荒野を熱くして、たった二人の軍隊の戦いが始まる。

タカラ1/48SAKです。

SAKブロックヘッドは1/72、1/48のどちらもがシリーズ中屈指の難物で

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この時期のロボット物にありがちな広すぎる胸幅、
寸詰まりの胴体、長過ぎる腕の3連コンボを全て満たしている上に
設定では丸い太ももが妙に角ばっています。
　
さらにこの1/48は全高がおかしく
設定身長の1/48が24.5cmなのに対して27cmと明らかにデカ過ぎます。

そこで胸部の小型化の際に高さを詰め、長過ぎるスネを膝下と色分けの部分で詰め、
大きすぎる靴も小型化して高さを詰めて3cmほど背を低くしてみました。

腕は肩の取り付け位置を上げて上腕、前腕共に小型化&形状修正。
手はメガサイズザクから流用しました。

角ばった太ももは裏打ちしてひたすら削ってカドを落とし、
接着面にプラ板を楔状に挟んで丸みを強調してみました。

関節はポリストッパー(ポリキャップのタカラ呼称)を採用した当時としては進んだ造りでしたが
そのデザインのせいもあって可動範囲は狭くほとんど動かないものなので
一部ガンプラから移植して、ほとんどの関節を自作しました。　

塗装はカーキのC型。
単機でダグラムをあと一歩のところまで追い詰めた劇中最強の機体です。

懸念された36年前のデカールは
割れ対策にリペア剤を塗っただけで問題なく使うことができました。

製作にあたってはMAX1/72の形状に引っ張られたくなかったので
あえてMAX1/72は全く見ずに、自分の勘だけを信じて弄ってみました。
手を加えていないパーツはひとつもない徹底改修となり、たいへんな作業量となってしまいましたが
満足のいくカッコいいブロックヘッドに仕上がった上に
静岡ホビーショーの合同作品展での展示まで果たした思い出深い作品となりました。