No.100338

涼州戦記 ”天翔る龍騎兵”3章5話

hiroyukiさん

3章5話です。
孫策達との会談が始まります。
後、一刀達の真の敵が少し出てきます。
さて、孫策との同盟は結べるでしょうか?

2009-10-11 16:35:00 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:7834   閲覧ユーザー数:6231

第3章.過去と未来編 5話 真の敵 

 

2週間後、一刀と馬超及びその部下達は、現在孫策がいる寿春の近くまで来ていた。

 

今回一刀達の主目的は孫策に会い、州牧の印綬を渡すことと孫呉との間に同盟を組むことであるが荊州に立ち寄り劉琦の後押しをすることも目的の1つだった。

 

その為、直接寿春に向かわず襄陽を経由して寿春へと向かっていた。

 

「なあ、一刀。お前には劉琦はどう映った?頭は良さそうだけどなんか弱弱しそうで大丈夫か。」

 

「まあ確かに薄幸の美少女って感じだったな。病弱なのが問題だけど中々聡明だし黄忠さんもついてるから大丈夫だろ。」

 

劉琦のことを思い出しながら語る一刀だが、その目尻が下がっているのを馬超は見逃さなかった。

 

「お兄様、お姉さまってかわいい子だったよな…」

 

と言うと馬を一刀に寄せいきなり胸倉を掴み上げる。

 

「おい、か・ず・と。劉琦に手ぇだしてないよな?」

 

「えっ、してない!してないって!!」

 

いつものようにじゃれあっている?上司2人に苦笑いしながら後についていた部下達の目に寿春の城が見えてくる。

 

「隊長、馬超様。寿春の城が見えてきましたよ。いちゃつくのもそれぐらいにしてしゃきっとしてくださいよ。」

 

「いっ、いいい」

 

狼狽して馬超の力が緩んだのを見逃さず手を振りほどいて一刀は逃げ出す。

 

「ふい~、助かった。皆急ぐぞ!」

 

部下達が後に続き1人ぽつんと取り残された馬超は我に帰ると一刀達を追いかけた。

 

「こらーー、待てーー。」

 

 

冀州の某所にて

 

かなり豪奢な屋敷の一室にて3人の男達が机を挟んでなにやら話していた。

 

「ほっほっほっ、袁家も最早我らのものだの。」

 

「小娘どもがなにやら動いているようじゃが何もできまい。」

 

「しかし御二方、袁家はそれでいいとしてもその間に董卓や馬騰達が勢力を増大させては我らにとって余りよろしくないのでは?」

 

指摘された2人は顎に手を当て考えていたが考えが纏まったようで

 

「そうじゃのう、そろそろ奴らにも揺さぶりをかけておくか。刺客でも送っておくか?」

 

「董卓の方はそれで良いのではないですかな、準備は整っておりますからの。じゃが馬騰の方はそれよりも良い手がありますぞ。」

 

「ほう?どんな手ですかな。」

 

「先ほど入った情報じゃが馬騰の娘が孫策と同盟を結ぶ為に寿春に向かっているそうじゃ。」

 

「孫策?それは長沙の太守だった孫堅の娘のことですか?」

 

「そう言えばそんなのがおったの。」

 

「その孫策じゃ、その孫策が暗殺されたらどうなる?それも馬騰の娘が居る時に。江東の連中は血の気が多い。自分らの英雄が殺されたとなれば正気を失うじゃろ。後はわしらの誘導通りに暴れまくるわい。」

 

「ほほほ、中々面白そうな策じゃの。」

 

「なるほど、江東の連中に馬騰の娘を殺させて、その後は予州もしくは徐州ですか。私もいい策だと思います。」

 

「では、了承されたようじゃし、さっそく動くとするかの。」

 

「ほっほっほっほっほっほっ」

 

「ふふふはははは」

 

ついに帝国の暗部が馬騰達にその牙を向けた。

 

馬超、孫策はまだ自分が標的にされていることを知らない。

 

一刀は彼女達を救えるのか?

 

しかし一刀に幸いなことに一刀のことを暗部はまだ重要視していない。

 

なぜなら一刀の名が以外と広まってはいないからである。

 

反董卓連合戦の立役者である一刀の名が広まっていないのを不思議に思われるかもしれないが混成軍殲滅戦の方が戦果としては派手だった為それに参加した馬騰や呂布、張遼等の名の方が強調されたのである。

 

また連合軍の将兵にしてもその姿を見たのは混成軍の将兵が殆どで後に居た陣営の将兵は上層部の一部しか知らなかったし、混成軍の将兵はその殆どが戦死もしくは重傷を負っており広まりようがなかったのである。

 

なにはともあれ一刀の愛するものを守る為の戦いは新しい局面を迎えることになる。

 

 

寿春の城に到着した一刀達は朝廷と馬騰の使者であることを告げ、孫策への面会を求めると城門に居た衛兵の1人が城内へと走って行った。

 

しばらくして戻ってきた衛兵に一刀達はある部屋へと案内された。

 

「ここは?」

 

「申し訳ありませんがただいま孫策様は外出しておりまして、探しておりますのでこちらでしばらくお待ち戴きたいとのことです。」

 

「な、なんだと!」

 

いきり立つ馬超を宥めながら一刀は言った。

 

「わかった、待たしてもらうよ。戻ってきたら呼びに来てくれ。」

 

「はっ!申し訳ありません。」

 

衛兵は謝罪すると踵を返し戻って行った。

 

「おい、一刀。どういうことだ?」

 

「まあ待てよ。俺達が今日来ることは先触れとして確かに伝えたんだよな?」

 

問い詰める馬超を制し、隣の部下へと顔を向ける。

 

「はい、確かに昨日の内に朝廷の使者として隊長と馬超様が来る旨伝えました。」

 

「そうか……」

 

部下の話しを聞いた一刀は少し考え込んだがやがて、

 

「そういうことだろうな。皆、多分しばらくかかるだろうから楽にしてていいよ。ここしばらく忙しかったからな、いい骨休みだ。俺は寝る。」

 

と言うと椅子に持たれ目を閉じようとする。

 

「おいおい、一刀。ちゃんと説明してくれよ。」

 

「つまりな、孫策達は朝廷の使者はおまけで同盟の使者として俺達が来たとわかってるということさ。だから同盟の交渉の時に優位に立てるよう俺達をじらそうとしてる訳。多分周公瑾辺りの考えじゃないか?」

 

と説明すると再び寝ようとする。

 

「でも味方になるかわからない奴の城で気を緩める訳にいかないだろう?」

 

「ふぁ~、大丈夫だって。江東の虎、孫堅殿の娘がだまし討ちみたいなことする訳ないよ。それに殺す気だったらもうこの部屋は取り囲まれていてどうにもならんよ。という訳だから天井の人孫策さんに宜しくね。ぐ~」

 

ととうとう一刀は寝てしまった。

 

「やれやれ、ほんとかよ。……んっ?どうやら天井の監視役が報告に行ったらしいな。じゃあたしも寝るか。誰か1人を残して他も寝て良いぞ。」

 

と言うと馬超も椅子に持たれ眠り出した。

 

 

玉座の間に孫策を始めとする孫呉の将達が集まっていた。

 

「さて、師匠の娘と軍師はどんなものかな?」

 

「娘馬超の武は有名だし、軍師の北郷はあの戦いにおける策の立案者だという話しだ。」

 

孫策と周瑜が話していると周泰が前にすっと現れた。

 

「あら、明命。馬超達はどうしてる?」

 

「あ、あの~、寝てます。」

 

「寝てる?」

 

「はい。」

 

周泰は孫策や周瑜に一刀が話していた内容を説明し始めた。

 

「………という訳です。」

 

「わはははは、いい度胸じゃの。」

 

「…………」

 

話しを傍で聞いた黄蓋は豪快に笑い、周瑜は苦笑する。

 

「さて、冥琳。どうする?」

 

「ばれているのなら続けてもしょうがないでしょう。誰かある!」

 

「はっ!」

 

周瑜の呼ぶ声に兵が進み出て跪き拱手する。

 

「朝廷の使者をこちらにお連れしてくれ。」

 

「わかりました。」

 

兵は立ち上がると回れ右し駆け足で玉座の間から出て行った。

 

 

兵に案内されて玉座の間に来た一刀と馬超はさっさと朝廷の仕事(州牧の印綬を渡すこと)を済ますと本来の用件である同盟の話しを切り出し会談を申し出た。

 

それを受けて孫策達は一刀と馬超を連れて会議室へと移動した。

 

「さて、それでは先ず同盟の趣旨を聞かせてもらいたい。」

 

全員が席に着くとさっそく周瑜が問いかけ、それを受けて一刀が同盟の趣旨について説明していく。

 

それを受け周瑜や他の将達が疑問点を問いかけていくが一刀は1つ1つ丁寧に答えていく。

 

一刀の回答はそれぞれ満足いくものだったようで皆納得した顔をしており、ここまではうまくいっているようであった。

 

周瑜としてもこの同盟は受けるべきと思っている。

 

周瑜達孫呉はやっと旧領を回復したばかりで、そのうえ袁術の圧政により民は疲弊しており外に戦いを仕掛けるような余裕はなく内政に力を注ぎたいのが本音である。

 

このまま同盟締結の運びとなるかと思われたが話しが荊州に及んだところで風向きが変わった。

 

「ところで荊州の劉表は誰が討伐するの?師匠は曹操の牽制で忙しいようだから私達がやってもいいわよ。」

 

「雪蓮!」

 

なんでもないことのようにさらっと言う孫策に驚いた周瑜が止めようとするが遅かった。

 

「いや、劉表の討伐は考えていない。長子の劉琦を後押しして彼女を後継にするつもりだけど。」

 

「どうして?劉表は洛陽が攻められようとしている時に助けにもこなかった不忠者よ。そんな奴を討伐しないでどうするのよ!」

 

「いや、待ってくれ。劉表は重い病で動くに動けなかったんだ、一概に不忠だとは言えないだろう。」

 

一刀が劉表の事情を説明するも孫策は聞く耳を持たないとばかりに机を拳で叩きつける。

 

「冗談じゃないわ!!病がなによ。父様は病の体を押して軍務に就き倒れて死んだ、母様は矢継ぎ早の討伐令に疲労困憊の体を鞭打って戦い死んだ。それなのに皇帝の一族である劉表が病で動けない?ふざけるんじゃないわ!!!」

 

会議室に孫策の悲しき叫びが響き渡る。

 

しーんと静まり返る中、周瑜が立ち上がる。

 

「すまないが今日のところはここまでということにさせてもらえるだろうか。」

 

「そうですね。また後日ということで」

 

周瑜が悲痛な顔で会議の閉会を提案し一刀はそれを受けた。

 

 

とりあえずしばらく滞在して両方落ち着いたところでもう1度会談することになり一刀達は城内の1室に落ち着いた。

 

「まいったな、孫策以外の人達は同盟に賛成してたようなんだけどな~」

 

「仕方ないさ。唯、孫策も同盟に反対してる訳じゃない、親の敵を討ちたいと思ってるだけだと思うよ。」

 

軽く背を伸ばしながら残念そうに言う馬超に一刀が慰めるように言う。

 

「でも隊長。荊州は今調略しているところですから孫策に仇討ちをさせる訳にはいかないのでないですか?」

 

「そうなんだけどね。でももしかすると孫堅殿の仇は劉表ではないかもしれないんだ。」

 

「えっ!我々が聞いている話では劉表が謀反を起こしその討伐に孫堅殿が出て劉表配下の黄祖との戦いの中で戦死したということですけど。」

 

「今回、襄陽を経由して来ただろう。その時に黄忠殿達に聞いた話では…」

 

一刀の話しはこうである。

 

黄忠達荊州の人達に聞いたところでは謀反と言われているがそのようなものを起こした覚えはない、実際そのようなことがあれば問いただす使者なりがくるはずだがそれもない。

 

むしろいきなり攻めてきた孫堅こそ謀反ではないのか?ということだった。

 

唯、黄忠から1つ重要な話が聞けた。

 

それは孫堅を迎え撃った黄祖のことで、黄忠に言わせればごますりと賄賂しか能のない無能者とのことだが孫堅の侵攻に誰もが対応が遅れていたのに逸早く迎撃態勢を整えて相対し偶然に助けられてとは言え勝った。

 

勝ったこと自体は偶然かもしれないがあれだけ早く態勢を整えられたのは普段の奴を知る者としては事前に孫堅の侵攻を知っていたとしか思えないということだった。

 

「なんか変な話しだな。母様から聞いた感じでは孫堅はむやみやたらに他に侵攻するような人には思えないけど…」

 

「隊長、その黄祖という奴孫呉の誰かと内応してたということでしょうか?」

 

「孫堅さんは翠が感じた通りの人だと思うよ、さっきの孫策の話しからしても朝廷に対する忠義の篤い人だとわかる。だからね俺はこう思うんだ。孫堅さんは謀略にかけられたんだと。」

 

偽の勅令でおびき出された孫堅は待ち構えていた黄祖と戦い崖崩れに巻き込まれて戦死した。

 

普段の孫堅ならこのようなものにかかりはしなかっただろう。

 

しかし片腕で軍師だった呉慶を失い、矢継ぎ早の討伐で心身ともに疲労した状態では無理だったのかもしれない。

 

「それにね。崖崩れ、あれ人為的に起こされたものかもしれない。江夏に立ち寄った際にちょっと調べてみたんだけどちょっとやそっとじゃ崩れるような崖じゃなかった。」

 

「ということは、矢継ぎ早の討伐令も謀略の1つ。あの当時そんなことができるのは…」

 

 

「十常侍だな。」

 

扉を開け周瑜が入ってきた。

 

「なななんだよ、いきなり。」

 

「まあまあ翠、皆もいいから。丁度よかった。周瑜殿先ずは席に座ってくれ。後の人達も入って良いよ。」

 

いきなり部屋に入ってきた周瑜に驚いた馬超と部下達が立ち上がろうとするのを止め周瑜に席を勧めるとともに後にいた周泰と呂蒙に入ってくるよう促す。

 

おずおずと部屋に入ってきた周泰と呂蒙が周瑜の両脇に座ると周瑜は徐に言った。

 

「今の話は本当か。」

 

「ああ、黄忠は菖蒲さんが真名を預ける程の人だ、嘘は言わないよ。それに洛陽で調べたけど孫堅殿への矢継ぎ早の討伐令、確かに十常侍が絡んでいた。」

 

答える一刀をじっと見ていた周瑜はふっと息を吐くと

 

「菖蒲様が信頼する軍師だ。私も信じよう。だがとなると問題だな。」

 

「えっ、今の話を雪蓮様に話せば荊州のことは思い留まって戴けるのではないですか?」

 

難しい顔になる周瑜に呂蒙が尋ねるが変わりに一刀が答える。

 

「そう簡単にはいかないよ呂蒙さん。長年の悲願を達成し、次は親の仇だと思ってる時に実は今まで仇と思っていた奴は人違いで本当の仇はもう死んでますと言われて納得できると思う?」

 

「そ、それは…」

 

「少なくとも今は無理だ。雪蓮は感情的になっていて聞く耳もたないだろう。」

 

「例え納得したとしても黄祖を討つって言うだろうし今は無理だろう。」

 

一刀と周瑜の言に問題の深刻さを実感し一同静かになる。

 

「今は時間が少し必要ということだな。」

 

「でもこれからどうするんだ?」

 

「ああ、元々空いた時間でやろうと思ってたことがあるからそれをやるさ。後2人ほど菖蒲さんのところに伝令に行ってもらおう。」

 

「やろうと思ってたことって何だ?」

 

「周瑜さん、ここいらで華佗って人聞いたことありませんか?」

 

「華佗?いや、聞いたことないな。」

 

周瑜が首を振りながら答えると横に居た周泰がおずおずと手を上げる。

 

「あの~、その華佗って人お医者さんですか?」

 

「えっ!知ってるの。」

 

「はい、前に大怪我した時に治療してもらったことがあるので。」

 

「(そう言えば演義でそんな話しがあったような…)それはよかった。案内してもらえないかなっと、周瑜殿いいかな?」

 

満面の笑みで周泰に頼もうとしたところで気が付いたように周瑜の方を見て頼む。

 

「ふふ、いいさ。明命案内してやってくれ。それから私の真名は冥琳だ。お前に預けよう。」

 

「えっ、…いいのか?」

 

「菖蒲様が信頼するのが十分に頷けた。私の信頼の証だ。」

 

「わかった。その信頼に応えるようがんばるよ。後、俺に真名ってないから一刀と呼んでくれ。」

 

一刀は立ち上がり周瑜のところに歩み寄ると手を差し出し握手をした。

 

すると

 

「わ、私は名を周泰、真名を明命といいます。宜しくお願いします。」

 

「わわ私は名を呂蒙、真名を亞莎といいます。御使い様宜しくお願いします。」

 

と真名を預けてきた。

 

「えっ、いいのかって…君、確か汜水関であった子じゃなかったけ?」

 

「その節はどうもでした。」

 

「そうか。袁術がうまくはめられてたから無事だろうと思ってたけどよかった、よかった。2人も一刀と呼んでくれ。」

 

「「はい!一刀様」」

 

その時、一刀は背筋に凍るような悪寒が走る。

 

「(ぞくっ!)……(やばい!)じゃあ、さっそく明命案内してもらえるかな。」

 

「はい!一刀様」

 

馬超の殺気に気がついた一刀はそそくさと部屋を出て行く。

 

「まったくあの種馬野郎は」

 

「ふふふ、馬超、いや翠。お前がそんなに焼餅焼きだとは知らなかったな。」

 

周泰達を連れて部屋から出て行く一刀を見ながら怒っている馬超を見て周瑜がちゃかす。

 

「ややや焼餅って…あーー冥姉、この話しはなし!おい、お前とお前は母様のところに伝令に行ってくれ。後は一刀の護衛だ。いくぞ。」

 

というと馬超は部下を引き連れ部屋を出て行った。

 

「ふふ、あの無骨だった翠が乙女になるとはな。」

 

部屋に1人残った周瑜が呟いていた。

 

 

 

<あとがき>

 

どうも、hiroyukiです。

 

今回、一刀達の真の敵が少し出てきました。

 

わかる人は大体察しが付く人達だと思いますが、この物語においてこの人達には徹底的に悪者してもらいます。

 

いわゆるラスボスです。

 

3章では後1,2回の出番ですが4章で前面に出てきます。

 

やっぱり勧善懲悪の方が話しが作りやすいですからね。

 

さて、次話では董卓、月に彼らの魔の手がせまります。

 

では、あとがきはこのくらいにしてまた来週お会いしましょう。


 
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