No.755970

リリカル東方恋姫外伝 ネギま編 第四話 『オリ設定はチートだらけ』

作者「…ピー…ピー…ただいまОSを組んでいます…起動まであと…――ガッカカカカカカカカ!!!」

一刀「結構、ほったらかしにしたから頭の中サビちゃったのか?」

2015-02-04 16:18:02 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:1857   閲覧ユーザー数:1734

「俺を捕まえるだと…はっ!?もしや」

 

 一刀は軍人が自分を捕まえる理由が心当たりがった。その一刀の反応から、スモーキーは一刀が犯罪を犯したことに反応したと考えた。もっとも、一刀が犯した犯罪はスモーキーたち軍人が認識してるものの外にあった。

 ゆえに、一刀の次の行動を予想するこができなかった。

 

「すいませんでしたーー!!」

「はっ?」

 

 突如、土下座して謝罪する一刀。彼の行動にスモーキーは呆気な声を出し、スモーキーの部下と共に?マークを浮かべる。一刀の隣にいるアスナは一刀の行動に首をかしげていた。

 

「私は幼女容姿のテオにアレラコレラとプレイをしたことはありますが、それは出来心なのです~!むしろ逆レイプで、理性がマッハしてやっちゃったんだけなんですぃ~!豚箱にいれられるのはかんべしてくだしゃい~;(涙)」

「いや、おまえ何いっ――」

「私はペドじゃなんいいです、ただの子供好きなんですぃ~!たしかに私はテオと濃厚なディーブキスをして、幼女のハリのある柔らかな褐色肌に興奮してこの口で味わって、テオの汗がしみこんだまな板とピンクのチェリー二つを嘗め回しましたけど、一線は超えていないんですぃ~!まだイエローラインなんですぅ~!しんじてくしゃい~お奉行さま~!」

「いや、どう聞いてもイエローよりレットラインじゃないのか?つーか誰がお奉行さまだ?俺は准将だ!」

「あれでテオは幼女にみえて、中身は思春期の女の子なんです~!大人の階段に興味津々のお年頃で、だれかが発散しないと~つらくてしょうがないんでしゅよ彼女は~!最近じゃ~SMプレイに嵌ったらしくて、M姫の役にお気に入りで、俺の穢れたバベルの塔を舌の長髪で一生懸命に浄化してくれたり…そのときのあどけなさがなんともかわいくてかわいくて…つい、ハードにヤッちゃうことが暫しありますけど…それでも乱暴は嫌いなほうです!しんじてください~!」

「オッィイイイイ!!もういいから!もう、しゃべらなくていいから!そもそも信じるのは信じないの問題じゃねーぞっこれっ!?なに俺らに皇女とのプライバシーを聞かせてんだ!?自慢か!?自慢げに自分らの夜伽を暴露してんのか!?ってか、なんておまえらまでなにムラムラしてるんだ!!?」

『隊長…あいつの話を聞いてムラムラしたました…便所いっていいすか?』

「豚箱の中で一生ムラムラしとけ!(怒)」

「いやぁぁああああああ!、児童わいせつ罪で人生ロストしたくなーい!!その前にテオと初体験したかったぁああああ!」

「もう、おまえはしゃべるなーーー!!」

 

暴走する一刀とムラムラしてる部下たちに、スモーキーは連続してツッコミを入れた。その傍ら、アスナだけ彼らの会話についていけず、置いてけぼりで立っていた。

 

「ぜぇぜぇ…、安心しろ。おまえを罪科は違法な人体実験と核武装所持だ」

「なんだそっちか」

 

 発狂するように後悔をしていた一刀は、ツッコミで息を荒くしたスモーキーの言葉にケロッと態度を変えた。

 

「否定はしねぇのかよ…」

「別に…戦争とかで四肢や障害を受けたやつに義肢とか肉体改造とかしたから、人体実験とか呼ばれても仕方ないし~。あと、俺は核主義者なので核武装については胸を張れるのだ。えっへん!」

 

 人体実験については多少あやまりがあるが、帝国の技術部に義肢の技術や怪人組織の肉体改造並の技術を教え、怪我した傭兵や国民に医療としておこなったのは事実である。もちろん改造などについては本人らの承認を得ている。そのため、帝国には対象なりにサイボーグまがいな人や亜人が歩くようになった。

 核武装主義については実家の家業が原因であり、前は非核主義であったが、傭兵であった祖父の影響で緑の巫女並みの主義になってしまった。また、祖父の友達が死の商人で、たびたび武器を売りつけていた。修行時代にはプーなんちゃらという外人が、核弾頭を売りに来て、祖父は入らなくなった国籍で買い、核弾頭は実家の地下には保存されている。しかし、保存しても使わないと勿体無いという理由で祖父が孫の一刀に大量の核弾頭を譲ったのこと。もっとも、置き場所で邪魔だったための押し付けであるが。

 

「だめだこいつ。あの馬鹿共とおなじ人種だ」

 

 同等としてる一刀にスモーキーは頭が痛くなった。なにせ、一刀の性格は数時間まえ会った紅い翼と同じ、いや、それ以上非常識であった。

 

「はぁ~調子狂いすぎて、いろいろ面倒臭さくなった…。もう上の命令関係ねーっ。テメェーみてぇーな危険人物は俺が絶対捕まえる!」

「俺を捕まえる?はっははあ、やれるのか、悪徳顔の軍人さん?」

 

 一刀が笑った瞬間、目の前に黒曜石のような黒い拳があった。

 

「っ!?」

「フンっ!」

 

 数メートル離れていたはずのスモーキーが、一瞬で一刀の懐に入ると拳で振って、一刀の顔面を殴った。

 

「ぐっへ」

「カズトっ!?」

 

 殴られた衝撃で後方へ飛ばされた一刀。顔面を守っていたシルバースキンがバラバラと地面に散らばった。

 アスナが叫ぶが、一刀は体勢を立て直す。

 スモーキーは下半身を煙化して、ロケットのように低飛行で突っ込んでいくる。

 

「ちっ、コール!白狼!赤獅子!」

 

 両手に大型キャノン砲『白狼』と『赤獅子』を転送させ、銃口をスモーキーに向けた。

 

「ドッカーン、ってね!」

 

 銃口からエネルギーの塊が飛び出し、スモーキーに当たるが、煙の様に、むしろ煙となって、部下たちの前で煙から人に戻った。

 

「た、隊長!援護を…」

「いらん。おまえたちはそこにいるチビを保護しろ。そいつが黄昏の姫巫女だ」

 

 心配する部下たちに命令し、ただ呆然と一人立っているアスナに指を刺した。

 アスナはなにが起きているのか状況がわからなかった、このままだと彼らに捕まることを知り、武器を仕舞い急いで一刀の元へ走るが、行く前に囲まれてしまう。一刀もアスナを助けに行きたいが、スモーキーの猛攻に、行くことができない。

 

「武装錬金!絶影!!」

 

 スモーキーの隙を突いて、アルター能力で生み出された自立稼動型の形をした自律人形(むろん銅色)を創造し、のっぺらぼうな顔した絶影の顔が半分開かれ素顔を半分さらすと、すぐさまジャンプして、アスナの前へ着地した。まるでアスナを護るかのように立ち、左に瞳で囲んでいる奴らを見つめいる。

 

「なんだこいつ!?」

「両腕を縛った人形?」

 

 スモーキーの部下たちは首を傾げた瞬間、絶影の首にある二本のベルトが鞭のように動き、彼らをシバキ倒した。

 

『ぎゃっぁあああああああああ!?!?』

 

 彼らは反撃もできず、鞭傷をつけながら地面に倒れ伏した。

 

「あ…ありがとう…」

「・・・・・・・・・・・・(こくり)」

 

 アスナが感謝すると絶影がうなずく。オリジナルとちがいある程度の意思が備わっているのだ。

 

「あれが、千の武器といわれる武器の一つか…」

「残念ながら、アスナには塵一つ触れさせない」

「なら、お前を捕まえて餓鬼は回収させてもらう!」

 

 スモーキーが一刀の顔面を殴りかける。一刀は紙一重でよけるが、腹に丸太で突かれたような重い膝蹴りを受ける。その衝撃とともにメタルかされていたシルバースキンが砕け散り、メタルチップが地面に落ちる。

 

「ぐぅう!?」

「その防御服がどれほど強度があろうが、万能であろうが、あらゆる異能を無効化する覇気の前にはみな皆無だ!」

 

 またもや殴りにかかるスモーキーに一刀は横に飛んで回避する。一刀はあまり攻撃を効いてない様子がだ、内面では確実にダメージが溜まっており、シルバースキンの腹の部分には丸く大きな穴が空いていた。高速自己修復しようとするが修復スピードがいつもより遅かった。

 科学サイドである武装錬金であるが、本質は異質なモノ。そのため、覇気のまえでは無効化されてしまうのであった。

 

「覚悟しろ。その服を引っぺがして、隠してる顔を拝んでやるよ」

「いやーん、すけべな准将さん♪――うっわ!?」

 

 おちょくるが、スモーキーは無言で一刀を殴り続ける。

 スモーキーの拳は一刀によって裁かれていくが、拳がシルバースキンに触れるたびに、シルバースキンのチップが剥がされていく。

 

「くっそー。やっぱり武装色の覇気を纏った拳は防げないか!?」

 

 愚痴を言いながら、カウンターでスモーキーの胴体を殴るが、胴体は煙となって拳を透き通した。

 

「いいカウンターだったな…っ!」

 

 スモーキーが一刀を殴り飛ばすが、一刀は腕を十字にして防御して耐え、立っていた。

 

「ほらどうした?もうしめーか?」

「…それが、連合が開発した人外化の成果か」

「っ!?」

 

 一刀の言葉に、スモーキーの顔が微動した。

 

「ほぉー知っていたのか…?」

「連合の基地の際、ハッキングしてな…。悪の魔法使い、通称福音の闇を生み出す原因でもある、人を真祖の吸血に変える秘術にして禁術。それをルーツに人の肉体を別の存在へ変える秘術を生み出した悪魔の技術。そして、悪魔の技術で生まれ変わった人のことを悪魔の能力者と呼んだ…」

「あぁ、そうだ。俺も軍の実験で力を得た悪魔の能力者。煙を操り、体を煙へと変えることができる煙人間だ」

 

 堂々と説明するスモーキー。おそらく自分と同等に戦う一刀への敬意なのだろう。 

 もっとも、一刀にとってはそこまで能力がオリジナルと同じだという事実に内心うんざりしていた。なにせ、面倒な能力者相手だと、苦戦するのあたりまえなのに、そばにはアスナがいるため自由の能力と技が使えないからだ。

 

「人のこと棚に上げといて、あんたらも人体実験してどうよ?正義の魔法使いがはずかしくねーのか?」

「そんなもん上の連中とイカれた技術者にいいな!」

 

 お互い動くが、一刀のほうが早かった。一刀はさっきとは逆に攻めにはいり、腕を振り抜く。

 

「無駄だ。俺の体躯は煙。物理攻撃はきかねー――ぐっは!?」

 

 煙化をしようとしたが、振り抜いた腕は、スモーキーの本来の肉体の腹の溝に突き刺さると、スモーキーはくの字に曲がり、血を吐く。

 煙化で物理攻撃が皆無となったため、ひさしぶりの傷みに困惑し、腹を抑えて数歩後ろに下がる。

 突き出されていた一刀の拳は鉄のように黒かった

 

「でも、あらゆる異能を無効化する覇気なら効くだろう?」

「…なんだ、おまえも覇気つかえるのか…。こりゃーきびしー戦いになるな」

「そのわりには、極悪顔で笑ってるぞ?」

「フンっ、ほざいてろ、悪鬼が!」

 

 すこしおもしろいと思ってしまったスモーキーは痛みを振り払い、一刀に殴りかかる。一刀もそれに拳で応戦するがお互一歩も譲らない。

 

「(殴り合いなら体格的にこっちらが有利だと思ったがこいつ俺の拳を平然と受け流してるうえに打ち返してやがる…。しかも、お互い覇気使いで異能の防御は無効。このまま接近戦はギリ貧になるなぁ。能力のリーチを生かしてここは一度、中距離戦でいくかっ)」

 

 下半身と煙化して、一刀から離れた。

 

「ホワイト・ブロー!」

 

 片腕を煙にし、ロケットパンチのように拳を飛ばす。もちろん、拳は武装色で

 しかし、一刀は避ける。

 

「逃がさん、ホワイトスネーク!」

「サイコキネシス(念動)!テレポート!」

 

 飛ばした腕は蛇のような動きをして、一刀を捕らえようとするが、一刀は消え、上空へ移転した。

 

「上か!ホワイト・バイン(白蔓)!!」

 

 肉体を白い蔓のような煙となり、一刀の近くまで上昇、上半身を肉体化させた。

 

「俺から逃げれねーぞ!千の武器ぃぃいいい!!」

「……ここなら、アスナの心配はしなくていいよな」

 

 スモーキーの拳を振るうが、その瞬間、一刀は炎となって霧散した。

 

「火…だと…?」

 

 スモーキーが驚くと背後に肩などで火炎と火花と散らかす一刀が宙に浮かんでいた。

 気配を感じ振り向くと、一刀が手のひらを突き出す。

 

「第四波動っ」

「ぐっ!?」

 

 極太の熱線が放たれるがスモーキーは煙化して回避し、もう一度上半身を肉体化させ、空中に浮遊する。

 一刀の横には炎を纏、熱量を帯びた焼夷弾が浮かんでいた。

 

「武装錬金の一つブレイズオブグローリー。半径250m、瞬間最大火力は5100℃の火炎を発生させるほか、所有者の肉体を火炎と同化させ、肉体を火に変え、炎を自由に操る特殊焼夷弾だ。無論、火炎と同化中は物理攻撃は無効。これで、おまえと俺とのアドバンテンションは一緒だ」

 

 火炎を操るブレイズオブグローリーと熱エネルギーを吸収する第四波動。この二つは相性は抜群で、空中でも熱エネルギーを供給でき、熱エネルギー吸収により肉体の耐熱よりオーバーレベル火炎をあやつれることができる。つまり、まわりに熱エネルギーがなくても連続で第四波動が打ち放題ということだ。よって卑怯な組み合わせある。また、空中なら火炎を操るときの熱量と熱エネルギーを吸収するさい二次被害でアスナを巻き込む心配がないため、大技の使用が可能だ。

 

「おもしれー。俺の煙とテメェーの炎。どっちがつえぇーか勝負しようじゃねーかっ!」

「なら、こちらもそれなりに答えてやる!第四波動・機関銃(ガトリングガン)!」

 

 第四波動の応用技で、ガトリングガンのように熱線を細く多く打ち出した。

 

「ホワイトランチャー」

 

 スモーキーは下半身を噴射剤にして、熱線を避けながら一刀に向かって特攻する。

 

「ブレイズオブグローリー、チャージ!」

 

 エネルギーが切れ、ブレイズオブグローリーは一刀に熱エネルギーを供給するため火炎を放出し、一刀は火炎包みむと、ブレイズオブグローリーの火炎の熱を吸収する。

 

「ホワイト・アウトっ!」

「拡散・第四波動っ!」

 

 

 両手を煙にし、一刀を捕まえようとするが、拡散された第四波動でスモーキーの体ごと煙を消し飛ばした。

 地上のほうでは「隊長!」と無事であった部下たちが叫ぶが、第四波動を止めた瞬間、一刀の目の前で消し飛ばしたはずのスモーキーが出現する。

 一刀とスモーキーは数秒にらみ合ったが、刹那に、互いに拳を振り抜いた。

 

「ホワイト・ブロォォオオ!!」

「零撃・第四波動・バンカーァアアアア!!」

 

 ゼロ距離の拳と拳のぶつかり合い。

 方や白い煙が肘から噴射され推進剤となり、ロケットのようにまっすぐ突き進む黒鉄の拳。

 方や真紅の火炎が肘から噴射され推進剤となり、ミサイルのようにまっすぐ突き進む黒鉄の拳。

 拳と拳の間に火花が散らし、両者の背後はまるで山のように漂う大雲とすべてを燃やそうとする大火がぶつかり合ってるように見える。その光景に地上にいるアスナとスモーキーの部下たちは息を呑んだ。

 

 

 

だが、

 

 

「ご近所迷惑ぅうううう!!」

 

 突如の第三者が上空から飛び出して、大鎚で二人をフルスイングで二人の勝負を強制終了させた。

 

「あっべし!?」

「ぐっほ!?」

 

 大鎚で叩かれた、一刀とスモーキーは墜落する形で地面に激突した。

 

「カズト!?」

『隊長ぉおおおお!?!?』

 

 アスナは一刀を、部下たちはスモーキーに駆け寄った。ちなみに絶影は一刀の集中が切れたため核金に戻っていた。

 そして、割り込んできた第三者ことリズベットがスタッと、墜落した一刀の近くできれいに着地した。

 

「まったく、いい年こいて、熱血バトルしちゃってさー。こっちとはらあんたたちのせいで、ビームが飛んできてたいへんだったのよ!基地近くはもう穴だらけよ!もうちょっと回り気をくばってよね!」

「気配る前におまえは空気読め。なんかめちゃくちゃいい雰囲気だったのに、おまえのせいで壊れたじゃねーか。なに、おまえKYなの?一年くらい前は空気が読める女だったに、年取って空気読めなくなったのか?」

 

 すると、空からナギが杖に乗りながら降りてきた。どうやら、空から一刀たちを探していたらしく、リズベットはナギの杖に便乗して一緒に飛んでいたのだろう。そして、空を飛んでいると、当方から見覚えのあるビームが飛来してきた。それは。スモーキーがかわした一刀の第四波動・機関銃であった。ナギはなんとかビームの嵐を避けた(リズベットは混乱しながら振り落ちないようにナギにしがみ付いていた)。そして、当方に一刀がいると考え飛んでいくと、案の定、炎人化した一刀がおり、スモーキーと戦っていた。ナギはここで割り込むと、空気を読んで後から登場するか悩んだが、リズベットがさきほどのビームが一刀たちが原因だとわかり、逆切れして空気を読まないで一刀たちを叩き落したのだ。

 なんとも命知らずの少女のことか。

 

「馬鹿ナギは黙って!そもそもあんたら迷うから、こんなはた面倒なことになってるのよ!反省しろ馬鹿!」

「俺のせいかよ!?かってについてきたくせに何様だよおまえ!?あと、馬鹿とは何だ馬鹿とわ!」

 

 ナギにまで逆切れをするリズベットに、ナギもキレる。

 まるで中学生の喧嘩をする二人にアスナは呆れていると、ナギたちの怒鳴り声で一刀が地面から起き上がるとなにごともなかったように二人に間に入る。

 

「まぁまぁ、痴話喧嘩はそれぐらいにしてくれない…?」

「わっ!?なにこの不審者みたいの!?」

「オイオイ、その不審者を知らないで問答無用でハンマーで叩いたのかよおまえは…?…わりーなブレイド。俺のダチのせいで真剣勝負中に水刺しちゃって」

「別にかまわないよ…」

「カズト…大丈夫?」

 

 アスナが心配して近寄ると一刀はアスナの頭を撫で「なんとかねぇ…」と呟く。

 すると、ナギとリズがシルバースキン・アナザーを着たアスナに気づく。

 

「なに、このちっさいの?不審者二号?」

「うん?もしかしてオメー姫子ちゃんか?」

「ナギ…おひさ…」

 

 返事をすると、ナギはひさしぶりに友人にあったように笑顔になった。

 

「ひさぶりだな~!つーかなんで、ブレイドと似た服着てんだ?それもブレイドに誘拐されやがって。はっ、もしや、おまえキョウスケと同じ理由で姫子ちゃんにいやらし~ことを…」

「はっははは、安心しろナギ。その点についてはテオで発散してるので、無問題♪」

「そのテオが誰か知らねぇけど、やばいことにはかわりねーと思うぞ」

「…やっぱり?」

 

 実年齢以前に相手とプレイでもはや豚箱に入れれてもおかしくないのはあきらかであった。

 と、一刀とナギが男同士の会話をしてる間、リズベットはアスナを見つめていた。

 

「この子がナギが気にしていた姫子ちゃんねぇー」

「??」

 

 恋敵のように睨むリズベットにアスナが首をかしげると、アスナの顔を拝めようとかかぶっていた帽子を取った。

 

「こんな変な服を着た子がどこがいいのかし…ら……」

 

 アスナの素顔をさらした瞬間、リズの思考と体が停止した。

 そのことに一刀とナギが不思議に思う。アスナもまたリズベットの態度に?マークを浮かべ首をかしげると…

 

「うにゅ…?」

 

 ズッキューン!!

 

 かわいいしぐさをするアスナにリズベットのハートがブレイクされた。

 

「・・・・・・・・・・・・か」

「「か?」」

「かわぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」

「むゅっぎゅ!?」

 

 リズベットは発狂したかのように叫びなら、アスナを抱きしめた。

 

「なんなのこの子!?滅茶苦茶かわいー!!オッドアイで髪がつるつるで肌真っ白、まるで人形みたい~!かわいすぎる~!」

「り、リズが壊れやがった…(驚)」

「!?!?(ジタバタ)」

「えぇーと、リズベットさんでしたって?アスナがかわいいのは俺も理解できますが、いい加減アスナを離してくれません?アスナがあなたの胸に埋められて苦しがってるんで…。台詞の中に抵抗する擬音語まで聞こえるのでいったん正気に戻ってくれません?ねぇ?主人公からのおねがい」

 

 顔がトロけ、鼻から愛を吹きだすリズベットに、ナギと一刀はどうすればいいのかわからず困惑した。

 

「てめぇぇら、なに俺を無視してコントやってんだ?あぁ?」

 

そのとき、ドスのきいた声が聞こえた。リズは正気を取り戻し、胸からアスナの顔が飛び出す。ナギと一刀が声をするほうを振り向くと、一刀と同じく墜落したスモーキーがいた。どうやら彼も無事だったらしく、そばには彼の部下たちもいた。

 

「おい、そこのピンクの餓鬼。テメェーさっき何した?」

「何って?ただ、ハンマーでフルスイングしただけよ?」

「嘘付けっ。覇気を纏ってならともかく、さっきの攻撃には覇気がなかった。それなのに物理無効状態の俺を叩き落とした。そんな芸当、俺とおなじ能力者か、無効化の術を使う奴しかいねーよ!もう一回聞くぞ。てめぇーは何をしたんだ?」

 

 睨みながらリズベットに聞く。ナギとアスナはなんのことかわらかずにいるが、一刀だけはスモーキー同様にそのことに気になっていた。

 火炎同化中の自分を大鎚で殴りつけるなど、覇気か無効化能力がなければできないのだ。この世界にリズがいたことも驚いたが、彼女から覇気や特殊な気も感じられない。なら、どうやって…と不思議に考えると、ふと、彼女が持ってる大鎚に目に付いた。

 まるで芋虫のような丸みを帯びたズングリとした形に土のような茶色い金属。そして両脇に緑の宝玉が装飾された大槌であった。

 

「そんなこと聞かれてもねぇー。…わたしはただの流浪の鍛冶職人のリズベットなんだけど…?」

 

 そう、呟いて、頭を指で掻くと、部下の一人が彼女の名前に反応した。

 

「隊長!俺、あの女のこと知っています!あの女は戦場で有名な破壊魔の大槌魔人・リズベットです!?」

「大槌魔人・リズベット…?たしか、戦場で武器の修理を依頼したらその武器を大槌で壊し、さらに激動した依頼人を大槌で半殺しで返り討ちにし、半殺しにした依頼人にむりやり自分が作った武器を高く売りつける悪徳商売の無法者だったな…」

「…おまえそんなことしてたんかよ。故郷の親が聞いたら泣くぞ」

「た、たまたま修理中に壊れただけよ。それに、怒った客が乱暴するかしかたなく抵抗しただけで…ちゃんと弁償代としてあたしのお手製の武器を新調したあげただけなのよ!抵抗も自己防衛なの!」

「…その修理するはず武器。もしかして自分は作れないから、嫉妬してワザと壊したんじゃないのか?」

「ギック!?なななんなんのことでしょうか!?ワタシニハナンノコトナノカサッパリワカリマセン!?!?」

 

 と、言いながら、おもいっきり目が泳いでいたリズベット。ナギは目を細め見つめ、アスナはリズのホールドから抜け出そうと四肢を動かし、一刀は「別世界でも、リズはリズだな~…」と呟き、懐かしむように呆れた。

 

「ちっ、面倒臭い。こうなればっ、任務妨害でおまえら全員逮捕してやる!」

「なんで俺まで!?」

 

 またもや忘れらたスモーキーがヤケクソになった。

 もっとも、なにもやってないナギにはいい迷惑である。

 

「行くぞ野郎ども!」

『サー・イエッサッ!』

 

 スモーキーの部下たちはアスナの保護を失敗しため汚名返上の勢いで、一刀たちに襲い掛かろうとする。

 そのとき、

 

「邪魔よ!」

 

 ダッダッダッダッダッダッダッダッダダダダダダ!!!

 

 どこからともかく、機関銃の弾丸が飛んできて、部下たちに当たった。

 

『ぎゃぁああああああああ!!またしても、出オチで終わったぁああああああ!!!』

 

 突如の弾幕にスモーキーと部下たちが驚くと、一刀たちの耳に車のエンジン音が聞こえると、基地のある方角から一台の軍事車走ってきた。

 

「主!遅れながら、あなたの忍びがもどってきましたぁあああ!!」

「鈴っ!?」

 

 車を運転していたのは主従契約をした内川鈴であった。鈴は席にたってハンドルを足で操作し、両手に持った機関銃で一刀の周りにいたモノたちに威嚇射撃した。

 

「あぶねぇーリズ!」

「うわわわ!?」

 

 ナギがリズベットを肩をひぱって、当たりそうな銃弾から回避させると、その拍子にアスナを手放した。

 アスナは急いで一刀の元に駆け寄ると、鈴は一刀とナギの間に停車した。

 

「乗ってください」

「わかった。いくよ、アスナ」

「うん…」

 

 一刀とアスナが車に乗り込んだ。

 

「姫子ちゃん!?ちょっブレイドまってよ!」

 

 ナギが止めようとするが、鈴がまたも威嚇射撃でナギの足元を撃った。

 

「わっぁわっわ!?」

 

 驚いてる間に、鈴は車を出して基地から離れていく。

 

 

 

 

「ところで、鈴。この車どうした?」

「基地に捨てられていたので拝借をしました」

「つまり盗んだんだな?」

「悪いですか?」

「よくやったと言いたいけど、ドロボーは悪いことだ。今夜、俺の部屋に来い。みっちり説教だ」

「やったー♪夜戦だ~♪」

 

 と、夜の説教に喜ぶ鈴。たぶん、彼女の脳には説教という名の夜の大運動会と変換されているのだろう。

 一刀はそこまで考えてないが、がんばったごほうびはあげる気でいたので、今夜はラブ臭が漂うのはまちがいない。

 

「ねぇーカズト…これ…何?」

「ううぅぅ…わたしのファンが…返して~…返して~…うぅぅ・・・・」

 

 シートベルトを締めて席に座ってるアスナの横でうづきがうなされながら寝ていた。

 

「うずきの奴。こっぴどく、やられたなぁー」

「そりゃーあんなやり方で奥義を攻略されればねぇー…」

 

 ことの原因は数時間前に遡る。

 

 

 

 

 

 

 連合軍の基地にて、ほとんどの人を自分のファンにしたうづきことナカちゃん。

 ステージ召還による支配領域で、紅い翼をファンにしようと、歌っていた。

 ところが、突如、曲が自分の違うものに変わってしまった。

 

『なに!?なにが起きたの!?』

 

 突然の事態に驚くナカちゃん。自分が支配する領域のはずなのに、意思とは別に曲が変わってしまうのはありえない。さらに、ステージに変化があった。

 応援してきたファンたちが、別の光る棒を振って、その曲に合わせて応援したのだ。むろん、応援しているのはナカちゃんではなかった。

 

『そんな…私のファンが…』

 

 ナカちゃんはこのとき気づいた。誰かが自分のコンサートをのっとり、ファンとステージと曲を乗っ取ったのだと。

 

『誰なの!?誰がわたしのファンを!?わたしのコンサートを奪ったのは誰なの!?

『それは私(あたし)たちよ』

 

 ステージの奥から、ツンデレボイスとけいおんでリードギター担当している声とステージを歩く足音が聞こえた。

 ナカちゃんが後ろを振り向くとそこには…

 

『ここからさきは!』

『わたしたちのステージにゃん!』

 

 シャナとあずにゃん――ではなく、セーラー服でコートを纏ったシャナのコスプレをした遮那と、猫耳でギターをもったの中村梓のコスプレをしたリーファだった。

 シャナちゃんとあずにゃんのクロスオーバーなタッグに、観客のファンたちは一斉に声をあげて喜ぶ

 そして、二人の歌と踊りにコンサートは熱狂を浴び、ナカちゃんのステージを完全に自分たちのステージに変えたのだ。もちろん、ナカちゃんもファンとステージを取り返そうと抵抗をするが、ツンデレにけおんというツートップのジャンルにあっけなく轟沈した。

 まさに、弱肉強食のアイドルで革命がおきたのだ。

 これを後にシャナちゃんとあずにゃんをプロディースしたキョウスケプロディーサーはこう語った。

 

『やはり、ツンデレボイスとあずにゃんを嫌う人はいないのは決定的あきらか(断言)』、と…

 

 なお、詠春と鈴の話によれば、最初はリーファと(とくに)遮那は渋っていたが、歌うとノリが変わるタイプらしく、キョウスケのアドバイスと個人のアドリブでトップアイドル並にやってのけたというのだ。

 そんなアイドルとしての才能をもちステージの上で輝く二人に、詠春と鈴はただ生暖かい目で見守った。

 

 

 

 

 

 

 

「さすがはキョウスケ。俺の思った道理、うづきの有頂天を止めてくれたか。演習は勝つより負けのほうが経験値が多くもらえるのはあきらか。うずちを一度落とすことでさらにアイドルとして成長するこができる。いや~敗北は勝利よりおいしいものだな~♪」

「隊長って、ときどき鬼畜ですね」

「鬼畜でも鬼だ。アイドルのためなら鬼になるさ。けど…釘○ボイスとあずにゃんのコンサートかぁ…くっ、俺も生で見たかった…」

「何言ってるのかわからないけど、メタです」

 

 マジで落ち込む一刀に鈴がツッコミを入れた。

 そんなとき、

 

「まちやがれーごりゃぁああああ!!」

「リズ降りろ!重量オーバーだ!」

「あたしはそんなに重くないわよ!!」

 

 軍の車に乗ったスモーキーとその部下たちが追いかけてきた。とくにスモーキーは怖い顔で叫んでいる。

 また、その横には杖の上に乗って低飛行で飛んでいるナギと、ナギの杖にまたもや便乗してるリズも一刀たちの後を追っていた。

 

「よし、来たな。このまま目的地まで連れて行くぞ」

「了解!」

 

 アクセルを深く踏み、スピードを上げる。

 そして、前方に深い谷が見えると、一刀たちは谷の前で走り、降りそうなほどギリギリのところで停車した。

 スモーキーたちとナギたちは一刀たちの車を包囲いして停車する。

 

「おいつめたぞ、千の武器!観念したお縄につけやがれ!」

「姫子ちゃん!なんでブレイドと一緒にいるのかわからねーけど、あぶねーから紅い翼の所に来い!キョウスケについては俺が止めてやるさかい安心しろ!うんで、ブレイドは俺とタイマンしろー!」

「アスナちゃぁあああん!一緒にかわいい服買いに行こうぉおお!!!」

 

 スモーキーはメガホンで叫びながら自首を進めるというより脅迫し、ナギはアスナが紅い翼に入れようと考えると同時に一刀に勝負を申し込む。なお、リズにいたってはまだ正気が戻っておらず、目がいっちゃってた(むろん、彼女の目をみてアスナがおびえたことか一刀と鈴以外いない)。

 完全に包囲され後がない一刀。しかし、絶望的であるのにもかかわらず、彼は微笑んでいた。なぜなら、連合軍をここまで誘導することが彼の計画の内であった。

 

「ナギならともかく、あんたもしつこい男だよ須々木さん」

「須々木じゃない。スモーキーだ!テメェはもう魔法国のお偉いさんたちに悪の魔法使いとして認定されている。つまり、賞金首だ。テメェーが帝国の第三姫の婚約者だろうが騎士だろうがもう関係ない。テメェーは一生、逃げる選択と逮捕される選択しかねーんだ。ここで俺に捕まって牢屋で人生を送るほうが良い選択だぞ」

「選択ね…。スモヤンは上層部と仲良しか?」

「スモヤンじゃなくってスモーキーだ。たしかに上層部とかつながりがあるが、仲良くねーよ。それがどうした?」

「俺の人生の選択を決めてる上層部に伝言を頼んでくれない?」

「伝言だと?」

「そう♪」

 

 一刀は笑顔でスモーキーたちに言う。

 

「――【俺を舐めるな屑人形共】」

 

 

 殺意に満ちた低声。まるで心臓にナイフが突き刺さったような鋭く、そして重い言葉がスモーキーとナギたちの耳に届く。

 

「【頭空っぽの無能が正義という名で戦争などするなどくだらん。正義さえあれば戦争に勝てると思ってるのか?正義ならなにやってもいいのか?正義の者は神か?笑えるな。悪は正義に勝てないのが貴様らの常識なら、悪に負けたどうする?その時点で貴様らは正義じゃないと立証されるだけだ。トラの背を借りる狐だったことになる。口先だけのペテン師(魔法使い)になる。それでも俺を悪と決め付けてどうぞ勝手に。俺は否定しない。トラという正義で俺という悪を噛み砕いてみろ。俺の喉元を、俺の心臓を、俺の大切なものを奪ってみろ。俺は逃げも隠れもしない。真正面で相手になってやる。だから貴様らも覚悟しろ。俺の命を奪うなら貴様らの命を奪い、俺の信念を汚すなら貴様らの信念を犯し、俺の大切なモノに手を触れるなら貴様らの大切なものを壊す。なぜなら俺という悪は正義とのトラを食らい、命乞いをするモノを笑い、死体をもて遊ぶ外道のケダモノだ。貴様らの命を、国を、大切な者を、貴様たちすべてを笑顔で壊してやるよ】」

 

 先ほどまで陽気な態度と180℃変わり、狂ったように壊れた機械みたく冷たい表情。そして、にやりと口元をあげて歪んだように微笑んだ。その瞳に光がなく、殺意がにじみ出てきた。その殺意の一刀の急激な変化に、スモーキーは冷や汗をたらし、ナギは戸惑った。すると、ナギの肩にリズが身を寄せて一刀の殺意におびえて震えていた。スモーキーの部下たちも殺意におびえ、なかには気絶するものまでいた。

 そのとき、急に暗いなりはじめ、一人の部下が上空で巨大なあるものを見つけた。

 

「隊長!上!?」

「…オイオイ、なんでこんな辺鄙の場所にやつらが…」

 

 それは宇宙船と思えてしまうほど、巨大な空中戦艦。それも一隻だけではない。かるく千以上が空に滞在していた。

 そのとき、一刀たちの背後、つまり底から何かが飛び出し、一刀たちの前に姿を表した。

 

「おいおい、キャプテンに言われて、来て見れば、紅い翼の千の呪文の男がいるじゃねーか!?」

「ラッキー♪あいつを殺れば一気に有名人だ♪」

「げへへへ、あのピンクの髪の女、肉やわらかそうだなぁ~」

 

 豚のようなものや、サルのようなもの、または昆虫のようなさまざまな姿をした異形なものたちが数十体以上。その手には使い古された刀剣や鈍器などの獲物から最新モデルの重火器を握っていた。

 帝国には人とはちがう亜人が多い存在するが、彼らの中にはなにやら悪質な雰囲気がある異形もいた。

 おそらく、悪魔か妖魔の類だろう。

 

「なに、あの船…それにこの亜人たちなんなの!?」

「ふれあい動物園の出張サービスじゃねーことはたしかだぜ。オイ、スモール!こいつは何者なんだ?」

「スモールじゃなくスモーキーだ。こいつらは、旧世界、魔法世界の闇で暗躍する最凶最悪の海賊!八宝菜!最近じゃー麻薬の販売と連合に襲撃をしてる連中だ!…もしやテメェー!海賊と手を組んだのか!」

「くっくく、正義の下には悪があり、光あるところ影あり。こいつらもまた、貴様らの正義の光で生まれた子供だ。それも正義に迫害された我が子。おかげで事がうまくいきそうだ。貴様らの上司部の首と国と正義を手土産にな」

 

 そのとき、ナギがリズを振り払って、一刀に向かって走ってきた。

 

「ブレイドぉおおおお!!」

 

 飛び掛り一刀を殴りかかるも、一刀が張った車ごと取り囲む四方形の結界によって拳が届かなかった。

 

「いったはずだ。貴様らのすべてを笑って壊すって。この空っぽの戦争をする世界を…!」

 

 すると、谷底から一隻の戦艦が上昇し、一刀たちの上から大勢の海賊たちが降りてきた。

 

「やっほーー!」

「連合の人間は皆殺しだー!!」

「殺せ殺せ!」

 

 亜人、悪魔、妖魔、悪人の海賊たちはスモーキーたち連合軍にむかって襲いかかる。

 

「舐めるな悪党が!テメェーら!!海賊どもに俺たちの底力をみせつけてやれっ!!」

『イエッサ!!』

 

 スモーキーはすかさず部隊を指揮し、応戦する。リズも状況が状況なので海賊たちに大鎚を振るった。

 剣と刃、鈍器などの獲物が火花を散らし、相手の命を奪い、弾丸や魔法が飛び交う。

 彼らの絶叫と悲鳴が青い空の下で木霊をしていた。

 

 

 

 

 

 上空で浮遊する千ほどの戦艦。その母船ので地上の戦いを見下ろしている者たちがいた。

 その一人が、艦これの木曽改二に似た女性、キソ・K・アロナクス。世界で最悪最凶の大海賊・八宝菜のキャプテンである。

 

「なぁ、神通。俺たちはあんたらの大将と手を組んだことを連合のやつらに宣言するためわざわざ来たのになんで紅い翼の千の呪文の男と連合の白猟がいるんだ?…神通?」

 

 キソが横を振り向くと、そこには艦これの神通改二に似た、うづきと鈴の義理の妹の神通ミオが手摺に手をつけてしゃがみ、暗く湿ったオーラを背負っていた。

 

「しくしく…なんでわたしだけ遅れて登場なの…?隊長と一緒に登場したかったのに…おねいさまだけずるい…(涙)」

 

 どうやら、義理の姉たちと違い出番が少なかったことに悲しんでいたようだ。

 

「おーい、聞いてるのか神通?聞こえてますかー?」

「えっ?えぇ聞こえてます。たしか、どうやったら、おねいさまたちの人気を奪うかでしたよね?」

「そっちじゃねーよ!なにサラッと怖いこと言ってんだ!?なにこいつ!誰がこんな奴を交渉によこしたんだ!カズトだよな?カズトしかいーねよな、オイ!!」

 

 さらりとボケる(もしか本気で考えている)ミオに、キソが叫ぶようにツッコミをいれた。

 そんな彼女をよそに、ミオは態度を変えて冷徹に答えた。

 

「あれらについては問題ないと思います。所詮は隊長が余計なものを連れてきた雑魚ですぎません。すぐにかたがつくでしょう」

 

 

 

 

 

 地上ではさらに殺伐となり、地面は紅い血で濡れ、死体が寝転がっていた。

 その中でナギが魔法で一刀に攻撃するが一刀の結界によってすべて霧散してしまう。

 

「テメェ、リーファが良い奴だっていってたのに、滅茶苦茶あぶねー奴じゃねーか!幻滅したぞ俺!!」

「初対面で相手のすべてがわかれば、世界にいざこさなんて起きないよ!もしできたらいまごろ夫婦喧嘩で嫁が浮気した夫を一方的に締めてる世界だ」

「それはそれで、怖えぇー世界だな!」

「ナギ後ろ!」

 

 リズが叫ぶと、ナギの背後から海賊たちが飛び掛ってきた。

 

「千の呪文の男の首はもらったー!」

「討ち取れば有名人ぃいいん!」

「ひゃっはほー!殺して女を寝取りってやるぜー!」

 

 血のついた刀剣を振る下ろそうとする。

 だが、

 

「どけ…」

 

 低い声で呟いた瞬間、ナギの身体から膨大な魔力が溢れると魔力は雷へと変換された。

 その電圧は約五十億ボルトにも達した。

 

「こっちは虫の居所が悪いんだぁああ!!」

 

 叫び声とともに雷を放電し、襲い掛かった海賊を丸焦げにした。

 

「「「ぎゃぁあああああああああああああああああああああああああああ!?!?」」」

 

 電流は周りにいた海賊を巻き込み、全員、真っ黒焦げ。リズとスモーキーとその部下たちはとっさに避けたため無事であった。

 しかし、その隙に、一刀とアスナ、鈴と鈴に背負われたうづちたちが、谷底から現れた一隻の小型船に乗り込み、船は上空へ上昇していた。

 

「スモーキー。伝言の最後はこうだ【貴様らが生き残る選択は二つ。帝国と協定を結んで戦争をやめるか。俺が貴様らの滅ぼすかだ】よーく伝えてくれよ」

「伝えたいなら、俺に捕まって上司の前で自分の口から言え!俺はメッセンジャーじゃねぇっ!!」

 

 最後の最後でおちょくるように挑発する一刀にスモーキーが怒鳴った。

 

「まちやがれ、ブレイド!せめて姫子ちゃんだけ置いてけ!!」

 

 そう叫ぶと、アスナが見下ろしながらナギに言う。

 

「ナギ…わたし…かz…ブレイドと一緒に行きたい…だから、ナギと一緒にいられない…」

「姫子ちゃん…」

 

 アスナの言葉にナギは黙り込む。顔は服の襟で見えないが、声を聞いてアスナが一刀といたいことが伝わってきた。

 そして、アスナは最後に言葉をのこした。

 

「でも…また…会えるから…心配しないで…」

 

 その瞬間、襟で隠れていたアスナが顔がみえた。

 笑っていた。無表情でしか見たことがないアスナが微笑んでいた。最初にあったとき結局は自分に見せてくれなかった少女の笑み。このときナギは、自分では笑かすことができなかったアスナを笑顔にさせた一刀に、内心悔しがった。

 そして、一刀たちを乗せた小型船は母艦へと収納され、上空の戦艦はその場から移動し始めた。

 

「姫子ちゃん…ぐっアスナァァアアアアアア!!ブレイドォォオオオオオオオ!!」

 

 ナギの叫び声が空にむかって響く。心と頭の中で、不愉快で不明なモヤモヤを放出するかのように。

 

「ナギ…」

 

 そんな彼をリズが心配そうに見つめるが、周りには血に飢えた海賊たちが大勢いた。

 

「隊長、こちらはもう、もちません!」

「ちっ、おまえらは引き上げろ!殿は俺がする!」

「そんな!?隊長のこしていけません!」

 

 多勢無勢により追い詰められ、スモーキーは部下たちを逃がすために殿をするが、部下たちは反対した。

 

「逃がすかぁぁあああ!」

「全員生きて返すなぁぁあああ!」

 

 海賊たちも一人も逃さないつもりで、ナギに追い討ちをかけようとする。

 とくに、精神的にダメージを負ったナギに襲いかるが、

 

「星になれぇえええええええ!!」

 

 リズによって、大鎚で空へ吹き飛ばされ星になった。

 

「リズ…?」

「フラれているあんたと極悪顔の軍人たちに代わって、あたしがこいつらの始末をする。さがってなさい」

 

 男らしく宣言し、大鎚を振り回しながらカッコ付ける。が、彼女の腕は恐怖で震えていた。顔や胴体、手にはべっとりと敵の血がついている。大口を叩いているが中身は心が未熟な女の子だ。半年以上ナギを探して戦争を渡り歩いても、殺し合いの世界は怖いのだ。 

 それなのに、彼女は大鎚を振る。敵の肉を叩き潰す。そして、命を奪う。なぜなら、殺さないと自分が殺される。戦わないとナギを護れない。そのため、リズは大鎚を振るう。このような場所からナギを連れて故郷に帰るために、勇気を振り絞って戦う。

 そんな彼女にナギは一刀たちの事を考えるの止めた。リズに襲い掛かった海賊の顔面を飛び蹴りで蹴り飛ばし、リズのそばによった。

 

「フン…誰がフラれたんだぞ。俺は最強にしてモテモテのナギ・スプリングフィールドだぜ☆」

「モテモテねぇ…ほんと学園のときから自意識過剰な性格は変わってないわねぇ…ほっとしたわ」

 

 ナギとリズはお互い背中合わせになる。周りには海賊が円になるように囲んでいた。

 

「ナギ。少しの間、時間稼ぎ出来る?」

「なにするきだ?」

「こいつら全員、一発で吹き飛ばす。そのために詠唱と集中力が必要なの。その間、こいつら相手くれない?」

「…OK。大船に乗ったつもりでいろよ、お姫様!」

 

 そういって走り出し、海賊たちに突っ込むと至近距離から魔法を連発。リズに近寄らせないようにした。

 

「お姫様かぁ…悪くはないわね…フッフフ///」

 

 頬を赤くしたリズは期待に沿えるように、大鎚を棒のように振り回し、柄の先端を地面に突き刺した。

 

「さぁって、もうひとがんばりするわよ、相棒!」

 

 鈍器のほうで装飾された二つの緑の宝玉。それが輝きだすと、リズは唱える。

 

「海よ。大地よ。空よ。この世に回りしマナよ。我が聖なる大鎚に集え。我が命に従いて、我、守りしモノを守るため、我、聖なる大鎚に力を生み出す力を求めんとする!」

 

 リズが唱えるたび緑の宝玉が輝きを増す。世界中の魔力、生命力、そして意思が大鎚に集まってくる。

 

「叩け!叩け!叩け!マナを叩け聖鎚よ!我が聖鎚の三打ちの名の下、マナに形を与えろ!我、望む。護るための力!この世に顕現せよ!」

 

 大鎚を天に掲げる、ナギとスモーキーたちはなにか来ると察知しその場から離れると、リズは大鎚を振り下ろした。

 

「怒涛之大進撃!!」

 

 大地を叩いた瞬間、大地が大きくひび割れていき、割れ目から白く暖かな光がまぶしくあふれ出し、光は海賊たちやナギたちを包み込んだ。

 

 

 

「この光は…?」

「…あったかい…」

 

 一刀たちは甲板で、ナギたちがいる場所から生えた白く輝く光柱に目を奪われた。

 アスナはその光がとても暖かく感じた。

 

 

 

 

 光に包まれたナギとスモーキーたちはまぶしく目をあけられなかったが、光に慣れていき、目を開けると海賊たちは徐々に姿を消した。光は善意あるモノには無害だが、海賊たちのような悪意ある者だけを消し去さったのだる。どこの風の魔装機神の必殺技と同じである。

 光がおさまると、そこには海賊たちの姿がなく、ナギとスモーキー、満身創痍のスモーキーの部下たちがさきほどの現状に目が点になる。そして亀裂が走った大地の中心で立つリズは大槌を振り回して肩に乗せると、ナギのほうへ振り向いた。

 

「ねぇ、馬鹿ナギ…。あたし、あんたを連れて帰らりたいけど、あんたがいやならこの戦争が終わるまで一緒にいてあげるわよ?そしたら、戦争が終わった後一緒に帰ってくれる?」

「はっ?どういう意味だそれ?」

「はぁ~つまりにねぇ…ナギ…。むかしのよしみで、あたしを紅い翼に入れてくれないって言ってるのっ!…駄目かな?」

 

 ナギは頭を掻いて、数秒ほど間を空けて手をさし伸ばした

 

「おまえなら大歓迎だ、リズっ」

 

 ナギの言葉にリズは微笑んで頷いた。

 

 さし伸ばされた手と握手をし、紅い翼に新しい仲間が増えた。

 しかし、彼女と彼女が持つ大鎚がのちに一刀や別世界に関係していたことは、このとき、遠くにいた一刀と幼馴染であるナギには知るよしもなかった。

 リズの肩に乗せた大槌の宝玉はひそかに光っていたことすらも…。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの~テオ様?」

「ん?なんだカズト?」

「どうしてわたくしめがベットの上で四肢を縛られて貼り付けにされているのでしょうか?」

 

 途中で八宝菜から分かれた一刀と夜の偶像の三人は帝国に帰還。

 一刀が城に帰ると、テオが無言で一刀を強制的にテオの寝室へと連れ出すと、一刀を鎖で四肢をベットに縛り付けたのだ。

 

「それはもちろん、おぬしにお仕置きをするためじゃ♪」

「なんでだ!?なんで俺がお仕置きされなちゃいけないんですか!俺なんか悪いことしましたか!?」

「悪いこと?そんなもん、アレに決まっておるだろぉ!」

 

 テオが指差したほうには、スカイに妹のように頭を撫でられ可愛がられているアスナがいた。最初はスカイがアスナをいじろうとしたが、一刀からアスナの事情を話すたら、同情して気に入り、妹のように接した。もっとも、可愛がられているアスナはスカイがうざくてしょうがなかったが、スカイのことを嫌いでなかったので、なされるままに無言で可愛がられていた。

 

「妾というものありながら、他所の幼女に手をつけよって!しかも、よりにもよって敵国の黄昏の姫巫女を誘拐するとは女癖が悪すぎる!」

「女癖って、俺はただアスナがかわいそうで、かわいくて…ですね…」

「口答えする!それに、それだけではないぞ!おぬし、連合軍の軍人らにおぬしと妾との夜伽まで暴露したではないか!魔法国中に広まったらどうするきじゃ!妾ははずかしくて外に歩けないではないか!!」

「ちょっ、なんでテオがそのことを知ってる!?うづちたちには口止めしといたはずなのに!?」

「それはね~わたしが一刀さんの影にずう~と潜って、ことの順を姫様に話したからなのよ~」

 

 ベットの影から声がすると、影からディープが姿を現した。

 

「ディープ!?いつのまに俺の影にいた!?ってかなんで潜っていた!?」

「だって~わたしは一刀さんの秘書だもの~。一緒にいて当然じゃないの~」

「答えになってない!どうせ、テオに命令されて俺を監視していただろう!絶対そうだろう!!」

「ウフフフフ~」

「笑ってごまかすな!!」

 

 相変わらず、目を開かず微笑むディープに、青筋を浮かぶ一刀。

 このとき、部屋のどこから人の声が小さく聞こえた。ふと、先ほどから姿をみせない夜の偶像の三人娘が脳裏によぎった。まさかと思い、頭だけを起こして部屋を見渡すと、寝室と隣の部屋を隔てる赤いカーテンが揺れていた。

 

「言い忘れたが、夜の偶像はおぬしとの共犯とみなして、おぬしと一緒にお仕置きすることにしたぞ」

「で、ただいま、このような状態になってます~」

 

 軽く顔を青する一刀に、テオが一刀の耳元でささやき、ディープがカーテンを開けると、そこには…、

 

「ムゴゴゴゴごご!?(なんであたしがこんな目に~!)」

「ムムムギュウウウ!?(主との夜戦がぁ~!?)」

「ヴヴヴヴヴぅぅう(わたしはただ仕事をしただけなのに…ひどい…)」

 

 口を布で塞がれ、服を剥ぎ取られ下着姿で荒縄で縛られて床に正座させらる、うづき、鈴、ミオの三人がいた。

 

「うづきぃいいいい!?鈴ぅううううう!?ミオぉおおおお!?」

 

 巨大な組織から主従契約をして信頼していた三人姉妹があわれもな姿にされていたことに一刀は叫んだ。

 なお、うずきはフリルがついたかわいらしいピンク、鈴はシンプルなスポーツタイプ(汗の染み付き)でブルー、ミオは肌が見えてしまうほどすけすけのオレンジと、セクシーでエロかったが、一刀はすぐに首を横に向いた。

 いやらしい目で凝視したいが、スケベ心をみせる場合ではない。意識を集中して下半身の息子を抑えるが、一刀の腹の上で馬乗りしているテオが小さい手で一刀のズボンの上から股間を撫でる。

 

「カズト…今夜、いつものと違ってS姫がやりたいのじゃ。だから、女子のようにわめいてくれなのじゃ♪」

「夜の時間は長いので~た~ぷり楽しみましょうね~姫様~ウフフフフ♪」

 

 テオは無邪気に笑いディープは濃艶に微笑む。その顔の裏にはどす黒というより紫いオーラがあった。

 

「スカイ、助けて!このままだと俺の大切なモノが無くなる!特にうしろの穴が!」

 

 危険を感じて、目をそらすようにアスナの面倒をみてたスカイに助けを呼ぶが、

 

「アスナ、おまえ腹減ってないか?夕飯食ってねーなら俺とちょっくら飯食いに行か。外の音が聞こえない防音設備が整った飲食店があってな、そこの飯がうめーんだよこれがー」

「う?…うん…」

 

 アスナを脇に抱えて、部屋から出て行った。アスナは状況がわからなかったが、この場合は従うのが適切だと感じ、スカイに言われるままおとなしくしていた。

 

「スカイ?おーい!スカイさーん?…え?マジで?マジで見捨てらちゃった俺?しかもアスナまで連れて行かれちゃった?あはははは…冗談だよね。もどってくれるよね?ねぇ!?近くにいるんでしょうスカイさーん?」

 

 ドアが閉じられ、室内でなんどもスカイの名前を呼ぶが、返事はなく、過ぎ去っていく足音しか聞こえない。

 

「スカイ様!世界水準を超えた恐ろしいスカイ様!おねがい!戻ってきて!!このあわれな一般人に救いの手をください!ってか、助けってぇええええええええ!おねげぇえええしますぅううううう!」

「うるさいの~…ムゥっ」

 

 救いの手が断たれ、叫ぶ出す一刀に、テオが自分の口で塞ぐ。さらにテオは一刀の口の中に舌をいれ、口内をかき混ぜるように、一刀の舌を嘗め回す。ぐちゅぐちゅと二人の口の中で涎の音が鳴り、テオは一刀の口から離れると、涎の糸が伸びていき、千切れ落ちた。

 

「フッフフフフ、処女の娘のように良い声で鳴いてくれのじゃよ~♪」

 

 その表情は少女容姿とは違い妖艶を感じさせ、一刀の息子が反応する。

 が、この場合は反応してはいけないが正しいだろう。なにせ、ディープが影を操る能力で影の触手を作り、触手がクネクネと動いて一刀の周りを囲んでいたのだから。

 

「い、いやぁあああああ!!!誰か助けてぇええええ!アスナぁぁああ!スカイぃいい!ナギぃいいいい!遮那ぁああああ!紅い翼ぁぁあああ!俺の仲間たちぃいいい!城のみんなぁぁああああ!けど、キョウスケと王様、おまえらはダメだぁあああああ!!」

 

 ガッチャガチャと、手足を縛ってる鎖をはずそうと暴れるが外れない。なにせ鎖は一刀が特殊な技術で練成させた対能力者用の特注品だ。強度は鉄のスーパーロボットの特殊合金並と良い出来前であると自画自賛したいところだが、自分で自分の首を絞めてしまうことになると笑えない。

 そう思っていると、ディープは胸のボタンを外し、胸の谷間を晒して、一刀に身を寄せた。

 

「ウフフフフ、私をよろこばしてくさいね~ご・主・人・様~♪」

「ちょっ、ズボンに手をつっこませないd――アッーーーー!!」

 

 ヘラスの城内と城下で絶叫が深夜中響いたが、防音設備を整った飲食店でお子様ランチを食べてるアスナと、レディースコースのメニューを頼んでいるスカイには聞こえてはいなかった。

 そして、翌朝、侍女たちが、お肌つやつやで眠たそうにテオが浴場へ歩いてのを見て、寝室へ行くと、侍女たちは顔を赤くなり、口を閉じた。ベッドの上には下半身裸で四肢を縛られミイラ化された一刀と一刀の息子をおいしそうにしゃぶっている服が乱れたディード。ちなみに、一刀の身体にはディードが影で作った触手たちが、一刀の体を犯すように触りまくっていた。

 そして、床下では痙攣した体に大量のヨーグルトのような液体まみれで、濡れ濡れのパンツ一丁姿の夜の偶像の三人娘が横たわっていた。

 また、三人はアヘ顔で「ちょうだい…うづきのそのマイクちょうだい…zzz」や「お…おねがいだから…主の巨砲をわたしに撃ち込んで…い、いや…触手でイキたく…無…い…zz」や「隊長が…隊長がわたしの体に凝視してる…わたしだけ…わたしの体に反応して…zzz」などうなされていたのは余談である。

 そのころ、スカイとアスナたちというと、スカイの自室で一緒に寝ていたとか。

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

おまけ①

 

 大食い大会で腹を壊してしまった少年タカミチ。

 飲食店の椅子の上で寝転がり、数時間寝ていたが、眠気が覚め、いざ起き上がると、そこには…

 

「~♪~♪」

「~♪~~♪」

「~~♪」

 

 青空の下でコンサートの上で歌っている、三人(うち二人は見覚えあり)の美少女。

 

「キャー!シャナたん最高wwwwwwwwwwww!」

「巨乳版の○ずにゃんはエロいぜwwwwwwwwwww!!」

「リズちゃん俺だ!結婚してくれぇwwwwwwwwwwwww!」 

 

 ステージの外で吼えている汗臭い男たちが叫びながら応援していた。

 

「もう一曲聴きたいかぁー!」

「だったら、アンコールをするにゃん♪」

「せーの!」

『アンコール!アンコール!アンコール!』

 

 アンコールを受け三人のアイドルは、別の歌を歌いだし、コンサート盛り上げた。

 その光景に言葉を失った。

 

「これはいったい…?」

「おっ、タカミチ起きてたのか?」

 

 横を振り向くと、ナギがいた。しかも、売店コーナーを開いてステージで歌っている少女のグッズを売っていた。また、ナギの隣には詠春がおり、Tシャツやうちわ、応援グッズなど客に売っていた。

 

「ナギ!これはなんなんですか!?」

「なにって?遮那とリーファとリズのライブだけど?」

 

 ことの経緯はナギと仲間になったリズが、紅い翼にあらためてリズを紹介しようと基地に戻ったら、遮那とリーファがコスプレしてステージの上で歌っていた。いったいどうなっているのか二人は混乱した。ちょうど観客のそとにいた詠春から事情を聞いていると、めがねをかけたキョウスケにみつかり、リズを遮那たちのユニットに強制参加させた。もちろんリズは最初は迷ったが、このような機会などないため、興味本位でステージにあがった。なお、リズの格好は戦姫絶唱シンフォギアの雪音クリスのギアであり、ノリノリだったので、コンサートはさらに盛り上がった。

 で、今に至る。

 

「いや、だからなんで連合軍の基地のなかでコンサートをやってるんですか!僕が寝てる間に何が起きたんですかいったい!?しかも、男のはずの遮那さんがアイドルの格好でノリノリで歌っているし!?リーファさんはなぜか語尾ににゃん♪ってつけてカワイ――じゃなくって、性格はすこし変わってますし!ってか二人と一緒に歌ってるの誰!?リズって誰なんです!?

「リズは俺の幼馴染で、今日から俺たちの仲間だ」

「そのあなたの幼馴染で僕たちの仲間になった人がなんで遮那とリーファさんとユニット組んでコンサート開いているんですか!?わけがわかりません!そもそも師匠と他のみんなはどこ!!」

「ガトウたちなら、そこにいるぞ」

 

 ナギが指差したところには、遮那たちのイラストがペイントされたTシャツを着てうちわと光る棒を振り回しながら応援する、ナギと詠春、キョウスケ以外の紅い翼たちがいた。むろん、ガトウもアイドルの応援おじさんになっていた。

 

「師匠ぉおおおおお!?!?みんなぁあああああ!?!?」

 

 

 その後、コンサートが無事終了し、大成功を収めた。また、グッズの販売で紅い翼は大儲けして多額の資金を得た。だが、ステージの裏では、暗黒面に入り死にそうになっている少年と、正気に戻っ羞恥心で苦しむ巨乳少女と、今度のスケジュールを立てるプロディーサーがいたことにファンたちは知らない。なお、リズにいたっては楽しかったらしくコスプレの感想を聞こうとポーズしてナギを誘惑するが、ナギに「その衣装、もっとおっぱいでかいやつが着るんじゃねぇの?」といわれ激怒して大槌でナギを殴り飛ばしたことは余談である。

 

 

 

 

 

 

おまけ②

 

 

 時間は一刀たちが帝国に帰還するまでさかのぼる。

 大海賊・八宝菜と分かれる地点まで一刀たちはキソの母艦に乗り、さきほどの戦いの傷を癒していた。もっとも、一刀たちは目立った怪我をしたわけでもなく、目標地点まではあと数時間かかるので暇をもてあやしていた。なお、連合から連れてきた(誘拐した)アスナは鈴とミオ、そして、キソの三人が面倒見ている。なんでもキソは既婚であり、いずれは子供を作る予定なので今のうちに子供をあやす練習としてアスナの面倒をみずから志願したそうだ。ほかの二名についてはライバルの可能性があるため今のうちの調査という名目でのこと。ちなみ、うづきは一刀たいの中で重症のため医療室で寝かせれている。

 一方で一刀は暇なので、艦内の探索することにした。ときおり通路で異形の容姿をした乗組員や戦闘員とすれちがうが、一刀はフレンドリーに挨拶する。ほとんどの者たちは一刀に返事し、たまにはにらまれ、警戒されるが一刀は気にしない。そうして、艦内をランダムに歩くと、甲板に出た。

 そこには先客がいた。

 

「ハァ~」

 

 甲板の上でうづきがため息をついて落ち込んでいた。目が覚めて、外の風にあたりたかったのだろう。

 だが、彼女からいつもの元気が無かった。原因はやはり、遮那たちとアイドル勝負で負けたことであろう。

 

「ま~だ、遮那たちに負けたことに引きずってるのか?」

「プロディーサー…」

 

 一刀が歩いてきて、うづきの隣に立つ。

 

「俺がなぜ、おまえを紅い翼の相手をしたかわかっているな?」

「…敗北を知るためです」

「そうだ。最近のおまえはがんばっている。だがそれは敗北を味わいたくないための逃避だ。アイドルというものは失敗から学び成長するもの。そのために獅子はわが子を落とす想いでおまえに負け戦をさせた。無論、あいつらに勝ってると思ったこともあるぞ。まぁ、結果はボロ負けだったが…」

「ヴぅ…」

 

 つねに背中をおしてくれた一刀の信頼を裏切ってしまったことにうずきは涙目になるさらに落ち込むと、一刀がポンっとうづきの頭に手を置いた。

 

「けど…最後まであきらめずがんばったな。君の信念に俺は誇りに思う」

「プ…プロディーサー~!」

 

 涙を流して、一刀に抱きついた。一刀はやさしくうづきを抱きしめる。

 

「強く、逞しく、夢に向かって進め。辛いことを糧にトップアイドルになれ、うずき」

「ハイ!ナカちゃんは敗北を得てパワーアップします!」

 

 うずきは自分の夢、そして一刀のために強く願い決意を固めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんなんだ、この茶番…?あいつら、ひとの船の上でなにやってんだか…;」

 

 一刀のうづきが抱き合ってところを、キソが甲板の出入り口で隠れてみていた。横にはアスナと鈴とミオもキソと一緒に隠れて二人の様子を見ていた。

 

「うづきだけずるい!」

「わたしも…隊長に包まれたい…」

 

 鈴とミオは我慢できなくなり、一刀の元に駆け寄った。うづきは二人が現れたことに驚き、一刀は気づいていたので笑顔で誘った。

 

「二人もがんばったな。抱きしめてやるよ」

「わーい!」

「お、おじゃましま///」

 

 鈴は手を上げで喜び、ミオは恥ずかしそうにして、うづきを左右を挟むように一刀に抱きついた。

 

「ぶープロディーサーの女たらし~!」

 

 一刀の女たらしにうづきは頬を膨らます。

 

「あははは、でも、俺ににとっては三人とも大切な仲間よ。一心同体だ。四人三脚で一緒に俺の横についてくるか?」

「プロディーサー…うん!あなたにナカちゃんがS級アイドルの姿をみせる日まで一緒にいるよ♪」

「主の目的のためなら、あたし、どんな困難だって主のためにがんばる!」

「わたしも、おねいさまと隊長に一生ついていきます…///」

 

 天然殺しの口説きで、三人は頬を赤くして、一刀をがっちりホールドして抱きしめる。一刀も三人をやさしく抱きしめた。また、胸板にやわらかいものが六つあたり、煩悩に響いたが空気を読んで心の奥底にしまった。もっともこのあとでニュルニュルな展開が待っているのだが、熱血教師と生徒との暑い友情ごっこをしてる4人は知らないことである。

 

「やれやれ、罪深い男だぜまったく。どうしてあんな奴と手を組んじゃったんだろうなー俺…ん、姫様?」

 

 さきほどから無言で自分の後ろに隠れて一刀たちを覗いてアスナ。だが、なにやら目の瞳を暗くなっており、ぶつぶつと呟いていたので、キソが耳を澄ましてみつめると…

 

「なにあの女…わたしのカズトにべちゃべちゃ触って…カズトと一緒にいるのはわたしだけ…カズトが求めるいるのは私だけ…カズトに愛されてるのはわたしだけ…わたしはカズトのすべて…カズトはわたしだけのモノ…カズトはわたしだけのモノ…カズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズト カズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズト カズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズト カズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズトカズト…」

 

 

 アスナが嫉妬でヤンデレ幼女になっていた。

 イッチャった思考で呪言のような呟き続けるがたぶん一刀の耳届いてないだろう。

 むしろ、聞かなかったことが幸運かもしれない。

 

 

 

「…………組む相手間違えたかも?」

 

 一刀と協定を結んだことに、いまさら後悔したキソであった。

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 

 

オリキャラ紹介

 

 

 

・川内 鈴

 

種族:忍び

 

性別:女

 

好き:暗闇、一刀

 

嫌い:朝、明かり

 

容姿:川内改二

 

性格:闇に潜む忍びの求道者

 

一人称:私

 

セリフ:「夜戦、奇襲はお任せ~♪」「主!私にまかせてください!」「主君の忠義と忍びの信念は誰にもまけない!!」「主の夜戦…それはつまり夜伽…キャーなんてふしだらなんだろう~!私~///」

 

能力:忍術

 

詳細:ヘラス帝国と軍事契約した隠密機動隊の二番隊隊長。実家が『夜の偶像』とよばれる忍びの傭兵組織で、二番隊の隊長をつとめている。うづき、ミオとは義理姉妹。軍事契約しにきた一刀に一目ぼれをして、主従契約(ネギまの仮契約の意味ではない)を結んだ。忍びとして一流であり誇りがあるが、忍びの技量差でうづきにナンバー1の座をうばわれ、組織でナンバー2の座に座っている。一刀に絶対的な忠誠を誓っている。義姉のうづきのアイドルの夢をくだらなどと言うが、それは表で本心ではうづきのことを応援している姉妹想いの次女。ちなみに、義妹のミオについてはうづきのテンションで共に苦労をかけてる同士だが、なぜかミオの存在をわすれることがある。

 将来は組織のナンバー1になって、一刀の側室になり寿退職することが夢らしい。

 古武術や忍術だけでなく最新機器に共通し、さまざまな重火器が使える。お気に入りは機関銃系だが、忍者なのに目立っていいのか?

 

 

神通 ミオ

 

種族:忍び

 

性別:女

 

好き:姉妹、一刀

 

嫌い:姉妹の人気、明るい所

 

容姿:神通改二

 

性格:心配性

 

一人称:私

 

セリフ:「神通、いきます!」「なんで~私まで~(涙)」「お姉さまだけ…なんで私だけだめなの?」

 

能力:忍術、影の薄さ、交渉

 

詳細:一刀と軍事契約をした隠密機動隊の三番隊隊長。夜の偶像の三番隊の隊長を勤めており、組織のナンバー3。けれど、影が薄く心配性の性格のため、組織から頼りない人としてあつかわれてきた。義姉妹のうづきと鈴が一刀の主従契約をしてたので、自分の性格を変わろうと決意し、一刀と主従契約を結んだ。任務でよく姉妹や仲間から忘れられてしまい、くじけそうになるも一刀だけが常にを心配しはげましてくれた。おかげで昔より凛々しくなった。そのため、一刀のやさしさに惚れてしまい、一刀とそばにいられるなら性処理用の便所でかまわないと内心思うほどのヤンデレ予備軍。普段は凛々しいのだが、忘れられたり、雑なあつかいをされると気が弱い性格に戻り、ネガティブ思考になってしまう。また、結構腹黒で、義姉妹を出し抜いてどうやって一刀を自分だけの物にできないか考えている。戦闘能力は姉たちより上だが交渉や政治などの事務などの仕事が好みらしい。

 

 

・那珂 うづき

 

種族:忍び、アイドル

 

性別:女

 

好き:アイドル、姉妹、一刀、ファン

 

嫌い:あの人は今は…の台詞、落選、引退

 

容姿:那珂改二

 

性格:不人気でも元気です

 

一人称:ナカちゃん

 

セリフ:「皆のアイドルー!ナカちゃんだよー!」「那珂ちゃん?残念。ナカちゃんでしたー!」「わーい♪プロディーサーにほめられたー♪」

 

能力:アイドル忍法

 

詳細:一刀と軍事契約をした隠密機動隊の一番隊隊長兼アイドル。夜の具増の一番隊の隊長で組織のナンバー1。将来のゆめはアイドルであったが夢は適わず、アイドルをあきらめて忍びの道を進んだ。また、アイドルになるための特訓がいつしか忍術に転用するができて、いつのまに組織のナンバー1になった。だが、軍事契約しに来た一刀の言葉により、アイドルの夢をもういちどがんばろうと決意し、勇気をくれた一刀と主従契約を結び、さらに一刀のプロディーサー能力を見込んで、一刀を自分のプロディーサーにした。一刀のおかげでアイドルの能力が開花し、一刀に感謝している。一刀のことをプロディーサーと呼ぶが、一刀と過ごすうちにプロディーサー以上の好意をもつようになり、一刀を一人の男性としてみている。

 アイドルの能力を転用した忍術を使い、相手を自分の虜にする歌を歌ったり、超音波で物を壊したり、ダンスのリズムで相手の動きよりはやくうごいたりと、いろいろな術がありどれも強力。ナンバー1は伊達ではない。

 

 

 

・キソ・K・アロナクス

 

種族:人間

 

性別:女

 

好き:旦那、仲間、海賊としての誇り

 

嫌い:連合軍、権力者、不自由

 

容姿:木曽改二

 

性格:キャプテン

 

一人称:俺

 

セリフ:「俺に勝負を挑むバカはどいつだ?」「おまえに最高の勝利を味あわせてやるよ」「大丈夫…俺を信じろ」

 

能力:海賊のスキルとカリスマ

 

詳細:旧世界、魔法世界など二つの世界を暗躍する大海賊・八宝菜のキャプテン。連合軍や権力者や魔法主義者たちの非道で理不尽な行為に憤怒を得て、人や権力者に嫌われた者たちや、現世に取り残された悪魔や魔物などを拾って養い、連合軍や王国などを襲撃、いつしか二つの世界にまたにかける最悪最凶の大海賊になっていた。あぶないモノや悪魔がいるが、誰もが彼女のやさしさとカリスマに恐れあこがれており、慕われている。また、ファンクラブもあるらしい。現実主義であるが、種の差別ない世界を作りたいという目標を掲げて活動している。亜人が多く暮らしているヘラス帝国は理想の世界に近いため敵意はないが悪徳の権力者や奴隷制度には嫌気がある。また、連合と帝国の戦争でなにやら不審なものを感じていたとき、一刀の政治と活動に目にとまり、一刀が戦争の裏に世界の陰謀があることに気づきいたことに共感、連合と帝国の裏で戦争を動かし、戦争で身を肥やしている者たちを一掃することを条件に一刀と協定を結んだ。既婚者であるが、相手が誰なのか仲間たちやファンクラブはしらない(みつけたら即殺す気である)。

 

 

 

 

・スモーキー

 

種族:煙人間

 

性別:男

 

好き:葉巻

 

嫌い:悪、外面だけの正義、禁煙、一刀

 

容姿:ワンピースのスモーカー

 

性格:己の信念を貫き通すワイルドな漢

 

一人称:俺

 

セリフ:「クソ食らえってな」「泣いてる暇があったら…もっと強くなりやがれ!!」「奴がどこまで逃げようが、慕われていようが、俺の誇りにかけて、千の武器だけはかならず叩き潰す!!」

 

能力:煙化、覇気

 

詳細:メガロセブリア国軍の准将。二つ名は白猟のスモーキー。連合軍が密かに計画していた人外化の実験に志願して、肉体を煙化することができる煙人間になった。漢気にあふれ信念と義理人情が厚く、また正義感があり、悪は悪だと位置づけているため、悪党や腹の中真っ黒な上層部を毛嫌いしてる。そのため上層部や魔法主義者、権力者たちに「野犬」として嫌われている。逆に部下たちや同僚たちから信頼が厚く、慕われている。ガトウとは訓練生時代の同期で元相棒でヘビースモーカー仲間兼ライバル。一刀ことブレイドを千の武器と呼び、一刀と戦ったが遊び半でからかれてしまい逃げられてしまった。そのときから、一刀を必ず締め上げて捕まえるという目的が生まれ、一刀を捕まえることに全力を挙げるている。

 一刀ととの関係はルパンと銭型刑事の関係に近い。

 

 

 

。リズベット・T・ロックベルト

 

種族:人間

 

性別:女

 

好き:ナギ、かわいいもの

 

嫌い:ナギのボケと唐変木、普通

 

容姿:ソード・アート・オンラインのリズベット

 

性格:真面目な普通な少女

 

一人称:あたし

 

セリフ:「もっといい素材あればすごい武器作れるんだからねー!!」「馬鹿馬鹿馬鹿!ナギのバカー!」「あんたが無事ならそれでいいじゃない…」

 

能力:武器の創作、ファッションセンス、謎の大槌を使えること

 

詳細:ナギの幼馴染。実家は鍛冶屋を営んでおり、魔法世界ではフリーの武器屋をやっている。幼いころからナギに好意を抱き、魔法世界に勝手に行ったナギを連れ戻すために魔法世界にやってきた。普通で地味な自分が嫌だった女を磨いた。おかげで、ファッションセンスを身に着け、かわいいものには目がない。初の戦場では怖くて避難所からあまり出てこれなかったが、あるとき不思議な森に彷徨って、大地に突き刺さった大槌を見つけた。じつはこの大槌には不思議な力があるのだが本人はまったく気にせず、大体は鍛冶道具として使い、お守りとして持ち歩くようにしている。それゆらい危険なときには大槌を振り回して敵を殴り飛ばしたり、大槌に宿る力で相手を消し飛ばしたりと物理的に解決している。そのため、いつしか破壊の大槌魔人という二つ名が知れ渡るが本人はしらなかった。ちなみに大槌の力の使い方はなぜな頭から浮かんでくるらしい。

 性格は真面目だが子供っぽいところがあり、嫉妬で相手の武器を壊したり、いいわけしたり、先を考えず行動するなど、浅はかで幼稚な脳をしてる。また、鍛冶屋をやっており大槌を軽く振り回すだけの筋力があるため腕力には自信がある。

 ナギととの関係はネギとアーニャのような関係と同じ。

 

 

 

 

 

・クライン・シンゲン

 

種族:人

 

性別:男

 

好き:女、ジャンクフード

 

嫌い:オカマ

 

容姿:ソート・アート・オンラインのクライン

 

性格:義理堅い調子のいい中年

 

一人称:オレ

 

セリフ:「よっ!ひさしぶり!」「アッハハハ、俺に任せなさい!」「仲間を守らなくてなにがリーダーだ!!」

 

能力:気

 

詳細:連合軍に参加する義勇軍「風林火山」のリーダー。魔法世界の戦争のとき最初に会った人。ナギに魔法世界のことや戦争のこと、集団組織としての常識の基礎を教えた、いわば先輩。それゆらい、紅い翼とは友好関係にある。出身は旧世界で、本名は壺井遼太郎で24歳。ただいま彼女募集中のこと。

 

 

・エギル・アックス

 

種族:人

 

性別:男

 

好き:嫁

 

嫌い:悪徳業者

 

容姿:ソード・アート・オンラインのエギル

 

性格:影がマジで薄いアフリカ系アメリカ人お江戸っ子

 

一人称:俺

 

セリフ:「回復するまで俺にまかせろ」「帰りを待っている嫁さんがいるんでな」

 

能力:影の薄さ

 

詳細:連合軍に参加する傭兵。旧世界にいる嫁さんと店を出すための傭兵で資金を集めている。ナギとクラインとはなんども会ってるうちに仲良くなり、ちょくちょくクラインの風林火山に顔を出している。傭兵の仕事と同時にアイテム屋もやっており、良いアイテムを手に入ればナギたちに売っている。出身はもちろん旧世界で本名はアンドリュー・ギルバート・ミルズ。本編ではマジで影が薄く、リアルに影がグレーで半透明。

 

 

 


 
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