ボレロさんのコラボレーション「TAMAコン2017」用に作成したものです。

新設計のベリルエアコンで空調性能なら誰にも負けない！！

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月陣営との戦闘が激しさを増すなか、圧倒的に物量の少ない防衛機構側は地方での散発的な戦闘に決定打を打てずにいた。
そんな中目をつけられたのが「TAMAプラン」である。
圧倒的汎用性を持つコアユニットのTAMAを用いた生産性と運用のしやすさに加え、VR訓練済みのパイロットが大量にいたことが決め手となり地球防衛機構はTAMAを地上用に改修することを決定した。
改修されたTAMAは”TAMA鎚”と名付けられ、試作として６機がロールアウトし実戦へと試験投入された。
この試験中に確立されたのが”ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロングフォーメーション”である。輝鎚１機とTAMA２機からなる小隊編成での運用は総火力のアップと柔軟な状況対応力を兼ねており、勇ましい輝鎚に２機のTAMA鎚がぶら下がっているような戦闘起動は愛くるしささえ感じられたという。
本機の一番の特徴は月からもたらされた最新鋭の空調技術ベリルエアコンである。TAMA後部に取り付けられた室外機ユニットは軽量ながらも高出力であり、FA１０体分の空調をやすやすと行える能力を有していた。さらにベリルエアコンの副産物であるベリルクラスター機能により、動かすだけで保管庫の空気がみるみる綺麗になっていったという。

一定の戦果を残したTAMA鎚であったが戦局は宇宙（そら）へと移っていき、生産計画は中止。不要となった機体は施設の空調用室外機として最新鋭のベリルエアコンを動かすためのコアユニットとなったのであった…