No.561824

枯若葉

遠邇さん

夢に眩んでいた 君は目覚めたと言って
涙を跳ねて 泥濘から逃れて行った

一応詩もどきにしてるけどちょっとこれは詩じゃないかな。
挿絵つけて上げ直す予定がありますが、予定は未定です。

2013-04-02 03:35:05 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:282   閲覧ユーザー数:282

                           

 

 

 

 

                           彼女は正に無謀(むぼう)

                         始まりもしない夢に(やぶ)

                        今は夢の剪定(せんてい)がお気に入り

 

                     かつて陽光に浮かれ 青く茂った若葉も

               訪れても居ない夢を 見果てた最期に怯え 枯らしてしまった。

 

                            だから今は

                          まともな振りをして

                           満足がっている。

 

 

                        ――もう彼女は気付かない

                       夢を捨てた者程(みじ)めなものはない

                          惨めな者はないのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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