No.590366

新・良妻賢母

今回は蜀の(元)良妻賢母の紫苑編を書きたいと思います。

少しだけ祭編に似ているところがありますが、それは子供つながりということで…
ちなみに今回はおそらく自身初挑戦がありますので、気づいたらすごいかも…

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2013-06-23 11:29:55 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:3313   閲覧ユーザー数:2840

いつも中庭に面した桔梗や焔耶たちと茶を飲んだりするこの場所で三国の中で唯一、子を持つ紫苑は愛紗のトンデモ行動を聞いて1人で物思いにふけっていた。

 

 

(あの愛紗ちゃんがそこまでするなんて…それならば、いっそ私も…)

 

すると、そこへ1人娘の璃々が駆け寄ってきた。

 

 

「お母さぁ~~~~ん!どうしたの?具合悪いの??」

 

 

「全然大丈夫。それより、璃々…正直に答えてほしいんだけど…璃々は弟や妹が欲しいと思ったことはある?」

 

 

紫苑は即答するだろうと思っていたのだが、意外にも少しだけ首を傾げて考えて様子を見せてから答えた。

 

「欲しい!!!お友達とかいっぱいいるから、要らないかな~って思ったけど、やっぱり欲しい!!!」

 

 

無邪気に答える娘の姿を微笑ましく思っていた紫苑のところに一刀がやってきた。

 

 

「2人ともこんな所で何してたの?」

 

 

「あら、ご主人様?今日は政務のはずでは??」

「私は璃々が友達のところに行くまで遊びたいというもので…そんなことより、璃々に弟か妹が欲しいのか聞いたら、欲しいと言ったんですよ~」

 

 

「そうなんだけど、ちょっと休憩と言うか…俺に出来ることが無くなったから、後は朱里達に任せてきたって感じかな。」

 

 

悪い言い方をすると逃げてきたと思われないことを一刀は笑いながら話した。

 

 

「やっぱり璃々ちゃんは弟か妹が欲しいかったのか~確かに璃々ちゃんなら良いお姉ちゃんになりそうだね~璃々ちゃんのために頑張ってみる?」

 

 

一刀が遠まわしに冗談っぽく言った事に対して紫苑は…

 

 

「璃々~!!!ご主人様が協力してくれるっていうからお礼を言いなさい。」

 

 

「ホントに~!!!そしたら、ご主人様が璃々のお父さんになるんだよね!やった~!!」

 

 

「いや、璃々ちゃん…あの~冗談で言ったんだけど…それにあくまでも仮の話で…」

 

 

「男の子だったら、ご主人様の名前から一文字付けたいですね~女の子なら私の名前からにしましょうか。」

 

 

「璃々はね~女の子だったら、一緒にお買い物行ったり~みんなで一緒にお飯事?って言うのをしてみたりしたいなぁ~。」

 

2人が楽しそうに子供が出来たことを考えている姿を見て、一刀は困った表情のまま大きなため息をついてうなだれていた。

 

 

(愛紗ちゃんと同じことをしても意味がないから…どうしましょう…)

どうやって一刀をその気にさせるか紫苑は本気で考えていた。

 

 

「お母さん?どうしたの?」

 

 

「なんでもないわ。それより、そろそろお友達のところに行く時間でしょ?」

 

 

璃々は思い出したと言わんばかりの顔をして、「いってきま~す!」と元気よく出かけて行った。

 

 

「じゃあ、俺もそろそろ戻ろうかな。愛紗に怒られたくないからね。」

 

 

「それならば、私もお手伝いしますわ。ちょうど璃々も出かけましたし、この後の予定も特にありませんので…」

 

 

「う~~ん…それじゃあ、お願いしようかな。」

 

 

申し訳ないと思ったが、確かに紫苑がいた方が助かると思い一刀は手伝ってもらうことにした。紫苑の思惑など知る由もなく…

 

 

政務に戻った一刀は紫苑のおかげもあって予定よりも圧倒的な速さで仕事が進んでいった。それを見た愛紗が「普段からこれくらいして欲しいものです…」と言ったのは言うまでもない。

 

政務を終えて自室に戻っていた一刀のもとに紫苑がやってきた。

 

 

「いやぁ~助かったよ~紫苑、おかげですっごく早く終わったよ。」

 

 

「いえいえ、私もすることがなくて暇を持て余すところだったのでかまいませんわ。その代わりと言っては何ですが、これから少し付き合ってくださると欲しいのですが…」

 

 

そう言いながらも、一刀が返事をする前に腕をしっかり組んだうえに手もしっかり握って逃がさんとばかりに連れ出したのだった。その時に有無を言わせぬ雰囲気を出したのは言うまでもない

 

 

そして、着いたのが現代で言うところの乳幼児用品の専門店と言った感じのところである。

 

 

「し、紫苑…さすがに俺はこの場にはふさわしくないような…」

 

 

現に店内には妊婦を中心とした女性客が多くいたのだ。それと同時に一刀は気づいてしまった…「もしや、さっき言っていたことは本気なのか…」と呟いた。

 

 

その様子に気づいた紫苑はにっこりと笑いながら言った。

 

 

「私も近々また子を授かれると思うと少しワクワクしてしまって…それと私は本気ですよ?旦那様♡」

 

 

しっかりと腕を組んだまま、にっこりと笑いかけてくる紫苑の表情を見た一刀は完全に諦めた様子を見せた。

 

 

「はぁ~~しょうがないね…確かにワクワクだけど、その前に俺が愛紗たちにものすごく怒られると思うけどね…」

 

 

そう言いながら、2人は一緒に笑い合っていた。

 

 

 

 

その後、3国同盟が成立してから最初に蜀で最初に子を産んだのは紫苑となった。

紫苑の妊娠が発覚した時の愛紗たちの反応と一刀への行動は言うまでもないだろう…

 

 

「母娘ともに、これからも宜しくお願いしますね…旦那様♡」

 

 

あとがき

 

 

紫苑編ア~~~~~ップ!!!

 

 

時間的には愛紗編の後ということで、どうしたもんかと内容に苦慮して悩んで悩みぬいた結果がこのようなキャラ崩壊…(あぁ~物を投げないでください…心が折れそうになります)

 

 

これまでのなんちゃってコスプレを脱するのにはもってこいのキャラだと思いまして…現在はアマガミの黒沢典子を書いていますが、これがまた非常に難しい…(当方はアニメしか見てないので…2年もニートしてるとゲームを買うお金が…)

 

 

正直、恋姫を書くか書かないかで迷ってます。特にリクエストもないですし、誰を書くかすら、まだ決めていない始末…

 

 

なので、とりあえずは黒沢典子編のアップを目指して、後はリクエストや思いついたキャラやアニメを書いて行こうかな~と思ってます。

 

 

リクエストがなければ、アニメをいくつか見て決めるか、恋姫の桔梗編になると思います。

 

 

それでは!また次回お会いしましょう!!!


 
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