No.691169

ワイルドタイガーファン鼎談

つばなさん

ライアン来たときびっくりしてやっつけに書いたヤツ

2014-06-02 21:41:50 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:685   閲覧ユーザー数:685

鼎談参加者

 ケン・ナガサワ…オフィシャルファンクラブが出来る前から存在した、最古のワイルドタイガーファンクラブ(私設)「虎の会」会長。某IT企業CEO。将来の夢は、SoftBankを買収し、タイガーと一緒にCMに出ること

 ソフィア・ラロック…虎の会会員No.299。シュテルンビルト市立大学社会学教授。近著に「ヒーロー制度と社会満足度」。←読みどころは四章の「ヒーローの破壊行為の社会的必要性」だそうです。

 ウラジーミル・バラノフスキー…虎の会会員No.4。弊誌発行人。「ヒーローは好きです! でも、タイガーはもっと好きです! あと、六角形メガネかけてる奴はヒーローじゃないです!」

 バーナビー・ブルックスJr.…アポロンメディア所属ヒーロー。タイガーの元相棒。以前虎の会に入会願を提出したことがあるが、受理されなかった悲しい過去がある。 

 

 

 

 

ウラジーミル・バラノフスキー(以下「ウ」):「今回は二部ヒーロー特集なんだけど、発行寸前にまさかのバーナビーの一部復帰があって、大幅に紙面変更を余儀なくされたんだよ」

ケン・ナガサワ(以下「ケ」):「つまり空いた紙面を埋めるために私たちの鼎談を企画したわけだね!」

ソフィア・ラロック(以下「ソ」):「編集間に合わなかったことにして、バーナビーも載せちゃえばよかったんじゃないの。『バーナビー、二部での最後の日々!』みたいな。その方が本も売れるでしょ?」

ウ:「それはダメなの! この本はだな、あんまり注目されずキッツイ仕事をしてる二部ヒーローのために作ったんであって、バーナビーありきで立てた企画じゃないんだから! そんなバーナビーだけが目立つような本にはしたくなかったの!」

ケ:「おお、キミもちゃんと仕事してたんだな」

ウ:「でも全然バーナビー出ないのも売上的に不安なので、ここにだけ出てきてもらったんだよ」

バーナビー・ブルックスJr.(以下「バ」):「この鼎談に僕、要ります?」

ウ:「まあ、そういうなよ、元相棒! 最近調子はどう? 元相棒!」

バ:「その呼び方はやめてください」

ソ:「バーナビー、一部復帰おめでとう」

バ:「ありがとうございます」

ソ:「あなたがタイガーを開放してくれて、とってもうれしいわ」

バ:「……」

ソ:「新しい人と頑張ってね! なんだっけ、ゴールドなんとかさん?」

ケ:「なんだっけ、ライオン? ブライアン? ゴールドブライアンだ!」

ウ:「ゴールデンライアンだよ」

ケ:「あの子、キャラ濃いよね。顔も濃いけど」

ウ:「しかもなんか黄色ってか金色のシャツ着てるじゃん。で、バーナビーはなんか最近服が淡色じゃん。並ぶとすっごいバーナビー地味だけど大丈夫なのかよww」

バ:「別に、ヒーローをするのに服が派手な必要はありませんので」

ウ:「よく言うよー真っ赤なスーツとか着ちゃってた子がさー」

ケ:「まあ、でもこの歳で真っ赤なスーツ着たらもうダメだよね。痛い子だよね」

ソ:「いや、24歳でも充分痛いと思うわよ。それをスルーしてたバーナビーファンの女の子たちは心が広いのね」

バ:「……」

ケ:「いまちょっと思ったんだけど、バーナビーの最近の服ってグレー基調じゃなくってシルバーイメージなのかな、ゴールドとシルバー?」

ソ:「つまりゴールデンボーイさんよりバーナビーが格下?」

ウ:「だからゴールデンライアンな」

ケ:「完全に引き立て役ポジだな」

ソ:「お可哀想に…。ちょっと前のタイガーの気持ちを思い知るがいいわ!」

バ:「タイガーさんと僕は、対等な相棒です!…でした」

ウ:「どうよ、あたらしい相棒は」

バ:「まだうまく連携できないときもありますが、彼は能力も高いですから、これから二人で活躍していければと思っています」

ウ:「でも、ライアンとお前ってあんまり相性良くなさそうな気がして、ウラジーミルおじさんはちょっと心配なんだけど大丈夫?」

バ:「大丈夫ですよ…。まあ、まだはじまったばかりなので、これからです…」

ウ:「テンション低っ」

ケ:「でもこれからアポロンのファンクラブはどうなるんだろうね。今までタイガー&バーナビーファンクラブだったでしょう?」

ソ:「私、オフィシャルのファンクラブだいぶ前に辞めたわよ。だって欲しくもないバーナビーのカレンダーとか送られてきて、バーナビー出演情報とか毎週毎週メール来てめんどくさいもの」

バ:「それは……すみません」

ウ:「でも今度からアポロンのファンクラブはアポロンヒーローファンクラブになって、好きなヒーローを選択する方式になるらしいよ。だからもうバーナビーのカレンダーが送られてくることはない!」

ソ:「そうなの? じゃあ、また入ろうかしら」

ケ:「タイガー2部だから、会社に軽んじられちゃったらどうしようっていう不安はあるけど、これからはタイガーの活躍がいっぱい見られるのかと思うとワクワクするね」

バ:「別に僕が隣にいたって、タイガーさんもちゃんと活躍していたでしょう?」

ウ:「お前、わかってないな! 俺たちはタイガーを一分一秒でも長く見ていたいの! それなのにお前がいるとカメラがお前ばっかり撮るでしょ? そうするとタイガーのちょっとした仕草とか、ちょっとした発言とかが全部見れないまま終わってしまうんだー!」

ソ:「タイガーの相棒をやりたいんなら、もっと精進しなくてはダメよ、バーナビー」

バ:「……! だったらお聞きしますが、どういう人ならタイガーさんの相棒としてみとめるんですか」

ウ:「お、どうしたバーナビー。怒っちゃった?」

ケ:「それはやっぱり、奥ゆかしくて、タイガーの後を三歩下がってついてくるような」

バ:「ヒーローなのに!?」

ウ:「タイガーのしょうもないオヤジギャグにも優しく笑ってくれる人で」

ソ:「タイガーは褒められて伸びるタイプだから、ちゃんと褒めてくれる人がいいわね」

ウ:「やっぱMrレジェンドとか、古いヒーローにもある程度詳しくないとダメだな」

ケ:「そして日本食を食べられる人。タコとかも」

バ:「折紙先輩のことかぁ!!!」

ケ:「えー? いや、でも折紙はどうだろうか」

ウ:「いい子だとは思うけどタイガーの相棒には力不足だよな」

ソ:「もっと、タイガーを支える! ていう気概のある人じゃないと」

バ:「結局誰が来ても嫌なんですね」

ケ・ウ・ソ:「……そうかもしれない」

ウ:「まあ、ともかくタイガーのことは俺たちファンが支えていくから、お前は心おきなく金ピカくんと仲良くやり給えよ」

バ:「ちゃんとゴールデンライアンと呼んであげてください」

ケ:「私たちはゴールドブレンドに振り回されるバーナビーを見て楽しむから頑張ってくれたまえ」

バ:「だからゴールデンライアンです」

ソ:「期待してるわね。ゴールド&シルバーの活躍」

バ:「勝手に変なコンビ名つけないでください!」


 
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