No.353679

真・恋姫✝無双 新たな外史を創る者達(改正版) 五話

DOWANNGOさん

今回はかなり短いです。



p.s月が一言も喋っていなかったので修正しました。

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2011-12-27 16:31:38 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:3505   閲覧ユーザー数:2977

「何でこうなったんだ……」

 

そう呟き空を見上げる俺の前には英傑達。

曹孟徳、夏候元譲、夏候妙才、荀文若、許仲康、楽文謙、李曼成、于文則

孫伯符、孫仲謀、黄公覆、甘興覇、呂子明、周幼平、周公謹、陸伯言

劉玄徳、関雲長、張翼徳、諸葛孔明、鳳士元、趙子龍

董仲頴、張文遠、賈文和、呂奉先……

と、三国志ファンならば会った瞬間泣いて喜ぶ有名な英傑達だ。

事の始まりは一時間前。

俺が部屋で仕事をしていると白が部屋に入って来て『お客様です』と言って来た。

俺がその言葉を聞いて客室に向かうと中には上に上げた英傑達が居たのだ。

 

「何でここに……」

 

俺がそう呟くと皆息を合わせて『迎えに来たよ(わよ)(ました)』とのこと。

待ちきれなくなってしまったらしいのだ。

そこで俺が誰の所に行くのかで口論になってしまった。

 

「ご主人様は私達の所に来るんだもん!」

 

「一刀は呉に来るのよ!」

 

「いいえ、一刀は魏に来るのよ」

 

「違います!ご主人様は洛陽に来るんです!」

 

「「「そうよね(だよね)(ですよね)!ご主人様(一刀)!」」」

 

と、さっきからこんな感じだ。

他の外史の俺よ……次からもっと節操を持ってくれ……

 

「何度も言ってるだろ……同盟なら組むが俺はどこにも行かない。

俺はこの街の住民に請われてここに居るんだ。

それを裏切ることはできない」

 

俺が個人的な理由で離れることはここの民を裏切ることだ。

俺にそんなことは絶対にできない。

 

「「「………」」」

 

俺が真剣な顔になったからか皆言い争いをやめて俺を見ている。

 

「俺がここから居なくなるには俺が死ぬか俺からこの地を奪うしかない。

俺が欲しいなら俺を正面から潰せ。

言っておくが俺はお前達と全力で戦うぞ」

 

「「「っ!」」」

 

これがこの外史の俺と他の外史の俺との差だ。

俺は目的の為ならば誰であっても殺す。

今の俺の目的はこの街だけではなくこの大陸を平和にすること。

その為に俺は……

 

「俺はこの大陸を支配する。

そして、この大陸を平和にする。

曹孟徳、孫伯符、劉玄徳、董仲頴、死にたく無ければ表舞台に立つな」

 

「「「っ!」」」

 

俺は全力の覇気を放ち名前を呼んだ者だけでなくこの場に居る全員を威圧する。

俺は覇気を引込めてこう言った。

 

「話はこれでお終いだ。

今日はもう帰れ」

 

俺はそう言って立ち上がる。

すると華琳も立ち上がりこう言ってきた。

 

「私は欲しい物は必ず手に入れる。

手紙にも書いたでしょう?

私はあなたを絶対に手に入れるわ」

 

「ふっ……やってみろ。

俺もお前と同じだ」

 

「え?でも、ご主人様、さっき死にたく無ければ表舞台に立つなって……」

 

「誰もお前達を殺すとは言って無いぞ。

お前達を殺す気は無いからさっさと安心して帰れ」

 

俺はそう言って部屋から出た。

一刀の部屋

 

「俺もまだまだと言う訳か……」

 

『死にたく無ければ表舞台に立つな』と言った時俺は動悸が止まらなかった。

俺は愛する者達を殺したく無かったんだ。

 

「さて、仕事を続けるとするか」

 

そう、彼女達に置いて行かれない様に……


 
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