No.625590

恋姫 華陀紀行212

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

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2013-10-06 08:03:50 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1511   閲覧ユーザー数:1407

 

 

 洛陽に到着してから、翠とは別行動を行います。

 

 

 書簡の内容的にも、俺は死んだことになってるし、問題ないでしょう。

 

 

 中央の情報については、不安ですが翠に任せて、こちらは住民の方から情報を集めます。

 

 

 ・・・・・・・・・。

 

 

 既に葬儀は終わらせてあり、いまは後継者で揉めているようですね。

 

 

 揉めていると言っても、袁家の二人と劉備、曹操が残ってはいるようです。

 

 

 他は早々に帰ったようですね。

 

 

 劉備は一応劉姓だから巻き込まれたか何かしたんでしょう。

 

 

 しかし、曹操が残っているのは意外です。

 

 

 さっさと見切りをつけて、自領に変えると思ったんですが・・・。

 

 

 場所が近いから様子見でもしてるんでしょうか?

 

 

 それにしても、復興を行っているのが、曹操と劉備のところだけのようですね。

 

 

 袁家は、手伝いというより見回りをしてる感じでしょうか?

 

 

 受けが良さそうなのは、実際に復興を手伝った方だと思うんですけどね。

 

 

 ちなみに、葵たちの処遇については分かりませんでした。

 

 

 そこまでの情報は流れてきてはいないようです。

 

 

 粗方情報は集まりましたし、翠と合流しますかね。

 

 

 

 

 翠の部隊に戻ってきましたが、肝心の翠が戻ってきてないようです。

 

 

 中央の会議長そうですし、野営の指示を出しておきました。

 

 

 一応、怪しい頭巾被ってるけど、副官扱いですから!

 

 

 中央に侵入しますかね。

 

 

 気配的に翠と曹操がいるところを探ればいけるでしょう。

 

 

 何回も来たことがあるので、迷うことすらありません。

 

 

 以前のような警戒網もありませんし、通ってくださいと言っているものですね。

 

 

 この部屋か・・・。

 

 

 ん?他にもごくわずかな気配が天上付近にもありますね。

 

 

 一緒のところで覗きましょう。

 

 

 やはり明命でしたか・・・、あの時のこと恨んでるかな?

 

 

 後でこっそり聞くことにしましょう。

 

 

 いまは、下の会議の内容確認が必要です。

 

 

「ですから、三公を輩出した袁家であるわたくし自ら、この国を背負っていきますわ!それこそがわたくしにあった責務というものでしてよ!」

 

 

「七乃。あの妾の子は、先程からなんと言っておるのじゃ?」

 

 

「袁家である美羽さまが、皇帝に相応しいって言ってるんですよ♪」

 

 

「そうか、そうか♪」

 

 

 いつも通り、都合のいいところしか聞いてないですね。

 

 

「その三公がまともに仕事をしなかったから、一度粛清されたのではなかったかしら?」

 

 

「それとこれとは話が違いますわ!今回は、劉協皇帝がお亡くなりになったことが原因です。それに袁家が代々支えてきたのは間違いありません!そうでなければここまで長く続くはずがないでしょう?」

 

 

「付き合ってられないから私は帰るぞ!」

 

 

 翠は怒っても部屋から出ていってしまいましたね・・・。

 

 

 もしかしたら、ここにくる諸侯はみんなこんな感じで残るか出ていくかしたのかもしれません。

 

 

 それにしても袁紹・・・。

 

 

 あなたの言ってることは、腐敗が長く続いたことを認めてるってことですよ・・・。

 

 

 曹操も頭痛がし始めたようで、こめかみを揉んでいます。

 

 

 劉備は、静かだと思ったら、目を開けたままどうやら寝ているようです。

 

 

 どうせ劉備のことだから、炊きだしとかの手伝いとかして、ろくに寝むらずにやっていたのでしょう。

 

 

 どうも、会議の内容はこれ以上進みようが無さそうですね。

 

 

 では、第二プランに変更しますか。

 

 

 

 

 気配を完全に消して、後ろから一気に口許を押さえると同時に鍼を刺します。

 

 

「静かに出来るか?」

 

 

 頷いてくるのが分かったので少し場所を移動して、手を離しました。

 

 

 ついでに、鍼も抜いておきます。

 

 

「情報交換しないか?」

 

 

「生きておられたんですね」

 

 

「そのことなんだが、なぜ死んだことになったんだ?」

 

 

「首だけなのですが、劉協皇帝以下三名分がここに送られてきたそうです。ですが、あなたがここにいると言うことは・・・」

 

 

「完全に偽物だな。似たような子を見つけ出したのだろ。少しくらいの違いなら傷を付ければ分かりにくいしな・・・」

 

 

 この時代には整形の技術はないので、火で炙ったり傷をつけることで分かりにくくしています。

 

 

「劉協皇帝はご健在ということですか?」

 

 

「ああ。生きてるよどこにいるとは言えないがな」

 

 

 知っている可能性もありますが、簡単に言うわけにはいきません。

 

 

「今決めてるのは次期皇帝の話だよな?」

 

 

「そうです」

 

 

「なぜ曹操が残ってるんだ?」

 

 

「復興を迅速に対応されたのが、曹操軍でした。曹操軍が全体の指揮をとって対応されており、劉備軍については、炊き出しにて加わったまではよかったのですが・・・それを見た袁紹軍がなにを思ったのか横槍をいれてきて、何とか今の状況に落ち着いたところです」

 

 

 具体的になにをしたかまでは聞きたくないですね・・・。

 

 

「それがどう曹操が残ることに繋がるんだ?」

 

 

「民からの懇願で、袁紹様を抑えられるのは曹操様しかいないと言うことのようです」

 

 

 確かにいま袁紹を抑えられるのは、曹操だけでしょう。

 

 

 現状で抑える必要があるのかふめいですが・・・。

 

 

「あの、真名でよんでも構わないでしょうか?」

 

 

 どうやら、あの時のことを気にしてるみたいですね。

 

 

「ああ、問題ない」

 

 

「よかったです!」

 

 

 こちらの言葉に安堵しているようですね。

 

 

 最後に別れてから会う機会がなかなか無かったのでよかったです。

 

 

「静かにな」

 

 

「はい♪」

 

 

「さて、明命はこれからどうするんだ?」

 

 

「私はこの会議の結果を持ち帰るのみです。白夜さんはどうされるんですか」

 

 

「禁軍にいる三・・・いや四人に会ってくる」

 

 

「会うことはできると思いますが・・・」

 

 

 会えるけど自由がないと言いたいんだな。

 

 

「そのための書状も既に準備済みだ」

 

 

 こちらには、人事をいじれる人がいるんですよ!

 

 

「玉璽はどうされたのですか?」

 

 

 ああ、明命はここにある玉璽が本物と思っているわけですね。

 

 

「いまここにある玉璽が偽物なだけで、本物は劉協が持ってるよ」

 

 

「えっ!?」

 

 

「だから大きい声を出すな」

 

 

「すいません・・・」

 

 

 項垂れた今がチャンスです!

 

 

 懐からさっと取りだし黒のアクセサリーを装着します。

 

 

 ん~やはり、犬よりも猫の方が似合いますね。

 

 

 今後は猫一択にしましょう。

 

 

「と言うわけで俺は行くが、くれぐれも俺に会ったことは内密にな。知れわたると、劉協が狙われるかもしれんしな」

 

 

 賄賂も渡したし、これで余計な人には報告しないでしょう。

 

 


 
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