No.508808

超次元ゲイム ネプテューヌXworld【クァムの弱さ、ミラージュの思い】

藾弑さん

遅れてごめんなさい、エスターとキラの性格は…大丈夫…かな…?

2012-11-16 13:01:41 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1246   閲覧ユーザー数:1142

クァムside

 

こいつ…やばい…!

いきなり大声あげて…んなこたどうでも良い!マジでやばいのはあの死神みてーな奴の「殺気」が半端ない…どうする、俺は「人間」だ、人間の知恵を絞って勝てる相手なのか…!

「どうしたんでさァ?怯えちまったんですかィ?」

キラが無事なのはよかったとして、どう時間を稼ぐかだ…変身は避けたい。

理由は二つある。

一つは相手はまだどんな奴か分からない。確実に仕留められる可能性は充分にある…が、もし逃げられたら?あいつはさっきいた奴の仲間かもしれない、頭の悪そうな奴だけど俺の力の事が喋られるかも…ま、あまり支障は無いけど。

「あ、ああ、お前の速さにビビっちまったぜ…俺らが殺られるのも時間の問題かもな。…そうだ、俺達を見逃してくれないか?」

「なっ!?」

「「「ええっ!?」」」

皆が驚くのも無理はない。問答無用にネプギアを攻撃してきた奴だ。そう簡単に見逃して貰えるはずもないからな…

「ハッ、てめぇバカですかィ?」

「ああ、バカだ!だから見逃してくれと言った!寧ろ勝ち目のない戦いでやると言った方がもっとバカだけどな!」

「でもクァム!逃がして貰えるわけ「良いでさァ。逃がしてやるでさァ」…え?」

話が通った!こいつがバカで良かったぜ…

「マジか、ありがとな!俺は恩を忘れないタイプ(自称)なんだ、名前を教えてくれないか?俺はクァム・ユネィ!」

「俺はエスターでさァ」

「エスター…良い名前だな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの二人…なんか打ち解け合っちゃってるわよ?」

「で、でも話がわかる人で良かったです!」

「本当ですね!」

「いや、あいつは…」

「どうしたの?」

「(話がこんなに上手く進む筈がない!)早く行こう…クァム!行こう!」

「ああ、そうだな…そんじゃエスターまたな!今度会ったら星野バックスでも行こうぜ」

「良いでさァ。…それと俺は確かに逃がすと言ったでさァ。でも誰も「無条件」で逃がすとは行ってないでィ…!」

さっきまでの和やかな空気が一瞬にしてとても重量感のある空気に変わった。

「な、なるほど…さては今から星野バックスに行きたいのか?どうせなら俺が奢るぜ」

とにかく今は話を反らすのが最善の手だ…さぁて、どうするかな…!

「やっぱりお前はただのバカでさァ。俺はさっき誰を狙ったか分かりますかィ?」

俺とキラはその言葉を聴いたと同時に彼女―――――ネプギアの方を直ぐに見た。

「キラ、ネプギアを!」

「ああ、分かって「もう遅いでさァ」「きゃあっ!」なっ!?」

遅かった…躊躇している暇はない、変身するしか…

「おい、エスター!ネプギアをどうするつもりだ!?」

「もちろん「殺す」んでさァ!!」

「やめろォォォオオ!!」

*変身ッ…出来ない!?何で!!!何でだよ…クソッ!!

『それはテメェが今まで変身を拒み続けた結果だからだ』

ミラージュ…

『今のテメェじゃなにも出来ない無力な人間だ。強い意思を取り戻す事を考えるんだな…その間の戦闘は俺が引き受ける。どうせ俺ならテメェの強力な力は使えないだろうし知られる心配もないからいいだろ?』

…納得がいかない

『ッ!…じゃあ納得するまで考えろ!いいな!!』

……ミラージュ。

『あ?』

この戦いで…できれば敵も含めて犠牲を誰一人だすなよ、いいな?

『偉そうに…ああ、分かったよ(出来たらな)』

ありがとう…!*

(*~*までが一瞬の間)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、テメェ。その女を離せ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、キラ達の目には赤い髪に赤い目の男がいつの間にかエスターの首筋にナイフを添えているように見えている。

そして異変がもう一つ。

「もしかして…君、クァム?」

クァムの姿がなくなっていたことだ。

「あ~…俺はクァム・ユネィじゃあない。ミラージュだ」

「なるほど。ミラージュ、その姿は…?」

「後でユネィから説明させる」

*以下、ミラージュside

 

久し振りに変身したな…ユネィより変身してるぶん早く馴染む。

 

「ミラージュ?クァムじゃあないんですかィ?」

自分の首筋にナイフを添えられているのにも関わらずに幸せだな。ユネィの記憶から探れば…エスターって奴か。

「んな事どーでも良い。早くその女を離せ。首、飛ばすぞ」

「殺れるもんならやってみろでさァ」

舐めていやがる…それとユネィ。そもそも戦いにおいて犠牲者を出すなとか初めから無理なんだよ…。

「望み通りにしてやるよ。俺は戦いが好きでテメェと殺り合えると期待していたが、残念だ。…じゃあな」

そう言った直後にエスターの首を切り落とした…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんな近距離でスカっちまうんですかィ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつの間にかエスターは俺の真後ろにいた。どういうわけか切る寸前にとんでもない速さで抜け出したのだろう。

「テメェいつの間に後ろに…!?」

だが、ネプギアは気絶したまま地面に横たわっていた。

「さぁ?…それと気が変わったでさァ。テメェを殺してから紫の女神を殺す事にするでィ…!」

エスターの視線はネプギアではなく俺に鋭く向けられていた。

「面白そうだな、殺し返してやるぜェ…!」

 

 


 
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