No.221389

恋姫外史・あるところに一刀第24話

アキナスさん

さて、目的地にやってきました2人

何するんでしょう?

2011-06-07 22:49:24 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:11225   閲覧ユーザー数:8353

一刀、麗羽の二人は袁術の城の前に来ていた

 

門番に止められるが

 

「袁本初が来たと、美羽さんに伝えなさい」

 

と麗羽が言うと、門番の一人が慌てて城に走っていった。

 

そして

 

「失礼いたしました!どうぞこちらへ!」

 

城の中へと通される二人

 

そして謁見の間にて・・・二人は袁術と対面していた。

 

 

 

「お久しぶりですわね?美羽さん」

 

「れ、麗羽姉さま。お元気そうで・・・」

 

堂々としている麗羽に対し、袁術は妙にカチコチになっていた。

 

「美羽様心配してたんですよ~~?麗羽様が公孫賛さんに負けてしまったって聞いて」

 

袁術の横で張勲が言う

 

「あら?そうでしたの。でも心配はいりませんわ。私は今、白蓮さんのところで厄介になってますから・・・」

 

「・・・へ?」

 

「はい?」

 

袁術、張勲の二人はその言葉に目を丸くする

 

「・・・えっと、麗羽様は公孫賛さんと戦って敗れたんですよね?」

 

「ええ、そう言いましたでしょう?」

 

張勲の質問に当然とばかりに答える麗羽

 

「・・・罰とかはなかったんですか~?」

 

「宿題をやらされましたけど?」

 

「・・・それだけですか?」

 

「ええ」

 

・・・・・・・

 

無言になる張勲

 

他国に攻め入った大将が、たったそれだけで許されるなんてありえない

 

一体何があったのだろうか?

 

そんな事を張勲が考えていると

 

「おい、麗羽。そろそろ俺の自己紹介に移りたいんだけどな?」

 

一刀がそんな事を言い出したのだった・・・・

「・・・誰じゃ?」

 

袁術が一刀に問う

 

「はじめまして、だな。俺は北郷一刀、白蓮の部下だ。一応な・・・」

 

「あ~、公孫賛さんの所の影の支配者さんですね?」

 

張勲がそんな事を言う

 

「・・・どこからそんな話が出たんだ?」

 

「結構ウワサになってますよ~」

 

「ふーん・・・」

 

「それで、その影の支配者がわらわに何の用じゃ?」

 

袁術の問いに一刀は

 

「・・・まあ、麗羽共々遊びに来ただけなんだけどな」

 

「そうなのかえ?」

 

「ああ・・・のつもりで来たんだけどよ、ちょっとやりたい事が出来た」

 

「何じゃ?」

 

一刀は

 

「ここで働きたいんだけどよ・・・」

 

唐突にそう言った。

 

「それって、公孫賛さんを裏切って美羽様に付くって事ですか?」

 

張勲の質問に一刀は首を横に振り

 

「いや、そうじゃねえ。ここの統治があんまりお粗末なんでな。見てられないからいる間だけ手伝わせろって事だ」

 

一刀はハッキリとそう言った。

 

「美羽さん、一刀さんの言うとおりですわ。私にも手伝わせなさいな。悪いようにはしませんわ」

 

「・・・七乃、どうしたらいいかの?」

 

張勲に聞く袁術

 

「う~ん、いいんじゃないですか?ウチも人手不足ですし」

 

「・・・そうじゃの。では七乃」

 

「はいは~い、ではお二人には文官として働いてもらいま~す」

 

「おう」

 

「分かりましたわ。大船に乗ったつもりでいなさい美羽さん。オーッホッホッホ!」

 

麗羽の高笑いが謁見の間に響いた・・・・

 

こうして臨時の文官として、二人は働く事になった。

 

そして二人の活躍により袁術の国は

 

国も、民の生活も豊かになっていくのである・・・・・

 

 

 

 

 

「・・・雪蓮」

 

「どうしたの?冥琳?何かあった?」

 

「ああ、予想外の事が起こった」

 

周瑜は眉間に皺を寄せて言った

 

「北郷一刀の事なのだが」

 

「ああ、確か公孫賛の所にいる男よね?確か明命がコーチって言ってた・・・」

 

孫策は思い出す

 

彼の事を話す明命は目の色が違っていた

 

すごく興奮しながら彼を褒め称えていた。

 

「それでソイツがどうしたの?」

 

「・・・ヤツは今、袁術の所にいるそうだ」

 

「は?」

 

言葉の意味が良くわからなかった孫策

 

「・・・どういうこと?」

 

「私にもよく分からん。どうやら袁術の所で働いている、と言うことくらいしかな・・・」

 

「・・・・・」

 

黙り込む孫策

 

「私達の計画の障害にならなければ良いのだが・・・」

 

「そうね・・・・」

 

しかし、孫策の勘は言っていた

 

ヤツの存在は邪魔になるだろうと・・・・・

 

そして孫策は思った

 

私達の宿願

 

その邪魔をするものは誰であろうと排除する・・・と

 

 

 

 

 

 

 

どうも、アキナスです

 

そんなこんなで美羽の所で働くことにした一刀たち

 

そして孫策たちがとる行動とは?

 

それでは次回に・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「狼虎滅却・・・天地一矢!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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