No.476557

B★RIS――ブラック★ロックインフィニット・ストラトス――転生して一夏の兄になった一人の男の娘の物語

さん

久しぶりの更新
もう移転作業には飽きたのですよ^^

2012-08-28 09:20:49 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3165   閲覧ユーザー数:3032

第五話 イギリス代表 現る

 

休み時間です。

今一夏と暇つぶししてます。といってもシャーペン弄ってるだけだけどね。

 

「ちょっとよろしくて?」

 

「え?」「ゑ?」

 

「まぁ!?何で巣のそのお返事!(わたくし)に話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるのではないかしら?」

 

・・・うん。ハッキリ言おう。君ウザイ。このナルシストが。失せろ・・・。

 

「悪いな。俺、君が誰だか知らないし。」

 

「!?{バン(机を叩く音)}(わたくし)を知らない!?セシリア・オルコットを!イギリスの代表候補生にして、入試主席のこの(わたくし)を!」

 

あーもう・・・。(わたくし)(わたくし)五月蝿いな・・・。

 

「あ、千夏兄、ひとつ質問良いか?」

 

「ん?何?」

 

一夏が一回オルコットさんを見てから真剣な表情でこっちを向く。

 

「・・・代表候補生って・・・何?」

 

刹那、クラス全員がこけた。大事なことなのでもう一度、クラス全員がこけた。

アハッ。このクラスノリ良いね。

 

「あ・・・あ・・・あ・・・あぁ・・・。」

 

「あ?」

 

「信じられませんわ!日本の男性というものは、これほど知識に乏しいものなのかしら?常識ですわよ?常識!」

 

「えっと・・・。オルコットさん・・・だっけ?一夏はISと無縁な生活を送ってたから知らないのも無理ないと思うよ?」

 

「無縁でもそれくらいのことは知ってて当然ですわ!というか、貴方は知っているのですか!?」

 

いや・・・。勉強したからそれくらいのことは知ってるよ・・・。

 

「国家代表IS操縦者の、その候補生として選出される人のこと。簡単に言えばエース、またはエリート。ハイ一夏君、ここテストに出るから覚えようか。」

 

「お、おう。そういわれればそうだ。」

 

「そう!エリートなのですわ!」

 

おー・・・。目が輝いてる。エリートって言われて嬉しいんだろうな。君に言ったつもりは無いけど。

 

「本来ならば、(わたくし)のような選ばれた人間とクラスを同じくするだけでも奇跡!光栄なのですから、その現実をもう少し理解していただける?

 

ハァ・・・もう相手するだけでも疲れてきた・・・。

 

「そうか、それはラッキーだ」

 

「それはラッキーです。本当にありがとうございました。(棒」

 

「バカにしていますの?」

 

はい。馬鹿にしてます。何か問題でも?

 

「お前が奇跡だって言ったんじゃないか。」

 

確かにそうだ。先に言ったのはオルコットさんだ。

 

「大体、何も知らないくせによくこの学園に入れましたわね。世界で2人だけ男でISを操縦出来ると聞きましたけど。期待はずれですわね。」

 

君に期待される必要は無いから別にいいよ・・・。

 

「まぁでも?(わたくし)は優秀ですから、貴方のような人間にも優しくしてあげますわよ?分からない事があれば、まぁ、泣いて頼まれたら教えて差し上げても良くってよ?何せ(わたくし)、入試で唯一、教官を倒したエリート中のエリートですから!」

 

ハイハイ自慢乙・・・。って、え?

 

「え?僕と一夏も倒したよ?教官。」

 

そう、入試の時、僕と一夏も教官を倒した。一夏は突っ込んできた教官をよけたら相手が壁に激突したらしい。僕は打鉄の刀で切り刻んでたら勝手に教官が倒れた。

 

「はぁ!?」

 

「倒したって言うか、いきなり突っ込んできたのを避けたら、壁にぶつかって動かなくなったんだけど。」

 

「僕は訓練機に付いてる刀で切り刻んでたらいつの間にか勝ってたよ?驚くほど相手が弱かったけど。」

 

「わ、(わたくし)だけと聞きましたが・・・?」

 

「「『女子では』ってオチじゃないの(じゃないのか)?」」

 

まぁそんなオチだろう。

 

「あなた!あなた方も教官を倒したって言うの!?」

 

「えっと、落ち着けよ?な?」

 

「っ!これが落ち着いていられ{キーンコーン}く・・・話の続きは、また改めて、よろしいですわね!?」

 

そう言い残して自分の席に戻っていくオルコットさん。全然よろしくないです!二度と来ないでください!

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

今僕は一夏と一緒に寮へ向かってる。しかし後ろには大名行列もびっくりなほどの数の女子がついてきてる。何これ怖い。

 

「こんな調子じゃ、先が思いやられるな・・・」

 

「一夏の所為だからね?あの時道に迷わなければISを起動することも無かっただろうに・・・。」

 

「うっ・・・。は、反省しています・・・。」

 

「ん。分かれば宜しい!」

 

そう言って僕は笑顔で一夏の頭を撫でる。一夏大きいなー。何cmあるんだろ?

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

ところ変わって寮の部屋の前、一夏が1025室。僕は1026室だ。

 

「じゃぁ一夏、また明日ね。」

 

「おう、また明日。」

 

僕は一夏と最後の挨拶を交わして部屋に入る。

 

「うわ~~~。」

 

やっぱりすごいね。どこの高級ホテルの部屋?ベッド二つあるけどこの部屋は僕しか使わないらしいからもう一つのベッドは必要ないのか・・・。

 

「あ、ベッドモッフモフ・・・。眠たくなってきた・・・・・。」

 

・・・・・・・・なんか隣の部屋が騒がしい。物騒な音が聞こえてくる。ごっすんごっすん聞こえてくる。

・・・ごっすんごっすん五寸釘♪ ・・・違うか。

 

「何があったんだろ・・・?隣の部屋って確か一夏の・・・。」

 

一旦僕は部屋を出る。すぐに見えた光景は・・・。

 

「・・・一夏?」

 

「あ。千夏兄、」

 

ドアを背に座り込んでいる一画の姿だった。

 

「・・・どうしたの?」

 

「箒に・・・追い出された。」

 

あぁ・・・そういえばそんなシーンあったな・・・。

 

「・・・まあ頑張れ。」

 

「ちょ!?見捨てないでくれ千夏兄!?」

 

そう喚いてる一夏をほっといて僕は部屋に戻る。

 

さて・・・寝ますか。着替えてから。


 
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