No.908424 【獣機特警K-9IIG】ゆがめられた自然(発端篇)【交流】古淵工機さん 2017-06-03 00:06:26 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:969 閲覧ユーザー数:956 |
ある日の晩、ラミナ自然保護区…。
怪しげな影がうろついている。
「見て、本物のヒョウよ…気持ちよさそうに寝てるわ」
「ふふふ…何も知らないでいい気なもんだぜ。例のブツを打ち込んで一晩おけば計画はスタートだ!」
怪しげな男女は眠っているヒョウを目掛けて、小さな銃を撃つ。
銃には特殊なサイレンサーがついており、銃声一つ聞こえない。
ヒョウに打ち込まれたのは先端が注射針になっている特殊な弾丸。
あの男女は一体、何をしたというのだろうか!?
翌朝、自然保護区のANCFレンジャーキャンプ。
「おはようございます~ネルソンさん~」
眠い目をこすりながらマイ・シューティングスターが起きてくる。
キャンプの玄関先ではネルソン・ケンワースが体を鍛えているところだった。
「ん?あぁ、おはようマイちゃん」
「ネルソンさんは早起きなんですね。それにしてもすごい筋肉…」
「前にも言ったと思うけど、俺は銃のたぐいはどうも好きになれなくてね…それにこうやって身体を動かすことが好きなんだ」
ごくごくありふれたレンジャーキャンプの朝…。
そう…いつものこと、で始まるはずだった。
「た、大変です!C地区に変異体が!!」
「なんだって!?」
変異体。つまり、本来この自然保護区にいるはずのない動物が暴れているというのだ。
自然保護区は数多くの動物を保護し、生態系を維持するため、外部からの動物の持ち込みには厳しい規制がかかる。
今回暴れているのは遺伝子改造生物であるとのことで、特に規制が厳しいはずなのだ。
「…どうも嫌な予感がするな。マイちゃん!ナディちゃんとシンディちゃんを起こしてきてくれ!」
「了解!」
その頃、改造生物が出現したというポイント付近に、シルクハットをかぶり、夜会服を着た男が一人。
「…この注射器は…?…なるほど、そういうことですか…。どれ、この薬物の出所に探りを入れるとしましょう」
そう言ってその男…怪盗ノワールは去っていった。事件の手がかりを求めて…。
突如自然保護区に現れた謎の改造生物。いったい、この平和な自然の楽園に何が起こっているのか!!
そして、ノワールは一体、何に気付いたというのだろうか!?
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全3回予定。思いつくまま書いてるので結構駆け足です。
■出演
マイ:http://www.tinami.com/view/636102
ネルソン:http://www.tinami.com/view/687233
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