No.625911

貴方と人生を共に 最終章 花火大会前の出来事と花火大会2話と他

遅くなりましたが、今回はなのは、フェイトのスク水と体操服と言う

最強の武器を装着させてみました。

2013-10-07 05:39:12 投稿 / 全19ページ    総閲覧数:2013   閲覧ユーザー数:1802

道中

 

一刀は家に戻るために車を走らせていた。

 

一刀「翠の母親って馬騰で良かったんだよな?」

 

翠「ああ、北海道に牧場があったんだけど・・・」

 

一刀「潰れたんだよね?資料を見た時はびっくりしたよ。」

 

翠「ああ・・・幸い北郷グループが買い取ってくれたお陰であたし達は売られずに済んだんだけど、

 

母様が病気になってな・・・癪だけど、曹・・・華琳社長のお陰で借金も無くなって・・・

 

その恩を返す為に、こうして働いてるんだ・・・

 

記憶が戻った時はご主人様が大金持ちになっててびっくりしたんだよ。

 

その・・・////ありがとな。」

 

一刀「華琳に言ってやってくれ・・・」

 

翠「・・・なあ、あれは本当に曹操なのか?」

 

一刀「そうだよ、覇王としての荷が無くなって本当の自分の気持ちって奴に気づいたって言ってたよ。」

 

翠「そうか・・・」

 

蒲公英「ねぇねぇご主人様、星姉様達も居るんだよね?」

 

一刀「ああ、璃々も大きくなってるぞ?」

 

蒲公英「楽しみ~」

 

一刀「そう言えば、紫苑、焔耶、桔梗の居所も分かってるけど・・・」

 

翠「どうしたんだ?」

 

一刀「いや、こっちは向こうとは違うんだ、新しい人生を送って欲しいって思ってさ、

 

翠も新しい人生を送ってくれ・・・過去は過去、今は今だって事を覚えて・・・」

 

翠「ご主人様、それ以上言うと怒るぞ・・・今も過去も、あたしらにとってはご主人様だぜ。」

 

蒲公英「そうそう~。」

 

一刀「そっか・・・」

 

 

北郷邸門前

 

一刀は車を駐車場へ停めに行き、屋敷に帰ると異変に気づいた。

 

一刀「ん?静かだな・・・」

 

一刀はきょろきょろと辺りを見渡すが・・・誰も居ない・・・

 

一刀「なあ、凪・・・あれ?翠も蒲公英も居ない・・・入って見るか・・・」

 

一刀は慎重に屋敷の中へと入って行った。

 

一刀「やっぱり・・・でも、気配はある・・・」

 

バタンッ

 

扉が勝手に閉められた。

 

ガチャガチャッ

 

一刀「くそ!開かない!」

 

 

管理室

 

華琳「明後日は花火大会!余興として・・・一刀性覇祭!を始めるわよ!」

 

一同『おお!』

 

華琳「ルールは簡単、捕まえて襲うだけよ。

 

一刀の運動能力は梨花のお陰で極限まで抑えて貰ったわ。

 

メイド達もSP達も!捕まえれば一刀の嫁として迎え入れるわ。

 

武器類は一刀に危害が加わらない物に限る!一刀との愛の結晶が欲しければ頑張りなさい。」

 

メイド・SP達『はいっ!』

 

華琳「無論私達妻も参加するわ。」

 

凪「ですが・・・良いんでしょうか・・・」

 

翠「・・・なあ、愛紗・・・毎回こんなんなのか?」

 

愛紗「ああ、年に一回はしてるな。」

 

春蘭「SP達への褒美だ。」

 

蒲公英「うわ~面白そう~」

 

月音「へっへっへ・・・襲うぜ襲うぜ!」じゅるりっ

 

春蘭「愛紗!秋蘭!我々3人でだ!」

 

愛紗「おう!」

 

秋蘭「(すまんな・・・一刀)」

 

梨花「私達は妊娠中なので不参加ですけど、結界が張ってありますので存分に壊して下さい。」

 

花澄「あ~あ、私も襲いたかったな~」

 

薔薇水晶「・・・」

 

翠星石「(これは、恩を売るチャンスです。)」

 

華琳「不参加者は全員シェルターの中で待機、モニターで見物でもしてなさい。

 

では!始め!」

 

 

一刀は黙々と進むが・・・

 

一刀「こんなに広かったっけ?・・・それにしても、こんなに体力落ちたか・・・俺・・・」

 

SP「貰った!」

 

ガシッ

 

SP「やった!一番乗り!・・・あれ?」

 

SPが抱いていたのはたぬきのぬいぐるみだった。

 

一刀「そう言う事か!ならば!・・・逃走!」

 

タタタタタタッ

 

SP「居たぞーーー!」

 

メイド「ご主人様!観念してもらいます!」

 

メイド達はとり餅を投げた。

 

スッスッスッ

 

一刀「(やっぱり、梨花達が何かしてるな・・・動きが鈍る!)」

 

愛紗「ご主人様!観念して貰います!」

 

一刀「げぇっ!?関羽!(こんな時に!)」

 

一刀は逆方向に逃げようとするが

 

春蘭「はっはっはっは!一刀様!性を!頂戴する!」

 

 

シェルター内部

 

ユーリ「これは厳しいな。」

 

フレン「ああ、猛将3人だからね。」

 

リタ「(あんた達・・・馴染んでるわね・・・人の事言えないけどね)」

 

なのは「でも、逃げ切る一刀さんも凄いね・・・あれ?ユーノ君は?」

 

フェイト「そう言えば・・・いないね。」

 

はやて「それより、結構追い詰められてるな。」

 

梨花「ですが、能力を抑えているとは言え・・・この戦闘力は凄いですね。」

 

月「(頑張って下さい、ご主人様!)」

 

夏蘭「母さん!頑張れ!根性だ!」

 

冥夜「(・・・頑張れ・・・父様。)」

 

花澄「子供は早く寝なさい、貴方達だけよ?」

 

杏「パパの勇士を見ます!」

 

夏蘭「面白そうだから~」

 

冥夜「私は夏蘭に無理やり・・・」

 

 

一刀「くそ!(部屋はダメだ・・・何処か・・・)」

 

そこへフェレットユーノが現れた。

 

ユーノ「一刀さん!こっちです!」

 

バタンッ

 

一刀「助かった・・・今回のお助けはユーノか。」

 

ユーノ「ですが、僕も魔法を極限まで制限されていますので・・・あまり期待はしないで下さい。」

 

一刀「どうなってるんだ?」

 

ユーノ「梨花さん達が結界を張っていて外には出れません・・・ですが、5時まで逃げ切れば、

 

一刀さんの勝ちです。」

 

一刀「なるほどな・・・どうすれば良い?」

 

ユーノ「これを見て下さい。」

 

ユーノは地図を広げた。

 

一刀「これはここの構造だな。」

 

ユーノ「先の戦いで、色々抜け道を作ったらしいんです・・・これを頼りにすれば・・・」

 

ボンッ

 

突然白い霧が部屋を充満させた。

 

ユーノ「こほっこほっ・・・」

 

バタンッ

 

一刀「眠り球か!・・・クッ!・・・」

 

ユーノ「行ってくださ・・・zzzzzz」

 

一刀「クッ!すまん!」

 

一刀は地図を持って抜け道へと入った。

 

スッ

 

明命「これで積みで・・・居ない!」

 

思春「何処かに抜け道が有るはずだ・・・」

 

明命「はっ!」

 

 

シェルター内

 

なのは「ユーノ君!」

 

フェイト「さっきから居ないと思ったら・・・」

 

はやて「ルール上では、手助けしてはダメとは書いてないな~」

 

杏「パパは強いです!絶対負けない!」

 

ユーリ「だが、あそこに入っちまったらな・・・」

 

フレン「ああ、積んだみたいだね。」

 

 

抜け道

 

一刀は地図を見てルートを確認していた。

 

一刀「って事は・・・」

 

ねこ「にゃ~~~」

 

一刀「ん?」

 

ねこ「にゃ~にゃ~にゃ~~~」

 

一刀「・・・嫌な予感・・・」

 

サーシャ「見つけたにゃ!マスターの為に捕まえるにゃ!」

 

一刀「伏兵!・・・だが!北郷流秘孔術!金縛り!」

 

ザシュッ

 

サーシャ「にゃにゃ!体が・・・」

 

一刀「悪いね・・・20分位は動けないと思うよ。」

 

タタタタタタッ

 

サーシャ「にゃーーー!」

 

 

一刀「ふぅ~・・・つうか、何で家の中にこんなもんを作るかな・・・」

 

鈴々「発見したのだ!」

 

流琉「逃しませんよ!兄様!」

 

季衣「大人しく子供を作ろう!」

 

一刀「俺からのプレゼントだ!」

 

シュシュシュッ

 

3人は徐々に胸が大きくなって行く。

 

季衣「流琉!胸だよ!」

 

流琉「これが・・・胸・・・」

 

鈴々「バインバインなのだ!・・・あっ!お兄ちゃんが居ないのだ!」

 

 

一刀「えっと・・・一箇所だけ外に出れる方法があるんだな・・・」

 

一刀が目的地へ出ると・・・

 

璃々「お帰り~」

 

スッ

 

明命「観念して下さい!」

 

華琳「さあ、おしまいよ・・・」

 

一刀「秘孔術!」

 

華琳「鎌!恋!」

 

ガシッガシッ

 

一刀「しまった!」

 

雪蓮「華琳に付いて来て正解だったわ・・・カ・ズ・ト♪」

 

華琳「さあ、私達の勝ちよ。」

 

一刀「NOOOOOOOOOーーーーー」

 

その後は言う間でもない・・・

 

 

翌朝

 

月音「ちぇっ、気絶してたせいで貰い損ねた~!」

 

翠星石「ザマァです。」

 

月音「ふふんっ!今度は夜這いするから良いんだも~ん」

 

愛紗「・・・あの・・・つかぬ事お聞きしたいんですが・・・」

 

華琳「ええ、分かってるわ・・・今日はそっとして置きましょう。」

 

妻達の肌がツルツルだった事は言う間でもない。

 

蒲公英「これで妊娠してたらラッキーだね!姉さま!」

 

翠「たっ蒲公英!」

 

凪「・・・(出来てたら良いな・・・////)」

 

妻達は夢を膨らませながら朝食を食べたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀「うう~赤い玉が発射する所だったぞ・・・」

 

ツンツンッ

 

薔薇水晶「大丈夫?」

 

一刀「もう・・・寝る!起こさないでな!・・・zzzzzzzz」

 

 

花火大会当日

 

一刀達はライブ会場へと足を運んでいた。

 

一刀「今年も結構賑わってるな。」

 

華琳「ええ・・・一刀、あれが食べたいわ。」

 

杏「パパ~杏も~」

 

一刀「ドネルケバブか・・・よし、待ってろ。」

 

しばらくして・・・

 

杏「おいしいね。」

 

華琳「ふふっ、そうね。」

 

一刀「今度は何食べたい?」

 

杏「あれがいい!」

 

杏は一刀と華琳の手を引っ張って人形焼屋へ。

 

華琳「はいはい、好きな物買ってあげるわ。」

 

 

ライブ会場

 

控え室

 

唯「今年も人多いね~」

 

律「あたしらも人気上がってきてるかんな~」

 

澪「大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫・・・」

 

律「もういい加減慣れろよ・・・」

 

澪「深呼吸・・・すぅ~は~・・・」

 

律「ダメだこりゃ。」

 

梓「・・・」

 

紬「(梓ちゃんも緊張してるわね。)」

 

唯「大丈夫だよ~あ~ずにゃ~ん!」

 

ぎゅっ

 

梓「もう!引っ付かないで下さい!」

 

唯「だってね、武道館ライブも来月に控えてるんだよ~」

 

律「そうだな~・・・夢が叶うな・・・長かったよな~」

 

澪「ああ・・・長かった・・・」

 

唯「皆!円陣組もうよ!」

 

マキ「良いわね、私達も混ぜてよ。」

 

次々に北郷プロダクションのアーティスト達が集まってきた。

 

律「まずは、このライブを成功させるぞ!」

 

一同『おお!』

 

 

ライブ舞台

 

司会「それでは!HTTの皆さです!レッツ!カモン!」

 

HTT!HTT!HTT!HTT!

 

唯「えっと、放課後ティータイムです!一生懸命歌います!」

 

澪「コクッ」

 

律「コクッ」

 

梓「コクッ」

 

紬「コクッ」

 

唯「ふわふわタイム!」

 

♫~~~~~~

 

 

特別席

 

特別席には北郷の重役、子供達が集まっていた。

 

皆刀「凄い人気だね。」

 

雨林「そうね、楽しみだわ。」

 

漣々「ふわふわたいむー!なのだー!」

 

阿斗「ふわふわた~いむ!」

 

鈴々「ふわふわたいむーー!なのだ!」

 

桃香「漣々も鈴々ちゃんに似たね~」

 

愛紗「まったく、大人しく聴けんのか。」

 

春蘭「ふわふわたーーーーいむ!」

 

愛紗「・・・はぁ~」

 

夏蓮「ほら、冥夜も。」

 

冥夜「わっ私はいい。」

 

夏蓮「知ってるわよ~、アルバム持ってるの。」

 

冥夜「うっ・・・」

 

冥琳「(苦労かけて済まんな・・・我が娘よ。)」

 

雪蓮「冥琳~お酒が切れた~。」

 

冥琳「飲み過ぎだ。」

 

雪蓮「ええ~良い歌に良い酒が無いとね~。」

 

こうして、花火大会が開催された・・・続く。

 

 

                 神様の悪戯

 

『過去とそれを見守る者達』

 

北郷家(崩落した北郷低横旧北郷家)

 

数週間が経ち、一刀達部活メンバー+引率教師は北郷家へと足を運んでいた。

 

一刀「ここに来るのも久しぶりだな~。」

 

蓮華「此処から通った方が早くない?」

 

一刀「それは・・・」

 

華琳「・・・過去に何かあったの?」

 

一刀「(鋭い)」

 

左慈「それは俺も聞きたいな。」

 

一刀「ここは・・・俺が生まれて・・・俺が捨てられた場所だからさ。」

 

華琳「それは初耳ね。」

 

そこへ、月音が出てきた。

 

月音「内部抗争のせいだよ、あたしの弟・・・つまり、元総帥皆刀と古参達は一刀を押してるけど、

 

一刀の親や新しい重役達は・・・」

 

一刀「・・・ごめん、荷物置いて来るわ。」

 

一刀はそのまま中へと入って行った。

 

月音「・・・この話はおしまいって事でさ、取り敢えず荷物置いてきなよ。」

 

華琳「聞かせて貰って良いですか・・・私達は知りたいのよ・・・

 

聞くまでは此処から動く気は無いわ。」

 

冥琳「私も気になるな・・・雪蓮が言っていた『一刀には辛い事が沢山起こると思うから、

 

命に変えても私達で助けてあげなきゃ・・・姉だもの。』だそうだ・・・勘らしいがな。」

 

于吉「ネトゲ廃人のニートですけどね。」

 

蓮華「私達には知る権利があると思います。」

 

月音「う~ん・・・」

 

月音が悩んでいる時、上から声が聞こえた。

 

???「話しちまえよ。」

 

月音「ユーリ!」

 

ユーリ「おう、ユーリ様参上。」

 

シュタッ

 

月音「あっちの方は?」

 

ユーリ「あらかた片付いたな、なのは達も直に戻るだろうさ。」

 

月音「・・・分かった・・・取り敢えず中で話すよ。」

 

一同『コクッ』

 

こうして、荷物を置き、広間へと集まっていた。

 

一刀「俺は良いよ・・・」

 

月音「アンタも逃げてないで聞く!」

 

一刀「紐で結ばれてちゃ聞くしか無いってのは分かってるけど・・・

 

何故亀甲縛り?」

 

月音「ただの面白半分・・・それで、何が聞きたい?」

 

華琳「まずは、一刀が捨てられた事からお願いします。」

 

月音「分かった・・・丁度14年前かな・・・2歳の一刀を引き取ったのが・・・その頃は、

 

元帥が生きてたんだけど・・・」

 

 

回想

 

北郷家

 

月音「うっは!マジ萌え~!早速グッズを集めないとね~」

 

コンコンッ

 

なのは「月音ちゃん、皆刀君が来てるよ。」

 

月音「今ネトオク見てっから後で~」

 

なのは「それがね・・・子供連れなんだけど・・・」

 

月音「なぬっ!隠し子か!」

 

ダダダダダ・・・

 

なのは「あっ待って~」

 

広間

 

月音「(これは・・・)」

 

皆刀「姉さんにお願いがあって来たんだ・・・この子達を預かってくれないかな?」

 

そこに居たのは、幼い一刀、雪蓮、恋だった。

 

月音「ふむ・・・話してちょ。」

 

???「お茶をお持ちしました。」

 

月音「サンキューヴィヴィオ~。」

 

なのは「ヴィヴィオ、なのはママと向こうに行ってようか。」

 

ヴィヴィオ「はい、なのはママ。」

 

月音「別に居ても良いよ。」

 

なのは「良いの?」

 

月音「今後の為にもちょい聞いてて。」

 

皆刀「・・・話良い?」

 

月音「どぞどぞ。」

 

皆刀「俺はそう長く無いと思うからさ、この子達の事をお願いしに来たんだ。」

 

そう、皆刀は既に老いていた。

 

月音「・・・後何年位?」

 

皆刀「医者が言うには、長く生きれても半年位だってさ。」

 

月音「・・・なる・・・あたしらとは違う道を選んだんだよね。」

 

皆刀「ああ、死ぬなら生まれた土地でって決めてたからね。」

 

皆刀は継承はしたが、月音に継承を返上していた。

 

皆刀「姉さん達と違って、俺は浦島効果をあまり受けてないからね・・・俺が選んだ事だし。」

 

月音「そう言えばそうだったね・・・なら、今は居ないおっとうに代わり・・・ご苦労だったね。」

 

なでなでっ

 

皆刀「ああ、悔いはないさ・・・あるとすれば、この子達の事かな。」

 

なのは「良く見ると・・・一刀さんに似てるね。」

 

ヴィヴィオ「なのはママ、一刀さんって歴史の人だよね?」

 

なのは「そっか、ヴィヴィオは会った事無いんだよね・・・

 

そう、数々の外史を救い、この世界も救った英雄の一人だね。」

 

ヴィヴィオ「死後も色々な人に受け継がれてるって勉強したよ。」

 

なのは「どうやって死んだかは知ってるよね?」

 

ヴィヴィオ「うん、この世界を支える為の柱になって消えたんでしょ?」

 

皆刀「それは俺達が流した誤報だよ・・・望んで帰ったんだよ・・・あの人の元へね。」

 

皆刀は華琳の方を見た。

 

華琳「?」

 

詳しくは最終章で明らかに。

 

月音「まあ、話を進めるよ・・・それは預言書にあった子だよね?」

 

皆刀「おそらくね・・・実は・・・この子の親がさ・・・まあ、俺の孫なんだけどね・・・

 

より優秀な養子を取って、この子達をす・・・言い方が悪かった、

 

勘当されて、俺が引き取ったって訳・・・

 

この子の親と色々な重役達はその子を次期社長に推薦しててさ。

 

『古い家系より、新しい家系も取り入れていかないと行けない』

 

これが、この子の親達の尊重で、古参・・・まあ、俺達は

 

『伝統を守り、初代が守り抜いた世界を守り通すのが良い』

 

ってのが古参、俺の意見だよ。」

 

なのは「その新しい子って?」

 

皆刀「劉家だよ・・・名前は劉桃香、あの桃香さんの生まれ変わりだよ。」

 

月音「それっておかしくない?解決も簡単だし・・・嫁にしちゃえばいいだけじゃん。

 

それにさ、生まれ変わりなら血筋じゃん?」

 

皆刀「それがそうでも無いんだよ・・・DNA鑑定の結果・・・北郷家のDNAは検出されなかった。」

 

なのは「う~ん・・・良く分からないよ・・・それは確かに生まれ変わりなの?

 

ただのそっくりさんじゃないの?」

 

バタンッ

 

愛美「なるほどね、大体は分かったわ・・・考えられるのは一つ・・・過去の改善・・・」

 

月音「うおっ!いきなり入って来るなよ・・・」

 

皆刀「俺もその線で調べたけど、何も出なかったんだよ。」

 

なのは「じゃあ、過去に何かあったって事?」

 

月音「う~ん・・・過去に行く事は出来るんだけど・・・

 

う~ん・・・しばらくは様子見って感じかな。」

 

皆刀「だろうね・・・俺も同じ考えだよ・・・」

 

なのは「今はこの子達をどうするかって事に絞ろうよ・・・話がめちゃくちゃになっちゃうよ~」

 

月音「だね~・・・分かった、預かるよ・・・あたしももうすぐ本家の方に帰ろうと思うしさ。」

 

皆刀「それなら外からの手出しは出来ないね・・・俺も守れる程の力は無いしさ、

 

星さん、春蘭さん、愛紗さん、秋蘭さん達が守ってくれてるけどさすがにね。」

 

月音「分かった・・・それで星さん達は?」

 

皆刀「本家に行って欲しいって頼んでおいたよ。」

 

月音「そっか・・・今までご苦労様。」

 

皆刀「じゃあ・・・今までありがとう御座います・・・姉さん。」

 

回想終了

 

 

月音「その1年後に、皆刀は・・・」

 

一刀「・・・」

 

ユーリ「今は杏が社長だったよな?」

 

月音「まあね・・・でも、歳がね・・・いつまで守れるか・・・だね・・・

 

おっとうが居てくれれば・・・あの時のメンバーが居てくれればって思う事もあるけどね。」

 

ユーリ「退屈はしなかったな・・・」

 

月音「だね~・・・本当に幸せだったよ・・・」

 

月音とユーリは空を見上げながら懐かしさに浸っていた。

 

月音「アンタ達も何れ分かるさ・・・こうして、3人を預かる事にしたんだよ。

 

そして、あたしらは話し合いの結果北郷都市に入れたって訳・・・

 

それが裏目に出ちゃうとは失態だったけどね。」

 

一刀「ばあちゃんのせいじゃないよ!俺がヘタレだったから・・・」

 

冥琳「雪蓮は何も言わなかったからな・・・そんな事があったのか・・・」

 

月音「ま、そんな所さ・・・他に聞きたい事は?」

 

華琳「初代の事について・・・聞いても良いですか?」

 

一刀「俺も聞きたい・・・写真では見たけど・・・」

 

月音「それはまだ早いよ・・・時が来たら話すよ・・・長話をしたね・・・

 

稽古は明日から始めるよ・・・その為に来たんでしょ?」

 

一同『コクッ』

 

ユーリ「月音、言われた通りの物を持って来ておいたぞ。」

 

そこには、前初代が使っていた獲物が置いてあった。

 

華琳「これは?」

 

月音「刃を潰したレプリカだけど、性能はあの時初代が使ってた時のままだよ。」

 

于吉「この本は?」

 

月音「太平要術と言う本の禁戦術とか戦術に使えそうな部分だけを写したコピーだよ。」

 

于吉「太平要術ですか・・・」

 

于吉は中を見てみると

 

于吉「これは・・・確かにこれなら色々な陣形を組めますね・・・」

 

月音「華琳は絶・改、蓮華は南海覇王改、左慈は天竜の武具を取って。」

 

ユーリ「それと、左慈にはこいつもやるよ。」

 

ユーリはグローブを渡した。

 

左慈「これは?」

 

ユーリ「俺が使ってたグローブだ・・・まあ、気が溜め易い様な仕様だかんな。

 

役に立つだろ。」

 

華琳「・・・しっくり来るわね。」

 

蓮華「ええ、不思議とね。」

 

月音「あたしからは以上だけど、質問とかは無いね?」

 

し~ん・・・

 

月音「なら明日からハードに行くからね・・・各々の先生は明日発表するから。」

 

 

 

 

ブンッ

 

???「月音様、これを。」

 

???は月音に手紙を渡した。

 

???「では」

 

ブンッ

 

月音「・・・ふ~ん・・・」

 

ユーリ「どうしたんだ?」

 

月音はユーリに手紙を渡した。

 

ユーリ「・・・大将もこれから大変だな・・・準備だけはしとくわ。」

 

月音「お願い・・・」

 

なのは「月音ちゃ~ん!」

 

翠星石「つっ疲れたです・・・」

 

月音「おお、早かったね・・・どうだった?」

 

水銀燈「弱すぎたわね。」

 

蒼星石「(殆ど水銀燈が倒したんだけどね。)」

 

ヴィヴィオ「なのはママ、お風呂入って来るね。」

 

なのは「長風呂は風邪引くからだめだよ?」

 

ヴィヴィオ「は~い。」

 

月音「なぬっ!・・・あたしも一緒に入る!隅々まで洗ってあげるよ!・・・でへへっ」

 

なのは「月音ちゃん。」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

 

月音「じょっ冗談だよ・・・」

 

なのは「もう・・・」

 

月音「それと、皆に頼みがあるんだけど・・・」

 

こうして、修行が開始するのだった・・・続く。

 

 

 

今回の画像です。ゲームの進行状況現在92%位です。テストプレイのみなので、

 

10月の終わりか、中旬にはうpしたいと思ってます。

 


 
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