No.671875

義輝記 雷雨の章 その拾九

いたさん

義輝記の続編です。 宜しければ読んで下さい。 3/18 文章最後の信玄と義弘のセリフを修正しました。

2014-03-18 19:52:20 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1776   閲覧ユーザー数:1573

【 劉岱軍に奮戦する洛陽軍 の件 】

 

〖 劉岱陣営 〗

 

劉岱「な、何をしている! 我が軍は奴らの倍以上は間違いなくある!! 包囲して押し潰せ!!!」

 

将「駄目です! 道両側が巨石群のため、横を抜けるのは不可! そ、それに! 中央両側から現れた伏兵が、あまりにも強く対処ができません!!!」

 

兵「伝令! 道上の董卓軍が、我らの頭上から『竹筒』を落としてきました!! 確認出来るのが、数個ですが…………」

 

劉岱「馬鹿者! 『黒き水』なら………「ち、違います!」何ぃ?」

 

兵「な、中身が……異臭溢れる『毒』なんです!!!」

 

劉岱「────────まさか!?」

 

★☆☆

 

〖 洛陽軍 三太夫隊 〗

 

 

三太夫「気を付けて扱えよ。 手に付くと痒みが取れないからな。 ………義久の姐さん特別料理『冷やし澄まし汁』だから……」

 

忍び「………………………はっ!」

 

忍び「……グハッ!」 バタッ!

 

三太夫「倒れたぞ! 至急運べ! 少し経てば気付くはずだ。 休ませておけ!!」

 

兵「は、はい! さ、三太夫様は………大丈夫……ですか?」

 

三太夫「少し…ふらつくが、旦那に比べりゃ…まだ良い方だ! それより、そいつの事……頼んだぜ!?」

 

★★☆

 

〖 洛陽軍 中央突撃隊 〗

 

義弘「ちょっっっと! 近づくな! 馬鹿!!」 パカッン!!

 

元前衛兵「─────! ───────!!」バタン!

 

義弘「颯馬の言うとおり…頭を破壊すれば倒れるけど……気持ち悪い───!! それに……焼けた臭いがぁ………ウプッ!」

 

謙信「我慢してくれ義弘殿!! 貴殿のお家芸である『穿ち抜け』でしか、この分厚い防御陣を抜く事が出来ない! もう少し薄ければ、代わりに私が貫く事が可能なんだが………………!!」クッ!!

 

義輝「……皆の者、すまぬが……わらわは用事が出来たので、外れるぞ? わらわの隊を編入して、先を目指せ!!」

 

信玄「義輝公? 何処へ行かれるのですか!?」

 

義輝「左側に、わらわを見て手招きしている将がおる。 決闘を売られて買わないなど足利の名折れじゃ!」

 

謙信「それなら、私も右側に向かわせてもらうぞ! 将らしき男が『術者』らしく、禍々しい妖気を周りに漂わさせている! ここで討ち果たせば、あの『死人達』を解放出来るだろう!!」

 

昌景「待たれよ!! お二方!!! ……貴女方の颯馬を案じ、戦を早く終わらせたい気持ちは判る。 じゃが、基本となる戦術を蔑ろにして、勝てるとお思いか!!!」

 

義輝、謙信「……………………すまぬ(申し訳ない!)」

 

昌景「………では、義弘殿! この陣営内を抜けましょうぞ!! 

 

姫武将の………誰かが討ち死にを遂げれば、颯馬の事、自分の責だと後悔するはず! そんな悲しみを、二度も味あわす訳には……いきませぬからな!!』

 

信玄「昌景……」

 

義弘「……よぉしぃ! 再突撃開始!! 今度は穿ち抜けるまで止まらないからね!!! 行くよ! 皆!!!」

 

◇◆◇

 

【 華陀の説明 の件 】

 

〖 虎牢関門前にて 〗

 

冥琳「!! ──単独の将による『伏兵』!? しかも、敵陣営を突撃して行く、あの不可解行動は!? 一体……何の目的で…!!」

 

穏「それだけでは~ありません~! あの複数の違う道具で奏でる『音』! そして、今までの策謀の実績で~『何か策があるのではないか?』と匂わせ、敵の勢いを止めた策~!! 素晴らしいです!!」

 

桂花「………………たった『二人の伏兵』だと思って………馬鹿にして見てたけど…………何ぃ? 何なのぉ!? アレ!! 」

 

朱里「………戟と槍を一振り、地面に叩き付けただけで……!」

 

雛里「………敵兵が、倒れて………逝きます……よ………!」

 

??「それは、俺が説明しよう!」

 

軍師「「「 !!! 」」」

 

冥琳「華陀か! その節は随分世話になった!!!」

 

穏「お久しぶりで~す! 華陀さん~!!!」

 

華陀「おぅ! 周公瑾殿も陸伯言殿も、元気でなによりだ!!」

 

桂花「ア、アンタ! どっから湧いて出たのよ!?」

 

朱里、雛里「「ガタガタ ガタガタ ガタガタ……」」

 

華陀「俺は名は『華陀』! 流れの医者になる。 颯馬に天水の事を知らせに寄ったら、颯馬や他の怪我人が多数いるじゃないか!?」

 

桂花「当たり前じゃない! 今、戦をしているのよ!!」

 

華陀「これは失礼! 確かにその通りだ! ……だから、颯馬と夏侯元譲殿の大怪我を優先的に治療して、先程…診察が終わったよ!!」

 

朱里「あ、あの教えてくだしゃい!」

 

雛里「………何で、二人の攻撃が………あ、当たらない……のに」

 

華陀「了解。 まず、あの二人の膂力は人並み外れている。 そうだな…………軽く夏侯元譲殿の倍は……あるかな?」

 

桂花「あの『脳筋』より筋肉になってるなんて、どんな奴なのよ?」

 

華陀「詳細は言えないが、一人は元からの董仲穎配下。 もう一人は颯馬と同じ『天の御遣い』だそうだ」

 

朱里、雛里「………………………………!!!」

 

華陀「……それで、話を戻そう。 二人はその膂力を利用し、『衝撃の波』を起こす! それでも驚異なのに、虎牢関付近の岩壁に反響して、複数の余波を発散させる!」

 

穏「ふむふむ~! それでそれで~!!」ズズィ

 

華陀「陸伯言殿! 顔が近い、もう少し離れて聞いてくれ!!」

 

冥琳「穏! 邪魔をするなら、出て行ってもらうぞ!!」

 

穏「すいませ~ん!!」

 

華陀「コホン! 人体の中身は大部分が水に関与している。 そして動かす『旋律』もある。 ところが、その波が体に当たると水が動きまくり、体の内蔵を傷付ける。 しかも、旋律も狂わせるため、身体の調子も悪くなり、最後は死ね事になるわけだぁ!!!」

 

桂花「…………判ったわ。 それで、夏侯元譲は……大丈夫なの?」

 

朱里「桂花さん、あの説明、判ったのですかぁ!?」

 

雛里「凄いです! 憧れます~!」

 

桂花(………例え判らなくても判った振りをして、敵側に余裕があるように見せる。 外交での初歩的な事よ!!)

 

華陀「そうか! 後で曹孟徳殿に説明を請われていたが、君に任せれば大丈夫だな!! 俺は、まだ他の患者を診なくてはならない!!」

 

桂花「ちょ、ちょっと! 待ちなさい─────!!」

 

◆◇◆

 

【 劉岱軍、洛陽軍の応戦状況 の件 】

 

〖劉岱陣営 右翼にて〗

 

辺允「………チィィィ! 後ろ…中衛の……軍勢が…羨ましい…ぜぇ! あんなに……強い奴………居ないの……によ!」

 

兵「伝令! 敵の戦術のため、我が軍、遅滞しております!」

 

辺允「ほぅ……。 そうかぁ……だが…安心しろ! 俺の取っておきの……策を……見せてや……るよ!」

 

兵「はっ! ……で、どのような!?」

 

辺允「そこで………見てろ。 左翼全軍……に、次ぐ!! これ…以上の……遅滞は……許さねぇ!! もし……遅滞の……原因に…なる奴が……居たら……こうだぁぁぁ!!!」

 

   ザッシュ────!  

 

兵「ギャャアアァァァァァ───!!!」

 

辺允「クックックッ! ギャハッハッハッ!!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〖劉岱陣営 左翼〗

 

兵「あ、あの………我らの軍も……遅滞しておりますので、私も…斬られるの……ですか?」

 

袁伯業「判っているなら…何故…居る? 逃げれば…いいだろう」

 

兵「あ、足が………………う、動かな……い………」

 

袁伯業「……………………………………」スラッ(剣を抜く)

 

兵「ヒイィ──────────!!!」

 

袁伯業「…………判っている……な? お前…の、行う事は!?」

 

兵「は、はい!!! 袁伯業様の恩情と遅滞解除であります!!」

 

袁伯業「………賢い奴は……気に入って……いる。 早急に……事態を………好転させよ!!!」 カチャン(剣を仕舞う)

 

兵「はっ、はいっ!!!」ダッダッダッ!

 

袁伯業「………やれやれ。 辺允………め、自分の快楽しか……見えんか………。 惜しい…………な…………」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〖洛陽軍 左翼〗

 

光秀「信長様!! 敵の進軍が早くなりました!」

 

信長「思ったより、やりおるか…! フッフッフッ 面白い!! 誰ぞある! 三太夫に伝令を出せ! 『《鳳仙花 弐》を奴らに落としてやれ!』と!! 」

 

兵「はっ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〖洛陽軍 左翼〗

 

忍び「伝令! 三太夫より使いです。『《鳳仙花 弐》を落とす!』そうです。 ……ただ、配備が四カ所に一個のみのため、後は『墨入り竹筒』しか残っておりません!」

 

家久「うん、うん! 戦場に予想外は付き物だからね。 それまでには『ひろねぇ』も間に合ってくれるよ!!」

 

歳久「ですが……絶対はありません。 万が一は、あそこの連合軍に頼んでみましょう! あくまで『 万が一 』………ですよ!?」

 

家久「はぁ────い!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〖洛陽軍 中央〗

 

華雄「ふん! オリャアァァァ!!」 ブン! グシャ!

 

霞「華雄~ぅ どしたぁん? あんな~~に戦いたかったんじゃないんかぁ? なんぞ、不服でもあるんのならぁ…」 ドン! ガキッ!!

 

華雄「いや、相手がな…………」ブンブン! バキッ!!

 

『手応えが……ないんだ。 ………まるで、丸太を相手に一人稽古をしているような感じでな』

 

『言おうとしてるんのは、よぉー判る。 《人》ちゅ《魂魄》が感じられへん……。 《動く御人形》はんを相手に、やりおうてる手応えやな?』

 

『………『人』は喜怒哀楽と言う感情と個人的肉体の制限により、戦闘法も著しく変化する。 それが、全員同じ戦闘法、反応、速さでは……私が今まで切磋琢磨してきた『武』を………無駄にしてしまうではないか!!』

 

『…………それは、納得するで。 せやけど、華雄がそこまで《武》を追求したのは《 武 》を極める為やろか? それとも別の《 何 》かを守り通したいん為やろか? その目的を間違うては……その《 武 》腐らすのんも輝かすんのも……自分次第と思うんやで?』

 

『………………………………………そうか!』フッ!

 

華雄「………出番が少なかったせいか、妙な考えが芽生えていたようだ!! この『 武 』は月様を守り抜く為に鍛え込んだのだ!! 『人』だろうが『人形』だろうが容赦などしてやらん!! 」

 

霞「はははぁ!! それこそ『猪』の本分やね! こうべったいこと話す華雄じゃ………おちょくる事もでけへぇもん!! ………それになぁ…倒はった颯馬軍師に、こんな戦振りじゃ………顔向けでけへんでぇ!!!!」

 

華雄「フッ! アイツの事も……そろそろ認めなければならないな!! 初めは、余所者に月様をどこまで守れるか心配だったが……やっと見定めたぞ! 私と『同じ志を持つ武人』を守ってこそ…真の武人!! この戦に勝ってアイツを守り抜いてやる!!!」

 

兵「伝令! 伝令!! で・ん・れ・い!! です!!!」

 

華雄「伝令なら一言申せば済むではないか。 どうした?」

 

兵「勘弁して下さいよぉ……。 今で丁度二十回目……じゃなくて、申し上げます!! 三太夫様から『鳳仙花 弐』の使用発令が届いています。 『一度だけしか出来ないため、それで反撃の機を掴むように!』と…………」

 

霞「ご苦労さん! しっかと承知や! な、華雄!?」

 

華雄「うむ、ご苦労だった」

 

兵「はっ!!」

 

霞「ほな! 行くでぇ!!」 華雄「皆、行くぞ!!!」

 

◆◇◆

 

【 颯馬の様態 の件 】

 

〖 虎牢関 門前にて 〗

 

颯馬「ここは…………?」

 

信廉「……気が付きましたか? 霞達に中央軍を任せ、後ろの負傷者収容所に来ているのですよ………」

 

??「……………天城様……」

 

颯馬「………ん? 楽文謙……殿………か?」

 

凪「……はい。 此度も引き続いて……何と謝罪させて……頂ければ……よろしいか………考えが浮かびません………」

 

信廉「凪殿が……私と一緒になり、颯馬の看病に当たってくれたのですよ……」

 

颯馬「……そう……ですか。 ありがとう……ございます」

 

凪「いえっ! これくらい……当然のなんです……」グスング

スン

 

信廉「……華陀殿に見てもらいましたら、頭の傷が再度開いていたそうです! しかも、本来なら…先の陣頭指揮は勿論、『絶対安静で、動く事も…当分出来ない身体』だったと、いうではないですか!!」

 

颯馬「………………………………」

 

凪「───────────────!!」

 

信廉「颯馬! 貴方は、月様の事を…それだけ守りたいのですか!」

 

颯馬「………それもある。 だけど……俺と共に……この世界に来てくれた仲間達! この世界で俺達を暖かく迎え入れてくれた、月様や新たな将達! ………その人達が………俺の力不足で……目の前で、知らぬ所で………逝ってしまう事なんか……見たくもない、知りたくめない…。 半兵衛殿が居なくなった時みたいな……消失感を……味わいたく………ないんだ!!」

 

信廉「ばっ~~~~馬鹿ですよ! 颯馬は大馬鹿ですよ!!」ポロポロ

 

凪「──────────」…グッ…

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

〖虎牢関 負傷者収容所天幕外にて〗

 

華陀「────今の所は大丈夫だ。 だが、結構無茶苦茶していたようだな。 身体の一部機能に病魔の影が見える…」

 

信廉「華陀殿! 颯馬は、颯馬は………!」

 

華陀「………経過判断だ。 とりあえず出来る事は全部した!! 後は、颯馬の体力と療養の結果次第だ! 医者として言わせれば、こんな身体の使い方は許せんが……友としては『熱い男』として、尊敬に値する!!」(親指立てて)グッ!

 

凪「それでは、天城様は………!」

 

華陀「但し、過度の運動は勧めないぜ! 無理にすれば……寿命が縮まる恐れがあるぞ!! それは……医者としても、友としても許可出来ない!!」

 

信廉、凪「「─────────────!!!」」

 

◇◆◇

 

【 颯馬の残した策 の件 】

 

〖 洛陽軍 三太夫隊 〗

 

三太夫「行くぞ!! 最後の玉転がしだ! これが済めば、各部隊の応援に向かうようにしてくれ! 但し、五十人程両岸に待機! 火の始末、後片付けに付いてもらいたい!!」

 

忍び「はっ!!」

 

三太夫「落とす前に、鐘を打つのを忘れるな!! 下に居る恋の姐さん、忠勝の姐さんに落とせば、お前達の命は無いとしれ!!」

 

忍び「─────────!!!」ブルブルブルブル

 

☆☆★

 

  『カーン! カーン! カンカンカン!!』× 2

 

〖 洛陽軍陣営 〗

 

兵「来るぞ! 来るぞ!! 来るぞ!!」

 

兵「変化に気を付けろ!!」

 

〖 劉岱軍陣営 〗

 

劉岱兵1 「ま、またかぁ!」

 

劉岱兵2「ば、馬鹿! 横にぃぃぃぃ───────!!」

 

     ブウウゥゥゥーーーーーーーーーーンン!!

 

劉岱兵1、2「「グゥギヤァァァ!!!」」メキ! ボキボキ!!

 

  ズシャーーーーー!! 「「 ………… 」」ガクッ…

 

 

恋「…………弱い」プィッ!  ザッザッザッ………

 

☆★★

 

〖 虎牢関道上 洛陽軍三太夫隊 にて 〗

 

虎牢関の道上に、また藁玉がある。

 

今までの『玉』が、人の背丈ぐらいある物だった。 そして、今回の『玉』は………その二倍!!

 

三太夫「…点火! 」 ボッ!! 

 

三太夫「下は大丈夫だな! 周辺も…! よし!! 落下!!!」

 

忍び「落下!!!」 ドン! ドン!

 

グラッ…… ゴロッ ゴロゴロ ゴロゴロー!!

 

そして……『大玉』が崩れて……『小玉』に別れた。

 

そして『小玉』から『燃えた石』が……降り注ぐ!!

 

劉岱兵3「アッ、アッチィッ!! なんだぁ! なんなんだぁ!?」

 

劉岱兵4「ひ、『火の雨』を降らせやがった! 奴こそ……本物の御遣いだぁ──────!!!」

 

小玉に入っていたのは『石炭』、少ない量だが『燃える水』と同時に仕入れた物である。 

 

★★★

 

〖 洛陽軍 左翼 〗

 

信長「今だぁ───!! 全軍奮戦せよ!!」

 

光秀「弓隊! 斜め上に向かい一斉に射ます! 放て!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〖 洛陽軍 中央 〗

 

華雄「よし!! 華雄隊! 両翼の進退を見ながら攻撃せよ!」

 

霞「ウチらも、負けとれへんでぇ!! 張遼隊! 敵の隙を見いだし弱点を攻め込めいぃぃぃ!!! 」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〖 洛陽軍 右翼 〗

 

歳久「敵の隊列に乱れが出ました! 家久! 弓隊の攻撃を『あそこ』に集中してくれますか?」

 

家久「うん! 『あそこ』だね。 確かに隊列が思いっきり乱れ照る。 としねぇ! 『そこ』を狙って打ってもらいたいけどいい? あたしの隊だと、波状射撃が得意だから難しくて………」

 

歳久「『そこ』ですね。 わかりました!」

 

歳久、家久「「 射てぇぇぇ!! 」」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

〖 劉岱軍陣営 〗

 

劉岱「お、おのれぇぇぇ!!! まだ兵数は、我らの方が上だぁ! 『天の御遣い』が───これきしの事で!!!!!」

 

兵「も、も、申し上げます! 我が後方より『洛陽軍』が攻め立ております!!!!」

 

劉岱「馬鹿な!? どうやって背後に現れる事が………!?」

 

兵「我が軍を……十万以上の軍を……正面より突き抜け…後方に回ってきたようです!!」

 

劉岱「そんな────? あ、アイツ等は、アイツ等は何をしているのだぁ!!!」

 

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〖 洛陽軍 中央突撃隊 〗

 

義弘「………ゼェ、ゼェ、やっ、やったわよ……!!」

 

義輝「うむ! 義弘は少し休んでいよ! 義輝隊! 劉岱軍右翼を攻め込むぞ!! 突撃するのじゃ!!!」

 

謙信「義弘殿! 見事だ!! ………次は、この『軍神』の働き振りを御覧戴こう!!! 上杉隊! 劉岱軍左翼を粉砕せよ!!!」

 

信玄「…………良き働き振りです、鬼島津殿!! 次は『甲斐の猛虎』の勇猛振り、目に焼き付けられよ!! 武田隊!! 我らを甘く見た愚か者の喉笛、食い千切ってやりなさい!!! 」

 

昌景「我らは、今一度休みを取る! 疲れた隊より交代で援護するぞ!! 仲間をムザムザ討たせるな!!!」

 

義弘「昌景さん………私達、勝てるよね?」

 

昌景「………おっ? 鬼島津殿が、些か弱気かな?」ニヤニヤ

 

義弘「そうじゃ……ないわ……よ。 ……颯馬が、途中で倒れたもんだから………。 いつも、にこにこ笑って…何でも無さそうな顔しているんだから、すっかり騙されてた………」

 

昌景「……あれは、楽進の攻撃で「違うの!」──?」

 

義弘「私、一度だけ……颯馬が苦しそうに、うずくまる所を見たの。 …ホントは駆けつけるつもりだったんだけど……見てはいけないモノを見てしまったようで……近くの壁に隠れたわ。 颯馬は、辺りを何度も見渡し、何もなかったように………立ち去ったのよ……。 だから……心配でぇ、心配でぇ~!」

 

昌景「……………………………………」

 

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あとがき

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

 

…………虎牢関戦が、かなり続いてしまい飽きられているんじゃないかな………と思いつつも作品を執筆中です。

 

たまたま仕事で休日もらいまして、一気に書き上げましたが………相変わらず二転三転しているな………と苦笑い。

 

と、言っても執筆辞める気は毛頭ありません。 

 

洛陽の戦い終わったら………執筆速度落とそうかなとは思っていますけど………。

 

次回こそは、決着になる予定だけど………どうかな。

 

後、励ましコメントいただきました皆様、ありがとうございます!

 

また、宜しければ読んで下さい!!

 

 


 
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