No.240211

ロリコン?いいえ、紳士です

蒼華さん

皆様こんにちは、蒼華です
今回はめずらしくカオスな作品に挑戦してみました
では、どうぞ!

2011-07-28 16:26:37 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1772   閲覧ユーザー数:1657

「実はさ、俺・・・ロリコンなんだ」

 

「・・・はい?」

 

 

それは、ある晴れた朝のこと

執務室の中、大量の書簡に囲まれながら彼・・・天の御遣いこと、北郷一刀はどこか哀愁をおびた表情で言ったのだ

そんな彼の一言に、彼の腹心である愛紗は“社会のゴミを見る様な目”で見つめため息を吐き出す

 

 

「知ってました・・・いえ、皆知ってますよ」

 

「そうじゃないんだよ!!」

 

 

“ダン”と音をたて、彼は立ち上がる

そしてこぶしを強く握り締め、彼女を見つめ首を横に振ったのだ

 

 

「確かに俺は“ロリコン”だ!

“ロリロリハンターズ”だ!!

朱里や雛里がスク水を着ていた時なんて、感動で涙が零れたさ!!

鍛練した後の鈴々の汗にまみれた姿など、もう絶頂ものさ!!

けど・・・だけど、違うんだよ!!!!」

 

 

“違う”

力強く、声高々に

彼は言い放つ

その勢いに、あの軍神とまで言われた愛紗ですら一歩引いてしまう

それほどまでの迫力

彼女は思う・・・“いったい何が、この変態(ご主人様)をそこまでさせるのか?”

知らずのうちにつばを呑み込み、愛紗は目の前で熱弁する“社会のゴミ(ご主人様)”の次の言葉を待った

その視線に気づいたのだろう

彼は彼女に向かい悲しげに微笑を浮かべた後、こう言ったのだ

 

 

 

 

 

 

 

「先生・・・璃々ちゃんと、ニャンニャンしたいです」

 

「誰かぁ!!

すぐに警邏隊を呼んで来い!!

ここに変態がいるぞっ!!!!」

 

 

 

 

 

《ロリコン? いいえ、紳士です》

     開幕

 

 

 

「で、何か申し開きはあるかしら?」

 

「華琳さん、痛いです

当たってます、絶の刃が“息子の首筋”に当たってます」

 

 

で、捕まりました♪

いやいやいや、皆すごい恐いんですけど

紫苑以外、皆めちゃくちゃ恐いんですけど

 

 

「御主人様・・・もうしばらくお待ちください

もう少ししたら華佗がきますから

“頭の病などすぐに治してくれるはずです”」

 

「違うんだ、愛紗

なんか“俺の頭がおかしいみたいなこと言ってるけど”、俺はいたって正常なんだ」

 

「正常な人間が、“璃々とニャンニャンしたい”などと言いますかな?」

 

「星、君の目の前にいるだろ?」

 

「もう、斬首でよくない?」

 

 

桂花の一言に、一瞬皆が納得してしまう

が、すぐに首を横に振り我に返った様子だ

 

 

「そもそも、いきなりどうしたのよ?」

 

 

蓮華の言葉

それに対し、俺はフッと笑みを浮かべたのだ

 

 

「そこに・・・幼女がいたから、かな?」

 

「思春」

 

「御意」

 

「げっふぅ!?」

 

 

思春さんから、ボディーに容赦の無いプレゼントをいただきました

あざぁっす♪

 

 

「それで、本当にどうしたんだよ?」

 

 

多少呆れながらも、翠が聞いてきた

 

 

「特に意味は無くてだな?

“男として当たり前の欲望”を言葉にしただけなのさ・・・」

 

「いや、そんな欲望持ってる人なんて、一部の人だけでしょ・・・」

 

「何を言ってるんだ翠!

この世の男は皆、すべからくロリコンなんだ!

だからアニメやゲームなんてロリキャラが出るのが多いんだ!

最近に至ってはロリが主人公の“ロ〇きゅーぶ!”ってアニメがあってだな・・・」

 

「あぁ、もうそれ以上は語らなくていい・・・それ以上語ったらあたし、手加減できそうに無い」

 

「そもそも、ロリコンというのはだな・・・」

 

「語るなって言ってるだろうが!!」

 

「がっふぅ!?」

 

 

そう言いながら、翠は加減無く顎に膝蹴りという名のご褒美をくれました

いただきまーす♪

 

 

「とにかく!」

 

そう言って、未だに上手く“息子の首筋”に絶を向けた華琳が仕切った

 

 

「今のが一刀の申し開き・・・ということでいいのかしら?」

 

「華琳様、その場合一体どうなるのでしょうか・・・?」

 

 

凛が真面目な顔をして華琳に聞いてみた

こっちを見る目は未だに恐いんですけどね

 

 

「そうね・・・」

 

華琳の発しようとする台詞に皆静かになり

 

 

 

 

 

 

 

「良くて斬首、悪くて斬首ってところかしら?」

 

「オーケー、少し落ち着こうか

なんだよそれ、どっちにしろ斬首なんじゃないか

どっちにしたって頭と体がファンタスティック♪じゃないか」

 

「あら一刀、私は落ち着いているわ?

むしろ今もこうやって、皆を仕切るほどによ?」

 

「華琳さん、そう言いながら絶に力が入っているのがわかっているのですが

もう今にも頭と体がファンタスティック♪になりそうなくらい恐いです」

 

「大体ね、貴方がそんな発言をする度に“ある人たち”が暴走するのよ?」

 

「“ある人たち”?」

 

 

 

 

「一刀~」

 

「この声は・・・小蓮?」

 

 

またなにか厄介ごとでも持ってきたのか・・・そんなことが頭に浮かんだのだが

その発想は、“いろんな意味で”裏切られたのだ

その格好を見るまでは

 

 

「一刀~似合ってるかな?」

 

「・・・ランドセル?」

 

 

そう、小蓮が来ていたのは如何にも小学生らしい格好だった

 

 

「・・・詳しい説明が無いのは何でかしら?

その表現では伝わりにくいのではなくて?」

 

 

桂花が当たり前なことを小蓮に聞いてみた

小蓮は“何を今更”みたいな顔をして言った

 

 

「外の人はこういうのを妄想するのは苦手なんだってさ

なんのために小説書いてるんだか」

 

「メタ発言ダメ、絶対」

 

 

とりあえずツッコミをしてみた

そんな外の人の話をしないでください

 

 

「まぁ連れて来る手間が省けたから良いけど

この世界のロリキャラ(年齢?考えてはいけないわ)がそういう発言をする度に暴走して、こんなことになるのよ」

 

「いや・・・“ここの世界”の俺はそんな発言をしたのは初めてなんだけど・・・」

 

「一刀も十分メタ発言してるよ?」

 

 

しまった、ついノリと流れで外の人の事情をネタにしてしまった

 

 

「とにかく!これ以上暴走しないためにも、貴方には自重してもらわないと

次にロリ発言したら、命はないものと思いなさい?」

 

「華琳様、それフラグにしか聞こえませんよ・・・?」

 

 

その後、流々や季衣、音々達が自慢の格好を見せに来たのだが

 

 

「表現が無いのは外の人のせいなので、勘弁してくださいね♪」

 

「だからメタ発言はダメだって・・・」

 

 

 

 

「お母さーん」

 

「ん?」

 

 

何やらロリコンな声がしてきた

誰だと思い振り向いて見ると

 

 

「なん・・・だと?」

 

 

俺は無意識にこう言っていた・・・今までの幼稚園児やエプロン姿が茶番だったのではないのかと思うような感じだった

そこにいたのは

 

 

「璃々ちゃん・・・?」

 

「あ、お兄ちゃん達だー

まだお話してたのー?」

 

「・・・・・・」

 

 

俺は“動かなく”なっていた

いや、“動けない”と言ったほうが良いだろう

その璃々ちゃんの格好・・・それは

 

 

「パジャマ・・・だと?」

 

 

こんな朝なのだから当たり前なのだろうが

その姿に俺は、見惚れていた

そして・・・

 

 

「璃々、しばらく部屋で待ってなさいって言ったでしょう?

ダメでしょ、言うこと聞かないと」

 

「でもお母さん、璃々お腹すいたんだもん・・・」

 

「まったく、しょうがない子ね・・・

すみませんが、ちょっと席を外してよろしいかしら?」

 

「危ないぞ紫苑!」

 

「えっ?」

 

 

愛紗が言うのが先かわからないくらいのスピードで何かが璃々に向かっていた

 

 

「お持ち帰りぃぃぃぃぃいいいいぃぃぃぃ!!」

 

「ふぇ?」

 

「璃々ちゃん!!今すぐお兄ちゃんがご飯を食べさせてあげるよ!

寧ろご飯以外の物をお腹いっぱいにだね・・・!!」

 

 

そう言い璃々ちゃんを抱きかかえながら走り去ろうとしたところ

 

 

「御主人様?」

 

 

ザクッ!という音と共に俺は進めなくなっていた

愛紗の青龍燕月刀が俺の服と背中の間にシュートされていた

 

 

「あの、愛紗さん?これ、下手したら死んでいるのですが・・・?」

 

「大丈夫です、そのつもりでやりましたので」

 

「かなり物騒なことをさらっと言わないで!?」

 

「いえ、どちらにしろ死ぬので、少しでも楽な方が良いのではないのかなと」

 

「えっ?」

 

 

愛紗の冷たい視線が俺の後ろを見ている

俺も視線を向けようとしたが

 

 

「一刀?死ぬ覚悟はおありかしら?」

 

「ですよねー・・・」

 

 

華琳さんの絶が“息子の首筋”から“リアルの首筋”に移動していた

その刃にはかなりの殺気(覇気ともいう)が込められていた

後ろを振り向きたくても恐怖で首が動かなかった

 

 

「最後に・・・言い残すことはないかしら?」

 

 

そう言われた俺は悲しげに微笑を浮かべた後、こう言ったのだ

 

 

 

 

 

 

 

「先生・・・璃々ちゃんと、ニャンニャンしたいです」

 

 

そして俺は、意識を失った

 

 

 

 

《ロリコン?いいえ、紳士です》

     閉幕 

 

 

おまけ?

 

「すまない、準備に時間が掛かってな」

 

「あら華佗さん、おはようございます」

 

「黄忠殿か、おはよう

さっき関羽殿に“頭に病気を抱えた社会のゴミがいる”と連絡をもらったので来て見たのだが・・・」

 

 

華佗が不安そうに見ていたのは

 

 

「そこで今にも“天使が降りてきて上の世界に連れて行かれそうなくらい血だらけな一刀”は・・・どうすれば?」

 

「とりあえず・・・治療お願いできますか?」

 

 

こんなおまけ

 

 

 

☆あとがき☆

 

月千一夜とのコラボ作品

いや、マジですよ?

だって、いまこの部分書いてるの本人ですもん、ぷぎゃーww

さて、皆さんに問題です

どこまでが、僕の書いた内容でしょうか?ww

答えがわかった人は、今すぐ恋姫をプレイだ!

そしてほっこりするんだ

以上ww

 

以下、蒼華のあとがき

えー皆様読んでいただきありがとうございました、蒼華です

今回は一夜とのコラボをしてみましたが如何でしたでしょうか?

“あいつはとんでもないものを置いていきました

それは、カオスな作品です”みたいな感じでした

まぁ少しでも一夜の作風に似せようと頑張ってみましたが・・・分かる方はどこまでがなのかすぐ分かると思います

カオスってのは書くのが難しいんだなってのが改めて分かった気がします・・・

では、今回はこのへんで

 


 
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