No.655821

貴方と人生を共に 最終新章 ~unofficial history kazuto~君の元へ帰る為 20話

方弁って結構難しいんですよね・・・遅くなりましたが、今週から再動し

ます。

再び乱戦は来週に2話一気にに貼る予定です。

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2014-01-19 04:38:47 投稿 / 全14ページ    総閲覧数:3090   閲覧ユーザー数:2497

 

事務所

 

一刀「それで、君がこの世界の起点で良いんだね?」

 

秀吉「はい、日出佳乃って言います。」

 

マサムネ「伊達政恵と言います。」←名前は不明だったので、考え足しました。

 

一刀「どうして此処に?」

 

秀吉「はい!私達に稽古を付けて下さい!」

 

一刀「はっ?」

 

マサムネ「私も伊達家の末裔です、生徒を守れる位の力が欲しくて・・・

 

聞けば、一刀さんは北郷流の師範とか・・・お願いします!」

 

一刀「マジで?」

 

月音「マジだよ、頼りっきりは嫌なんだって~、流石、武将の血を引き継いでるね~」

 

ユーリ「どうすんだ?」

 

一刀「・・・俺は女だからって容赦はしないよ?覚悟はある?」

 

マサムネ「あります。」

 

秀吉「あります!」

 

律「良いじゃないか~、強くなってくれるならあたしらは楽になるしさ。」

 

一刀「・・・・ったく。」

 

月音「なら!」

 

一刀「その代わり、基礎体力とかは見せて貰うよ・・・

 

それで俺がダメだって判断した時はやめて貰うから。」

 

秀吉・マサムネ「「お願いします。」」

 

一刀「でも、仕事はどうしよう・・・月音、俺は仕事で見れないかもしれないから、

 

お前が基本見てやれ。」

 

月音「そのつもりだよ、許可も降りたしね。」

 

一刀「なら、学校の体育館に移動~」

 

 

体育館

 

一刀「と言う訳で、やって来ました・・・まずは、この体育館の端から端まで、

 

自分が限界って思うまで走ってみて・・・ちなみに、月音は20分で何周出来る?」

 

月音「2000周は余裕だね。」

 

秀吉・マサムネ「「2000!」」

 

一刀「ノルマは無しだ・・・始め!」

 

しばらくして・・・

 

秀吉「はぁはぁはぁはぁ・・・もう・・・だめ」

 

バタンッ

 

マサムネ「はぁはぁはぁ・・・」

 

一刀「佳乃ちゃんが8周で伊達さんが15周か・・・」

 

月音「一般女性より体力はあるね。」

 

マサムネ「どうですか?」

 

一刀「ふむ・・・これだけ見れば十分だよ・・・カリキュラムは俺が組むから、

 

後は月音に任せた、俺も暇になれば見に来るよ。」

 

月音「ほいほい~・・・そう言えば、どんなスタイルで行きたい?

 

例えば、力技で押したい!技を極めたい!強靭な鎧が欲しい!

 

素早く動きたい!・・・とかね。」

 

マサムネ「私の家は代々二刀流なので、二刀流でお願いします。」

 

秀吉「私は・・・一発でドカーーーンってのが良いかな・・・」

 

月音「ふむふむ・・・分かった・・・まずは、基礎から叩き込むからそのつもりでね

 

・・・それと」

 

月音は、剣を出した。

 

ジャキッ

 

月音「持ってみ。」

 

秀吉「おっおも・・・い!」

 

カランッ

 

秀吉に続いて、マサムネも持つが・・・

 

マサムネ「真剣・・・って・・・こんな・・・に重かった・・・かしら。」

 

カランッ

 

月音「この重さを覚えておいてね。」

 

こうして、一刀がメニューを立て、月音の監修の元、鍛錬が開始された。

 

 

一ヶ月後

 

道場(自腹借り)

 

月音は今日も基礎体力を付けさせる為に鍛錬をしていた。

 

月音「やめ!・・・二人共、集まって。」

 

秀吉「今日もハードですよ~師匠~。」

 

マサムネ「でも、強くなったんでしょうか?」

 

月音「・・・この剣を持ってみ。」

 

月音は一ヶ月前と同じ様に剣を持たせた。

 

秀吉「・・・あれ?・・・軽い・・・軽いです!」

 

続いてマサムネも持ってみると・・・」

 

マサムネ「本当ね・・・」

 

月音「取り敢えず、握力測ってみ。」

 

秀吉・・・179㌔

 

マサムネ・・・152㌔

 

秀吉「うそーーー!」

 

マサムネ「私も・・・びっくりだわ・・・」

 

律「おいおい、人間じゃ無くなってるぞ・・・」

 

唯「と言いながら、鍛錬してる私達であった・・・ちゃんちゃん。」

 

律「いらんナレーション入れるな~、それに終わらせるな~」

 

月音「これなら自在に操れるだろうね・・・伊達さんには素早さを、佳乃ちゃんには力を・・・

 

これで文句は無いよね?」

 

2人「「はい!」」

 

月音「では!明日から技の訓練に入る!」

 

 

更に一ヶ月後

 

カキンッカキンッ

 

月音「脇を持っと締めて!敵は常に自分の横に居るって事を意識する!」

 

カキンッカキンッカキンッ

 

月音は二人を相手に、鍛錬をしていた。

 

月音「(結構上達早いね~)」

 

秀吉「貰った!」

 

月音は隙を突かれたが・・・

 

スカッ

 

秀吉「あっあれ?」

 

月音「ていっ」

 

ポカッ

 

月音は秀吉が木刀を振るう前に既に後ろに居た。

 

秀吉「いった~い!」

 

月音「100㌔のダンベル20回。」

 

秀吉「は~い・・・」

 

秀吉は言われた通り、ダンメルを持ち上げた。

 

マサムネ「行きます!はぁぁぁぁ!」

 

カキンカキンカキンッ

 

月音「温い!もっと周りを見渡して!殺気を感じろ!」

 

マサムネ「はい!」

 

カキンカキンカキンッ

 

紬「二人共凄いわね・・・」

 

澪「(私達が、剣を振るえる様になってるのも・・・人間で居たい!)」

 

梓「月音さんの教え方がうまいんですよ。」

 

律「いや、どっちかって言うと・・・かなりのスパだと思うぞ。」

 

唯「りっちゃん!私も技を考えました!」

 

律「なんだ~」

 

唯「秘技!バッテン走り!」

 

梓「何ですか?それ。」

 

唯「こうやって走れば、受け止められる!それに!先制を取れる!」

 

律「無理だろ・・・それ・・・」

 

ガラッ

 

一刀「それも一つの策ではあるね・・・それに、

 

君達には歌で撹乱してもらわなゃいけないから、

 

無理に鍛錬する必要は無いよ。」

 

唯「演奏の練習はしてます!」

 

一刀「人を殺める事になるんだよ?その人の命を背をわなければ行けない・・・

 

血に染まっちゃ行けない、楽器が泣くぞ?」

 

澪「一刀さ・・・ぱっパパ・・・おっ父さんの言う通りだと思う。」

 

律「っぷ。」

 

ゴチンッ

 

律「痛っ!殴るなよな~」

 

澪「律が笑うからだ!」

 

一刀「それより、終わる見たいだぞ。」

 

その場に居た一同は月音達の方を見た。

 

マサムネ「はぁはぁはぁはぁ・・・」

 

月音「(ここまでかな。)なら!」

 

ブォンッ

 

カランッ

 

月音はマサムネの木刀を弾いた。

 

月音「今日は此処までだね。」

 

マサムネ「はい!ありがとう御座います。」

 

一刀「ちょっと良いかな。」

 

一刀は大きい風呂敷を持って来た。

 

月音「出来たんだね。」

 

一刀「まず、この双剣はマサムネさんに・・・双剣・竜爪。」

 

マサムネ「竜爪・・・」

 

一刀「佳乃ちゃんにはこの大きいひょうたん。」

 

秀吉「・・・ハンマー?」

 

一刀「だよ、豊臣秀吉ってひょうたんのイメージがあるじゃん。

 

砕・瓢山箪(ひょうざんたん)」

 

秀吉「・・・おお!軽い!」

 

一刀「それと、このキーホルダーを付けると、何時でも持ち歩けるよ。

 

付けたら、念じてみて、戻れ!とかね。」

 

2人は早速、キーホルダーを付けて、念じてみた。

 

ピカーンッ

 

秀吉「おお!」

 

マサムネ「凄い技術ね・・・この世界の技術ではなさそうだけど・・・」

 

一刀「まあ、管理者達が作った奴だからな・・・明日は俺が付き合うよ。」

 

 

そして・・・更に1ヶ月後・・・

 

秀吉「はぁぁぁぁぁ!」

 

ドゴーーーーーンッ

 

マサムネ「はっ!やぁぁぁっ!」

 

カキンッカキンッ

 

月音「(もうこれで教える事は無いね・・・)はっ!」

 

ブォンッ

 

カランカランッドスーンッ

 

秀吉「ああ~今日もだめだった~」

 

マサムネ「でも、此処まで強くなれるなんて思っても見なかったわ。」

 

月音「あたしからはもう教える事は無いよ、各自個々の能力を伸ばして、

 

自分だけの技を作る事・・・良い?」

 

2人「「はい!」」

 

月音「2ヶ月後、出発するらしいから、出来る事は二ヶ月で済ませる事。」

 

秀吉「もうすぐ、お館達と会える~楽しみだな~」

 

マサムネ「でも、最終日になると・・・敵が本格的に襲って来る事は?」

 

月音「それは大丈夫でしょ・・・多分・・・いや、どうだろ・・・

 

とにかく!準備は怠らない様に。」

 

更に、月日は流れ・・・

 

 

神社

 

一刀「皆、準備は良いな?」

 

唯「はいはい!向こうに美味しい物はありますか!」

 

秀吉「安倍川餅はおいしいよ。」

 

唯「それは食さねば・・・」

 

月「皆さん、準備は大丈夫みたいですね。」

 

一刀「だな。」

 

マサムネ「では、扉を開きます。」

 

マサムネは神社の中に入ると、座りながら念じ始めた。

 

マサムネ「・・・・・・はぁ!」

 

ピカーンッ

 

秀吉「これでまた向こうに行けるんだ・・お土産も準備したし、

 

いざ!お館の元へ!」

 

ユーリ「俺達は魔法陣に居れば良いんだよな?」

 

月音「だと思うよ。」

 

なのは「うう~・・・緊張するな・・・」

 

雛苺「ひっひなも・・・」

 

翠星石「こっこれ位でびっビビるなんておっおこちゃまです。」

 

蒼星石「(足震えてるじゃん。)」

 

澪「後は一刀さんだけですよ。」

 

一刀「・・・すまん、此処は誰かが食い止めなきゃ行けないみたいだな。」

 

一刀は何かに気づき、外へと出た。

 

月音「おっとう!」

 

一刀「急げ!時間を稼いだら俺も行く!」

 

黒い霧が周りに立ち込め、黒い甲冑を纏った人間?が現れた。

 

マサムネ「出ないで!時空が歪みます!」

 

なのは「どっどうしよう!」

 

月「大丈夫、絶対に来ます・・・」

 

 

一刀「・・・お前は?」

 

黒騎士「我が名は黒騎士・・・魔界の住人だ、

 

訳あって・・・ある男に協力をしている。」

 

薔薇水晶「・・・もう一人・・・出てこい」

 

ガキンッ

 

ブンッ

 

シンク「良く気づいたね、流石は第七ドール・・・いや、欠陥品か。」

 

薔薇水晶「!」

 

ガキンッ

 

シンク「みえみえ・・・!」

 

ドゴーーーーンッ

 

一刀「・・・」

 

一刀はシンクの脇腹に、気弾を放った。

 

シンク「クッ!・・・見えなかった・・・やっぱり侮れないね・・・」

 

一刀「薔薇水晶が欠陥品?お前の目は節穴だな・・・

 

俺の最強のパートナーにして、最強最高のドールだよ。

 

見せてやろう!俺達が最強だって証を!」

 

薔薇水晶「コクッ」

 

一刀「行くぞ!」

 

スッ

 

黒騎士「面白い。」

 

スッ

 

カキンカキンカキンッ

 

一刀「北郷流!風圧!極!」

 

黒騎士「風よ!我が力となせ!」

 

ブォンッブォンッ

 

カキンッカキンッ

 

一刀「(奴の剣・・・)」

 

赤鬼(マスターよ、あの剣は我らと同じ匂いがする・・・)」

 

一刀「(やっぱりか、最初斬り合った時に感じてたんだよ)。」

 

赤鬼(マスター、気を付けろ・・・それが本当なら、攻撃を喰らえば・・・自己再生は皆無だ。)

 

一刀「(ああ、分かってる・・・それに、俺の気が吸われてる・・・)」

 

黒騎士「どうした?」

 

一刀「いや、強いなって思ってね。」

 

黒騎士「外史のヒーローに言われるとはな、光栄に思おう。」

 

一刀「そりゃどうも・・・第二ラウンドと行こうか。」

 

黒騎士「良いだろう。」

 

 

シンク「紛い物と紛い物・・・良い組み合わせだな。」

 

薔薇水晶「・・・お前も紛い物」

 

シンク「そうさ!僕は紛い物さ!所詮は作られたレプリカなのさ!」

 

薔薇水晶「紛い物に例えるなら・・・私が・・・強い」

 

シンク「言ってくれるね・・・行くよ!フリジットコフィン!」

 

薔薇水晶「クリスタル・レイン」

 

ガキン ガキンッ ガキンッ ガキンッ

 

無数の水晶矢と氷の氷柱がぶつかり合った。

 

スッ

 

カキンッ

 

シンクは背後を取り、蹴りを入れるが、薔薇水晶は水晶の剣で受け止めた。

 

シンク「へぇ~やるね。」

 

薔薇水晶「そっちこそ・・・でも、私は・・・もっと強い」

 

シンク「そうかい、空破爆炎弾!」

 

薔薇水晶「クリスタルランス」

 

薔薇水晶は剣を巨大なランスに変形させた。

 

カキーーーンッ

 

 

神社内

 

月音「ぐぬぬ・・・見てるだけしか出来ないなんて・・・」

 

ユーリ「っち、歯痒いな・・・」

 

唯「大丈夫だよ!強いから!」

 

なのは「此処からスターライトブレイカーで援護してみるよ!」

 

和「それはやめといた方が良いわ、干渉するかもしれないでしょ?」

 

月「(大丈夫)」

 

マサムネ「行くわよ!」

 

ピカーンッ

 

 

神社外

 

カキンッカキンッ

 

一刀「はぁはぁはぁ・・・流石にキツイな。」

 

黒騎士「本気を出したらどうだ?」

 

一刀「今はその時じゃないよ・・・」

 

ピカーーーン

 

シンク「黒騎士!目的を忘れるな!」

 

黒騎士「・・・分かってる」

 

一刀「・・・薔薇水晶!」

 

薔薇水晶「コクッ」

 

ガキンッ

 

薔薇水晶は水晶の壁を作った。

 

一刀「行くぞ!飛び込め!」

 

一刀と薔薇水晶は神社の中へと入って行った。

 

黒騎士「させるか!」

 

スッ

 

月音「おっとう!早く!」

 

一刀「おう!」

 

ザクッ

 

薔薇水晶「一刀!」

 

月音「!」

 

月「ご主人様!」

 

ユーリ「くそっ!そうはじ!」

 

マサムネ「動かないで!はぐれるわよ!」

 

一刀の胸に、黒騎士の剣が突き刺さっていた。

 

一刀「・・・クッ!」

 

ドンッ

 

パリンッ

 

黒騎士「ぐぬっ!」

 

一刀は刺されると同時に、蹴りで黒騎士を外に飛ばした。

 

秀吉「一刀さん!手を!」

 

秀吉は手を伸ばすが・・・

 

スカッ

 

一同『うわーーーー』

 

ピカーーーンッ

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・

 

 

神社外

 

シンク「逃したか・・・まあ良い、目的は果たしたんだ、後は奴に任せるよ。」

 

ブンッ

 

黒騎士「我の甲冑に・・・侮り難し、北郷一刀・・・全力で戦えば・・・

 

やられていたかもな・・・何れ・・・」

 

ブンッ

 

そして、戦国乙女の時代へ

 

こうして、とある少女と一刀の物語が幕を開ける事に。

 

(一刀の初期は大友軍から始まります。)

 

 

古処山

 

ソウリン「こっちから物凄い音がしたんやけど・・・」

 

少女が見たのは、血だらけで倒れている男と、眼帯を付けた人形だった。

 

ソウリン「凄い傷やんね!誰かおる?!」

 

兵士「どうしましたか?ソウリン様。」

 

ソウリン「この人をうちの屋敷へ急いで運んで!」

 

兵士「これは酷い!お任せを!」

 

兵士は男と人形を担ぎ、屋敷へと運んだ。

 

 

ソウリンの屋敷

 

一刀「・・・ん・・・ここは・・・(前にもこんな事があった様な・・・)」

 

ソウリン「起きたん?」

 

一刀「此処は・・・っつ!」

 

ソウリン「動いたらいかんね、病み上がりやけん、此処は西国の古処山近くのうちの屋敷にゃ。」

 

一刀「・・・君は?」

 

ソウリン「?うちは大友ソウリン、君は何て言うん?」

 

一刀「俺の名前は北郷一刀、此処じゃない未来から来たって言えば良いかな?」

 

ソウリン「?よう分からんけど、悪い人やない事は確かやんね。」

 

一刀「それと、助けてくれてありがとう。」ニコッ

 

ドキッ

 

ソウリン「かぁ・・・」

 

一刀「どうした?」

 

ソウリン「なっ何でもなか!」

 

ぎゅるるる~・・・

 

一刀「・・・」

 

ソウリン「あははっ、直ぐにご飯用意させるけん、少し待っててにゃ。」

 

そう言うと、ソウリンは厨房へと向かっていった。

 

一刀「(にゃ?)」

 

薔薇水晶「目覚めた?」

 

一刀が目覚めたのを知り隣の部屋から、薔薇水晶が出てきた。

 

一刀「無事で良かった・・・俺って、どんだけ寝てた?」

 

薔薇水晶「・・・7日位?7回日差しが出た。」

 

一刀「一週間か・・・皆は?」

 

薔薇水晶「此処ら辺には居なかった」

 

一刀「そうか・・・じゃあ探しに行くか・・・クッ!」

 

一刀は起き上がろうとすると、酷い激痛が走った。

 

薔薇水晶「・・・今は動かない方がいい・・・赤鬼から汚染されてるって言ってた」

 

一刀「汚染?」

 

薔薇水晶「瘴気に汚染されてる・・・治りが遅いって言ってた」

 

一刀「(黒騎士が持ってた剣か)・・・その赤鬼は?」

 

薔薇水晶「力を使い過ぎて寝てる」

 

一刀「そっか・・・なら、暫くは鞘の中から出さない方が良さそうだね。」

 

薔薇水晶「コクッ・・・瘴気は取り除いたけど完全じゃないって言ってた」

 

一刀「直に治るなら良いさ・・・」

 

薔薇水晶「それと・・・此処の世界に男が居ない」

 

一刀「は?・・・マジ?」

 

薔薇水晶「コクッ」

 

一刀「なら、どうやって人口を増やしてるんだろ?」

 

しばらくして・・・

 

ソウリン「おまたせ。」

 

ソウリンはお粥を持って来た。

 

一刀「お粥か・・・」

 

ソウリン「消化に良いからね。」

 

一刀「ありがとう。」ニコッ

 

ソウリン「////・・・うちは知人に会いに行くけん、ゆっくりしてってな。」

 

ソウリンは馬に乗り、そのまま出て行った。

 

一刀「パクッ・・・うまいね。」

 

薔薇水晶「コクッ・・・食べさせてあげる・・・」

 

一刀「ちょっ!ふうふうして!」

 

ピトッ

 

薔薇水晶のレンゲが一刀の頬に当たった。

 

一刀「あちちち!あちっ!」

 

薔薇水晶「・・・美味しい?」

 

一刀「美味しいけど、出来れば冷ましてからな?」

 

薔薇水晶「コクッ」

 

 

時は流れ、一刀、薔薇水晶が大友家に来て二週間の時が流れた。

 

一刀「この人達は?」

 

モトナリ「うちは毛利モトナリ、よろしゅうに。」

 

モトチカ「長宗我部モトチカとはうちの事や。」

 

一刀「俺は北郷一刀、よろしくな。」

 

薔薇水晶「薔薇水晶・・・よろしく」

 

ソウリン「体の方はどうなん?」

 

一刀「動かせる程度には回復したけど・・・まだ痛みがあるかな・・・」

 

モトチカ「それにしても、けったいな体しちょるな。」

 

モトナリ「それに、男っちゅう種族も一刀が違う世界から来たっちゅうのも、

 

奇天烈じゃね。」

 

一刀「まあ、俺ももう慣れたよ・・・」

 

ソウリン「それより、治ったらどうするん?」

 

モトナリ「行く宛が無かったらうちに来んさい。」

 

モトチカ「さり気なく言いよるな・・・」

 

ソウリン「私が面倒みる!私が先に拾ったんよ。」

 

一刀「(拾ったって・・・)しばらくは此処で厄介になるつもりだけど・・・

 

(月音達なら大丈夫だろ・・・それより、情報を集める事が先決だな。)」

 

モトチカ「どないしたん?」

 

一刀「いや、可愛い子ばかりだなってね。」ニコッ

 

3人「「「////」」」

 

一刀「取り敢えず・・・暫くよろしくな。」

 

こうして一刀は大友家に厄介になる事になった。

 

続く・・・

 

 

 

 

 
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