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貴方と人生を共に 最終新章 ~karin te moonlit story~ 本編 1

あの外史の戦いからの続編で、華琳が主人公の物語です。

次回予告を付けるのを忘れたので書き足しました。

2013-05-15 05:38:09 投稿 / 全11ページ    総閲覧数:2053   閲覧ユーザー数:1781

         貴方と人生を共に最終新章 ~karin te moonlit story~

 

                 本編 1『懐かしき訪問者』

 

 

 

 

 

 

 

 

私の名は北郷華琳、北郷グループの社長してるわ。

 

あれから3ヶ月の月日が流れた・・・

 

一刀達は未だ発見されず、青鬼、炎鬼、焦げたリボン、ブレスレット、

 

メイドカチューシャだけが戻ってきた。

 

2つの剣は数日後、錆びて散った。

 

一刀と一心同体の剣・・・消えたと言う事は・・・

 

でも、私は信じてるわ・・・一刀が生きてる事を・・・

 

だから、待とうと思うの・・・ずっとね。

 

特に恋と心は部屋に閉じ籠る事が多くなったわ・・・

 

仕事や御飯はきちんと取ってるのだけど・・・

 

他にも笑顔を無くした者やぼーっとする事が多くなった者まで居る。

 

特に愛紗が一番重傷で人には見せないようにしてるんだと思うんだけど・・・

 

バレバレなのよね・・・雪蓮や潤香もお酒の量が増えたし・・・

 

一刀が居なくなってから何かが無くなった感じよ。

 

私は・・・変わらず・・・今も・・・昔も・・・。

 

一刀が居なくなった事は公表していない。

 

それと、一刀の事はあまり話さない様に気お付けてるわ。

 

一刀が戻って来るまで、一刀の世界・・・

 

私達の世界は守って見せると誓ったのよ。

 

だから・・・早く帰って来なさいよ・・・

 

 

社長室

 

千登里「社長、今回の売上表です。」

 

ペラッ

 

ペラッ

 

華琳「・・・売上は上々ね。」

 

千登里「それと、不動グループから創立記念パーティーの招待状が来ております。」

 

華琳「分かったわ。」

 

千登里「それと、最近奇妙な現象が起きてるらしいんですが・・・」

 

華琳「どうしたの?」

 

千登里「最近、死者が蘇ったり、超能力じみた人達が増えてきていると言う噂があります。

 

情報が入り次第報告させてもらいます。」

 

華琳「ありがとう。」

 

千登里は寂しそうな顔をしながら呟いた。

 

千登里「・・・あれから3ヶ月ですね」

 

華琳「生きてるわよ・・・必ずね。」

 

コンコンッ

 

華琳「空いてるわよ。」

 

朱里「失礼します、新しい学校の事ですが、文部省からの許可が下りました。

 

幹部達に招集を掛けましたので、

 

明日、会議を開きたいと思うのですが・・・如何でしょうか?」

 

華琳「そうね・・・なるべく早くに作りたいわね。」

 

千登里「武道は今や世界大会は有名ですからね・・・」

 

華琳「ええ、未来を託すに値する子達を発掘するのよ。」

 

千登里「ここ日本では既に世界一ですからね・・・」

 

朱里「打倒日本を掲げて、各国も力を入れてるみたいです。」

 

華琳「ふふっ、その為でもあるんだけどね。」

 

朱里「どうしますか?日本全土も殆どの学校が、

 

武道の導入をしても良いと返答が来てますが・・・

 

国からも取り入れる様に力を入れてるみたいです。」

 

華琳「明日の会議の議題に入れといて頂戴、明日話すわ。」

 

朱里「御意です。それと、今度開かれる全量級武術世界一大会ですが、武術協会から

 

ご主人様は出場できるのかと言う手紙が届いておりますが・・・

 

如何いたしましょう?」

 

華琳「今回は諦めて貰うしかないわね・・・千登里、他の者を選抜して頂戴。」

 

千登里「御意。」

 

華琳「今日はこれで終わりよね?」

 

千登里「はい・・・何処か行かれるのですか?」

 

華琳「ええ・・・少しね・・・それで、パーティーはいつ?」

 

千登里「来週の日曜日です。」

 

華琳「分かったわ・・・今日は先に帰ってて頂戴。」

 

千登里「ですが、警護は・・・」

 

華琳「春蘭が居るから大丈夫よ。」

 

千登里「それなら安心ですね、では失礼します。」

 

千登里は一例し、帰宅する事に。

 

華琳「ええ、お疲れ様。」

 

 

本社出入り口前

 

そこには既に車が用意されていた。

 

春蘭「華琳様、どうぞ。」

 

がちゃっ

 

華琳「ありがとう・・・春蘭、行って欲しい所があるんだけど。」

 

春蘭「はっ!」

 

春蘭は華琳の言われた指定場所へ車を走らせた。

 

 

思い出の樹海入口付近。

 

がちゃっ

 

春蘭「どうぞ。」

 

華琳「ありがとう、春蘭はここで待ってて頂戴。」

 

春蘭「それは出来ません!華琳様に何かあったら!」

 

華琳「大丈夫よ。」

 

春蘭「・・・はっ!」

 

華琳は目的地まで山を登って行く。

 

春蘭「・・・」

 

ピッ

 

春蘭「明命、気づかれない様にな。」

 

明命「はっ!」

 

ピッ

 

春蘭「それより、ここに何の様があるんだ?」

 

 

ある思い出の場所(人生を共に 華琳デート編をお読みください。)

 

華琳はただ近くで座って空を見ていた。

 

華琳「・・・星が良く見えるわね・・・」

 

華琳は長い袋から、一刀が持ってた片割れの剣の鞘を出した。

 

華琳「貴方も一緒に見ましょう。」

 

華琳は鞘を隣へと置いた。

 

華琳「・・・うう・・・会いたい・・・かずと・・・」

 

華琳は静かに泣きじゃくる・・・子供の様に・・・

 

 

樹海入口付近

 

春蘭「う~ん・・・」

 

タッタッ

 

春蘭「う~ん・・・」

 

タッタッ

 

春蘭は行ったり来たりを繰り返していた。

 

そこへ、華琳が戻ってきた。

 

華琳「待たせたわね・・・明命も一緒に帰りましょう。」

 

スッ

 

明命「何時から気づいておられたんですか?」

 

華琳「ふふっ、最初からよ・・・ありがとう・・・それと、あの事は内密にね。」

 

明命「いえ!これが今の私の仕事ですので・・・御意です!」

 

がちゃっ

 

春蘭「ご無事で何よりです!どうぞ。」

 

自宅へと帰宅する事に。

 

 

北郷邸玄関

 

メイド達『お帰りなさいませ、社長。』

 

タタタタタッ

 

トスンッ

 

杏「おかえりなさい~ママ~」

 

華琳「はい、ただいま。」

 

ぎゅっ

 

華琳は杏を抱き上げた。

 

雪蓮「丁度良い所に来たわ・・・お客さんよ。」

 

華琳「客?・・・誰かしら。」

 

華琳は杏を抱きながらリビングへと移動した。

 

 

リビング

 

華琳「貴方達!」

 

華琳はそこに居た者達を見て驚いていた。

 

凪「お久しぶり・・・と言うべきでしょうか。」

 

真桜「凪、それちゃうやろ・・・うちらは転生してんやで?」

 

沙和「それより、隊長は~?皆教えてくれないの。」

 

リビングに居る経緯を知ってる者は沈黙した。

 

リタ「・・・ああ!もうだめ!・・・居ないわよ・・・この世界にはね。」

 

凪「どう言う事ですか!」

 

凪は興奮して拳を握っていた。

 

真桜「凪!落ち着きぃ!・・・どう言う事や?

 

詳しく聞かせてもらってええか?うちらは前世では大将のやったけど、

 

こっちでは違うって事も理解しとるからな。」

 

沙和「沙和も聞きたいの!」

 

華琳「そうね・・・実は・・・」

 

華琳は約三時間掛けて経緯を詳しく話した。

 

凪「そんな・・・」OTZ

 

真桜「まだ死んだわけや無いって事やろ?」

 

華琳「ええ、生死不明って言えば良いかしら・・・

 

私は信じてるわ・・・貴方達はどうするの?」

 

真桜「うちらはここで待たせてもらってええですか?」

 

華琳「もちろんよ・・・そう言えば、貴方達は今何してるの?」

 

真桜「うちは整備士や。」

 

沙和「沙和はファッションデザイナーの卵なの。」

 

凪「私は各地の武道を学びながら旅をしています。」

 

真桜「うちらも、別々やったんやけどな、記憶がフワッて戻ってから、

 

隊長の家に行こうとしたら・・・あらバッタリっちゅうわけや。」

 

華琳「なるほどね・・・なら、貴方達はこれから北郷グループに入社しなさい。

 

貴方達には重役として真桜は技術部の責任者として、沙和はデザイナーとして、

 

凪はSPとして働いて欲しいのだけど?

 

凪は一刀が帰り次第専属として手配しておくわ。」

 

真桜「凪はええな~」

 

沙和「隊長とずっと一緒に居られるなんて羨ましいの。」

 

凪「////」

 

雪蓮「(うまく治めたじゃない)」

 

華琳「千登里。」

 

千登里「3人の手配はしておきます。」

 

華琳「頼むわね、今日はこれで解散よ。

 

明日は重役会議をやるから出席して頂戴ね。

 

護衛陣もよ。」

 

雪蓮「ええ~・・・めんどい」

 

潤香「ね~」

 

冥琳「こほんっ」

 

ギロッ

 

雪蓮「ピクっ・・・分かったわよ・・・そんなに睨みつけないで~」

 

潤香「う、うん。」

 

2人は冥琳の睨みつけにガクブルしていた。

 

この子は冥琳と一刀の子で、知能も母親を凌ぐ程と言われている。

 

現在は飛び級で東大を卒業し、北郷グループで冥琳の補佐として下で働いている。

 

夏蓮「かあさん~私も酒~」

 

燐冥「見つけたぞ!夏蓮!」

 

夏蓮「しまった!勉強なんてや~よ。」

 

ピューーーーーーーッ

 

夏蓮は素早く逃げ出した。

 

燐冥「######夏蓮!」

 

燐冥は直ぐに夏蓮を追う事に。

 

冥琳「・・・はぁ~」

 

華琳「それじゃあ、解散!」

 

一同はそれぞれの部屋に戻る者、鍛錬しに行く者、

 

ゲームする者と各自戻って行った。

 

 

リビングではゲームをする者達が居た。

 

リビングテレビA

 

1Pヴィーダ「この!」

 

ピコピコッ

 

2P詠奈「甘いわね。」

 

ピコッピコッ

 

2P『yuo win』

 

ヴィーダ「もう一回だ!」

 

京「次は私だ!」

 

はやて「ヴィーダまた負けたんか。」

 

シグナム「フッ、まだまだだな。」

 

ヴィーダ「うっせ!ならシグナムがやってみろよ!」

 

シグナム「私は見てるだけで良いさ。」

 

はやて「シグナムもやってみぃ。」

 

シグナム「う・・・分かりました。」

 

しばらくして

 

2P『yuo win』

 

ヴィーダ「うはははw負けてんじゃんw」

 

シグナム「グッ・・・ウォーミングアップだ・・・もう一回だ!」

 

詠奈「ふふっ、じゃんじゃん掛かって来なさい。

 

僕は強いわよ。」

 

はやて「シグナム、がんばれ~」

 

リン「がんばるのです!」

 

シグナム「主の期待に応える為に・・・勝負!」

 

ヴィーダ「詠奈~ほどほどコテンパンにしてやれ~」

 

詠奈「任せて頂戴。」

 

月下「麦茶です。」

 

コトッ

 

月下は人数分の麦茶とお菓子を置いた。

 

はやて「おおきにな。」

 

月下「はい、リンちゃん。」

 

グラスの中にストローを刺した。

 

リン「ありがとうなのです!」

 

 

リビング・テレビ2台目

 

こちらでは、華琳達がニュースを見ていた。

 

キャスター「昨夜ーー県ーー市でーーさんーー歳が何者かに誘拐されたとして、

 

警察は、誘拐事件として捜査するそうです・・・次のニュースです」

 

華琳「今週で10人者人が誘拐されてるのね・・・」

 

リタ「・・・臭いわね・・・」

 

雪蓮「・・・男女問わずだもんね・・・恋華はその事件を調べてるらしいんだけどね。

 

暦も一緒だし大丈夫とは思うけどね。」

 

リタ「今でも足取りが掴めないって事はバックに誰か付いてるか、

 

海外って可能性も否定できないわね。」

 

冥琳「妥当だろうな・・・何があっても可笑しくは無い。」

 

愛美「クローン事件の時ですね?」

 

桂花「クローン事件?」

 

白蓮「確か細胞から同じ人物を作るんだったよな?」

 

華琳「ええ、一刀の細胞からクローンを作られてね。

 

私達がこっちに来て間もない頃にクローンを作る為に一刀の細胞サンプルを

 

手に入れようとした者達が居たのよ、色々あったけど解決はしたんだけど、

 

その技術が流出してて、作られたのが一刀のクローンkだったよ。」

 

桂花「あの全身精○男を作って何が良いのかしら・・・」

 

華琳「桂花、口を慎みなさい!・・・

 

もし、今の一刀が暴れだすと、2週間で破滅するわよ。

 

この地球がね。」

 

桂花「もっ申し訳ありません!」

 

白蓮「それくらいで良いだろ?桂花も好きだからこそ、

 

悪口を言っちゃうのだと思うぞ?」

 

凪「隊長と喧嘩が多かったですが、楽しそうにも思えました。」

 

桂花「////」

 

凪「その人は今?」

 

雪蓮「・・・死んだわ・・・一刀自身が引導を渡したのよ・・・そのクローンも

 

願てった様に感じたわ。」

 

霞「そんで、恋のクローンも作られたんや・・・それが鎌や。」

 

凪「双子かと思いましたが・・・なるほど。」

 

桂花「凄いわね・・・天界の技術は・・・」

 

霞「現代化学っちゅう奴や。」

 

真桜「姉さんの言う通りや・・・記憶が戻った時、作りたい衝動が出まくる始末や。

 

く~~~~~!現代技術万歳や!・・・

 

それとな、隊長ドールの試作品があるんやけど・・・

 

凪やこちらに来たばかりの者達は興味深々に聞き出した。

 

無論嫁一同は一刀君人形の事が気になっている様だが・・・

 

他にも、一刀君抱き枕や、一刀君の匂い香水や、一刀との隠撮ビデオなどがある。

 

隠撮ビデオは一刀が風呂に入ったり、男が一人でする事をやった時

 

(ビデオの為に協力してもらった様で。)

 

他色々・・・(もう、隠撮じゃねー!)

 

直下の者だけが入手出来ると言うビデオである。

 

他のメイド達は抱き枕、一刀の匂い香水

 

(一刀の体液から量産に成功した・・・さすが金持ち。)

 

メイド達は一刀の抱き枕に、香水を振り掛け、夜な夜な・・・♥

 

 

雛里専用仕事場

 

カキカキカキカキッ

 

ペラッ

 

雛里「朱里ちゃん。」

 

朱里「うん。」

 

現在、朱里、璃々、亞莎、于吉、沙和が夏のコミケに向けて流れ作業で

 

雛里の手伝いをしていた。

 

朱里「璃々ちゃん!」

 

璃々「うん!」

 

于吉「ここのコマは引きにしたほうが良いのでは?」

 

亞莎「私はこっちのアップの方が良いですね・・・」

 

コンコンッ

 

がちゃっ

 

秋蘭「お茶をお持ちしました。」

 

雛里「あわわっ!記憶が戻ってるなら畏まる必要ないですよ。」

 

秋蘭「今はこっちの方が楽なんだ、それに過去は過去・・・だろ?」

 

雛里「ふふ、そうですね。」

 

秋蘭「手伝える事はあるか?」

 

雛里「じゃあ、トーン貼りを璃々ちゃんとお願いします。」

 

秋蘭「うむっ」

 

沙和「雛里ちゃん、こんな感じの服はどう?」

 

雛里「あわわ!すごいです!」

 

 

北郷邸内ジム

 

カキンッ

 

春蘭「なかなか!」

 

ブォンッ

 

カキンッ

 

京「そこ!」

 

カキンッ

 

春蘭「甘いぞ!

 

春蘭、京は模擬戦闘をしていた。

 

左慈「998・・・999・・・」

 

左慈はバーベルで筋トレをしている。

 

愛紗は・・・隅っこでため息ばかり吐いていた

 

愛紗「・・・はぁ・・・」

 

そこへプールから戻ってきたフェイトが現れた。

 

フェイト「ふぅ~・・・愛紗さん、どうしたんですか?」

 

愛紗「いや、何でも無い・・・はぁ・・・」

 

フェイト「一刀さんの事ですね・・・生きてますよ・・・

 

なのはも、月音もきっと・・・」

 

愛紗「・・・そう・・・だな・・・よしっ!フェイト!受けてくれ!」

 

フェイト「はい!」

 

フェイトは変身し、光の玉を無数に出した。

 

フェイト「本当にやるんですか?」

 

愛紗「頼む、もっと強くならねばならんからな・・・今度こそ・・・

 

良いぞ!」

 

フェイト「行きます!」

 

シュシュシュシュシュシュシュッ

 

スッスッスッドゴッ

 

愛紗「クッ!・・・次!」

 

 

 

・・・続く

 

 

予告

 

千登里「それでは、会議を始めたいと思います。」

 

星「千登里よ、この中に特殊能力部隊ってのがあるのだが、どう言う事だ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

華琳「私達の死後、悪人が増える可能性・・・未来・・・来るべき時の為って

 

総帥は言ってたわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪蓮「でも、それじゃ今度の世界統一武道大会と被るわよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

雪蓮「・・・ノアの方舟に気お付けろっか・・・」

 

朱里「『神は地上に増えた人々が悪を行っているのを見て、これを洪水で滅ぼす』」

 

 

次回『動き出した影』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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