新生エアフィックス。双発爆撃機シリーズの第一弾です。
実機は英国の新聞王ロザミア卿が発注した高速旅客機を重爆撃機へと改装・量産化されたという開発経緯で大戦序盤を飾った機体となります。　当初は重爆だったのですがこの当時の技術進歩は凄まじく大戦時には軽爆として使用されました。　同期で似たような性能だと日本の９６式双軽といったところでしょうか。
また戦闘機相手にでは圧倒的に分が悪く次第に第一線を退いていきます。
日本では加藤隼戦闘機隊の加藤武雄少佐を撃墜した機体として微妙にその名が知られています。
個人的な記憶としてはセガのＷＷ２ゲームでの序盤の雑魚敵なイメージだったりします。

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キットは１／４８かというくらいに細部・内装再現が精密な反面、分割も非常に細かくなっていります。
またバリエーション展開のため機首パーツが別となっており、胴体と機首のすりあわせに若干の熟練を要します。
加えて機首の多面ガラスキャノピーが透明パーツの４分割となっているため、接着・マスキングに要する難易度をぐっと引き上げてしまっています。
この作例もキャノピーの接着と・マスキングが甘く塗料が内側にまで回ってしまい塗装後にコンパウンドで磨き出して何とか遠目で「見れる」状態にしました。
完成後の形状がどことなく愛嬌あふれるので高い難易度に反して組み立ては楽しくできたコトは追記しておきます。