No.337048

バカとアビスと召喚獣 第四問 朝の登校

さん

今回から本編スタートです。

2011-11-20 15:16:17 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:1130   閲覧ユーザー数:1112

 

 ☆朝★

 

 

「じゃ、俺たちは臨時の職員会議があるから先行ってるな」

 

「ちゃんと朝ごはん食べてきなさい」

 

「分かってるって」

 

「いってらっしゃーい」

 

 

 

 バタンッ

 

 

 ピンポーン←(ルークが明久の家のチャイムを鳴らした音)

 

 

 

「明久ー、起きろー、朝ごはん出来てるからなー」

 

『ふぁーい・・・』

 

 

 

 たたたっ・・・←(ルークとティアが走っていった音)

 

 

 ガチャっ

 

 バタンッ←(明久がパジャマのまま出てきた音)

 

 

 

「ん~、眠い・・・」

 

 

 

 ガチャっ

 

 バタンッ←(明久がパジャマのままジュニアの家に入った音)

 

 

 

「あ、明久おはよー。お兄ちゃん、明久来たよー」

 

「明久おはよ、さっさと食えー」

 

「あーおはよう、ジュニア、ティル」

 

 

 

 これが彼らの朝の日常

 

 

 ★通学中☆

 

 

 ☆ティルSIDE★

 

 

 

「だああ、遅刻する!!」

 

「明久ぁ!!元はといえばお前がまたセーラー服で出ようとするから!!」

 

「けど、結構似合ってたよねー!」

 

「ティル、そうゆう問題じゃないから!?」

 

 

 

 ふう、これじゃ早起きした意味無いね。

 

 けど、やっぱり明久って女の子の服似合うのよねー。

 

 

 

 

「お兄ちゃんもセーラー服で試しに登校してみれば?」

 

「ティル、マジでやめて・・・もう着せ替え人形した挙句、アップロードは・・・っ!!」

 

 

 

 

 えー、お兄ちゃんもお母さんと同じ髪の色だし、ちょっと整えれば綺麗な女の子になるのにー。

 

 もったいないなー。

 

 あ、そういえば今回から初出演だったわね。

 

 私はティル、大体は前にお父さんが話してくれたと思うけど、お兄ちゃん、つまりジュニアの双子の妹で私も明久の友達よ。

 

 え?兄妹愛の事はどうなのって?

 

 当たり前の事でしょ。←(問題発言)

 

 

 

 

「そういえばティルって、姉さんと一緒によく女性物の服僕たちに着せようとしたよね・・・」

 

「なに言ってるの?可愛いものを着飾るのは当然の事でしょ?」

 

「いや、俺たち男だし」

 

「しかも写真撮った挙句、インターネットで世界中にアップロードするのは・・・」

 

「父さんたちが止めてくれなかったら、俺たちは・・・!!」

 

「ただティアさんは可愛いって言ってあんまり動いてくれなかったよね・・・」

 

「逆に取り込まれそうになってたからな・・・」

 

 

 

 

 そこまでうろたえる事?

 

 あ、玲さんとは私すごく仲いいのよねー。

 

 あの人私が思いつかなかったこといろいろ教えてくれるし。

 

 ワンピをこの二人に着せて、尚且つ似合わせるなんて・・・私には思いつかなかったわ!

 

 

 

 

「あ、ところで明久、はいこれ。父さんが渡しといてくれって」

 

「あ、ありがとうジュニア。前のかなり磨り減っちゃって、折れてたんだよね」

 

 

 

 

 そう言って、お兄ちゃんは明久に木刀(・・)を渡していた。

 

 そういえばまだ話して無かったわね。

 

 この二人、実はお父さんに剣術習ってるのよね。

 

 確かアルバート流とか言ってたっけ。

 

 そのおかげで、この二人剣道部員でもないのに木刀常に持ち歩いてるのよね。

 

 おかげにいろいろ厄介ごとに巻き込まれるから、変な異名がいつの間にか付いちゃってるし・・・。

 

 

 

 

「ところで、急がないと本当に遅刻しちゃうよ?」

 

「げ、やば!?」

 

「急ごう!?」

 

 

 

 

 ま、気持ちを切り替えて今は目の前の学校生活について考えましょう。

 

 私はどのクラスかしらね?

 

 

 

 ★校門前☆

 

 

 

 ☆ジュニアSIDE★

 

 

 

「吉井、ファブレ兄妹、遅刻だぞ!」

 

 

 

 

 校門前で、ドスの効いた声に呼び止められる。

 

 あ、この人は・・・

 

 

 

 

「あ、おはようございます鉄じ―――西村先生」

 

「おはよう、鉄人」

 

「おはようございます、スネーク先生」

 

「待て。まず吉井、貴様今『鉄人』と呼ぼうとしただろ?そしてジュニア、貴様は完全に言い切ったな?最後にファブレ妹、私は別に潜入とかせんからな?西村先生とよべ、西村先生と」

 

「気のせいですよ、西村先生」

 

「別にいいんじゃないの?父さんとか気にしてないし」

 

「えー、可愛いのに」

 

「「「待て、それはどうかと思うんだけど(が)!?」」」

 

 

 

 

 まあ、ティルの感性のツッコミは置いといて、後で回収するとして、この人は鉄人。

 

 

 

 

「だから西村先生だ」

 

 

 っ!?

 

 いま心の声に突っ込んだ!?

 

 まあいっか、趣味がトライアスロンで、真冬でも半袖を着ている辺りからこんな渾名が付いたらしい。

 

 結構俺と明久は世話になってる人でもある。

 

 具体的にいうと、観察処分者の仕事や、補修関係とか。

 

 それで俺だけジュニアって呼ばれてるんだよな。

 

 いつも呼ぶのにファブレ兄って言うのもなんだから。

 

 

 

 

「ところでお前達、こんな時間に来ておいて普通に『おはようございます』じゃないだろ」

 

「え?え〜っと………今日も肌が黒いですね?」

 

「朝の筋トレでもしてきた?」

 

「えーと、他の可愛い渾名が思いつきません」

 

「……お前達は遅刻の謝罪よりも俺の肌の色や筋トレの方が重要なのか?それとファブレ妹、別にこれ以上渾名付けなくていいからな」

 

 

 

 

 

 そう言って鉄人はため息を付いていた。

 

 苦労してんな。

 

 

 

 

「はあ・・・まあいい、ほら、受け取れ」

 

 そう言って封筒を三枚箱から取り出し、俺達に差し出してくる。

 

 俺たちの名前がそれぞれ書いてるな。

 

 

 

 

 

「何でわざわざこんな面倒なやり方でクラス発表するんですか?掲示板とかで貼り出した方が早いと思うんですけど」

 

「ウチは世界的にも注目されてるからな。これもその一環だそうだ」

 

「正直紙の資源の無駄だと思うのは俺だけ?」

 

「私もそう思う」

 

「・・・いいからさっさと開けろ」

 

 

 

 

 

 ………まぁ、見なくても結果は解ってんだけど。

 

 

 

 

 

「あ、私はAだったよ!」

 

「お、よかったなティル!」

 

「おめでとう!」

 

 

 

 

 流石だな、まあティルならそれくらい普通にいくか。

 

 なんたってあの久保を差し置いて学園二位になってるからな、ティルは。

 

 

 

 

「けど、お兄ちゃんたちFクラスなんでしょ。あーあ、私も知ってたら無記入で出してたのになー」

 

「おいおい、流石にティルまでそうなったら、父さんたち嘆・・・かないな、あの父さんたちなら」

 

「貴様ら、テストを何だと思ってる・・・」

 

 

 

 

 試験召喚戦争のための物と思ってる。

 

 

 

 

「まあいい、吉井。今回の事はファブレ先生方から聞かせてもらった」

 

「はい」

 

「俺個人としては、お前の行動を褒めてやりたい。お前はなんだかんだ言って、人のことを考えているからな。出来ればもう一度チャンスを与えてやりたいが、ルールはルールだからな」

 

 

 

 

 さすが、鉄人だな。

 

 結構俺たちの事を起こってることが多いが、ちゃんと見てくれてはいるからな。

 

 他の先生の中には、父さんたちを除いていい考えを持っていない奴がいるからなあ。

 

 あ、アッシュは別だな、うん。

 

 

 

 

「はい、けど、僕は後悔してませんから。ルークさんから、後悔だけはしないように行動しとけといわれているので」

 

「そうか・・・分かった、もう行け」

 

「んじゃ、さっさと行こうか」

 

「うん」

 

「そうね」

 

 

 

 さーてと、Fクラスは

 

 

 

 

「いや、貴様は待たんか」

 

「ぐえっ!?いきなり何、鉄人!?おかげで首が絞まったんだけど!」

 

 

 

 

 今行けとか言ったばっかじゃなかったっけ!

 

 

 

 

「いくら親友が馬鹿にされたからといってもな、教師を吹っ飛ばすとは何事か!!」

 

「あれは事故だ、間違ってわざと落としたペン踏んで転んで、そのまま試験監督に頭突きして吹っ飛ばしただけだから!!」

 

「わざとと言ってる時点で確信犯だろが!?」

 

「あれ?」

 

 

 

 

 おっかしーな?

 

 

 

 

「駄目だよお兄ちゃん、教師を吹っ飛ばしちゃ・・・」

 

「そうだぞジュニア、妹をみなら」

 

「そういう時は、マウントポジションをとったあと、馬鹿にした事を一生後悔するくらいに殴り続けなくちゃ」

 

「分かったよ、ティルを見習うよ」

 

「「見習うな!?」」

 

 

 

 

 おお!鉄人と明久がはもった!

 

 

 

 

「まてファブレ妹!?そういう問題でもないからな!?」

 

「えー・・・」

 

「えーじゃない!!そういう発言はよさんか!?」

 

「じゃあ無言で行動に移します」

 

「なお悪いわ!?」

 

 

 

 

 あー、ティル天然なところが少しあるからな・・・・

 

 あ、ちなみにティルは格闘術を習ってるんだよな、じつは。

 

 変な男から身を守るためにって・・・

 

 ちなみに俺との手合わせ(俺は普通に剣術で)の戦積は五分五分だという。

 

  俺木刀持ってんのに・・・

 

 

 

 

「とにかくっ!!貴様には罰が与えられることになった!」

 

「別にいいよ、慣れてるし」

 

 

 

 

 むしろ、召喚獣のコントロールの練習にな

 

 

 

 

「貴様はしばらくの間、学校の雑用の仕事は無しだっ!!」

 

 

 

 

 へーっ、簡単・・・って、

 

 

 

 

「何いぃっ!??」

 

「どういうことさ、鉄人!?仕事無いって!?」

 

 

 

 

 それじゃ、召喚獣の練習ができないじゃないか!?

 

 

 

 

「・・・普通は喜ぶところだと思うんだけど、私は」

 

「あー、そうだね・・・」

 

「元々貴様は、その雑用のせいで召喚獣の扱いが学年問わずトップクラスだ。特訓といって何もかも引き受ける貴様には逆に罰になるだろうと思ってな」

 

「くっ・・・!まだ試してない方法とか沢山あるのに・・・!」

 

 

 

 

 確かに俺にとっては修行するな、と言われるも同然!

 

 くっ、明久の事だけでなく俺の事も良く分かってるって事か・・・!

 

 

 

 

「あれ、じゃあ僕は?」

 

「明久、一応貴様もだ。貴様もジュニアと同じくらいやっていたからな、まあ元々貴様らに仕事を任せすぎだと言う声もあったからでもあるんだが・・・」

 

 

 

 

 なるほど、タイミング的にちょうど良かったというわけね・・・

 

 

 

 

「まあお兄ちゃん、そう嘆く事でもないでしょ?どうせお兄ちゃん達なら『試験召喚戦争』すぐにおこすんでしょ?」

 

「まあ、多分そうだろうけどさあ・・・」

 

 

 

 

 面白そうだし

 

 

 

 

「はあ、しかたないか。この不満は試験召喚戦争の時に晴らすか・・・」

 

「・・・試験召喚戦争の時に、貴様と戦う事になる相手に、同情するな・・・」

 

 

 

 

 鉄人が何か言ってるけど、まあいっか。

 

 

 

 

「あのさ、そろそろ早く行ったほうがいいと思うんだけど・・・」

 

「そうだな、もう話はないよな、鉄人」

 

「だから西村先生と・・・まあいい、ああもう話は無い」

 

「じゃ、今度こそ行きましょう」

 

「うん」

 

「分かった」

 

 

 

 

 さーてと、Fクラスはどんな教室なんだろうな?

 

 ・・・さすがに教室すら無いは考えすぎだよな、うん。

 

 

 

☆後書き★

 

 

ルーク「・・・?何で俺達こんな所にいるんだ?」

 

ジュニア「何でも、後書き的なものを今回からやっていこうと思ったらしくて、一応主人公勢である俺達にやれって作者が」

 

明久「へー、けどそれ完全にただ押し付けられただけだよね・・・」

 

ジュニア「そーだな、ところでこう言っちゃ何だがバカテスとアビスのクロスってだけでマイナーなのに、オリジナルキャラで俺まで入れて話し回るか?」

 

ルーク「作者がやりたいだけだからいいんじゃねえのか?」

 

明久「まあ、見る人少ないだろうけどね・・・」

 

ジュニア「まあ、とりあえず今回はこれで」

 

 
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