No.611583

ハイスクールD×D BWK

劉邦柾棟さん

どうも、劉邦柾棟です。

ハイスクールD×Dの「二次創作」を投稿します。


続きを表示

2013-08-23 16:33:39 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:18672   閲覧ユーザー数:18189

 

第0章

 

「俺、知りました part2」又は「俺、発動しました」

 

 

 

一誠side

 

 

はい、どうも~皆さん。

 

 

只今、病室のベットの上で絶賛……『orz状態』で凹んでいる、兵藤一誠ですよ~。

 

 

前回……あんの馬鹿親共が勿体付けた言い方をするものだから、本当にヤバイ病気か何かと思ってしまった『俺の不安を返せ』っと、言いたくなるほど頭にキタぜ。

 

 

まあでも、何にも無くて良かったけどな。

 

 

 

さてと、あの二人はすぐには戻っては来ないだろうから……少し状況を整理するかな。

 

 

俺は『orz』状態から復活して、ベットに座り直し……一つ一つ確認していく。

 

 

一誠「まずは……俺の名前だよな」

 

 

俺の本名は、『篠崎柾棟』

 

千葉県蒼ヶ咲市の桜花町在住で、高卒後は家を出て一人暮らし。

 

アルバイトを幾つか掛け持ちして生計を立ててる。

 

バイト帰りに穴場の玩具屋によって「平成仮面ライダー」の玩具と「ガンプラ」を買って、自宅に帰る途中で……ヘンテコな「チラシ」を拾った。

 

そして「チラシ」が突然、光を放ち始めて俺は光に包まれて……次に気が付けば「ハイスクールD×D」の主人公である『兵藤一誠』の子供の頃(5~6歳位)の一誠に憑依してしまった……っと。

 

 

そう、子供の頃の『一誠』に……だ。

 

 

一誠「何で、最初に目を覚ました時に「子供時代の一誠」になっているのに、気付かなかったかな~俺」

 

 

一誠の両親の発言でも気付けた筈なのに・・・・・・・

 

 

頭を「ガシガシ」と掻きながら、改めて考えると情けなくなる。

 

 

一誠「というか……そもそも何で、あんな道のド真ん中に『チラシ』が落ちていたんだ?」

 

 

別の世界に行く『チラシ』だ何て、迷惑なのにも程がある。

 

 

一誠「でも、『コレ』以上の進展は望めない……な」

 

 

結局の所、俺が幾ら考えても「どうしてこうなったのか?」という理由も手掛かりも等も何も判らない状態だからな。

 

 

だから・・・・・

 

 

一誠「まず、俺がすべき事は山ほどあるけど・・・・・最初にすべき事は、やっぱり『アレ』だよな」

 

 

そう、今俺がすべき最優先事項・・・・・・

 

 

一誠「俺の中にある「神器<セイクリッドギア>」が、何なのかを知る所からだよな」

 

 

原作で「兵藤一誠」に宿っていた「神器<セイクリッド・ギア>」は、神すら滅ぼすことが可能な力を持つと言われる特殊な神器……『神滅具<ロンギヌス>』と呼ばれている強力な神器。

 

 

その一例が……一誠に宿っている「赤い龍≪ウェルッシュ・ドラゴン≫」こと『ドライグ』が封印されている「赤龍帝の籠手≪ブーステッド・ギア≫」だ。

 

 

だが、それは「原作」の「兵藤一誠」での話だ。

 

 

俺は「原作」の「主人公」である「兵藤一誠」に憑依してしまった存在。

 

 

オマケに、俺が今居るこの世界は「平行世界」の「ハイスクールD×D」の世界と見て間違いは無いだろう。

 

 

であるが故に、俺も「一誠」と同じ「神器<セイクリッド・ギア>」とは限らない上に「神器<セイクリッド・ギア>」自体が無いかもしれない。

 

 

一誠「もし仮に、そうだとすればかなりヤバイな。 「平行世界」なら「二次創作小説」で良くある「神様転生」してくる「転生者」や「原作」には登場しない「オリジナルキャラ」がいる可能性があるな」

 

 

俺は基本的に……真面目に頑張って、神様から貰った力(チート)に驕る事なく努力して頑張る「転生者」は好きだが……力(チート)に溺れて好き勝手しまくる「転生者」は嫌いだ。

 

 

特に、「ナデポ」や「ニコポ」に「洗脳」等の腹が立つやり方で「アニメや漫画・小説やゲーム」の『ヒロイン』達を篭絡させようとする奴らは大ッ嫌いだ!?

 

 

一誠「最悪、ソイツらに出会った時の事も考えた上での対処も考えて鍛えていかないとな」

 

 

これが、フィクション等の架空の話であれば良いが……残念な事に「コレ」は紛れも無い現実だ。

 

 

俺が「ハイスクールD×D」の主人公である「兵藤一誠」に憑依してしまった事は……。

 

 

今……此処で『現実』から目を背けても・・・・何の意味も無いし、何も変わらない。

 

 

それが、『逃げ』である事を俺は良く知っている。

 

 

色々な意味で大変ではあるが、俺は『諦める』事はしない。

 

 

 

 

一誠「まあ、取り敢えず……今は「神器<セイクリッド・ギア>」を発動させないとな」

 

 

こういう時、「原作」を知っていると本当に助かるよ。

 

 

一誠「えーっと……確か「原作」で「リアス」は「一誠」に『貴方が「一番強い」と感じる何かを思い浮かべなさい』って言ってたな。 それに……強い『想い』も込めないとな」

 

 

俺は顎に手を当てながら、「原作」での「一誠」と「リアス」の遣り取りと、一番肝心な事も思い出す。

 

 

最初、一誠はリアスとの遣り取りで「神器」を発動させようとしたが、エロい方向に集中してしまい「神器」を発動出来ずに終わった。

 

その遣り取りから、しばらく経ったある日……悪魔の仕事を終えて自宅に帰宅する一誠の前に一誠を殺した堕天使の「レイナーレ」と同じ堕天使で仲間の「カラワーナ」が現れる。

 

「カラワーナ」は、「レイナーレ」が殺したと言っていた一誠が生きていた事に驚きながらも一誠を殺そうとするが、一誠はその際「神器」を発動し窮地を脱した。

 

しかし、不完全な発動であった為に『赤龍帝の籠手≪ブーステッド・ギア≫』ではなく「龍の手<トゥワイス・クリティカル>」の状態で発動してしまった。

 

その後……「レイナーレ」との戦いで、「神器」が一誠の『強い想い』に答え『覚醒』し、『赤龍帝の籠手≪ブーステッド・ギア≫』になった。

 

 

つまり、何が言いたいのかと言うと・・・・・・

 

 

『一番強いと感じる何か』だけでなく、強い『想い』も込めないと「神器」は完全な状態にはならないという事だ。

 

 

以上の点を踏まえると・・・・・・

 

 

一誠「俺なら……やっぱり『アレ』だよな」

 

 

俺はベットから降りて、開けた場所に立って目を閉じた。

 

 

俺が目を閉じて思い浮かべたのは……『世界の破壊者』と呼ばれながらも、色んな仮面ライダーの世界や別の世界を旅をして周りながら絆を築き、物語を繋いだ『仮面ライダー』の主人公の姿・・・・・・。

 

 

そして、先程の「一誠の両親に対する強い怒り」も込めた。

 

 

強く・・・・・・

 

 

強く・・・・・・

 

 

強く・・・・・・

 

 

ただ、『強く』想いを込めながら・・・・・・。

 

 

 

一誠「通りすがりの仮面ライダーだ……覚えておけ!」

 

 

俺は「仮面ライダーディケイド」の主人公「門矢 士」が変身する時の動作を全てこなして、最後に言う言葉を言った。

 

 

一誠「変身!?」

 

 

そして、俺が目を開けると……俺の左手が光を放ち・・・・・・・

 

 

――――始め無かった。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

一誠「……やっぱり、最初から上手くは行かないか~。 ε=(・д・`*)」

 

 

一応、予想出来た事だから特に落ち込む事は無いけど。

 

 

現に、一誠自身も最初は出来無かった訳だし・・・・・。

 

 

一誠「まあ~、時間はたっぷりある訳だし、気長にやって行けば良いかな?」

 

 

っと、言いつつ……俺がベットに横になろうとした瞬間、俺は「ある違和感」に気付いた。

 

 

一誠「・・・・ん? 何か、背中に『違和感』が・・・・・」

 

 

背中に感じた『違和感』が何のなのかを確認する為に、俺は背中の方に顔を向ける。

 

 

すると、其処にあったのは・・・・・・・・

 

 

一誠「・・・・・嘘だろ?(゜ロ゜)」

 

 

其処にあったのは……「コードギアスR2」で登場した『ランスロット・アルビオン』の翼に良く似た光翼だった。

 

 

俺は、その翼を見て驚愕した。

 

 

何故なら・・・・・・

 

 

一誠「『コレ』って、「ハイスクールD×D」に登場する「ヴァーリ・ルシファー」に宿っている「白い龍<バニシング・ドラゴン>」こと「アルビオン」の魂が封印された『神滅具<ロンギヌス>』の「白龍皇の光翼≪ディバイン・ディバイディング≫」じゃねえか!」

 

 

俺の背中に発現したのは、「赤い龍<ウェルッシュ・ドラゴン>」こと「ドライグ」の魂が封印された「神滅具<ロンギヌス>」の「赤龍帝の籠手≪ブーステッド・ギア≫」と対をなす『神滅具<ロンギヌス>』の「白い龍<バニシング・ドラゴン>」こと「アルビオン」の魂が封印された「白龍皇の光翼≪ディバイン・ディバイディング≫」だった。

 

 

・・・・・オイオイ、マジかよ。

 

 

一誠「まさか……この世界の「兵藤一誠」が「赤龍帝」じゃなくて、『白龍皇』だった何て・・・・・・」

 

 

俺は、この体の持ち主である一誠が「赤龍帝」でなはく『白龍皇』だった事に驚いてしまった。

 

 

まあ、でも・・・・・・

 

 

一誠「「神器<セイクリッド・ギア>」が無かったよりは大分良いな。 御蔭で、今後の行動の計画が立て易くなった訳だし、早く体を鍛えて『アルビオン』と対話が出来る様にしよう。 そうすれば『アルビオン』から色々と話が聞けるだろうし、頑張って鍛えていかないとな」

 

 

今後の方針を一先ず決めた俺が次にしたのは・・・・・・

 

 

一誠「……てか、何時までも『白龍皇の光翼≪ディバイン・ディバイディング≫』を出している訳にはいかないから戻すか。 確か「リアス」は『一度「神器<セイクリッド・ギア>」を発動されば何時でも好きな時に出したり戻したりする事が出来るわ』って言ってたな」

 

 

「原作」で「リアス」が言っていた言葉を思い出しながら、俺は『白龍皇の光翼≪ディバイン・ディバイディング≫』を「収納するイメージ」で戻した。

 

 

すると、俺の背中にあった『白龍皇の光翼≪ディバイン・ディバイディング≫』は無事に消えた。

 

 

一誠「良し! これで、大丈夫だな♪」

 

 

背中の方に顔を向けながら『白龍皇の光翼≪ディバイン・ディバイディング≫』が無事に消えた事を確認した俺は安堵するのだった。

 

 

そんな時に・・・・・・・

 

 

????『……ほう、封印されて以来・・・・長い時を生きて来て、漸く「神器<セイクリッド・ギア>」を使える人間に出会えたと思えば……初めてなのにも関わらず此処まで上手く扱うとはな』

 

 

一誠「……えっ?」

 

 

俺以外居ない筈の病室に、俺以外の声が聞こえた。

 

 

????『おまけに、『赤いの』や『私』の事まで知っているとはな』

 

 

声の出処は、俺の左手の甲に浮かんだ青い光だった。

 

 

俺は、その声の主を・・・・・知っている。

 

 

????『人間の小僧、貴様は一体……何者だ?』

 

 

そう・・・・・

 

 

『ソイツ』の名は・・・・・・・・

 

 

一誠「「白い龍<バニシング・ドラゴン>」の『アルビオン』」

 

 

『二天龍』の片割れである……「白い龍<バニシング・ドラゴン>」で「白龍皇」と呼ばれる『アルビオン』だった。

 

 

 

一誠side 終了

 

 

 

 

次回 俺、話し合いました。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択