No.561827

月夜桜

遠邇さん

これも詩もどきにしてるけど詩じゃ(ry
これも挿絵考えてるけど現時点ではまだ上げられないので忘れた頃に上げ直すかな

2013-04-02 03:53:19 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:336   閲覧ユーザー数:336

 

 

 

           彼女の枝は朗々(ろうろう)としなり

           (すさ)ぶ風に(うた)い出す

           (ひるがえ)る袂に覗く

           ()えた香りすら

           貴女の深みを(あで)やかに魅せる

 

           時には目尻に(さげす)みを浮かべ

           愛を(かた)ったと恐れれば

           夢のように葉裏を反す

           (かんば)しき春眠の精

 

           狂い咲こうともがけども

           君が根付くは(しがらみ)の世

           満ちる月夜にその花弁を何時(いつ)

           散らす夜は 果たして来るのか

 

 

 


 
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