サラサラサラっと。
これで完成です。
『愛に生きます。探さないでください。』
さて、幾ばくかのお小遣いしかありませんが、野生に戻れば十分です。
もうそろそろ秋ですし、山の実りも豊富でしょう。
先立つ不孝をお許しください・・・。
・・・・・・・・・
ということで、真夜中に家出です。
気殺の出来る俺に気づくことなど不可能ですよ!
不安は、手元のお金がどこまでもつかということでしょうか?
冬までに、どこか大きな町に着きたいものです。
大きなところなら働き口が一杯ありそうですしね。
もうまもなく陳留です。
ひたすら西へと突き進んで来ました。
流石に歩きだと遠いですね。
この背中の荷物も意外と重いし・・・。
この背中の荷物についてですが、途中で路銀を稼ぐために、山へと入ったのです。
夕刻近くになってきてましたが、樹上で寝れば問題ありません。
獲物を狩るにもある程度明るい内のが良いです。
そう思いつつ、奥の方に進むと、なんかへんな砦?があるではありませんか。
だれかいるかな?と思い気殺しながら近付いてみましたが、誰もいません。
廃墟にしては、最近の生活感があるような?感じです。
この規模だと数十人は軽く居そうなのですが・・・?
見捨てられたばかりの場所なのだと自分を納得させて、何か良いものあるかな?と思い見てみたらお宝が沢山置いてありました。
しかし、一杯ありすぎて持てません。
馬もいないし、諦めて持てる分だけ持って行くことにしました。
人間欲張ってはいけません。
程々が一番です。
しかし、捨てる神あれば、拾う華陀ありってやつですね~。
これを売れば、ひと冬くらい余裕で凌げます。
きっと日頃の行いが良いからに違いない。
最近、近隣の村や街道で賊が多いらしいです。
怖い世の中ですね。
しかも、ここから東の方によく出没するらしいです。
俺が通ってきた方じゃないですか・・・。
路銀節約のために、あまり村に入らなかったから会わなかったんでしょうか?
街道からも外れることが多々ありましたし・・・。
まあ、出会っていたとしても、人数が少なければ殲滅、多ければ逃げてましたけどね。
わざわざ自分から危険なことはしたくないです。
ヤるなら不意討ち!騙し討ち!闇討ち!です。
勝てば官軍、負ければ賊軍とはよく言ったものです。
さてと、売り払ったお金でちょっとした診療所を開きましょうかね。
何処かに雇ってもらわないと・・・と、考えていただけに幸先順調ではありませんか。
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本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
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