No.908263

【獣機特警K-9IIG】炎上するクルマの謎(解決篇)【交流】

古淵工機さん

2017-06-01 23:15:00 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:882   閲覧ユーザー数:865

さて、ストレィキャッツ海賊団は、ファンガルド公安委員会会長の

ジャーク・マディガンに取り付けていた発信機の位置情報を頼りに、追跡を行っていた。

 

「船長、奴さんサイファ社の社屋に入っていくぜ」

「フフフ、残念ながらどこにいても筒抜けだにゅ」

「というと…いったいどういう事なんです?」

戻ってきたアオイが、ミミナに問いかける。

「実は昨日の晩こっそりサイファ社のビル内にカメラを仕掛けておいたんだにゅ」

 

すると、社長室に仕掛けられていたカメラの映像がキャッツ・ネイルのブリッジ内にあるモニタに映し出される。

音声は聞こえないものの、サイファ社の社長からマディガンに対して何かが手渡されているように見える。

 

「ははーん…なるほど、そういう事だったのかにゅ。ミズホ、警察本部に例のデータを送り付ける準備だにゅ」

「アイサー!」

…翌日、ラミナ警察署会議室。壇上のフュアが話を始める。

「と、いうわけで昨日、ストレィキャッツ海賊団から私のもとにこんなものが届いたのだ」

「メモリ媒体?これがどうかしたんですか?」

目を丸くするクオンに、フュアはさらに説明を続ける。

「とんでもない事実が記録されていたんだよ。例の自動車連続爆破事件の黒幕がな」

 

と、ここまでフュアが話したところで、ある人物が会議室に入ってきた。

「ジャマするぜ」

「ニコ大佐!?」

入ってきたのは陸軍大佐のニコ・タカハラだ。

 

「今回の件なんだが、我々陸軍にも同じ内容のメモリが送られてきてね」

すかさず問い返すのはK-9隊の筑波未来。

「…しかしなぜ陸軍にまで例のメモリが送られてきたんですか?」

「マディガンの取引相手…聞いたことないかい?『ファンガルド革命戦線』って」

「たしか、過激派の武装テロ組織…まさか!?」

「そうさ。マディガンの野郎はテロ組織の片棒担いで私欲に肥えてやがったってわけさ。今回の事件、陸軍も協力させてもらうよ」

 

「そうですか…ありがとうございます大佐。…エルザ」

フュアは、傍らに控えていたラミナ署署長のエルザに声をかける。

「ああ、わかっている。…諸君、聞いての通りだ。テロ組織に資金をやるわけにはいかん。K-9隊はクオン、イシス、ジョニー、ミライの4人で出動だ」

「「「「了解!」」」」

その夜、ラミナ市郊外某所にある小さなアジトにて…。

「…そろそろ予定時刻だな」

モニターを見つめながらほくそ笑むマディガンとクルール。

 

「マディガン会長。こんなことで資金や物資を調達してくれるとは本当に感謝しているよ」

「いやいや、今までよくやってくれたクルール殿。完璧な作戦だ…」

二人が和気あいあいと話し合っていたその時だった。

 

「た、大変です隊長!仕掛けていた爆弾が爆発しません!!」

「なんだと!?そんな馬鹿な!」

その時、アジトの扉が開かれ、K-9隊の4人と、ニコ大佐、それにアルマ・ヴァルターが入ってきた!

 

「無駄だ!残念ながら貴様らの野望は知れた!」

「くそっ…なぜここがわかった!」

「その道の情報のプロが教えてくれてね。あんたらがここから爆弾を遠隔操作してるって話を聞いたのさ」

「ええい!たかが警官4人と兵隊2人だ!外にいる機動部隊を突っ込ませれば袋の鼠だ!やってしまえ!」

しかし、クルールが吠えるも、周囲の機動部隊は出てこない。

「無駄だといったろ?連中ならあたしとアルマでフルボッコにしてやったよ」

「バカな!?たかが兵隊2人に何をやっている!?」

「残念だけど、ボクらただの兵隊じゃないんだよね!こちとら生身で戦車狩りだってできる身体なんだぜ!」

「フン…だからどうした!我々を見くびるな!!」

クルールは対ロボット用のレーザー銃を取り出して構える。

 

が、次の瞬間だった。

「がはっ…!?」

ニコのCQCが炸裂、みぞおちに強烈な一撃を喰らったクルールは倒れ込む。

「だから無駄な抵抗だって何度言やわかるんだい?あんたにゃ聞きたいことが山ほどあるんだ。…連れていけ!」

「はっ!」

周囲に控えていた一般兵にニコは指示を出す。しっかりと掴まれ、連れ出されていくクルール。

やがて陸軍が立ち去り、捕らえられた革命戦線のメンバーも連れ出され、静まり返ったアジトの中。

「…そうだ…実は以前からサイファ社の連中にはよくしてもらっていてね…」

「それで、自動車業界でのシェアを奪回したいサイファ社に他社製品の破壊を依頼されて」

「テロ組織の襲撃と見せかけた作戦を思いついたってわけか…」

「…失望しましたよ会長。あなたはすべてのファンガルド市民を裏切ったんだ。…イシスさん、手錠を」

「はい。…マディガン会長、特別内乱罪とテロ防止法違反の容疑であなたを逮捕します」

 

かくして、ジャーク・マディガンは逮捕。

また、事件に関与していたサイファ社も強制捜査の末に業務停止命令が出されるに至ったのだった。

しかし、油断してはならない!巨大な陰謀はまだまだ渦巻いているのだ!


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択