「よかった、また以前の生活に戻れるんだな」
残念だけど、ここは明るく笑って見送ろう

元は親戚から逃げるためにうちへ間借りしていたんだ
その脅威がなくなれば、元の鞘に納まるのは当然だ

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けど…

「うぷ！」
困惑する俺の前を、いきなり柔らかいものがふさいだ

メイ「絹枝さまが、こうすると貴方が喜ぶって
精一杯の、感謝の気持ちですわ
そして
いままで、ちゃんと言ったことがなかったですわ
ずっと言えなくて、ごめんなさい」

「ありがとう」

（絹枝さん、メイになんてことを吹き込んだんだ
確かに嬉しいけど）


それから警察の人が来て、話を聞かれ

北条さんがお見舞いに来てくれる
メイは違う場所でまだ聴取中のようだ

北条「すみませんでした！」
彼は入るなり必死に頭を下げた　なんか謝ったり
泣いた姿ばかり見ている気がするなぁ
北条「本来は、僕がこうならないといけなかったんです

叔父夫婦の凶行。
社長が亡くなられて、相続の手続きが済めば
完全に自分たちの入る余地がなくなる　だから
強引な手に出る
考えてはいたんですが
こんなに早いとは」

俺「いいんですよ　それより頭、怪我されたんですか？」
北条「キヌに思いきり殴られまして　
貴方に大怪我させた原因の一端は
私の不注意だって　まぁ、事実なので

それよりですね、現場の金庫、あれ、本社で見た覚えがあるんです
私はお嬢様の方に付いて、会社を追い出されてしまったんで
少し前の記憶になるんですが　
社長室の横の休憩室で、あれに似たものを。

まぁ私もそそっかしいので、１００％かと言われれば
自信もないんですが」

あのカードで開く金庫がもう一個だって？
これは…

１.　行って確かめてみましょう
２.　そっとしておくか
３. 金目のものならこっそり頂きましょうぜ

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女装もいてびっくり
ちょんぎるなんてとんでもないｗ


連載は

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