No.1005123

19-09/21 真説・赤ずきんちゃん(生存報告を兼ねて)

生存報告を兼ねて、
何となく思い浮かんだネタを投稿しますw

2019-09-21 22:56:42 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:736   閲覧ユーザー数:729

一時期『本当は怖い昔話』なるものが流行りましたが、

オレもひとつ(別な意味で)怖い昔話を挙げてみますw

 

「巨膨矮転躯」

 

中国には様々な拳法が存在するが、

その中でも巨膨矮転拳は、中国拳法史上一番の怪拳と言うべきものである。

 

力こぶを始め、人体の一部は

力を込める等してサイズを膨張させる事が出来るが、

それを全身レベルにまで広げて、体格そのものを大きく変える事が

巨膨矮転躯の極意である。

 

想像を絶する厳しい修行の末に、この極意を会得した者は

体格を何倍にも大きくして相手を踏み潰したり、

逆に小柄になって相手の攻撃をすり抜け、

素早く懐に飛び込む事も出来たとされる。

 

特に巨膨矮転躯の開祖・倶俐鉾(ぐ・りむ)は

体格を瞬時に豆粒大にして相手の口に飛び込み、

元のサイズに膨張して体内から突き破る戦法を得意としていた。

 

この為、倶俐鉾の愛用している頭巾は

相手の返り血で真っ赤に染まっていたと言う。

 

因みに、現代でも親しまれている民話「赤ずきんちゃん」は

この倶俐鉾の半生記を下地にしている事は

意外と知られていない。

 

民明書房・刊

「異説・昔死話死(むかしばなし) ~秘められた真実の寓話」より抜粋


 
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