No.278531

桔梗√ 全てを射抜く者達 第13射

黒山羊さん

やっぱり日本のラーメンは美味い!
感動してラーメン屋で泣きそうになった黒山羊です。

え?更新が遅すぎる?すみません。
第2回同人恋姫祭りの作品を書いていたので、遅くなりました。

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2011-08-19 14:26:36 投稿 / 全11ページ    総閲覧数:4793   閲覧ユーザー数:3850

桔梗√ 全てを射抜く者達   第13射

 

 

 

 

視点:一刀

 

「っはーーっはーーっはーーっはーー」

 

疲れた。装備して全力疾走はかなり疲れる。

半裸の桔梗さんが頭に焼きついてしまったので、頭を冷やすために俺は遠回りして走った。

途中十数回水分補給をし、精神統一をする為に水を被ったりもしたので、結構時間が経ったようだ。

俺は自分の天幕の中に入ると、椅子にドカッと座り、息を整えようとする。

 

「お帰りなさい。一刀さん」

 

「え!………あ、杏里か、吃驚した。何でここに居るんだ?俺の天幕だよな?」

 

「もう、懇親会に行く時間なので、迎えに来たのですが、居なかったので此処で待たせてもらいました。

今すぐ準備をして下さい。」

 

「あれ?懇親会って夕方じゃなかったけ?」

 

「そうですよ。だから早く用意して下さい。

もしかして時間が分からなかったんですか?ウデドケイっていう便利なからくりを持っているのに?

痴呆ですか?寄生虫が頭に沸いているんですか?それとも、脳みそを生ごみとして捨ててしまいましたか?

きゃわわ♫大変です♬」

 

俺は慌てて外を見る。太陽の位置はとても低い。腕時計の針を利用して太陽のある方角を見てみたら、ほぼ西だった。つまり、10時間近く走っていたことになる。

マジで!もう、夕方?頭冷やすのに、どんだけ時間掛かっているんだよ、俺。

女性に対しての免疫力が無さすぎだろう。この先、桔梗さんと恋人になれるのか?不安でいっぱいだ。

もう少しこういうのに慣れないと、その時になったら、失敗しそうで怖い。

頭の中でシミュレーションして慣れよう!女性の裸ぐらい!!

そうだ!俺は北郷一刀!コロンビアの麻薬密造会社を潰した傭兵派遣会社の社員だ!

あの時みたいに死にかけるわけじゃないんだ!これぐらい余裕のよっちゃんじゃないとな!

 

………やっぱり無理だぁ//////

桔梗さんのさっきの姿を思い出したら、恥ずかしくて死にそうだ//////

 

「イタッ!!何すんだ!杏里!?」

 

「一人勝手に妄想して悶えている異常者が居たので、頭を蹴っただけですよ。」

 

「そういうのは声を掛けて反応が無かった時にしてくれ。」

 

「声かけましたよ。……小声で早口でしたけど(ボソッ」

 

「まぁ、声を掛けて反応が無かったのだから、仕方がないな。怒ってしまってすまん。」

 

「全くです♬私拗ねちゃいます♪桔梗様にチクリます♩」

 

「分かった!分かった!!何かで埋め合わせするから許してくれ。な?(アセアセ」

 

「仕方がありませんね♬貸し1つです♪楽しみにしていて下さいね♬人間椅子かな?それとも…悩みます♫」

 

「お手柔らかにお願いします。」

 

「無理です♪」

 

「ですよね♫」

 

 

 

 

懇親会とは同じ目的の者達が集まり、出席者同士の親睦を深める為の飲食等の場のことである。

そのため、桔梗さん、紫苑さん、馬騰さんの治める国の交流を深め、国を安定させることを目的として行っている話しあいという名の飲み会は懇親会と言って問題は無いだろう。

話題は最近の賊の動きや洛陽の宦官の賄賂等の政治的なモノ、や商人たちが扱う商品の流れといった経済的なモノ等といった真面目な話や、自慢の馬が子供を産んだとか馬乳酒が美味いといった個人的な話もあった。

 

杏里は馬騰さんの所の文官達とそれなりに上手くいっているようだ。

あれだけ罵倒したのだ、懇親会でも乱闘騒ぎになるかと思いきや、彼らの方から杏里の方に来て、文官の心得や勉強すべき書物について教えてくれと言って、竹簡と筆を持って来た。

馬騰様曰く、彼らのほとんどは真面目なのだが、自分の目標になるような人間を見たことが無い上に、どういった勉強をすれば良いのか分からないために、努力の方向を間違え、無能となっていたらしい。

要するに彼らにとっての文官としてのあこがれの存在が目の前に現れたのだ。

ドSで笑いながら虐めて来るような人間性はどうかと思う。

そんな存在から教えを乞いたいと思うのは真面目な人間なら、おかしな話では無い。

今は懇親会の会場の片隅の机で十数人の文官達に勉強を教えている。

 

俺はというと…。

 

「一刀さん、天の国のことを教えてくれませんか?」

 

「あぁ、俺も気になるな。この国の治世に生かしたい。そもそも、気になる男の住んでいた国を知りたい。

翠、蒲公英よく聞いておけよ。俺達の将来の旦那の話だからな。」

 

「わかったよ。おば様。」

 

「勝手にそんなことを決めるな!あたしはこんな奴とは結婚しないからな!!」

 

とまぁ、紫苑さん、馬騰さん、馬岱ちゃん、馬超さんに絡まれている。

桔梗さんは4人に絡まれる俺をチラチラ見て来る。桔梗さんの視線が豪天砲のように痛い。

さらに聞き耳も立てているのか、耳のある辺りの髪がピクッピクッと動いている。

だから、迂闊な事は出来ないし、迂闊な事も言えない。桔梗さんの事が好きという話題に関してはNGかな?

馬騰さんや紫苑さんに俺と桔梗さんがからかわれそうだしね。

 

「俺の国ですか?何を聞きたいですか?」

 

「そうだな。俺は馬について聞きたいな。」

 

「蒲公英もそれ聞きたい!天の国の馬ってどんなのか知りたい!」

 

「それだったら、聞いてやっても良いぞ。べ…別に北郷の話を聞きたいなんて思っていないんだからな!」

 

「あぁ、なるほど、これが杏里の言っていたツンデレか。」

 

「ツンデレ?」

 

「後で説明してあげるから、今は御使いのお兄さんの話を聞こう。お義姉様。」

 

「そ…そうだな。」

 

「馬の話か…。」

 

 

 

 

視点:桔梗

 

儂は先ほどから北郷から少し離れたところで北郷の話を聞いている。

うん?何故あの輪に入っていかないのかって?そんなものは簡単じゃ。

蒼と紫苑に風呂でのことを弄られるからじゃ。あいつらは酔うとすぐに結婚していない儂を弄りおる。

普段はそれでも構わないのだが、今は違う。此処には北郷が居る。

だから、2人そろってからかわれる可能性が高い。

そのため、このような離れた所から北郷の話を聞き、北郷が誘惑されないか見ている。

 

「へぇ、じゃあ、天の国では馬は競馬という賭博の対象で、乗りモノとしては普及していないってこと?」

 

「まあ、そんな感じだな。」

 

「翠!蒲公英!俺達の騎馬隊の訓練を兼ねて、競馬をするぞ!」

 

「母様!あたしは馬を金儲けのネタにするのは反対だ!」

 

「俺も本心で言えば反対だが、それで国庫が潤うなら、背に腹は代えられん。

それとも、翠は何か金儲けの良い方法は思いつくのか?」

 

「そ…それは…。」

 

「蒲公英はどうだ?」

 

「いいんじゃない?ただ鍛錬するのも面白くないし、お金がかかっているとなると皆必死になると思うよ。」

 

「よし、決まりだな。明日からやることが決まったな。ありがとう。北郷。これで俺達の国の収入源が出来た。

これで西涼が潤い、民の為に金が使えると思うと嬉しいぞ。」

 

「いやいや、俺は俺の国の話をしただけですよ。

他は何か聞きたいことはありますか?」

 

「なぁ、北郷。天の国の戦はどんなふうにして戦うんだ?」

 

「俺の世界の戦争ですか?馬超さん。」

 

「あぁ、気になる。天の国で兵士をしていたということは戦があったんだろう?

どんな風にして戦っているんだ?」

 

「天の国は俺が持っているような武器で戦うのが主流です。

他にも空飛ぶカラクリで空から爆撃したり、遠くからミサイルっていう兵器を飛ばしたりして戦います。」

 

「じゃあ、将同士の一騎打ちとかないのか?」

 

「はい。」

 

「なんだ。つまらない戦だな。」

 

「武術を使い、己の正義を貫く為に戦う方からすれば、そうかもしれませんね。

それでも、あそこが……戦場が俺の居場所でした。唯一、生の充足を得られた場所だったんです。」

 

「北郷?」

 

 

 

 

「すみません。忘れて下さい。昔のことを思い出していただけです。」

 

「なあ、北郷よ。お前はどうして戦っておったのじゃ?」

 

儂は北郷の近くに行き、尋ねた。

そう、前々から聞いてみたいと思っていた事だった。何故北郷は兵士になったのか?

北郷の話によると、北郷の住んでいた国には自衛の為の軍隊があった。しかし、北郷はその軍隊の兵士にならず、他国の、それも国の軍ではなく、戦をすることを生業とした軍の兵になったと言う。

何故そうしたのか、以前、儂が北郷に聞こうとした時、北郷は教えてくれなかった。

そして、儂も嫌がる相手から無理に聞き出そうとは思わなかった。

 

だが、今は聞きたい。理由は分からぬが、北郷の過去を知りたい、北郷という人物を理解したい。

そして、北郷にとって思い出したくない過去なら、それを儂の手で癒してやりたい。

とても、自分勝手だが、儂はそう思った。

 

「儂は北郷を知りたいんじゃ。駄目かのう?」

 

「桔梗様……俺、桔梗様にだけはこの話をしたくないんです。その……嫌われたくないから…。

俺の考えている事を客観的に考えれば、狂人の域を遥かに超えている。だから、その……好きな人にそんなことを知られたくないんです。」

 

「大丈夫じゃ。お前にどんな過去があろうと北郷は北郷じゃ。

驚くことはあっても嫌うことは無い。これまで、儂を支えてくれてたではないか。だから、嫌うことはない。

話してくれぬか?」

 

「………桔梗様。」

 

儂は北郷が安心出来るように、北郷と目を合わせ、手を握ってやる。一方、北郷は泣きそうな顔で儂を見る。

北郷、お前は男だろう。そんな脆そうな儚そうな顔をするな。まるで愛らしい小動物のようではないか。

保護欲というのじゃろうな。儂の心の奥底からそういう名の感情が沸々と湧き出てきた。

不味い!このままでは北郷を抱きしめてしまいそうになる。目をそらせばいいのじゃが、目が離せん。

守ってやりたくなるではないか!

 

蒼達の視線が儂と北郷に注がれていたことに気付き、儂は慌てて繋いだ手を放し、北郷に背を向ける。

 

「北郷!さっさとお前が兵士になった理由を教えろ!!」

 

「は…はい!!ええぇーーっとですね。俺は………。」

 

いきなり、声色が変わって行った。心配になった儂は振り向いてみる。

すると、北郷の顔は先ほどと比べることの出来ないほどに暗くなっていった。

そして、ボソリと呟くようにその言葉を吐いた。

 

 

 

 

「……俺は死んでいたんですよ。」

 

 

 

 

今、北郷は何と言った?『死んでいた』と言ったか?

何を言っておるのじゃ?北郷は?今儂の目の前で、話をしておるではないか?

 

「……それはどういう意味じゃ?」

 

「少し、昔話をしますね。

俺は昔泊まり込みの私塾に通っていて、夏の長期休暇を実家に帰ったんです。

実家に帰ると両親と祖父が俺と妹を連れて、大きな船の上で、海を見ながら食事に行きました。

私塾の話や妹の話で盛り上がりました。とても楽しかったです。

しかし、そんな楽しい夕食は突如鮮血に染められました。いきなり、船上に賊が侵入してきて、両親と祖父が殺されたんです。俺は妹を連れ、海に飛び込みました。俺は助かったんですけど、妹は矢が刺さっていたらしく、海の中で血を流し過ぎて死んでしまいました。俺は一人になってしまったんです。

両親が死んでしまった悲しさ、自分の弱さへの憤怒やら色んな感情が混ざり、俺は十日間、泣き続けました。

元の生活に戻ろうとしても、あの十日間で吐きだし過ぎたのか、何をするにも無気力になってしまいました。

面白くない。怒れない。哀しくない。楽しくない。感情というものが分からなくなりましたよ。

それは死んでいたも同然。だから、俺は死んでいたんですよ。」

 

「「「「「…………。」」」」」

 

「心が死んでいるのだから、肉体が死んでも良いよな。と思った俺は、自殺を試みたのですが、

その時だけ、何故か怖くなって、自分に止めを刺すことが出来なかったんです。

私塾に戻っても、何も感じなかったので、私塾を辞めました。

それから、色々しましたが、やはり、無気力過ぎて、心が癒されない。満たされない。

自分の居た国中を回ってみましたが、何も無かった。ある事はあったのですが、俺の心に響かなかった。

他国に行ってもそれは同じだった。それは白紙と同じ。俺にとって世界は真っ白だった。

そして、そんな真っ白な世界の中で俺は無力だったんだ。

そう悟った時でした。あの時のように賊に襲われたんです。賊は一人で、店に居た客を人質にとりました。

俺の中で人質は俺と重なったんです。アイツも無力なんだと。

しかし、それと同時にあることが頭をよぎったんです。

あの人質を救うことが出来たら、俺は無力では無いのかもしれない。世界は真っ白で無いのかもしれない。

俺は真っ白で無い世界をもう一度見てみたい。その結論に辿り着くと、俺は行動に移りました。

俺は賊の背後に回り、刃物を持った賊の手を取り押さえ、賊から人質を解放し、賊を組み伏せました。

そこで俺は感じたんです。

賊の持った刃物が頬を掠った時に感じた痛みを、

隠し武器を持っているかもしれない、賊に仲間が居るかもしれないと言う恐怖を、

死という名の終焉を、

この世の理不尽さに対する怒りを、

人は脆いという悲しみを、

そして、あの瞬間の俺が無力ではなかったと証明できた無上の歓喜を。

ああ、俺は生きているんだ。世界は真っ白ではないんだ。俺の居場所はここにしかないんだ。

だから、俺は兵士になったんです。戦場が極限にそれを味わうことが出来ると思ったから、戦場が面白そうだったから、怒れそうだったから、悲しそうだったから、楽しそうだったから、

戦うことで、俺が生の充足を得る為に。俺が死んでいると言うことを否定するために。

戦う理由や、主義や、思想や、正義が何かなど、どうでも良い。俺は生の充足が欲しかった。」

 

北郷は天上を見ながら、そう言った。

そして、長い沈黙が続く。この騒がしい宴会場の中で、北郷の話を聞いた儂ら5人は沈黙していた。

北郷の過去を知り、絶句してしまったからじゃ。

儂らは戦うことが好きじゃ。それは戦いの緊張感や勝った時の達成感が何とも言い難い物だからじゃ。

しかし、北郷は全く違った。死と隣り合わせの戦場でしか、生きている実感を得られなかったという。

儂らは戦い以外でも喜怒哀楽を感じることが出来るが、北郷は出来ないと言うのだ。

もしかして、これまで見てきた戦場以外での北郷の表情は作りモノだったのか?儂は不安になった。

 

儂らは北郷にどう声を掛ければ良いのか、わからない。故に沈黙していた。

その沈黙は北郷によって破られた。

 

「でも、俺が今、兵士である理由は生の充足を得る為だけじゃないんです。

………俺はこの世界に来て、戦場でとても綺麗な人を見て、生まれて初めて恋をしました。いや、していると言った方が正しいですね。俺は好きな人を護りたい、その人と一緒に居たいという気持ちを大切にしたい。

だから、俺は自分の気持ちの為にも戦っています。

………桔梗様、すみません。俺は、戦いの中でしか生きる実感を得られなかった戦闘狂なんです。

そんな事実を知っても俺のこと嫌いになりませんか?」

 

そう言うと北郷は視線を降ろし、儂の方を見てきた。目が合う。

不安そうな目で儂を見てきた北郷は、そう儂に聞いてきた。

 

 

 

 

「大丈夫じゃ。儂は北郷のことを知ることが出来て、少し安心した。

これからもお前自身の気持ちの為に儂の傍に居ろ。良いな。」

 

「…………はい゛。」

 

「泣くな!男じゃろう!?」

 

「だっで!ぎぎょうざんが、お゛でのごど、ぎらい゛にならながっだゃから…うれ゛じぐで……。」

 

「他の者には見せられんな。まったく、仕方ないな。」

 

儂は北郷の手を引き、北郷を抱きしめ、儂の心音が聞こえるように、北郷の顔を儂の胸に押し付ける。

人は他人の心音を聞くと安心すると、昔教えてもらったことがあったからじゃ。

北郷はしばらくの間、咽び泣いていたが、泣き疲れたのか、寝息にへと変わって行った。

儂は寝ている北郷に膝枕してやる。その方が寝やすいと思ったからじゃ。

北郷を仰向けにしてやる。男だと言うのに可愛い顔をしていた。

北郷の頭を撫でてやる。髪はサラサラで儂の指の隙間を流れるようにすり抜けて行く。

頬をつつくと、柔らかかった。とても感触が良く、癖になりそうじゃ。

 

北郷は自分の気持ちに正直だ。だからこそ、北郷は北郷自身を護ろうとしない。

護るのは自身の気持ちだけ。儂が北郷を護ってやらんとな。

 

「戦うことでしか、生きていると実感できなかった……か。

俺には想像できんな。俺には家族がいる。翠をおちょくる楽しみもあれば、蒲公英と落とし穴を作る楽しみもある。紫苑と桔梗と酒を飲む楽しみもある。だが、北郷には何も無かったんだな。

家族が好きだったから、それが無くなった時に世界は無で、自分は死んだも同じだったか。」

 

「なんか寂しそうだな。………それ。」

 

「それって寂しいのかな?心が死んでいたってことは何も感じなかったことだよね?」

 

「その人自身は寂しくないのかもしれないけど、他人から見れば、十分寂しくて、悲しいわ。

でも、妬けちゃうわね。戦う理由の一つが桔梗と一緒に居たいからって。ね?蒼?」

 

「そうだな。あぁ、俺も旦那にそんなことを言われたかったな。

桔梗には勿体ない良い男じゃないか。北郷と結婚しないなら、マジで北郷をくれないか?

俺は北郷に惚れ直した。好きな女の為に戦える男。今はその好意が俺に向いていないが、絶対その好意を俺に向けさせる自身が俺にはある。」

 

「駄目よ。蒼。一刀さんの嫁は私だって決まっているもの、ね?桔梗?」

 

「だから、お前らは勝手に話を進めるな。」

 

「「じゃあ、貴方(お前)が一刀さん(北郷)と結婚するの(か)?」」

 

蒼と紫苑が儂に迫ってきた。儂は二人に一瞬気押されてしまう。今まで以上にこの二人は本気だ。

だが、儂は此処で引く気は無い。北郷を知ることが出来たのじゃ。そして、これからも北郷のことをもっと知りたい。故に、儂は北郷を手放すつもりはない。

何故そうしたいのかは分からないが、儂は儂なりに自分の気持ちというモノを大切にしようと思った。

儂は蒼と紫苑に宣言する。

 

「結婚するかどうかは分からぬが、儂は北郷と一生を共にする//////」

 

「あらあら、前までは『北郷が誰と結婚しようが儂には関係ない!』なんて言っていたのにね。

どういう心境の変化かしら?でも、これで桔梗が私達の恋敵ってことで良いのよね?」

 

「好きなように取ってくれて構わん//////紫苑や蒼にやる気など無い//////北郷は儂のモノじゃ//////」

 

 

 

 

視点:杏里

 

「はぁー、あの超乳オバケが自分の気持ちに素直になるのは何時になるのやらww。」

 

 

 

 

視点:鮮花

 

「ハーハー、一刀さんの半泣き顔、萌えぇーーー!!」

 

 

 

 

メェー( ゚∀゚)o彡°黒山羊です。

 

ただいまです。旅から帰ってきました。

いやあ、旅先から帰って来て思ったことがあります。

 

日本の飯は美味い!!

 

ハワイの飯の不味さと量は異常だわ!

日本の感覚で注文してたら、胃が破裂しそうになった。ってか、吐いた。

マジで不味くて量が多い。パンケーキが美味しいお店に行ったけど、パンケーキが堅いだと!しかも、直径20cmで厚さ2cm級が5枚。これが美味いって……味盲か?

日本のマクドのパンケーキの方が柔らかくて、美味いし、量が調度良い。

で、日本に帰って来て、いきつけのラーメン屋に行ったら、美味さのあまり泣きそうになりました。

やはり、日本の飯は美味かった。

 

では、恋姫の話をしましょう。

今回、一刀の過去も語られました。アウター・ヘブンの思想をもとにこの話を考えました。

そして、桔梗さんが一刀の気持ちと真剣に向かい合うと覚悟を決めるというお話でしたね。

ですが、桔梗さんは一刀に対しての恋心は自覚しておられない様ですね。

さて、一刀と桔梗さんが結ばれるのは何時になるのやらww

 

では、いつもので閉めましょう。

皆さんがいつもこの掛け声をしてくれるのは誠に嬉しいです。

でも、感想も書いてくれると嬉しいので、宜しくお願いします。

それでは御唱和下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

へぅ( ゚∀゚)o彡°

 

 


 
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