「はぁ……はぁ……」
エクスタシー状態で倒れている少女たちを見て、天造をぱたこに聞いた。
「この光景をどう見る、見習い天子のぱたこさん?」
「そうですね、モテない人生年の数だけの天造さま」
バチバチと火花が散った。
「で、どうだ?」
「地獄絵図ですね。顔は恍惚で幸せそうですけど、はたから見たら地獄でしょう?」
人の海が出来ている美少女のヘブン状態の屍に天造は額に青筋を作った。
「この口か、この口がふざけたことをいうのか!?」
「いひゃいでふよ、てんひょうさま~~~!」(痛いですよ、天造さま~~~!)
頬を引っ張られ、ぱたこは両手をぶんぶん振った。
「酷いです天造さま! 女の子のほっぺを引っ張るなんて! 顔が伸びて、お嫁にいけなくなったらどうするんですか!?」
「知るか、お前の未来なんて! お前が俺に十六本ものキューピッドの愛の矢を撃たなければこうはならなかったんだろうが!」
「そのおかげで男の子の永遠の夢は叶ったじゃないですか!」
「なんだよ、永遠の夢って?」
「たっくさんの女の子に一日でモテモテになるという、男の子の永遠の」
「この髪か!? このピンクの髪がそんなこというのか!? それとも、両方の巻貝のようなセットが言うのか!?」
「あわわ……髪をわしゃわしゃしないでください~~! それに髪型と色は関係ありませんよぉ~~!」
「たく! こんなので本当に彼女と恋人になれるのか?」
「弱気になってはいけません、天造さん! 天造さんは必ず結ばれます! ぱたこが全力でサポートしますから、自信を持ってください!」
「ぱたこ、お前……」
ジ~~ンと感動した。
「ぱたこの卒業がかかってるんですよ! もっと、真剣に」
「このふざけた口が悪いのか!?」
「ひがひまふ~~……てんひょうひゃま~~~!」(違います~~……天造さま~~!)
頬を離した。
「あぁ! 私のお餅のようにモチモチしたお肌が真っ赤かですぅ~~!」
「どこがもち肌だ! 鳥肌の間違いじゃないのか!?」
「酷いです、天造さま! だから、モテない」
ギロリと睨まれた。
「ぱ、ぱたこの卒業のためにがんば」
「まだ、この口は!?」
「ごへんはひゃ~~~い~~~!」(ごめんなさ~~~い!)
頬を引っ張られ、ぱたこは泣きながら謝った。
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実に久しぶりに二次創作したいと考えるゲームに会いました。
ぎゃる☆がん、楽しいですよね?
バカゲーにここまでハマるとは予想しませんでした。