した後、すぐにスイッチを踏んで先に進んだ。

 そして青いカンヅメを開け、スプラッシュボムを手に入れる。

 サブウェポンだが、今は文句を言っている場合ではない。

 私はスプラッシュボムで木箱を破壊し、ジャンプポイントで先に進んだ。

 

「ガ……ガガ……」

「デンワ? ……空耳かのゥ」

 壊れたデンワが何やら不穏な声を上げている。

 デンワが何か行動を起こす前に、間に合えばいいのだが……。

 

 私は手に入れたスプラッシュボムで、行けるところまで行く。

 コロガリウムを投げるタコリバーサーを倒しつつ、チェックポイントに辿り着く。

 向こうにはブキカンヅメがあった。

 これで私は、ようやくまともに戦う事ができる。

 そしてインクに潜ってコロガリウムを避けて、

 ブキカンヅメの中から念願のブキ、オクタシューターを手に入れた。

「やった!」

「シャー! ポリュープ、塗りたくれー!」

 テンタクルズの応援で、私は俄然やる気が増す。

 オクタシューターで壁を塗って登り、シャワーで上昇していく。

 また、タコパトローラーか……だが、もう相手にはしない。

 私はインクレールの中に潜りながら先に進む。

 しばらく進むと、正面に大きな門が見えた。

 あれが出口なのだろうか。

 門が開いた後、私はタコスナイパーを撃退し、ジャンプポイントで上層に登るのだった。

 

 次は、エネルギーコアを探すのか……。

 それでも、私は最後まで諦めないからな。


 
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