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~少年が望んだ世界と力~

第四十八話 三国伝

2014-10-02 01:06:31 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2933   閲覧ユーザー数:2617

シグナム達ヴォルケンリッター、SDガンダムフォースとの戦闘の最中、いきなり割り込んできたSDガンダムフォースのガンパンツァー、そして俺自身もその正体を知らず、アポロンのデータベースにも登録されていない正体不明のSDガンダムに今俺はビームサーベルを向けている

 

「幽州義勇軍・・・劉備だと?」

 

「そうだ。俺達がいる限り、シグナム達はやらせないぞ!」

 

そう言って劉備は俺に剣を構える。

何処かで聞いたことがある名前だが・・・ん?

俺達?

 

「その通りだぜ!」

 

俺が劉備の名前と言葉に疑問を感じてた時、また聞き慣れない声が聞こえ、道路の方を見る。

そこには劉備と同じような姿をした、SDのMS達が立っている。

 

「俺様はアニキと同じ幽州義勇軍『張飛』だぜ!」

 

「同じく『関羽』!」

 

「余は曹操軍、名を『曹操』!」

 

「同じく『夏候惇』!」

 

「同じく『夏侯淵』!」

 

「俺は孫権軍、名は『孫権』!」

 

「同じく『孫尚香』よ!」

 

彼らの・・・っと言っていいのかよく分からんが、姿の一部に何処か見覚えがあり、周瑜、夏候惇、夏侯淵、徐晃に関しては宇宙世紀とアフターコロニーのMS、ベルガ・ギロス、ベルガ・ダラスに姿が似ている。

 

「劉備、張飛、関羽、曹操、孫権?」

 

彼らの名前を聞いて俺はあることを思い出す。

確か三國志の人物の名前だよな?

それに他の連中の名も・・・。

 

「大丈夫かい姉貴!」

 

「張飛!」

 

「俺様達が加勢に来たからには、これ以上姉貴達に手出しさせねぇぞ!」

 

シグナムを姉貴と呼んだ張飛と名乗ったガンダムは俺に道路側から砂浜に飛び降り、着地した直後、「蛇矛」と呼ばれる矛を持ち、俺に向かってきた。

 

「アポロン、ダガーモード!」

 

「ラージャ!」

 

「おりゃあっ!」

 

「くっ!」

 

張飛が向かってくると俺は右手のビームサーベルを左手に持ち替え、右手にフェニックスドライバー取り、アポロンにダガーモードを指示、フェニックスドライバー銃口下部からダガーが展開され、張飛が蛇矛を振り上げ、俺に振り下ろすとダガーで張飛の蛇矛を受け止める。

 

「でああああっ!!」

 

「!!はっ!」

 

「ぐおっ!」

 

「ふっ!」

 

接近してくる劉備に対処するため受け止めていた張飛の蛇矛を弾き返し、張飛の腹に前蹴りを入れて離れさせフェニックスドライバーを劉備に向けて撃つ。

 

「うっ!」

 

フェニックスドライバーを撃つと劉備の左肩、胴、右腕に命中して劉備が怯む。

 

「劉備殿!」

 

劉備が怯むといつの間にか接近してきていた関羽が中国の大剣である「青龍偃月刀」を連続で突き出し、攻撃してきた。

 

「ちぃっ!」

 

連続で突き出される偃月刀を左右に身体を捻ってかわし、後ろにバックステップで下がって避ける。

 

「まだ終わらないぜ!」

 

後ろに下がると後ろから再び張飛が蛇矛を振るう。

振るわれる蛇矛に対し、俺はフェニックスドライバーをホルスターに仕舞って、左手のビームサーベルを右に持ち替え、ビームサーベルを振るい張飛の蛇矛を弾いた。

 

「こいつら!」

 

「マスター、解析が完了しました」

 

俺が劉備、張飛、関羽の攻撃に僅かにながら苛立っているといつの間にか解析をしていたアポロンが解析が終わったことを告げてきた。

 

「報告しろ!」

 

「彼らを解析した結果、各世界のガンダムと共通する箇所を多数確認。劉備は『RX-78-2 ガンダム』、張飛は『MSZ-006 Zガンダム』、関羽は『MSZ-010 ZZガンダム』、曹操は『GX-9901-DX ガンダムDX』、夏候惇は『XM-05 ベルガ・ギロス』、夏侯淵は『XM-04 ベルガ・ダラス』、孫権は『GP-03 ガンダム試作3号機「ステイメン」』、孫尚香は『GP-04 ガンダム試作4号機「ガーベラ」』と共通しています」

 

夏候惇、夏侯淵、徐晃は予想通り、残りはガンダムにZ、ZZ、ステイメン、ガーベラ、ガンダムDXか。

宇宙世紀とアフターウォーの機体と共通しているのか。

 

「夏候惇、夏侯淵!ゆくぞっ!」

 

「「はっ!」」

 

「皆は俺が守る!」

 

「いっくわよぉ!」

 

俺と劉備、張飛、関羽と戦っていると曹操達も動き出し、シグナム達を守るためスーパー戦隊達への攻撃を開始する。

 

「っ!うわああっ!」

 

「ぐあああっ!」

 

「ガンダムタイプがこんなにいたのか!ちぃっ!」

 

突然の乱入に召喚したライダーもスーパー戦隊もνガンダム達も戸惑い、曹操達の戦闘力の高さもあってか戦況はこちらに少々分が悪い状況になっている。

一度立て直さないと!

 

「アポロン、スモーク散布!最大でだ!」

 

「ラージャ!」

 

俺がアポロンにスモークを散布させるように指示するとフェニックスドライバーのスモークディスチャージャーから大量のスモークが噴射される。

 

「煙幕!?」

 

「目くらましか!」

 

フェニックスドライバーからの突然のスモークに劉備と曹操が声を上げる。

 

「アポロン、ここから1番近く、戦闘しても1番被害が出ない場所はあるか?」

 

「お待ちを・・・。ここから8キロ程離れた所に閉鎖された施設があります。そこは1ヶ月後に解体工事される施設ですので戦闘を行っても問題ないかと」

 

「ならそこで決定だ。アポロン、戦闘中の全員にも通達しろ!」

 

「ラージャ」

 

「いくぞ!」

 

ウゥウウウウウウ・・・ゴォオオオオオオッ

 

アポロンに海鳴市内で1番戦闘による被害が出ない場所を探させ、丁度解体工事される廃棄施設を見つけたのでそこに戦闘場所を移すことにした。

スーパー戦隊、ライダー、νガンダム達にもそのことを伝えるようアポロンに告げ、跳躍の準備をする。

スラスターが唸り、その場で両膝を曲げて全力で上に跳躍と同時にスラスターを全開にして噴射し上昇する。

 

『コネクト!プリーズ!』

 

「3821!」

 

『JET SRIGER COMECLOSER』

 

スラスターを全開にして跳んだため砂が舞い、俺がスモークから抜けるとスモークが晴れる。

俺の後をMSが俺と同じスラスターで、ライダー達はそれぞれのバイク、スーパー戦隊はライダー達の各バイクの後ろに乗って追いかけてくる。

 

「あ!逃げる気か!」

 

跳躍して離れる俺に張飛が叫ぶ。

 

「ついて来い!ついて来れるならな!」

 

「んだとぉ!あいつ!」

 

「上等だぁ!ついて行ってやろうじゃねぇか!」

 

「逃がさん!」

 

「追いかけるドム~!」

 

「逃がすかぁ!」

 

「ぶっ潰す!」

 

「ヴィータ!」

 

「待て爆熱丸!」

 

「待たんかバカモン共!」

 

「張飛!・・・如何なさる、劉備殿?」

 

「張飛達をほおっておく訳にもいかない。俺達も行こう。いいか曹操、孫権?」

 

「余に異存はない」

 

「俺もだ」

 

「よし。追うぞ!」

 

俺に叫んだ張飛に挑発の発言をして、後部カメラで様子を見ていると案の定張飛は俺の挑発に乗った。

しかも張飛に留まらずヴィータ、爆熱丸、デストロイヤードム、ザッパーザク、グラップラーグフまでも挑発に乗り、俺を追いかけてくる。

俺を追いかけるヴィータ達を止めようと今度はシグナム、ゼロ、ガンパンツァーがヴィータ達をお掛け、関羽にどうするか尋ねられた劉備は追うことを決断すると曹操と孫権にも確認を取る。

曹操と孫権も頷くと残っていた劉備達も俺達を追いかけ始めた。

 

「マスター、全員追ってきています」

 

「よしっ。そのままついて来い」

 

「フェニックス」

 

「νガンダム」

 

一度地面に着地し、再びスラスターを使って跳躍を繰り返して移動中にアポロンの報告を聞いて俺がガンダムフェイス内でニヤけていると俺と同じように跳んでいるνガンダムが左隣に並び、声を掛けてきた。

 

「君の思惑通り、連中は追ってきているな」

 

「ああ」

 

「だが、どうする?その相手は・・・くっ!」

 

俺がνガンダムと話していると今度は右後ろからシャア専用ザクⅡが話しかけてきたが途中で苦痛の声を漏らす。

身体と首を右に捻って後ろを見ようとすると俺の顔の右横を一発の銃弾が通り過ぎた。

いきなりのことに少し驚きながらも気を取り直して後ろを確認する。

 

「躊躇いもなく攻撃してきているが?」

 

「撃ってきてるのは一部の馬鹿だけどな。分かってると思うが反撃するなよ?」

 

「分かっている」

 

「ああ!」

 

後ろから飛んでくる弾を避けながら俺達は目標の廃棄施設へ急ぐ。

 

 

「・・・あれか」

 

『WEPON RIDE! BEAM RIFLE!』

 

廃棄施設が見えてくるとWRでゼフィランサスのビームライフル「BOWA・XBR-M-82-05H ビームライフル」を装備し、銃口を施設のゲートに向けビームを撃つ。

放たれたビームはゲートを破壊し、そこからホバー走行のドム、バイクに乗ったライダー達が入る。

 

「目標地点に到達」

 

目的地に到着すると俺とνガンダム達は地面に着地し、ゲートの方に身体を向け、その周囲にライダー達がバイクを停めてスーパー戦隊達と共に降りる。

 

「おうおうおう!どうしたどうした!もう逃げねぇのか?」

 

「観念するんだな。若造!」

 

俺達が待っているとシグナム達が追いついてきた。

止まっている俺達に張飛とガンパンツァーが威勢よく言う。

 

「そうだな。逃げるのはお終いにしよう」

 

張飛とガンパンツァーに答えながら左手を左腰のカードケースに伸ばし、ケースを開く。

 

「ここなら本当の本当に周りを気にしないで済む。さぁ。今からが本当の・・・」

 

「ショータイムだ」

 

俺が言い切る前に何故かウィザードが決め台詞をいう。

決められたことに僅かながらムカつきながら開いたカードケースから8枚のカードを引き抜く。

 

「まずは劉備からだ」

 

『MOBULE RIDE! MASURAO!』

 

「次は張飛」

 

『KAMEN FORM RIDE! KUUGA! RISING DRAGON FORM!』

 

「続いて関羽!」

 

『KAMEN FORM RIDE! AGITO STORM FORM!』

 

「曹操、あんたはこいつだ」

 

『SUPEROBO OG RIDE! DYGENGUAR!』

 

「孫権、君はこれだ」

 

『MUV-LUV RIDE! TAKEMIKADUCHI TYPE-00R Ver MEIYA!』

 

「孫尚香には彼女でどうかな?」

 

『SAKURA TAISEN RIDE! KOBU Ver SAKURA!』

 

「夏候惇はこいつで!」

 

『MOBULE RIDE! CROSSBONE GUNDAM X-2!』

 

「夏侯淵にはこれだな」

 

『MOBULE RIDE! RAIDER GUNDAM!』

 

「ウィザード、お前はヒュウガ達と共にザコソルジャー達の相手を頼む」

 

「ああ」

 

「さて、最後にガンパンツァーはこいつに頼むか」

 

『MAZINGER RIDE! MAZINGER Z!』

 

引き抜いた劉備、張飛、関羽、曹操、孫権、孫尚香、夏候惇、夏侯淵、ガンパンツァーの相手をしてもらう機体とフォームチェンジ状態のライダーを召喚するカード「カメンフォームライド(以降 KFR)」を1枚ずつ入れていき、トリガーを引く。

トリガーを引いて現れたのは「機動戦士ガンダム00 2nd SEASON」に登場した地球連邦軍独立治安維持部隊「アロウズ」に所属する旧ユニオン軍パイロットでありこの時は「ミスター・ブシドー」と名乗っていたグラハム・エーカーが搭乗し、彼の部下であった人物のオーバーフラッグを母体に開発した擬似太陽炉搭載型MS「GNX-U02X マスラオ」。

以前すずか達を守るために変身、フォームチェンジしたライダー、クウガとアギトの別のフォーム、クウガの姿は以前フォームチェンジしたドラゴンフォームだが、その姿は異なりベルトのアークルに金色の装甲が追加され、身体の一部に金の装飾が走っている。

電気ショックを受けたことで「金の力(ライジングパワー)」を得た「ライジングフォーム」によって強化されたドラゴンフォーム、青の金のクウガ「仮面ライダークウガ ライジングドラゴンフォーム」と基本のグランドフォームよりもスピード、ジャンプ力、俊敏性が高くなった基本カラーが青色の風の力を宿した「仮面ライダーアギト ストームフォーム」。

「スーパーロボット大戦シリーズ」に登場する特殊人型機動兵器であり、ダイナミック・ゼネラル・ガーディアンの1号機、「ゼンガー・ゾンボルト」の搭乗機「ダイゼンガー」。

「マブラヴ オルタネイティブ」に登場し日本帝国軍が開発、そのカラーリングは将軍専用機を現す紫、日本帝国政威大将軍である人物の双子の妹である「御剣冥夜」が搭乗した日本帝国近衛軍専用第3世代戦術機「00式戦術歩行戦闘機『武御雷 R型 御剣 冥夜機』」。

「サクラ大戦」に登場する霊力と蒸気を動力とする「霊子甲冑」と呼ばれる一種のパワードスーツのような機体、「帝国華撃団 花組」に所属する人物「真宮寺さくら」が搭乗及び調整された機体「光武 真宮寺さくら機」。

以前の時の庭園戦でドミニオン迎撃戦に出撃させたクロスボーンガンダムX2と敵側にいたレイダーガンダム。

そして「マジンガーZ」に登場し、主人公「兜甲児」が搭乗した神にも悪魔にもなれると言われる人が乗り込んで操縦するロボットの元祖であるスーパーロボット「マジンガーZ」だ。

ウィザードにはザコソルジャーの相手するように頼んだ。

 

「何!?」

 

「おいおいどうなってんだ!?」

 

「いきなり兵が現れるとは!?」

 

「なんなのよこいつら!?」

 

「これは一体・・・」

 

いきなり召喚して現れたマスラオ達に劉備、張飛、関羽、孫尚香、曹操が驚きの表情、声を出す。

 

「各員、戦闘再開!」

 

『はあああああっ!』

 

驚いている劉備達を気にすることなく戦闘再開の指示を出すとスーパー戦隊達が一斉にシグナム達に向かて駆け出す。

 

「来るぞ!」

 

「よく分からねぇがいくぜぇ!」

 

ある程度召喚を見慣れていたシグナムがスーパー戦隊達が向かってくることを告げると現れた理由は理解していないが目の前の敵を倒すため張飛が先に向かって行くとシグナム達もそれに続き、スーパー戦隊達に向かって行く。

 

「・・・さて」

 

スーパー戦隊達がそれぞれの相手に向かって行き、各々の相手と別の場所に移動したのを見届けると俺も自分の相手、俺に向かって歩いて来るキャプテンに目を向ける。

 

「重武装装備に換装か」

 

装備換装したキャプテンの姿は先程とは異なり全身に装甲と装備を追加した状態「キャプテンガンダム ヘビーウェポン」となっていた。

 

「なら重武装には重武装でいくか!」

 

『MOBULE RIDE!』

 

「変身!」

 

『FULL ARMOR GUNDAM!』

 

ヘビーウェポン装備のキャプテンに対して、俺は「FSWS計画」と呼ばれるガンダムの強化案として一年戦争中期に企画された地球連邦軍の増加装甲試作型MS「FA-78-1 フルアーマーガンダム」に変身する。

 

「いくぜ!」

 

フルアーマーガンダムに変身した俺は右腕に装備されている「2連装ビームライフル」をキャプテンに向けビームを放った。

 

「っ!」

 

対するキャプテンはスラスターを使って左に跳んでビームを回避し、俺に連射性が向上している「ヘビーマシンガン」を向け、ビームを連射する。

 

「おっと!」

 

ビームが飛んでくると俺はスラスターを全開にして上昇、上昇しながら肩部、膝部にある「ミサイル・ベイ」から小型ミサイルを発射。

 

「ミサイルか!」

 

ミサイルが発射されるとキャプテンは頭部のバルカン砲を掃射してミサイルを全弾撃ち落す。

 

「まだまだぁ!」

 

キャプテンがミサイルを迎撃している間に地面に着地、すぐに背中に装備されているキャノン砲「360㎜ロケット砲」の砲口をキャプテンへと向け、照準を合わせてロケット弾を撃つ。

 

「甘い!」

 

しかし、キャプテンは右に移動し、俺が放ったロケット弾は回避された。

ロケット弾を避けたキャプテンはそのまま地面を疾走しながら俺にヘビーマシンガンを連射してくる。

 

「くっ!ぐっ!こんのぉおおっ!」

 

キャプテンの攻撃が右肩、右膝、左腹部に命中すると俺は右に走り出して攻撃を回避する。

走りながら2連装ビームライフルを向け、3回連続でビームを撃ち、走っていた俺は足で踏ん張って動きを止めて再度360㎜ロケット砲を発射する。

 

「ふっ!はっ!」

 

俺が撃ったビーム、ロケット弾全てをキャプテンはジグザグに動いて避けてきた。

 

「ちっ!くそっ!動き早っ!」

 

こちらの攻撃が当たらず、尽く防御と回避されていることに舌打ちをしてしまう。

同じ重武装でも機動性は向こうが高いことをあまり考えていなかった。

機動性を取り戻すために軽量かつ射撃が可能なカードを選ぶ。

 

『KAMEN RIDE!』

 

「変身!」

 

『DOUUBLE!』

 

『CYCLONE!JOKER!』

 

キャプテンと比べると地上での機動性が低いフルアーマーガンダムから俺は仮面ライダーWへ変身した。

 

「さあ、お前の罪を数えろ!」

 

『FORM RIDE! DOUUBLE LUNA TRIGGER FORM!』

 

『LUNA! TRIGGER!』

 

Wに変身した俺はすぐにFRのカードを取り出し、ドライバーに装填してトリガーを引き「仮面ライダーW ルナトリガーフォーム」にフォームチェンジ。

 

『ATTACK RIDE! TRIGGER MAGNUM!』

 

「はっ!」

 

フォームチェンジ後、ARで「トリガーマグナム」を装備した俺はキャプテンに銃口を向けてトリガーを引いてエネルギー光弾を数発放つ。

 

「これぐらいなら!」

 

トリガーマグナムから放たれたエネルギー光線をキャプテンは左に移動して回避しようとする。

しかし、エネルギー光線は全弾がキャプテンを追いかける。

 

「追尾弾!」

 

トリガーマグナムから放たれたエネルギー弾が追尾してくることに驚きながらもキャプテンはヘビーマシンガンで追尾弾を迎撃する。

俺が放ったエネルギー弾は4発、その内2発はヘビーマシンガンに撃ち落されたが残り2発はヘビーマシンガンの弾を避け、キャプテンに迫る。

 

「っ!」

 

迎撃が間に合わないと思ったキャプテンは左腕の盾「ヘビーシールド」を前に出し、追尾弾2発を防ぐ。

 

「どんどんいくぞ!」

 

キャプテンが追尾弾を防ぐと俺は走り出し、走りながらトリガーマグナムをキャプテンに向けて再び数発の追尾弾を撃つ。

 

劉備VSマスラオ

 

「はああああっ!」

 

「でああああっ!」

 

両腰サイドバインダー内に1基ずつ搭載されている擬似太陽炉からオレンジのGN粒子を散布しながらマスラオは自身の相手である劉備に向かって行き、サイドバインダー裏に収納されている左手用GNビームサーベル「GNロングビームサーベル『ハワード』(以降 ハワード)」、右手用「GNショートビームサーベル『ダリル』(以降 ダリル)」が内蔵されている小型スラスターによって手元に射出され、それぞれを掴むとビーム刃を展開し両腕を振り上げ、振り下ろすハワードとダリルで劉備に斬りかかる。

振り下ろされるハワードとダリルを劉備は両手の青と金の剣「爪龍刀」と「龍帝剣」で受け止める。

 

「まさか、君ようなガンダムに出会えるとは・・・。私は嬉しく思うぞ!」

 

「なんだこいつは!この世界にもこんな相手がいるなんて!」

 

劉備のようなガンダムタイプを相手にして喜びを感じているマスラオに対して、劉備はマスラオのような機体が存在していることに驚いている。

 

「ふっ!」

 

「ぐっ!」

 

鍔迫り合いをしていたマスラオと劉備が互いに後ろに下がる。

 

「我が名はマスラオ!いざ尋常に勝負!」

 

一度下がったマスラオはハワードを劉備に向けると自らの名を名乗り、ハワードとダリルを構えて先程以上にGN粒子を散布して劉備に向かって行く。

 

張飛VSクウガ ライジングドラゴンフォーム

 

「おりゃぁあっ!」

 

「ふっ!」

 

張飛がクウガに蛇矛「雷蛇」でクウガに斬りかかるがクウガがライジングパワーを秘めた矛先が装着され薙刀状に強化変化したライジングドラゴンフォーム専用ドラゴンロッド「ライジングドラゴンロッド」で張飛の雷蛇を弾く。

 

「このっ!」

 

「はっ!」

 

雷蛇を弾かれ、後ろに下がった張飛はクウガに突っ込んでいき雷蛇でクウガに突き、斬りを連続で繰り出す。

連続で繰り出される攻撃をクウガはドラゴンフォームによって強化されている俊敏性で突きをかわし、ライジングドラゴンロッドを使った棒術で雷蛇による斬りを防ぐ。

 

「とりゃあああっ!」

 

「ふっ!」

 

張飛がクウガに接近しながら雷蛇を左から右へと大きく横に振るうがクウガが跳躍して張飛の雷蛇をかわすと前転しながら張飛の頭上を跳び越え、張飛の後方10mに着地する。

 

「おっとっと!ちくしょうぉ!すばしっこいなお前!」

 

「はっ!」

 

クウガに跳躍されて攻撃を躱された張飛は2、3歩前によろけながら進んで止まり、後ろを振り返って跳んだクウガの方を向き、動きの速さに驚いている。

振り返った張飛が雷蛇を再び構えるとクウガが張飛に向かって走り出した。

 

関羽VSアギト ストームフォーム

 

「おおおおおおおっ!」

 

「ふっ!はっ!たあっ!」

 

関羽がアギトに青龍偃月刀「鬼牙龍月刀」で連続で突きを繰り出す。

対するアギトはストームフォームになり風の力を得たことでクウガのドラゴンフォームのように向上した俊敏性とスピードを生かし、ストームハルバードで関羽の鬼牙龍月刀の連続突きを全て弾き防ぐ。

 

「・・・っ!中々の薙刀捌き!しかし、こちらも負けぬ!」

 

アギトのハルバード捌きに関心しながらも負けじと鬼牙龍月刀を突き続ける。

アギトも関羽に負けない速さでストームハルバードを振るい、関羽の攻撃を防いでいく。

 

曹操VSダイゼンガー

 

「でああああっ!」

 

「おおおおっ!」

 

曹操の剣とダイゼンガーの剣「参式斬艦刀」が鍔迫り合い、僅かに火花が散る。

 

「そのような細い剣で余と戦えるのか?」

 

「我が剣、『斬艦刀』を甘く見ないでもらおう!はあっ!」

 

「ぬうっ!」

 

ダイゼンガーが斬艦刀に力を加え、曹操の剣を貸し返すと曹操は自ら後ろに下がりダイゼンガーから離れる。

曹操が離れるとダイゼンガーは斬艦刀を上段構えで構えると日本刀のような形をしていた斬艦刀の形が両刃の大剣へと変化する。

 

「むっ!剣が!?」

 

「ゆくぞぉおおお!」

 

斬艦刀の形を変えるとダイゼンガーはスラスターを勢いよく吹かして曹操に接近、斬艦刀を振り上げると、曹操に一気に振り下ろす。

 

「ふっ!」

 

振り下ろされる大剣状の斬艦刀を曹操は右に跳んで躱すと斬艦刀は地面に突き刺さり、アスファルトに亀裂が走る。

斬艦刀を避けた曹操はダイゼンガーに向かって駆け出す。

大剣状態の斬艦刀はリーチと重量を活かし破壊力があるがその分取り回しが悪い。

 

「もらったぁ!」

 

曹操がダイゼンガーの直前で跳躍し、ダイゼンガーに向かって落下しながら右斜め上から剣を振るう。

 

「甘く見ないでもろうと言ったはずだ!」

 

曹操の剣が迫る中、ダイゼンガーは斬艦刀を大剣から最初の日本刀の形に変化させ、曹操の剣を受け止めた。

 

「つあっ!」

 

「・・・っ!」

 

受け止めた曹操の剣をダイゼンガーは振り払うと曹操は後ろに飛ばされ、アスファルトに後ろに滑るように着地した。

 

「成程、相当な腕前だな。それに形を変える剣か。実に面白いぞ!」

 

「私もだ」

 

ダイゼンガーの腕の高さに感心しながら曹操は剣先をダイゼンガーに向け、曹操の言葉に同じ気持ちであること告げるダイゼンガーは斬艦刀を再び大剣に変化させ、斬艦刀を右肩に掛け、2体は睨み合う。

 

夏候惇VSクロスボーンガンダムX2

夏候惇は右腕の剣「蛇骨剛剣」を構えながらX2を睨んでいる。

 

「ふん。ベルガ・ギロスに似た機体か」

 

対するX2は夏候惇の姿がベルガ・ギロスに似ていることから僅かに鼻で笑うとスラスターを吹かし、ショットランサーを構えながら向かって行き、ショットランサーによる突きを繰り出す。

 

「・・・っ!速い!」

 

「どうした?反撃しないのか?」

 

繰り出されるショットランサーの突きを夏候惇は後ろに下がりながら左右に躱していく。

 

「たあああっ!」

 

「・・・っ!」

 

連続で繰り出されるX2のショットランサーを右に躱すと前に跳び、X2の頭部を狙って蛇骨剛剣を突き出す。

突然の反撃にX2は僅かに驚いたがすぐに首を右に捻るが反応が僅かに遅れたため蛇骨剛剣が左頬を掠めた。

 

「ちっ!」

 

蛇骨剛剣が左頬を掠めるとX2は後ろに跳ぶとスラスターを勢いよく噴射して後退、後退する際にショットランサーを向けると夏候惇に内蔵されているヘビーマシンガンを掃射、更にヘビーマシンガンを撃つのを止めると左手でヒートダガーを取り、夏候惇に投げる。

 

「くっ!・・・はっ!」

 

ヘビーマシンガンの銃弾を夏候惇は後ろに下がって躱すと続いて投げられたヒートダガーを蛇骨剛剣を振るって弾き飛ばす。

 

「ほぉ、少しはやるな。久々に楽しめそうだな」

 

自身のショットランサーの突きを全て躱し、反撃までしてきた夏候惇に思っていた以上に出来ることに感心し、久々に戦いが楽しめることを喜びながらX2は再びショットランサーを構えて夏候惇に向かう。

 

夏侯淵VSレイダーガンダム

 

「はぁああ!撃滅っ!」

 

戦闘開始の指示を受けて空中に上がったレイダーが上から夏侯淵にミョルニルを放つ。

 

「はああっ!」

 

レイダーが放ったミョルニルを夏侯淵はレイダーのミョルニルに似た武器「鋭鐘」を持つ左腕を右から左横に振るい、ミョルニルを弾き飛ばす。

 

「こちらと似た武器を持っているとは!」

 

「ちぃっ!こんのぉ!」

 

レイダーも自分と似た装備を持っていることに夏侯淵が驚いているとミョルニルを防がれてイラつきながらレイダーは右腕の「2連装52㎜超高初速防盾砲」を連続で撃つ。

 

「ええい!」

 

夏侯淵はレイダーの攻撃を左に避けながら弓「鋭刃弓」を取り、矢である「鋭鳳」を放つ。

 

「へっ、当たるわけないじゃん!」

 

夏侯淵の鋭鳳を左に移動して躱したレイダーは超高初速防盾砲を向けて放つ。

 

「くっ!地上に降りず、ずっと空から攻撃とは卑怯な!」

 

「戦いに卑怯も何もないよ。いくぜぇ!」

 

空から攻撃をしてくるレイダーに夏侯淵は非難するがレイダーは気にすることなく再び夏侯淵にミョルニルを放った。

 

孫権VS武御雷

孫権に向かって行く武御雷は背中にマウントされている74式近接戦闘長刀の柄を右手で握ると長刀がロックが強制開放されて跳ね上がると体を右斜めに向け、長刀を右脇まで持っていき、左手でも長刀の柄を持ち、剣先を後ろに下げた脇構えで長刀を構えると跳躍ユニットの出力を上げて加速する。

 

「はあっ!」

 

「ふああっ!」

 

右下から振るわれる長刀を孫権は振り上げた剣を振り下ろすと剣がぶつかり、互いに弾かれる。

 

「くっ!えええいっ!!」

 

弾かれて仰け反った孫権は踏ん張ると再び剣を武御雷に向かって振り下ろす。

武御雷は右足を軸にして弾かれた反動を利用したに加え、左の跳躍ユニットのスラスターを噴射して右に身体を捻って孫権の剣を躱すとそのまま身体を一回転させながら長刀を振り上げ、体が前、孫権の方を向くと振り上げた長刀を一気に振り下ろす。

剣を躱された孫権は直ぐに剣を振り上げて武御雷の長刀を受け止めるが長刀の勢いに僅かにだか押される。

 

「ぐ・・・おおおおっ!!」

 

「っ!!」

 

武御雷に押されていた孫権は足腰を踏ん張り、雄叫びと共に武御雷の長刀を押し返すと後ろに跳び、距離を取る。

 

「こいつ、只者じゃない・・・。お前は何者なんだ!」

 

「私は武御雷。我らが主君を、そして同胞達を守るために・・・参る!」

 

長刀を握り直し、跳躍ユニットを勢いよく噴射して武御雷は孫権に接近する。

 

孫尚香VS光武

 

「でああああああっ!」

 

「くっ!ああっ!」

 

光武は両脚部から蒸気を噴射しドムのホバーのように高速で刀を抜かぬまま接近、孫尚香に一基に近づくと素早く刀を鞘から抜き放つ「居合」で孫尚香に斬りかかる。

孫尚香は構えていた薙刀を咄嗟に前に出すが光武の刀は薙刀を弾き、刀を振り上げて振り下ろす。

光武の刀は孫尚香の右肩を斬り、孫尚香の右肩に切り傷が出来る。

 

「な、なんなのよこいつ!変な姿のくせに強い!」

 

「帝国華撃団花組、光武 さくら機、参ります!」

 

形状からしてそれ程強そうという印象を持てない光武が予想以上の戦闘力を有していることに孫尚香は驚き、対する光武は刀を中段構えで構え、再び両極部から蒸気を噴射して孫尚香に向かって行き、刀で斬りかかる。

 

ガンパンツァーVSマジンガーZ

 

「若造共ばかりにいい恰好はさせられん!うおおおおおっ!」

 

「マジンガーZの力を見せてやるぜぇ!」

 

ガンパンツァーとマジンガーZが互いに叫びながら向かって行く。

 

「ぬぬぬぬぬぬっ!」

 

「ぐぐぐぐぐっ!」

 

両者は両手を上げて正面から互いに手を掴み力比べを行う。

 

「な、中々のパワーだな!」

 

「あ、あんたもな!」

 

ガンパンツァーとマジンガーZは力は互角でどちらも負けていない。

苦しそうに言っている2体だが、どこか楽しげにも聞こえる。

 

「「ふんっ!」」

 

ガンパンツァーとマジンガーZは互いに手を放してほぼ同時に後ろに一度下がる。

 

「光子力ビーム!」

 

「ぬぅっ!」

 

2体が同時に下がって先に仕掛けたのはマジンガーZだ。

両目から破壊光線「光子力ビーム」をガンパンツァーに放つ。

放たれた光子力ビームがガンパンツァーの胸に直撃し、後ろに滑りながら後退するが厚い装甲を持つガンパンツァーにはダメージが少ないようだ。

 

「目からビームを出すとは、どんな構造をしておるんだ・・・くっ!ワシを見くびるなよ!これを受けてみせい!」

 

目から攻撃してきたことに驚いているガンパンツァーだが、すぐに胸部と腹部の装甲ハッチが開き、内部に内蔵されている「ミサイル」が一斉にマジンガーZに向かって放たれる。

 

「ルストハリケーン!」

 

マジンガーZの口部スリットから強酸が混じっている強風「ルストハリケーン」を出し、ガンパンツァーのミサイルにルストハリケーンが当たる。

ルストハリケーンによってミサイルが全弾錆び朽ちていき、マジンガーZに到達する前に空中で爆発した。

 

「何!?」

 

「いくぜぇ!」

 

ミサイル全弾を破壊されてガンパンツァーが驚く中、マジンガーZはガンパンツァーに向けて右腕を突き出した。

 

「なんだ?」

 

いきなり自分に右腕を突き出されてガンパンツァーは理解出来ていない。

 

「ロケットッ!パァアアアンチ!!」

 

「何ぃいいい!?ごあっ!」

 

不思議がっているガンパンツァー向かってマジンガーZは必殺級の攻撃「ロケットパンチ」を発射した。

あまりのことにガンパンツァーが声を上げているとマジンガーZのロケットパンチはガンパンツァーの顔面に直撃し、ガンパンツァーは背中から地面に倒れた。

 

「ぬ、うううう。ま、まさかそんな古典的な攻撃をしてくるとわ・・・。流石に驚いたぞ」

 

「古典的で悪かったな!古典的でもマジンガーZのパンチは強いんだぜ!」

 

ロケットパンチを受けたガンパンツァーは顔面を右手で押さえながら起き上り、頭を左右に振りながらマジンガーZのロケットパンチに驚いたことを言う。

ガンパンツァーが起き上るとマジンガーZはガンパンツァーに向かって走り出す。

 

シグナムVSシンケンジャー

 

「でああっ!」

 

「ふっ!はああっ!」

 

「だああっ!!」

 

シンケングリーンがウッドスピアで突きを出すがシグナムはレヴァンティンでウッドスピアの矛先を弾くとレヴァンテンを下に下げてシンケングリーンの懐に入り込み、右斜め下からレヴァンテンを振り上げ、シンケングリーンを斬り、斬られたシンケングリーンは後ろに飛ばされ地面を転がる。

 

「ふっ!」

 

「くっ!」

 

シンケングリーンを斬ると左からシンケンブルーが近づき、振り上げたシンケンマルをシグナムに振り下ろす。

迫るシンケンマルをシグナムはレヴァンティンを横にして振り下ろされるシンケンマルを防ぐ。

 

「「はああっ!」」

 

シンケンブルーのシンケンマルを防いでいると後ろからシンケンイエロー、シンケンピンクが走ってくると2人は跳躍して空中でシンケンマルを振り上げる。

 

「っ!レヴァンティン!」

 

<Explosion!>

 

後ろの2人に気づいたシグナムはシンケンブルーのシンケンマルを受け止めた状態でレヴァンティンにカートリッジロードを指示する。

 

「・・・っ!はっ!」

 

「ぐあっ!」

 

レヴァンティンからカートリッジが排出され、刀身に炎が纏うとシグナムは力を入れてシンケンマルを押し返して弾き、右足でシンケンブルーの左腰に蹴りを食らわせる。

シグナムに蹴られたシンケンブルーはそのまま蹴り飛ばされ、蹴り飛ばしたシグナムは蹴った勢いを使って後ろを振り返る。

 

「紫電!一閃!」

 

「「きゃあああっ!」」

 

後ろを振り返ったと同時にレヴァンテンを振るい、シンケンイエロー、シンケンピンクの2人を斬り、2人は後ろに飛ばされた。

シンケンイエロー、シンケンピンクが飛ばされると2人はすぐに起き上ろうとし、後ろと左右の3方向からシンケンレッド、シンケンブルー、シンケングリーンが接近してくる。

 

<Schlange form!>

 

「はああっ!!」

 

「「「「「ああああっ!!」」」」」

 

レヴァンテンを一度鞘に戻して再びカードリッジをロードし、抜刀と同時に右足を軸に一回転してレヴァンテンを振るう。

連結刃に変わったレヴァンティンがシンケンジャー全員を攻撃、胸から火花を散らして後ろに飛ばされ、全員が地面を転がる。

 

「くっ!まだだ!」

 

すぐに立ち上がったシンケンレッドはバックル中央からディスクを取り出し、シンケンマルについてあるディスクと交換し、取り付けたディスクを回転させる。

するとシンケンレッドの姿に変化が起こる。

シンケンレッドは赤い陣羽織を纏い、シンケンマルの形も先程とは異なる形へと変化している。

 

「変わった!」

 

「ハイパーシンケンレッド、参る!」

 

シンケンレッドが使用したディスクには「恐竜折神」の力が宿っており、「恐竜ディスク」によって強化された姿「ハイパーシンケンレッド」は同じく恐竜ディスクによって変化した「キョウリュウマル」を見たシグナムは驚きの表情を見、ハイパーシンケンレッドはキョウリュウマルを構えるとシグナムに駆け出す。

 

ヴィータVS仮面ライダー2号、スーパー1、ブラック、ゼクロス、J

 

「こんっのぉおおおおおおっ!」

 

「ぐおおっ!」

 

ヴィータが振るったグラーフアイゼンがJの腹部に直撃、Jは後ろに飛ばされ、地面を数回バウンドして止まるとそのまま動かなくなる。

 

「はぁ・・・はぁ・・・やっと、1人かよ・・・。・・・っ!」

 

「ライダァアパァアアアンチ!」

 

ようやくJを倒し、疲れきっているところに右からブラックのライダーパンチが襲い掛かる。

ヴィータは上に上昇してブラックのライダーパンチを避ける。

 

「そう何度も喰らうかよ。・・・!!」

 

ヴィータがライダーパンチを避けると今度は左下からゼクロスの刃がついていない十字手裏剣が飛んでくる。

 

「また手裏剣。それも喰らうか!」

 

既に受けた攻撃であるためヴィータは慌てることなく右に移動し十字手裏剣を避けようとした。

しかし、ヴィータの側を通り過ぎようとした時、十字手裏剣が爆発を起こす。

 

「何!?うわあああっ!!」

 

十字手裏剣の爆発による爆風でヴィータはバランスを崩し、地面へと落下していく。

だが、途中で持ち直し、地面ギリギリで停止した。

 

「な、なんだあの手裏剣。さっきは爆発なんて・・・「チェンジ・冷熱ハンド!」・・・!?」

 

先程とは異なり十字手裏剣が爆発したことにヴィータは驚いている。

それもそのはず、先程のは「衝撃集中爆弾」と呼ばれるゼクロスの両膝に装着されている爆発の威力、方向を自在に操作出来る特殊爆弾で外見は十字手裏剣に似ているが刃がついていない。

衝撃集中爆弾にヴィータが動揺していると右側でスーパー1が両腕を右腕からは超高温火炎、左腕からは冷凍ガスを出す緑色の腕「冷熱ハンド」で変え、両手をヴィータに向け、右腕から火炎、左腕から冷凍ガスを放つ。

 

「ちっ!」

 

ヴィータは右手に持っていたグラーフアイゼンを左手に持ち替え、右腕をスーパー1のいる右側に伸ばしシールドを展開、冷熱ハンドから放たれた火炎と冷凍ガスを防ぐ。

 

「こいつら、しつこい!」

 

「ライダァアキィイイイイック!」

 

シールドで火炎、冷凍ガスを防いでいると正面上から2号がライダーキックを繰り出す。

 

「しまっ・・・。うっ!・・・がはっ!!」

 

反応が遅れたヴィータは胸に2号のライダーキックが直撃。

ライダーキックを受けたことで後ろに飛ばされ、更に背中から施設の壁に激突する。

ヴィータがぶつかった衝撃で施設の壁には亀裂が走り、ヴィータは地面に倒れる。

ヴィータが倒れるとブラック、スーパー1、ゼクロス倒れていたがようやく起き上ったJが2号の所に集まり、全員でヴィータの様子を伺っている。

 

「ま・・・まだ・・・だ!」

 

ライダー達が様子を伺っていると倒れていたヴィータが口を動かして声を出し、グラーフアイゼンを杖代わりにしてゆっくりと立ち上がる。

 

「負けらん・・・ねぇ。あたしらは・・・負けらんねぇんだよ!!」

 

起き上ったヴィータはグラーフアイゼンを構え直し、ライダー達に叫ぶとライダー達に向かって行き、ヴィータが向かってくるとライダー達もヴィータに向かって駆け出す。

 

ザフィーラVSダイレンジャー

 

「はっ!」

 

「ふっ!であっ!」

 

「っ!」

 

リュウレンジャーがザフィーラに向かって走り、右ストレートで殴りかかるがザフィーラは左腕でリュウレンジャーのパンチを防ぎ、振り払うとリュウレンジャーの左腰を狙って右足でミドルキックを出す。

ザフィーラがミドルキックを出すとリュウレンジャーは後ろに跳んでミドルキックを回避する。

 

「とおおっ!」

 

「ぬおおおおおっ!!」

 

「ごあああっ!」

 

後ろからキリンレンジャーが跳びかかるが、ザフィーラは振り返ると同時に左足で回し蹴りを出し、キリンレンジャーの右脇腹に入り、蹴り飛ばす。

 

「はあああっ!」

 

キリンレンジャーを蹴り飛ばした直後、左斜め前から今度はホウオウレンジャーがザフィーラに向かってくる。

 

「近づけさせん!鋼の軛!!」

 

「きゃっ!」

 

ザフィーラは鋼の軛を発動させ、地面から複数の柱がホウオウレンジャーの目の前に出現しホウオウレンジャーの動きを止める。

 

「「はああああっ!」」

 

ホウオウレンジャーを足止めすると右からテンマレンジャー、左からシシレンジャーが左右から挟み撃ちをするように向かってくる。

 

「うおおおおおおっ!!」

 

雄叫びを上げながらザフィーラはテンマレンジャーに向かっていき、テンマレンジャーの顔を狙いザフィーラは右の拳を突き出す。

突き出されるザフィーラの拳をテンマレンジャーは腰を低くして躱す。

ザフィーラの拳を躱したテンマレンジャーは後ろを振り返ると同時に左足を軸に右足で回し蹴りを繰り出す。

攻撃を避けられたザフィーラがテンマレンジャーの方に振り返るとテンマレンジャーの回し蹴りがザフィーラの腹部に直撃した。

 

「ぐうう・・・」

 

テンマレンジャーの蹴りを受けたザフィーラは顔を歪め、後ろに滑るように下がっていき右手で腹を押さえる。

 

「はああっ、はっ!」

 

テンマレンジャーの蹴りでザフィーラが後ろに下がるとテンマレンジャーの後ろから走ってきているシシレンジャーが助走をつけて跳躍すると前にいたテンマレンジャーの左肩を踏み台にして更に高く跳躍する。

 

「!?」

 

それに気づいたザフィーラが上を見上げると右腕を引き、上から落下してくるシシレンジャーが目に入る。

 

「たああっ!」

 

「ぐあっ!」

 

ザフィーラも反撃しようとしたが落下速度によって速度が上がっているため間に合わず、ザフィーラに速く近づいたシシレンジャーは引いていた右腕を突き出しザフィーラの左頬を殴った。

 

「ぐっ!であああああっ!!」

 

「うわあああっ!!」

 

ザフィーラは殴られながらも怯むことなく下から左腕を振り上げ、シシレンジャーの顎にアッパーを喰らわせて殴り飛ばす。

 

「ん・・・。うおおおおおおっ!」

 

シシレンジャーを殴り飛ばすとザフィーラは右腕でシシレンジャーに殴られて口の左端から出ている血を拭うと再び雄叫びを上げながら拳を構え、ダイレンジャー達に向かって行く。

 

 

 

 

 

後書き

 

健悟「さて、やっと四十八話が投稿されたな」

 

アポロン「そうですね」

 

健悟「でももう10月になってるよな?」

 

アポロン「イエス」

 

健悟「確か前の四十七話の投稿は8月上旬だったよな?」

 

アポロン「イエス」

 

健悟「今まで夏休みだったよな?」

 

アポロン「イエス」

 

健悟「じゃあなんでこんなに遅れてんだ?」

 

アポロン「それは作者に聞きましょう」

 

健悟「そうだな。おい作者・・・」

 

ARXー7アーバレスト「変身!」

 

カブトゼクター『HENSHIN』

 

ARXー7アーバレスト 「キャストオフ!」

 

カブトゼクター『CAST OFF』

 

カブトゼクター『CHANGE BEETLE』

 

ARXー7アーバレスト 「クロックアップ!」

 

カブトゼクター『CLOCK UP』

 

健悟「・・・・・逃げたーーーー!!」

 

アポロン「逃げましたね」

 

健悟「え!何!?あいつ変身出来んの!?」

 

アポロン「そのようですね。私も初めて知りましたが」

 

健悟「なんでもありかよ」

 

アポロン「小説ですから。ちなみに今回のかなり遅れた原因は既に調査済みなので私から報告します」

 

健悟「おお、頼む」

 

アポロン「今回個別戦闘シーンはザフィーラ様まででしたが本当はザコソルジャーまで全て書こうとしたが文字数が足りず、粘りに粘ったが結局また分割することになり、その決断をしたのが昨日だったようです」

 

健悟「本当に情けない作者だな。兎に角次回予告して今日は解散するか」

 

アポロン「ラージャ。BGMスタート」

 

BGM「Only my railgun」

 

健悟「ほう。とある科学の超電磁砲(レールガン)か」

 

アポロン「イエス。頑張っていきましょう」

 

健悟「おう。・・・ああ~なんか色んな敵が出てくるな」

 

アポロン「本当にマスターの苦労が絶えませんね」

 

健悟「まだあいつらとの戦い続くっぽいす。いつになったら終わるんだろうな?」

 

アポロン「マスターが死ぬまでじゃないんですか?」

 

健悟「怖いこと言うなお前!?」

 

次回 第四十九話「闘争」

 

健悟「まあこんなもんかな?」

 

アポロン「イエス。これでいいと思います」

 

健悟「よし。じゃあ作者捕まえにいくか。変身!」

 

ガタックゼクター『HENSHIN』

 

健悟「キャストオフ!」

 

ガタックゼクター『CAST OFF』

 

ガタックゼクター『CHANGE STAG BEETLE』

 

健悟「ハイパーキャストオフ!」

 

ハイパーゼクター『HYPER CAST OFF!CHANGE HYPER STAG BEETLE』

 

健悟「ハイパークロックアップ」

 

ハイパーゼクター『HYPER CLOCK UP!』

 

ハイパーゼクター『HYPER CLOCK OVER!』

 

健悟「さあ、お話しようか?」

 

ARXー7アーバレスト「・・・・・あれ!?」

 

アポロン「それでは次回もお楽しみに」

 

 

 


 
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