「っで、俺を呼んだって訳か?」
イリナ達との会談の翌日、大は買い出しに向かった小猫に呼び出され教えられたファミレスでイッセー達と会い、なんで呼ばれたのか説明を受けた
「はっきり言うと無謀だぜイッセー。悪魔になったお前にとって光は天敵だ。まだ、実力の付いていないお前に何ができる?」
「だ、だけどよ。仲間として木馬のことほぉっておけなかったんだ」
イッセーはいくらバンチョーレオモンに鍛えられているとしてもまだ自分では役に立つことは出来ないと解っていた。だけど、木馬のことをほぉっておけなかったのだ
「だが、その心意気は気に入った。手伝ってやるよ」
大は笑ってイッセーに言った
「本当か!」
「ああ。男に二言は無ぇ」
「助かるぜ大。お前が入れば百人力だ」
「僕からもお礼を言うよ大君」
祐斗は大に礼を述べた
「いいってことよ。だけどな祐斗、憎しみに怒りに飲み込まれるなよ。もし飲み込まれたときは、お前を殴ってでも止めるからな」
「ははは、覚えておくよ」
祐斗は苦笑いで大に返答した
それから数日後、大達は放課後になるとエクスカリバーの捜索を行っていた。だが、なかなか見つからないでいた
『中々見つからないな兄貴』
「そうだな。案外あっちの方から来たりしてな」
大がそんなことを言うと、ゴスロリ服を着た少女が大の前に現れた
「エクスカリバーよりも凄いやつが現れたな」
大は苦笑いで言うと
「大、久しぶり」
少女は大に挨拶をした
「そうだな。っで、今日は何の用だオーフィス?」
「大に伝えたいことあって来た」
「俺に伝えたいこと?」
大が聞き返すと
「コカビエル、聖剣を盗んで、この町に来た。我、大のこと心配になって様子を見に来た」
オーフィスがそう言うと
「ありがとなオーフィス心配してくれて」
大はオーフィスの頭を撫でた
「所で前に言ったこと考えてくれたか?」
大が聞くと
「・・・我、大と一緒に住む」
「そうか。歓迎するぜオーフィス」
大はオーフィスの頭を撫でた
「じゃあ、俺の家に戻ってろ、黒歌がいるからな。それと他にも住み込んでるやつらがいる。自分の正体を明かすなよ?」
「う」
オーフィスは頷いた。すると、携帯が鳴った
「小猫から?一体どうしたんだ?」
電話に出ると、焦った小猫の声が聞こえてきた
『先輩大変です。エクスカリバーをコカビエルの仲間と交戦中です、急いできてください』
「解った」
電話を切り、小猫に教えられた場所に向かおうとしたが、オーフィスが服の袖を掴んできた
「どうしたんだ、オーフィス?」
「我も、一緒に行く」
「解った。行くぞオーフィス」
「う。その前に肩車」
オーフィスは跳びあがり、大の肩に乗った
大が現場に着くと、一人の青年と老人が逃げようとしていた
「逃がすかーーー!!」
大は地面を思いっきり踏みしめ、蹴ると一瞬で青年の懐に入り
「おらぁっ!!」
思いっきり拳を振りぬいた
「ほげぇ!?」
殴られた青年はそのまま壁に激突した
「遅いぞ大」
イッセーが大に近づき文句を言った
「つーか、肩に乗っかってるその子は何だ?・・・っは、もしかして誘拐か!?」
「そんなことするわけんぇだろうが!」
大はイッセーの頭部を殴った
「ぐぅぅぅ~~~、ほんの冗談なのに」
イッセーが痛がってると
「・・・・・・・・」
小猫がオーフィスのことをにらんでいた
「・・・・変わってください」
「いや。ここ、我の特等席」
「「・・・・・・」」
そして、2人ににらみ合いが始まった
二人の放つオーラに脅えてしまったイッセー達はフリード達が逃げることに気づくのがが遅れ焦ったが、応援に駆け付けたイリナとゼノヴィアがフリード達を追い、祐斗もそれについて行った。慌ててついて行こうとしたイッセー達だが
「何をしているのかしら貴方たち?」
背後から怒気のこもった声が聞こえ冷や汗を流しながら振り向くと、リアスとソーナが立っていた
その後、イッセーはエクスカリバー破壊のこといい、リアスに怒られた。隣では匙がソーナに尻を叩かれており、泣いていた。リアスは『下僕の躾は主の仕事よ』っといい、イッセーの尻を叩いた。その時
「部長―――、なんで大にはしないんですかーー!?」
「だって、大は私の下僕ではないもの」
っと至極当たり前のことを言った
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第19話