古のバンダイ1/24キットです。

50年近く前の旧いキットで、考証云々以前の時代の産物であり
外形もディテールも間違いだらけのおおらかなアイテムです。

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このスケールで精密な物を、となれば他メーカーのキットを作ればいいわけで
敢えてこのキットを組むからには大掛かりな修正は控え
個人的に気になる部分以外は古参キットを楽しむ、というノリで取り組みました。

昔の豪華キットらしくフル可動を謳っており、調整が必要ながら
エルロン、ラダー、エレベーター、主脚が可動、キャノピーも開閉します。

パイロットのフィギュアとコクピットに手を入れ、照準器を自作しました。
機銃の銃口を開口、アンテナ線を追加しました。
後々の収納を考えて主翼を取り外しできるようにしました。

また、エンジン内に大きな空間があるのでモーターを組み込み、プロペラ回転ギミックを搭載してみました。
電池ボックスは胴体内に入れ、スイッチは機体裏に配置しました。

現在のバンダイとは比べ物にならない精度で、擦り合わせには結構な手間がかかりましたが
普段から東欧モノを多く組んでいる人なら問題なく組めると思います。
組んでいる途中はあちこち似てなくて不安でしたが、
さすがに基本塗装が済むとBf109にしか見えなくなってきて楽しくなりました。

'90年代末の再販時に手に入れた物ですが、デカールが劣化しておりコーションレターは使えたものの
国籍マークはヒビ割れでバラバラになってしまい塗装で再現しました。
部隊章と機番はデカールリペア剤で何とか貼ることができました。
デカールのないハーケンクロイツは塗装で再現しました。

いろいろ間違ってるキットではありますが
そこを承知で楽しむのもまた良いものだなぁと再認識しました。

何よりも長さ36cm、幅40cmというサイズが嬉しいです。