No.315754

華琳(成長)前編

カイさん

皆さんこんにちはカイです、今回は華琳のもしもシリーズです。
テーマはズバリ一刀の成長知力編です

改良・2011/11/28

2011-10-10 02:28:22 投稿 / 全21ページ    総閲覧数:10356   閲覧ユーザー数:7519

亞莎「すいません凪さん、我が侭言って」

 

凪「構いませんよ」

 

愛紗「しかし良いのか?警備隊の事を教えてしまって」

 

事の次第は数時間前、魏の警備隊を見学したいと言う亞莎の一言で何名かが、一緒に付いて来たのである

 

 

凪「華琳様が許したのなら私に拒否権はありません、それにこれがきっかけで三国の治安がより一層良くなるなら本望です」

 

朱里「魏の街の警備は北郷隊警備隊に一任していると聞きます、どんな方法が使われているか気になっていてんです」

 

雛里「街の皆さんは、いつも元気で笑顔が耐えないですからね」

 

亞莎「参考になりますからね」

 

愛紗「ところで今日北郷殿は何処に?」

 

凪「隊長は恐らく警邏だと思います」

 

朱里「凪さんがまだ戦えないからですか?」

 

凪「いえ、もともと私を含めた四人で警邏をやっていたので」

 

愛紗「北郷殿も警邏に出ているんだな」

 

凪「はい!隊長は守る側のですから」

 

亞莎「守る側?」

 

凪「隊長は大切な人を守るのに関しては、一切迷いがありません、逆を言えば守られる事に関して迷いが出るんです」

 

朱里「お優しいんですね」

 

凪「はい♪」

 

話している内に北郷隊の詰め所が見えてきた

 

 

凪「それでは(バリーン!!)えっ?」

 

音のした方を見ると、窓から人が出てきて走り去っていった

???「王平が逃げたぞーーーー!!!」

 

バン!!

 

勢い良く扉が開くと何人かの兵が武器を持っていた

 

 

警備兵「盟約に背き侍女と仲良くしていた王平何ぞ、同志ではない!!反逆者だ!!」

 

警備兵「「「「王平を追えーーーーーー!!!!!!」」」」

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!

 

 

凪以外「「「・・・」」」←どん引き

 

凪「はあっ、またか」

 

愛紗「また!?」

 

亞莎「前にもあったんですか!?」

 

凪「ええまあ、あれは北郷隊のしかも北郷隊長直々の部隊兵です」

 

朱里「そ、それが何でしかもあんなに殺気立ってたんですか?」

 

雛里(コクコク)

 

凪「北郷隊の兵は恋人があんまり居なくて、ほとんどの女の人は隊長に目が行ってしまって」

 

愛紗達「「「あー」」」

 

凪「まあそれはさて置き、資料は此方です」

 

凪は今あった事を置いといて、詰め所に案内した

一方その頃王座の間では

華琳「それでは今回の三国の会議はこのくらいにしましょうか」

 

桃香「はい」

 

華琳「では「ちょっと待って」雪蓮?」

 

会議を終えようとした時雪蓮が手を上げる

 

 

雪蓮「ちょっと皆に相談があるの」

 

華琳「相談?」

 

稟「何でしょうか?」

 

冥琳「実は孫呉の今後を決めるかも知れない事なんだ」

 

風「何だか重大なお話みたいですね~」

 

雪蓮「私ね、そろそろ家督を蓮華に渡そうと思うの」

 

桃香「えー!?」

 

桂花「この時期に?」

 

華琳「それだけじゃないんでしょ?」

 

雪蓮「流石華琳ね、それで蓮華が今何処まで成長してるか確かめたいの」

 

桃香「?・・・蓮華さんもう大人ですよね?」

 

雪蓮「桃香・・・そうじゃなくて」

 

華琳「つまり王としてどれだけ才能が有るか、確かめたいのね」

 

雪蓮「そうゆう事」

 

桃香「雪蓮さんじゃ駄目なんですか?」

 

雪蓮「あー私じゃ駄目、何処かで甘えが出ちゃう」

 

華琳「まったく、小覇王の名が聞いて呆れるわ」

 

雪蓮「ぶー仕方ないでしょ、可愛いんだから」

 

桃香「判りました♪でもどうやって確かめるんですか?」

 

華琳「そうね、こんなのどうかしら」

 

何かを思い付いた華琳は、桂花達に全員を集めるよう命令した

それから数分後

華琳「さてそろそろ始めましょうか」

 

季衣「華琳様ー真桜ちゃん達が居ません」

 

一刀「真桜達はまだ警邏の途中だ、呼び出しが有ったから俺だけ来たんだ」

 

風「霞ちゃんはまだ騎馬隊の調練の途中です」

 

春蘭「ところで華琳様召集を掛けたのは、何故です?」

 

秋蘭「しかも我等だけではなく、三国の文官武官全員ですね」

 

今王座の間には、魏・呉・蜀の武官と軍師達が集まっていた

 

 

華琳「集めたのは他でもないは、実は三国合同の模擬演習を行おうと思うの」

 

一同「「「「「三国合同の模擬演習?」」」」

 

華琳「そうよ」

 

一刀「どうしてまたそんな事を?」

 

華琳「指揮を高めるためよ、平和に浸っていたら何時か気が緩みすぎて使い物にならなくなるわ」

 

秋蘭「成る程、一理ありますね」

 

春蘭「しかし各部隊の調練は滞り無く進んでいます、気が緩む事は無いと思いますが」

 

一刀「実戦経験か」

 

季衣「兄ちゃんどういう事?」

 

一刀「敵が常に演習と同じ動きをするなんて有り得ない、しかも国が違えば地形によって戦い方も違う、そう言う場面で何時でも対処できるように実戦経験を積ませるんだ、兵だけでなく指揮官もな」

 

冥琳「ほう、これは中々北郷は武だけではない様だな」

 

雪蓮「そうみたいね」

 

亞莎「武術が出来て知略がある、何だか自信を無くして来ました私」

 

明命「武官として参考に出来ます」

 

一刀「武官?」

 

明命に言葉に一刀は首を傾げる

翠「何言ってんだよ?武官だろお前」

 

一刀「はぁ?」

 

風「皆さん何か勘違いしてませんか?お兄さんは軍師ですよ」

 

魏以外「「「「・・・・・・・えっ?」」」」

 

風の言葉に全員が耳を疑った

 

 

風「聞き間違えだと思った人のためにもう一度言いますが、お兄さんは軍師です」

 

魏以外「「「えーーーーー!?!?!?!?」」」

 

呉・蜀の驚いた声が王座の間に、響き渡った

 

 

翠「いやいや、ありえないだろ!?」

 

蒲公英「軍師!?」

 

明命「はうわ!?そんな事が!?」

 

思春「ありえん・・・」

 

朱里「同じ軍師で、この差は・・・」

 

愛紗「私は軍師に弟子入りしようとしたのか」

 

穏「何だか敗北感が」

 

亞莎「文武両道・・・」

 

雛里「あわわ・・・」

 

冥琳「うむ・・・」

 

未だに信じられない連中が何人も居た

一刀「そんなに驚く事かねえ」

 

秋蘭「驚く事だ」

 

春蘭「本来お前は軍師ではなく、武官になっているところだぞ」

 

雪蓮「そっかーだから普段は後方支援なんだ」

 

桃香「納得です」

 

華琳「まあ、これからは前線に立つ事も考えているわ」

 

一刀「あっ、やっぱりそうなんだ」

 

稟「当たり前でしょう」

 

桂花「あれだけ戦えて、後方支援のままな訳ないでしょう」

 

華琳「まあ、その話はまた今度にしましょう、それでは模擬演習の話に戻るわ」

 

華琳は手を叩いて、話を進める

 

 

稟「それでは説明を始めます、まず最初に総大将と軍師を選抜します、兵力は五万での編成になります」

 

星「勝利条件は?」

 

風「本陣を落とすか、先に参ったをするかです」

 

季衣「参ったをする?」

 

流琉「どうやるんですか?」

 

華琳「旗を降ろすのよ」

 

一刀「成る程判りやすくていいや」

 

桂花「そして今回は、王と選抜した以外の軍師は抜けて貰うわ」

 

春蘭「何!?」

 

秋蘭「王と選抜した軍師以外は参加できないのか?」

 

愛紗「それは何故?」

 

華琳「いつも私達が総大将と言う訳ではないは、何時自分が全部隊の指揮を執るか判らないからでしょう、さっき一刀が言ったとうり実戦経験を積むのは兵だけではなく指揮官も同じだもの」

 

華琳の説明で全員が納得する

雪蓮「じゃあこっちは、総大将を蓮華にするは、軍師は穏で行きましょう」

 

蓮華「姉さま!?」

 

冥琳「蓮華様先程説明があったとうりです、王である雪蓮は参加が出来ません、ですので蓮華様が総大将に選ばれるのは当然です」

 

蓮華「うっ・・・」

 

思春「ご安心を蓮華様私達が付いております」

 

明命「そうです!ご安心を」

 

亞莎「はい!私も微力ながら頑張ります!」

 

穏「頑張りましょう蓮華様♪」

 

蓮華「判りました、謹んでお受けします」

 

雪蓮「それでいいわ♪」

 

蓮華が引き受けたのを見て、雪蓮は機嫌を良くした

 

 

桃香「じゃあこっちは、愛紗ちゃんが総大将で雛里ちゃんが軍師で良いかな」

 

愛紗「御意!お任せを」

 

雛里「頑張りまし、あっ噛んじゃった////」

 

焔耶「腕が鳴るな!」

 

翠「何だ焔耶、随分張り切ってるな」

 

焔耶「ああ、今度こそ北郷を倒す!!」

 

星「前にあれだけやられたのに、また負けに行くのか?」

 

焔耶「誰が負けに行くか!!」

 

蒲公英「勝てないんだから止めときなよ」

 

焔耶「五月蝿い!!」

 

桔梗「まあいい久しぶりに暴れるかのう」

 

紫苑「桔梗やり過ぎないようにね」

 

鈴々「何だかワクワクしてきたのだ」

 

愛紗(北郷殿、私も貴方にもう一度挑ませて貰います)

 

皆とは別に、愛紗は一刀との再戦に燃えていた

 

 

華琳「それじゃあこっちは「華琳様」何かしら春蘭?」

 

春蘭「あのその演習でよい結果を出したら何か貰えたり出来るんでしょうか?////」

 

華琳「そうね、ご褒美くらいは出るわよ」

 

春蘭「本当ですか!!////」

 

一刀「逆に余りにも出来が悪かったら?」

 

華琳「聞きたい?一刀」

 

一刀「いえ、結構です」

 

華琳「まあ、別に魏だけとは限らないけどね」(ニヤニヤ)

 

愛紗・蓮華((ゾクッ!?))

 

華琳が不敵な笑みを浮かべると、愛紗と蓮華に悪寒がはしる

一刀「間違っても同盟ぶち壊すような事だけは止めてよ」

 

華琳「あら残念ね」

 

季衣「華琳様僕達の総大将は誰ですか?」

 

一刀「妥当なとこで、秋蘭か春蘭のどちらかだろうな」

 

華琳「まず総大将は秋蘭」

 

秋蘭「はっ!」

 

一刀(まあこの辺りは当然か、軍師は桂花か?稟か?風か?)

 

周りの連中も総大将に秋蘭が選ばれた事に納得していた

 

 

華琳「軍師は一刀にするわ」

 

一刀「っ!?」

 

魏・蜀・呉全員「「「!?!?!?」」」

 

全員が華琳の方を振り向く

 

 

華琳「じゃあ「ちょっと待て華琳」あら何かしら一刀?」

 

一刀「さっき前線に立たせると言ってたのは、嘘か?」

 

華琳「嘘じゃないわ」

 

一刀「じゃあ何で・・・そう言う事か」

 

華琳「あら気が付いたかしら」

 

一刀「身に付けたのは武術だけじゃないって、思ったんだろう?」

 

華琳「そう言う事よ、今度は知力で成長を見せなさい」

 

風「期待してますね~」

 

稟「お手並み拝見と行きましょうか」

 

桂花「まあ駄目だったらお仕置きするだけだからね」

 

雪蓮「へー御遣いが軍師かー面白そうね♪」

 

冥琳「ふむ、確かに」

 

桃香「あっそっか北郷さん軍師だもんね」

 

朱里「見極めさせて貰います」

 

一刀「はあ~仕方ないやるか」

 

華琳「それでいいわ」

 

一刀「で、やる日は「あーあーこちら沙和隊長聞えるてるのー」おっ!」

 

急に聞えてきた声に全員の視線が一刀に集中する

一刀「聞えるよ沙和どうした?」

 

沙和「警邏が終ったの、直ぐ王座の間に行くのー」

 

一刀「了解直ぐにな」

 

沙和「はーい♪」

 

一刀「ふう」(カチッ)

 

雪蓮「何それ!?」

 

一刀「うん?ああこれですか!無線機て言うんです、離れた場所に居る相手と連絡するための道具です」

 

朱里「そんな道具が有るんですか!?」

 

一刀「ああ、まだ城内でしか使えないけど」

 

冥琳「それでも十分だ!北郷その道具はどうやって?」

 

一刀「俺の世界の道具で、再現出来て使えそうな物を調べておいたんです、それを真桜に相談したら案の定再現できて」

 

華琳「最初聞いた時は信じられなかったけど、まさかほんとにそんな道具が出来るなんてね」

 

雪蓮「ねえ御使い君!!「駄目です」まだ何も言ってないじゃない!!」

 

一刀「お貸しできません」

 

雪蓮「うっ」

 

華琳「一刀それに付いては今どれ位使える様になったの?」

 

一刀「城内なら何処でも使えるよ、街とかではまだ使えないけどね、折角だ他に誰か使ってるかなあ?」

 

一刀は無線機のダイヤルを回す

???「き・・・く・・・」

 

一刀「お!誰か使ってる」

 

全員が一刀の持つ無線機に集中していた

 

 

???「緊急報告!!緊急報告!!王平が仲良くしていた侍女の証言を入手!!侍女は王平に興味は無く、頻りに北郷将軍について聞かせて欲しいと供述!!」

 

一刀「えっ!?」

 

無線機から聞えた声に王座の間の時間が止まったような、空気が流れた

・・・

一刀「ッ!?」

 

一刀が恐る恐る顔を上げると

 

 

魏全員(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!)

 

華琳達魏の全員が一刀に殺気を放っていた

 

※華琳・春蘭・秋蘭・稟・風・桂花・季衣・流琉

 

 

一刀(この声まさか!?)

 

一刀は無線機を使っているのが北郷隊の警備兵直ぐに気が付く

警備兵「繰り返す!!侍女は北郷将軍について聞かせて欲しいと!!供述しておりまーす!!」

 

一刀「さいならー!!!!」

 

ドヒューン!!

 

とどめの一言を聞いた一刀は今出せる全速力の速さで逃げた

 

 

春蘭・秋蘭「「か・ず・とぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!!!!!!!」」

 

季衣・流琉「「兄ちゃん(兄さま)!!!!!!!!!」」

 

ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!

 

逃げた一刀を全速力で追いかけて言った

 

 

桃香・朱里・雛里(((ガタガタガタ)))

 

亞莎・明命・穏(((ブルブルブル)))

 

王座の間に残った何名かは身を寄せ合い、震えていた

雪蓮「あ、あのさあ華琳」

 

華琳「何かしら・・・雪蓮#」

 

雪蓮「きょ、今日はこの辺で解散しない?」

 

華琳「そうね、そうしましょう#」

 

華琳は青筋を浮かべたまま、解散を宣言した

 

 

華琳「ケイファ・リン・フウ、カズトノオシオキカンガエルカラツイテキナサイ」

 

桂花・稟・風「「「御意・・・」」」

 

黒いオーラを纏ったまま華琳達は王座の間を出て行った、蜀・呉の全員はしばらく動けなかった

翌日・・・

一刀「あー」(ゲッソリ)

 

王座の間に準備された机に塞ぎ込んでいる一刀の姿があった

 

 

霞「一刀どうしたん?」

 

凪「聞かないほうが良いかと」

 

雪蓮「でも華琳達は元気過ぎるんじゃない」

 

華琳「あらそうかしら」(ツヤツヤ)

 

稟「それでは昨日伝えられなかった事を伝えます」(ツヤツヤ)

 

風「話し合った結果、一週間後と言う事で決まりました」(ツヤツヤ)

 

桃香「わかりました、ところで北郷さん大丈夫ですか?」

 

秋蘭「問題ない」(ツヤツヤ)

 

春蘭「半日もあれば元気になる、なあ!」(ツヤツヤ)

 

季衣・流琉「「はい!」」((ツヤツヤ))

 

蓮華「どうでもいいが、そんな状態の奴が軍師で大丈夫なのか?」

 

華琳「大丈夫よ、これでも春蘭の部隊を何度も苦戦させたんだから」

 

愛紗「春蘭の部隊を!?」

 

星「ほうそれはそれは、楽しみが増えたな」

 

華琳「では、次の議題は」

 

そのまま会議は続いていった

そしてその晩一刀は春蘭・秋蘭の部屋に来ていたその理由は

秋蘭「蜀と呉が度々接触してる?」

 

一刀「ああ」

 

春蘭「それの何が可笑しい?同盟をしているんだから会うの当たり前だろう」

 

一刀「こそこそ話し合ってるて言ってもか」

 

秋蘭「まさか・・・」

 

一刀「そうだ、共闘だ」

 

作戦会議である

 

 

秋蘭「呉で戦えないのは、雪蓮・冥琳・祭殿・亞莎の四人」

 

一刀「いや三人だ、呂蒙さんは武官として参加する」

 

春蘭「蜀は桃香・朱里・恋・音々音の四人」

 

一刀「呂布はまだ病み上がりだからな、当然と言えば当然だ」

 

秋蘭「此方は、華琳様・桂花・稟・風・凪の五人か」

 

一刀「こっちが一番多い、しかも戦う場所の地形は平原だ伏兵も使えない」

 

春蘭「ふん!陸上戦は我等が一番有利だ」

 

一刀「それがそうでもない」

 

秋蘭「どう言う事だ?」

 

一刀「今回の戦いは兵力五万と定められている、戦力差は大差ない」

 

春蘭「なら問題ないだろう、将としての武の腕なら我等とて負けていない」

 

一刀「呉は元々将が少ない、それでも生き残った国だそれは何故か判るか?」

 

秋蘭「成る程、少数先鋭での戦いでは向こうが上と言うわけか」

 

一刀「そう言う事」

 

春蘭「ではどうするのだ?」

 

一刀「手は考えてある、とりあえず俺はもう少し情報を集める」

 

秋蘭「判った、こっちは士気を高めておく」

 

一刀「???・・・そんな方法有るのか?」

 

秋蘭「ああ、任せておけ、それよりそっちも情報を頼む」

 

一刀「判った」

 

そう言い終わると、一刀は部屋を出て行く

春蘭「秋蘭、どうやって士気を高めるのだ?」

 

秋蘭「私達だから出来る方法がある」

 

春蘭「何?」

 

コンコン!

 

秋蘭「開いてるぞ」

 

ガチャ!

 

霞「話って何や秋蘭?」

 

春蘭「お前ら」

 

部屋を訪ねてきたのは、霞・季衣・流琉・真桜・沙和達だった

 

 

秋蘭「良く来てくれた皆、実は皆に提案がある」

 

季衣「何ですか?」

 

流琉「もしかして演習の事ですか?」

 

霞「そんなの明日にしてや、眠いねん」

 

沙和「そうなの、こんな遅くじゃなくても良いと思うの」

 

真桜「確かに打ち合わせなら、明日でもええじゃないですか」

 

秋蘭「皆、一刀との添い寝に興味は無いか?」

 

全員「「「「詳しく聞かせてください(や)!!」」」」

 

霞達の眠気が一瞬で覚める

 

 

秋蘭「演習で一番良い成績を残したものには、褒美が出ると言う話があったろうその内容は、叶えられる範囲で叶うという話だ」

 

霞「うん、それで」

 

秋蘭「ここはやはり皆で分け合える物が一番良いだろう、一刀の部屋の寝台は最高四人眠れるだから皆で一刀の部屋に泊まれると言う褒美を願い出るんだ、そうすれば皆で一刀と一夜を共に出来る時間が手に入るどうだ?」

 

全員「「「「乗った!!」」」」

 

秋蘭「あとこの事は一刀には内密に頼む、一刀が知ったら止めさせようとするからな」

 

全員「「「「了解!!」」」」

 

秋蘭「では、そう言うことで頼む」

 

その言葉を最後に全員は解散した


 
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