No.457759

魔法幽霊ソウルフル田中 ~魔法少年? 初めから死んでます。~ ゲームでもよくある負けイベントな16話

VSメリーさん、基本的に主人公は弱いです。
徐々に成長するのが個人的な好み。

2012-07-22 22:34:16 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1053   閲覧ユーザー数:1014

『メリーさん』

 

 

ある日、自宅にいた男に妙な電話がかかってきた。

 

 

相手が誰なのかも分からないその電話に男は受話器を取る。

 

 

『あたし、メリーさん。今『ゴミ捨て場』にいるの』

 

 

受話器から聞こえてきたのはそんな内容の幼い子供の声、男はイタズラ電話かと思い注意しようとするが、電話はブツッと切れてしまう。

数秒後、また鳴り響く着信音、男は再び受話器を取った。

 

 

『あたしメリーさん、今『○○公園』にいるの』

 

 

男は〇〇公園の名前に聞き覚えがあった。

確か、自分が前に住んでいた所の近くだ、そしてまた切れる電話。

 

 

一体この電話の主は何がしたいのだろうか……、何度も掛かりつづける電話に好奇心を覚えた男は受話器を取り続ける。

 

 

『あたし、メリーさん。今『〇〇駅』にいるの』

 

 

駅? バカな、公園と駅までこんな短時間で移動できるはずがない。

 

 

『あたし、メリーさん。今『××駅』にいるの』

 

 

今度は自分が住んでいる町の駅だ、ありえない。

電車で移動しても相当な時間がかかるはず……。

 

 

『あたし、メリーさん。今『××ビル』の前にいるの』

 

××ビル、自分の勤め先だ。

まさか……まさかこの電話の主は――――

 

 

『あたし、メリーさん。今××マンションの前にいるの』

 

 

――――自分に近づいている!?

××マンションは自分が住んでいるこのマンション。

気味が悪くなった男は慌てて玄関の鍵を閉め、電話を着信拒否にした。

 

 

これでもう電話がかかることは無い。

安心した男は、「今日は疲れているんだ」と寝室へ向かおうとして――――――

 

 

 

 

「あたし、メリーさん。今貴方の後ろにいるの」

 

 

――――次の日、完全な密室となった部屋で、胴体と頭部が切り離された奇妙な遺体が見つかったらしい。

 

 

 

 

以上が、都市伝説『メリーさん』である。

学校の怪談なら『トイレの花子さん』、都市伝説なら『メリーさん』と呼ばれる程の有名な霊である彼女が、俺の目のまえにいた。

 

 

見た目は金髪ロングヘアーの10歳ぐらいの女の子、まるで『不思議の国のアリス』のような衣装と整いすぎた顔立ちは人形を思い起こす。

 

 

「あなたは誰って聞いてるのよ? 答えるのが礼儀なんじゃない?」

 

「わ、わわっ! 危なっ! その、自分、田中 太郎と申します!」

 

メリーさんはその手にある全長2メートルはありそうな巨大な『鋏』をこちらに向けてきた。

開いてないがちょっと血で錆びてるので怖い、というか片手で持てる時点で十分怖い。

いかん、ジロジロ見すぎたようだ。

 

メリーさんは俺の名前を聞いて鋏を下ろし、値踏みするような視線を向けてきた。

 

 

「ふうん、あなたが『花子の弟子』ねぇ……。いまいちパッとしない見た目ね、有名になりたいならもうちょっと奇抜な格好しなさいよ。デフォで血を流したりとか」

 

「は、はぁ……」

 

なんかダメ出しとアドバイスを同時に頂けた、嬉しいような、傷つくような……。

あ、デフォルトで血は流せるよ?

血文字のちょっとした応用で。

 

 

「で、あなたは一体何のようで、『メリーさん』であるあたしの所に来たの?」

 

と、こんな会話してる場合じゃなかった。

彼女が『メリーさん』であるなら、何故海鳴の人達を危険にさらそうとするのか聞いて、説得しなければならない。

 

 

「えっと、助言ありがとうございます。用っていうのは海鳴市の防衛を手伝って頂けたら

 

「イヤよ。花子にも言ったけど、あたしは今人助けなんてする気分じゃないの」

 

言った瞬間断られた。

絶対この人、俺が何を言うか分かってて言わせたよ。

 

というか花子さんを呼び捨てって……。

ショックを受けた俺に対してメリーさんは俺に言い聞かせるように話し続ける。

 

 

「そもそもね、あたしは『人を害する』都市伝説なのよ? 人に恐怖されるのが存在意義なの。あなたみたいな『人を守る』守護霊の頼みなんて知ったこっちゃないのよ」

 

「うっ……」

 

メリーさんの言うことは確かに幽霊としては『正論』であった、俺も反論ができない。

メリーさんはどちらかというと『悪霊』の部類である、本来『守護霊』とは敵対関係といっても過言じゃあないのだ。

 

だからといって、このまま彼女を放っておくわけにはいかない、俺はなんとか反論する。

 

「で、でもだからって、この海鳴の人達を襲わなくてもいいじゃないですか! 守るのが駄目なら断って、なにも海鳴の街に来なくても……」

 

 

ところが、この反論がまずかったらしい。

メリーさんの顔がみるみる不機嫌そうに歪んでいく。

 

「なによ? あなた大した霊じゃないくせに、あたしの仕事に文句つけるわけ? あたしが誰に電話を掛けようと自由でしょ?」

 

辺りが強烈なプレッシャーで押しつぶされそうな感覚がして、俺は内心めっちゃテンパってしまう。

 

 

「あ、いや。別にそういうことではなくてですね……」

 

「もういいわ、あなたの言いたい事はよーく分かったわ」

 

 

あ、ヤバい。

これ絶対話聞いてくれないパターンだ。

ズズズ……とメリーさんは巨大な鋏を広げていく。

 

もしかしてこれバトルに入っちゃう系?

だとするとまずい、何がまずいかって場所がまずい。

 

 

今俺がいるこのゴミ捨て場は、道の脇にある小さなもので、ぶっちゃけ道路と大差ない広さ、つまり狭すぎる。

しかも民家が近くにあるから人魂が気軽に使えない!

 

しかし無情にも事態は進んでしまう。

 

 

 

「田中っていったわよね? いいわ、あなたの用件は良く分かったわ、海鳴の防衛、手伝ってあげないこともないけど――――――

 

 

――――――あたしを『力』で納得させられたらね」

 

「むりですしんでしまいますうわあああああああっ!!?」

 

声は『真後ろ』から聞こえた。

俺は振り返るなんて悠長なことをせず真っ先に前方へヘッドスライディングする。

 

 

ジャキン!! と頭上で鋏が勢いよく閉じられる音がする。

あ……危なかった、少しでも反応が遅れてたら首チョンパだったぞ……!

 

「よくかわせたわね、やっぱり有名すぎるのも考えものかしら。見当はついてるんでしょ? あたしが何をしたか」

 

メリーさんは上手くかわせたことに少しだけ驚いてるようだ。

一方の俺は、伏せている体勢を立て直すために時間を稼ごうと、返事を返す。

 

 

「え、ええまあ。怪談から予想はつきましたし、貴女の力っていうのは『瞬間移動』ですよね?」

 

 

恐らくだがこの予想は当たっている筈だ。

『メリーさん』の怪談では、彼女は電話ごしに現在位置を伝えてくる。

 

 

その時の何が恐ろしいかって、『どう考えても有り得ないスピードで移動する』ことと、『鍵をかけたとしても背後にいる』ことだ。

 

 

つまりこれは、メリーさんが『瞬間移動』ができる幽霊であることを示している。

さっき俺の背後に迫った時も、実体がある程有名な都市伝説なのに『物音一つしなかった』、高速で移動するなら風ぐらい起きてもおかしくないのに、だ。

 

俺の言った仮説が図星だったらしく、メリーさんはパチパチと拍手をする。

……俺、完全に遊ばれているな。

 

 

 

「そうよ、大正解。あたしは怪談通り、いかなる空間でもお構いなしに転移できるわ。まあもっとも、能力が分かっても何処から私が襲いかかるかは

 

「……ッ!」

 

メリーさんが巨大な鋏を後ろに構えた。

 

来る、直感的に理解し俺は両手を構えてファイティングポーズを取る。

こうなりゃヤケだ、やるだけやってやる。

 

 

あ、ちなみにボクシングとかはやったことないよ?

生前、弟とお互い遊び感覚でケンカしてたぐらいか。

 

 

 

一体どこからだ。

後ろ? 右? 左? いや、こういう時は………………。

 

 

 

分かんないでしょ!」

 

「上だグバアッ!? 正面でしたー!!!」

 

まさかの正面転移+鳩尾にパンチを貰い、その場にうずくまる俺。

鋏使わないんですか……。

 

 

「獲物を狩るには動きを止めてから。基本中の基本よ?」

 

どうやら俺は敵どころか獲物扱いらしい。

動きが止まった俺に対して、メリーさんは鋏を閉じたまま振り上げる。

あんなにデカいなら叩き潰すことも容易ということか!

 

 

「一分も保たなかったわね」

 

 

 

ゴシャアッ!!! と何かが砕ける音がする。

 

 

「……ふうん」

 

ただし、砕けたのは俺の頭『ではない』。

 

 

「ポルターガイストには自信があるんで。……粗大ゴミの日が近くて良かったぁ~」

 

そう、ここはゴミ捨て場だ。

俺はポルターガイストでそばにあったテレビを盾にして防ぐ事に成功していた。

 

盾にされたテレビはバラバラに砕け散ってはいたが、細かい部品まで操作して鋏を包み込むように受け止めている。

……一歩間違えたら自分がこうなってたと思うと震えが止まらない。

 

 

 

しかし、まだ安心するには早すぎた。

 

「で、それが何なのよ?」

 

「ッ!? うぐお……お…………っ!」

 

メリーさんは鋏を持つ手に力を込め、盾もろともごり押ししてきた!

まずいっ、力負けするっ……!

あんな細腕だというのに何なんだこの力はっ!?

 

メキメキメキッ! とポルターガイストで支えている残骸が悲鳴を上げて

 

 

 

グシャアッ!!!

 

 

「ぐあああっ!?」

 

盾が粉砕され、後ろへ吹っ飛ばされてしまう。

直撃はしなくともこの勢い、これが都市伝説級か……!

 

 

 

 

「訂正するわ。1分保つだけ上等よ」

 

『後ろ』から聞こえてきた声に今度こそ俺は心の底から恐怖した。

 

 

後ろ、つまり俺が吹っ飛んでる先に瞬間移動で先回りされている!

ズズズと鋏が開く音がした。

まずい、このまま吹っ飛んでしまえば両断しかない。

 

 

 

(どうする!? ポルターガイストで盾に出来そうなものを使うか? いやだめだ、盾ごと真っ二つにされる! くそっ、やりたくなかったけど……!)

 

右手に人魂を作り出す。

ただしイメージは『爆風は全て上』に!!

 

 

ドカンッ! と人魂は俺の真下で爆発した。

爆風で無理矢理上に軌道を変更したのだ、当然俺の体にも負担がかかるが。

 

 

「ぐうおおおっ!」

 

「やるじゃない、でも…………ムダよ」

 

 

軌道を変えたとしても、状況は対して変わらない。

何故なら真上に飛んだとしてもメリーさんはその先へ瞬間移動して待ち構えれば良いから。

 

 

 

だが。

 

 

 

「それはお見通しだっ!!!」

 

「!」

 

俺が軌道を変えた理由は逃げる為じゃない、『民家から離れるため』だ。

メリーさんが軌道上に現れるなら、その瞬間にありったけの全力を注いだ人魂を、至近距離で叩き込むまで!

 

 

「切られる前にぶっ飛ばす!」

 

上空に打ち上がりながら、恐らく首を狙いにくるであろうメリーさんの体の中心に当たる位置に人魂を押しつけようとして

 

 

 

 

「ムダっていったでしょ」

 

「んなっ……!? 小さくなった!?」

 

人魂は虚しく空を切った。

ピタリ、と俺の首筋に『20センチ』ぐらいの鋏の刃が押し当てられている。

 

 

 

「あたしは元々『人形』。だからこの姿が本当のあたしってわけ」

 

俺の目の前には、全長10センチぐらいの可愛らしい『人形』がいた。

 

 

 

そうか、メリーさんは元は『捨てられた人形』。

いままでの姿は都市伝説によって『付け加えられた』姿、しかもいつでも人形に戻れるとは……!

 

 

お陰で体の中心に人魂を打ち込む筈が思いっきり外してしまった。

人魂は遥か上空でドカン! と花火みたいに弾ける。

 

 

 

完全に、裏をかかれた。

チェックメイト、あとはメリーさんが鋏を閉じるだけで俺は多分、死ぬ。

 

「これで終わり。まあ、この『メリーさん』相手によく頑張った方じゃない? 」

 

「またまた……ご冗談を」

 

 

本当に冗談にしか聞こえない。

何故なら俺は明らかに『手加減されていた』。

 

例えば、今メリーさんは空中にいる俺と同じく『浮いている』、実体があるのにだ。

別にメリーさんが特別なのではない、俺が言いたいのは。

 

 

「わざわざ『メリーさん』じゃないと出来ないことしかしなかったじゃないですか貴女……。『人魂』や『ポルターガイスト』を使って真っ向から戦えば、俺は瞬殺できましたよ」

 

 

「あら、気づいてたの? でもそれだと面白くないじゃない」

 

呆気からんとメリーさんは遊んでいたことを白状した。

つまりはそういうこと。

 

花子さんが俺と同じく人魂やラップ音が使えるように、都市伝説になっても幽霊は幽霊、普通に人魂もポルターガイストもラップ音もできる。

 

 

それも俺みたいな守護霊より遥かに規模がでかいものを、だ。

初めから俺を殺すなら、純粋に幽霊としての力だけ使う方が手っ取り早いのだ。

 

 

 

「でも、あたしはあなたみたいな戦い方は出来ないから以外と時間がかかったかもよ? 躊躇いもせず自分を人魂で打ち上げるなんて余程のバカか調整に自信があるのか……。前者っぽいけど」

 

「はは……お褒めに預かりまして」

 

「いや、褒めてない褒めてない」

 

そういえば俺って、戦うたびに吹っ飛んでるよね。

スマ○ラみたい。

 

 

 

 

「ま。時間がかかったにせよかからないにせよ、あなたはここで終わるわ。残念だったわね、もっと別の機会に会えればあたしがいろいろ教えてもよかったのに」

 

メリーさんが鋏を持つ両手に力を込める。

実体が無いはずの俺にも『切られる』という鮮明なイメージが浮かび上がってきた。

 

 

「いやあ……、教えてもらうのは悪いですよ」

 

 

しかし、俺は笑みを崩さない。

何故なら。

 

 

 

 

 

「教師なら、もうすでに最高の人がいますから」

 

 

「た・な・かあぁぁぁああぁあっ!!!」

 

 

「花子!? キャアッ!!?」

 

 

左から、花子さんがすんごい勢いで飛んできて、すんごい勢いの青白いレーザービームみたいな人魂を投げていた。

 

花子さんの人魂は見事メリーさんの小さな体に直撃、俺に何一つ被害を出さず正確に打ち抜く。

流石花子さん、人魂の威力すら1ミリの無駄がない!

 

 

「田中! 無事かい!?」

 

「な、なんとか鳩尾一発ですみました……」

 

花子さんが滅茶苦茶心配そうに、俺に飛びよってくる。

本当に、この人にはお世話になりっぱなしだな……、いつか恩返ししないと。

 

 

「な、なんでこの場所が分かったのよ……!?」

 

メリーさんが若干服を焦がしながら、驚愕していた。

流石は都市伝説、花子さんも手加減していたとはいえ傷らしいものは無い。

 

 

 

「空からアンタを探してたら、ちょうど『黄緑色の爆発』が見えたのさ」

 

「! なる程……、最後の足掻きかと思ったけどあの人魂は『目印』だったわけね。無駄話をわざわざしてたのも時間稼ぎ。けっこうやるじゃない、あなた」

 

「今度こそ、お褒めに預かりまして」

 

 

種明かしをするとそういうこと、初めから俺はメリーさんに勝てるなんて思っちゃあいない。

だから、瞬間移動能力をもつ彼女に逃げられないように、ついでに俺も死なないようにこっそり援軍を呼ぶために『ド派手』な人魂を空中に打ち上げたのだ。

 

 

「さてメリー! なんでアンタがわざと海鳴の人間を狙うのか聞かせてもらうよ!」

 

ビシリ! と花子さんはメリーさんに指を突きつける。

状況は2対1、トイレにいないから本調子ではない花子さんとはいえ、俺だっている。

メリーさんでも厄介な筈だ。

 

 

「うっ! そっ……それは……!」

 

あり? なんかメリーさんすっごい悔しそうな顔をしてる。

 

「どうしたんだい! そもそもアンタはそこまで人間を襲いたがるような幽霊じゃないはずだよ!」

 

 

花子さんが更に追及すると、メリーさんは「…………」と黙りこくってしまった。

これには花子さんも違和感を覚えたらしく、心配そうな声音になる。

 

 

「……? メリー? アンタ本当に大丈夫かい?」

 

「……………のよ」

 

 

 

「「え?」」

 

なんか小さな声でボソッと言った。

 

 

俺と花子さんが同時に聞き返すと。

 

 

 

 

「最近! 仕事が上手くいかないのよっ!!!」

 

「「……Why?」」

 

思わず英語で返してしまった。

メリーさんは顔を真っ赤にして一気に喋る。

 

 

 

「ここんところあたしの仕事がぜんっぜんっ! 成功しないのよっ! いつも通りケータイに電話したら「あ、もしもし? 俺だよ俺」って逆オレオレ詐欺にかかっちゃうわ! 別の所に電話しなおして「あなたの後ろにいるの」っていったら「俺の後ろに立つな!」って滅茶苦茶いたい裏拳くらうわ! 大学生のケータイに電話して後ろに瞬間移動したら壁に背を向けられて「いしのなかにいる」状態になるわ! 挙げ句の果てには後ろにたった瞬間「オレの後ろに立つんじゃぬえぇぇい!」って危うく馬鹿でかい斧でバラされるとこだったのよ!? ええそうよ単なる八つ当たりよなんか文句あるかちくしょぉぉっ!!!」

 

「「…………Oh」」

 

 

 

泣きながら、瞬間移動で消え去るメリーさんに、俺と花子さんは同情するしかなかった。

 

「……ってしまった! 逃げられた!?」

 

「ああっ! アタイとしたことが固まっちまったよっ!?」

 

 

未だ海鳴には、メリーさんの強い殺意が漂っている。

まずい、彼女はまだ諦めてない……!

 


 
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