No.400704

真(チェンジ)!!仮面ライダーディケイド~紅蓮の破壊者~【第16話:助太刀】

今回は十河さんとこの【ISインフィニット・ストラトス~壊すものと守るもの】とコラボです。
それと小説家になろうのアカウントがミスで使えなくなりました・・・。
コメントなどはここでお願いします。

2012-03-31 21:27:38 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:847   閲覧ユーザー数:839

「俺の名前は『織斑唯』、またの名前を『仮面ライダーオーズ』。」

 

「ぼくは『松永昴』!『仮面ライダーフォーゼ』!!異世界&助っ人キター!!」

 

 

 

ピンチのディケイドBの前に現れた上下三色のライダー『仮面ライダーオーズ』とロケット頭の宇宙飛行士ライダー『仮面ライダーフォーゼ』。2人はダークアクセルとルナDの前に割って入る。

 

『何よあんたたち!?』

 

 

不快そうな声をあげるルナD。腕を鞭のように振るい乱入者を打ち払おうとする…。

 

しかし、オーズとフォーゼはそれをかわしオーズはルナDと、フォーゼはダークアクセルと向かい合う。

 

「タイマン張らせてもらうわよ!!」

「フフ…容赦しないわよ?お嬢ちゃん。」

 

フォーゼと取っ組み合いを始めるダークアクセル。ダークアクセルはアクセルと違い、エンジンブレードは装備していないがその分肉弾戦には非常に強い。

しかも、変身者であるクイント自身の生身でも高い格闘能力と相まってそのスキルは非常高い。

 

「はっ!たあ!」

ボカ!!ドカ!!

「っ!」

 

しかしフォーゼとて負けてはいない。

 

得意の蹴り技で渡り合う…。

 

「中々やるわねお嬢ちゃん。」

「そちらこそ…。」

 

互いの拳と蹴りが激しくぶつかり合うダークアクセルとフォーゼ。

だが徐々にパワーで勝るダークアクセルがフォーゼを押し始める…。

 

(まずいな…近接だと勝ち目が薄い…なら!!)

 

ガン!!

 

『ガトリング・オン♪』

ダークアクセルと距離をとるフォーゼ。そして、ベルトのスイッチを押すと左足にガトリングが装備される。

 

「はっ!」

 

 

ズダダダダダ!!

 

盛大にガトリングを射つフォーゼ…

 

 

「甘い!!」

 

しかし、ダークアクセルは空中に舞うように飛び上がり一気に距離を詰める。

「!」

ズダ!!ボカボカバキッ!!ドカ!!

 

「ぐああ!」

 

そのままダークアクセルの拳と鋭い蹴りがフォーゼを襲う。

 

 

 

「おい!」

『よそ見してるんじゃないわよ!!』

オーズも手助けしようにもルナDの鞭のような腕を防ぐだけで精一杯…。

 

『フフ…剣一本だと足りないかしら?』

 

今、オーズの手にしている武器のは黒に青いラインの入った剣『メダジャリバー』。オーズ専用の武器であり先程ルナDの腕を切り飛ばしたのもコレである。

しかし、今は勢いが足りないためか切り払うどころが受け流すだけである。

 

「なら二刀流だ!」

 

オーズは腕をかわし地面に腕を突っ込むと肉食恐竜の頭を模した斤『メダガブリュー』をとりだし二刀流の構えをとると、腕をなぎはらい距離を詰める。

 

「はあっ!」

 

ガンガン!!

 

『あっ!!いやん!!』

 

懐に入ったオーズはそのままルナDを滅多切りにすると蹴り飛ばす。

 

 

「ぼくも負けてられないね。」

 

『シールド・オン♪』

一時、劣勢になりかけたフォーゼだったが勢いを取り戻すべくベルトのスイッチを押す。

すると左腕に白い盾が装備される。

ドカッ

『!』

その盾でダークアクセルの勢いをとめる。

(竜馬さんに言われた…蹴り技だけじゃなく上半身…いや…全身を活かした技!!)

 

フォーゼはそのまま抱きつくような体勢になりダークアクセルを持ち上げる。

 

「え?ちょ!?」

 

「うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

ダークアクセルを抱えたまま回転を始めるフォーゼ…。徐々にそのスピードは上がっていき周囲に木枯らしが発生するまでの勢いをつけ…

 

「オリャァァァァ!!」

 

「えぇぇ!?」

 

ダークアクセルを投げ飛ばす。

 

「今だ!」

『ランチャー・オン♪』

新しくスイッチを押し右足にランチャーを装備するフォーゼ…さらに…

 

『ガトリング♪ランチャー♪』

『リミット・ブレイク』

 

ベルトのハンドルを握り威力を最大限まで上げ、ランチャーとガトリングを放つ。

 

 

ドガーン!!

 

「うわァァァァ!!」

 

その弾丸が直撃し爆発に飲まれるダークアクセル。こちらの戦いはフォーゼの勝利したようだ。

 

 

 

一方…

 

『中々強いのね!!嫌いじゃないわ!!』

 

「くっ!」

 

オーズは僅かな隙を突かれルナDの腕に絞めあげられていた…。

 

『私が…抱きしめてあげる』

 

ジリジリと距離を詰められるオーズ。仕方なく両手の武器を捨てまだ自由のきく腕でベルトに入っている三枚のメダルのうち真ん中の黄色のメダルを緑のメダルに入れ替え円盤状のスキャナーをベルトにかざしスキャンする。

 

『タカ!!カマキリ!!バッタ!!』

 

すると電子音声が鳴りオーズの目の前に縦に並んだ赤、緑、緑の3つの幻影が浮かび一つになりオーズの胸の上下三色の模様の部分に重なると真ん中が緑に変わりオーズの腕パーツも緑になり両腕に『カマキリソード』がセットされる。

 

「はっ!!」

 

ザシュ

 

『アァァ!?また切れちゃった!?』

 

「悪いがそっちの趣味は無いんでね。」

 

『スキャニングチャージ!!』

 

 

もう一度ベルトにスキャナーをかざすオーズ。すると両手のカマキリソードにエネルギーが溜まり緑色に光る。

 

「これで終わりだァァ!!」

そしてルナDを十字に切り裂かれ…

 

 

 

 

『アクセル!!アップデート!!』

『ダークブースター!!』

 

「せいや!!」

 

ドカッ

 

「ぐっ!?」

 

 

なかった…。

オーズは倒したはずのダークアクセルに弾き飛ばされていた…。

 

「ブースターは苦手なんだけど…」

 

今のダークアクセルの形態は『ダークブースター』。機械的な装甲が胸に追加され背中のタイヤ部分がブースターに変わり飛行が可能になる。

 

「京水!!ここは退くわよ!!」

『わかったわ…。』

 

だがダークアクセルBは戦闘を続行せず黒いオーロラへと去っていった…。

 

「お嬢ちゃん、機会があったらまた戦いましょう。」

そう一言残して…。

 

 

 

 

 

「おのれぇぇ!!」

 

悔しそうな声をだす鳴滝。その表情は激しく歪んでいる。

 

「次こそは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう?」

 

 

 

「!」

 

すると後ろにはライドブッカーをガンモードにして構えたディケイドBがいた…。彼とてオーズとフォーゼが戦っている間呆けて見ていた訳では無い。戦いの中に紛れて鳴滝の背後に回っていたのだ…。

 

 

「失せろ…そして俺の旅の邪魔をするな。」

 

 

 

「おのれぇぇ!!」

 

ディケイドBに背を向け鳴滝は苦渋の顔をうかべ銀色のオーロラに去っていった…。

 

「良いのか?逃がして?」

戦いを終えたオーズが駆け寄ってくる…。

 

「ああ…丸腰の奴に手をだす気は無え。」

「甘いな…ホント…」

 

ディケイドBの答えに呆れたような声をだすオーズ。

 

ズズ…

 

そんなことをしていると3人の前に銀色のオーロラが現れる…。

 

「やれやれ時間か…。」

「スプリング行きたかったけど…残念だな…。」

 

銀色のオーロラに向かって歩きだすオーズとフォーゼ…。それはそれぞれの世界に戻るということを意味していた…。

 

「いっちまうのか?」

「仕方ないね。僕たちには僕たちの物語があるから…。」

 

ディケイドBに残念そうに答えるフォーゼ…。

 

「それとお前の会うべきオーズは俺じゃない。だが、いずれ…また機会があれば会うだろう…。それまで死ぬなよ?」

 

「じゃあね~♪」

 

 

そう言って2人はオーロラの先へ消えていった…。

 

 

 

「さて、俺も戻るか。」

 

ディケイドBもワインレッドのオーロラを出現させると風都への帰路についた…。

 

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