No.220962

二人の御使い 外史の外史は正史?2話

sinさん

お久しぶりですやっと帰ってくることができました

前回の続きです

相変わらず駄目駄目ですがよろしくお願いします

2011-06-05 20:06:31 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:1230   閲覧ユーザー数:1132

 

 

時刻は21時過ぎ、周りは当然のごとく暗いその中を私は、少女二人を連れて歩いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亞莎「ところで輝流さんは、急がなくて良かったのですか?」

 

蒼真「なぜそう思うのですか?」

 

亞莎「だって買い物袋を持っていますし、何か生もの等を買っていたら痛んでしまいます」

 

蒼真「ああ、それなら大丈夫ですよ、別に生物や冷凍食品などは買っていませんので」

 

私は持っていた袋を空けて見せた

 

明命「これはなんですか?」

 

蒼真「豆のほうは見た通りですが、コーヒー豆です。そして茶葉の方もそのままですが、茶葉ですよ」

 

もう少し言い方が無いものかな?と言ってもこれが分かりやすいですかね

 

亞莎「輝流さんは、コーヒーや紅茶がお好きなんですか?」

 

蒼真「それなりに好きですね。これは今度、店で出す為の味調べみたいなものですよ」

 

明命「失礼ですが輝流さんはどういったお仕事をされているんですか?」

 

蒼真「喫茶店を経営しています」

 

亞莎「経営と言うことはご自分のお店をもっているんですか?」

 

蒼真「ええ、と言っても趣味が仕事になった程度なものですけどね」

 

明命「凄いです!カッコいいです!」

 

蒼真「ふふ、有難うございます」

 

しかしさっきから気になっているんですが、地図どうりこのまま行くと私の記憶だと……いや地図を渡されていると言うことは…記憶違いである事を祈りますか………

 

明命「あっ、亞莎!そこの角を曲がると到着ですよ!」

 

そう言って笑顔で走って行く明命ちゃん

 

亞莎「ちょっと、明命!?まって下さい!すみません輝流さん」

 

蒼真「いえいえ、私達も行きましょうか」

 

亞莎「はい!」

 

私達も急ぎ足で明命ちゃんの後を追いかけます、横目で亞莎ちゃんを見てみると心なしか笑顔になっています。ああっやぱり嬉しいんですね

 

亞莎「明命そんなに急がないでくだ…さ……い…」

 

角を曲がると明命ちゃんが立ち尽くしていました

 

…あぁ……やっぱり

 

 

そこには何も在りません、言葉通り何も無い唯の荒地でした

 

 

明命「亞莎!?これはどういうことですか!?」

 

亞莎「し、知りませんよ!明命の地図が間違っていたんじゃないんですか!?」

明命「そんな事ありません!あの人たちから貰った地図ですよ!?なら合っているんじゃないんですか!?」

 

蒼真(どういう事でしょう?地図を持って来たが場所の現状を知らない、誰かに渡された地図がこの場所だった?……まあこのまま此処で喋っていても流石に通報されても困りますから移動したほうがいいですかね…)

 

明命「輝流さん!!」

 

蒼真「え、ああ、はい?」

 

明命「地図と場所が間違っていたなんて事は無いですか!?」

 

蒼真「いえ、残念ながら?合っていますよ」

 

明命「そ、それじゃ何で何も無いんですか!?」

 

蒼真「私は元々何が目的で此処に来たのか理由を知らないのですが」

 

明命「それは!此処にきたら新しく暮らせる場所があるって聞いて「明命!!」っつ」

 

明命が何かを言おうとしていたが亞莎がそれを遮った

 

亞莎「すみません、でも地図はここで合っていたんですよね?」

 

蒼真「ええ……」

 

亞莎「そうですか、明命帰りましょう」

 

明命「で、でも!」

 

蒼真「少しいいですか?」

 

亞莎「なんでしょう?」

 

蒼真「今からまた電車に乗って帰るんですか?「はい」ん…時間が時間ですし、余り子供だけで出歩いて褒められる時間ではないですよ?」

 

明命「で、でも此処に何も無かったら私達は帰るしか…」

 

蒼真「そこで提案なんですが、取り合えず一旦私の店に来ませんか?」

 

 

 

 

 

 

先ほどの場所から大分歩く事になってしまったが私の経営する喫茶店『Elysion』(エリュシオン)に着いた、大きな店ではないがソコソコ人気はあると思う、そう言えば彼も女の子二人連れて来てたな……それは置いといて

歩いている間は二人とも無言で着いてきてた、色々家庭の問題でも有るんだろうか?

 

蒼真「着きましたよ」

 

私は鍵を開けて店内に入り電気をつける

 

明命「凄い…」

 

明命ちゃんが驚くのも仕方ないですかね?見慣れたら普通ですけど、先ほど二人に説明しましたが、この『Elysion』もともと私が趣味で始めた店ですからね、店内も趣味の塊ですね、ツーリングで行った時のバイクの写真や。壁に掛けて有るのはギターにベース、そして店の置くにはドラムなど、他にも色々な楽器が置いてある、他にも色々あるが……

 

亞莎「こ、このお店は一人で経営されているんですか?」

 

蒼真「いえバイトの子が数人と偶にヘルプで入って貰うバイト君が一人ですかね……さて小さなお客様は何が食べたいですかな?」

 

そう言うと私はカウンターの方に入って言った

 

明命「ええ!?そんな!私達はご飯を食べにきt『グゥ~』ぅぅぅ」

 

明命ちゃんが遠慮し様としたところでお腹がなって顔を真赤にしているし、一緒に居た亞莎ちゃんも自分のお腹が鳴った訳でもないのに顔を真赤にしている。仲がいいんですね。

 

蒼真「フフ、お腹は正直ですね、そこに座って待っていて下さい適当に何か作って来ますから」

 

そう言って私は厨房に入っていき

 

蒼真「豚肉と長ネギが有るのか…よし!」

 

私は鍋とフライパンを持ってカウンターに戻って行った

 

蒼真「二人とも好き嫌いはありますか?」

 

亞莎「い、いえ特にはありません」

 

蒼真「良い事ですね、好き嫌いな方が健康的にもいいですよ」

 

そう言いながら私は鍋に水を入れて火にかけ沸騰させ始める

 

明命「何を作られるんですか?」

 

豚肉は食べやすい大きさに切り、ネギは斜めに切る。ニンニクを取り出し2かけのうち1かけは微塵切りにし、1かけは薄切りにしていく

 

蒼真「少し匂いますがお腹が減ったときはこの匂いが堪らないんですよね、何に見えますか?」

 

沸騰したお湯にパスタと多めの塩を入れて茹で始める

 

亞莎「パスタですか?」

 

フライパンにオリーブオイルを入れニンニクを焦がさないよう弱火で炒める

 

蒼真「正解です、少々お待ちを」

 

ニンニクの香りがたってきたら豚肉と塩コショウを入れ炒める。色が変わってきたらネギと柚子胡椒も入れてよく混ぜ、炒める

 

明命「はぅわ!いい匂いです」

 

パスタを指定の時間の1分前に取り出し、フライパンの中に入れる。茹で汁を少し入れて中火でのばす

 

蒼真「うん、こんなものですかね?」

 

蒼真「『豚肉と長ネギのパスタ〜柚子胡椒風味〜』の完成です」

 

 

 

 

 

店の中に静かに流れる音楽とは別に食器を洗う音が奏でられている

無言だった、私は何を言っていいのかも分からない。なら彼女達からの言葉を待つしかない

 

亞莎「輝流さん、ご飯有難う御座いました」

 

蒼真「いえいえ、お粗末さまでした」

 

明命「凄く美味しかったです」

 

蒼真「フフ、有難うございます」

 

3人「「「…………」」」

 

蒼真「何が有ったんですか?」

 

私は洗物をやめ、カウンターを出て座っている二人に向き合った

 

明命「それは、その……」

 

亞莎「私達の両親は半年前に交通事故で亡くなりました」

 

蒼真「っつ」

 

亞莎「私の家族と明命の家族はとても仲が好くてその日も、私の父の運転で出かけていました。そして出かけた先で事故に遭い全員亡くなってしまいました。私と明命は友達の家に遊びに行っていて無事でしたが、両親が無くなってからは私の家で明命と二人で暮らしていました」

 

そこまで喋ると亞莎ちゃんは俯いてしまいました

 

明命「そんなある日私達の住んでいたアパートが何でも建替えの為に撤去してくれって言われて、私達は行く場所が無いって言ったらあの地図を渡されたんです。」

 

明命ちゃんも俯いてしまいました

 

勝手な私の推測と解釈だと、二人の両親は亡くなって、家を追い出されて新しく指定された住まいは唯の空き地、きついな……ん?

 

蒼真「親戚の人たちの所には行けなかったんですか?

 

亞莎「私達の両親は全員、孤児院で育ったらしくて……」

 

蒼真「そうですか…」

 

私のバカ!少し考えたら予測できたのに!

……なら私のやる事は決まっていますね

 

蒼真「なら、もし二人が好いのなら家で暮らしませんか?」

 

二人「「え?……ええええええええええ!?!?!?!?」」

 

 

 

 

 

 

蒼真「お店は流石に問題が有るかも知れませんから、私の家で暮らしませんか?」

 

明命「そそそんな!ご迷惑じゃないですか!?」

 

蒼真「全然迷惑なんかじゃありませんよ?」

 

亞莎「私達がお世話になったら家が狭くなってしまいますよ!?」

 

蒼真「いえいえ、部屋は余ってますから」

 

事実部屋は誇りが溜まるほど余っている、と言うか掃除しないと汚そうだな…

 

亞莎「私達がお世話になりだしたら食事代とか色々余計にかかってしまいます!」

 

蒼真「……いいですか?今の話を聞くと恐らく彼方達が住んでいたアパートはもう入れなくなっていると思います、偽の地図を渡したぐらいですし。それに彼方達はまだ子供です、子供だけでは色々と心配になってしまうじゃないですか。

何より、子供がお金の心配なんかするものじゃないよ」

 

私はそう言うと二人の頭を撫でた

 

蒼真「子供は無条件で幸せじゃないといけない、だから君達は幸せになって貰いたいんだ。

だから私に君達が幸せで居られる手伝いをさせておくれ」

 

そう言うと二人は泣きそうな顔で私を見ていた

 

明命「でも、でも、輝流さんの生活の邪魔になるかもしれませんよ?」

 

亞莎「そ、それに輝流さんを困らせる事もあるかもしれません!」

 

私は何も言わずに二人を抱き寄せた

 

蒼真「邪魔になんかならないし、困らせる事があるかもしれない?子供が大人を困らせるのは普通だよ、だからね難しく考えなくて良いんだよ。」

 

そう言って私は二人の顔を見て

 

蒼真「君達が暮らしたいと言ってくれるだけで良いんだ」

 

明命「……は……い……暮らしたい……です」

 

亞莎「あそこには……戻りたくないです」

 

蒼真「ええ、良いですよ、悲しいときは泣いて良いんですよ」

 

そう言って二人を抱きしめた

 

 

二人の少女の鳴き声が店内に響き渡った

 

 

 

 

 

蒼真「しかし今日は遅いですし、店に泊まりますか」

 

明命「え!?どうやって寝るんですか?」

 

蒼真「フフ、この店は私の趣味で構成されているんですよ?……店の奥の階段を上るとあら不思議、ベットにテレビなど生活出来る物がそろっているのです!!」

 

実は私が休憩したいときに使ってる部屋なんですけどね

 

亞莎「す、凄い……本が色々置いてある」

 

亞莎さんそこですか!?

 

蒼真「それはコーヒーや紅茶など色々店で使っている物の本ですよ」

 

明命「凄い秘密基地みたいです」

 

明命ちゃんは目を輝かして部屋を見ていますね……この反応が見たかったんですよ

 

蒼真「今日は遅いですから二人は狭いかもしれませんが、そのベットで寝てください」

 

明命「輝流さんは如何するんですか?」

 

蒼真「私は下の店で寝ますよ」

 

亞莎「そんな!?私達が下で寝ますから輝流さんはベットで寝てください!」

 

蒼真「良いんですよ、気にせずベットで寝てください」

 

明命「でも!「良いんです」っじゃ、じゃあ、私達が寝るまで近くで居てくれますか?」

 

亞莎「明命!?」

 

明命「だめですか?」

 

蒼真「……いいですよ。さ、もう寝なさい」

 

そう言って私は二人をベットに寝かせ、ベットの横に椅子を置き腰掛けた

 

明命「はい!おやすみなさい」

 

亞莎「それじゃあ…すみません、おやすみなさい」

 

蒼真「ええ、おやすみなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人は眠りに着いたとても幸せそうな寝顔を浮べて

 

 

 

どうもお久しぶりです、sinです

 

 

 

やっとの事でインドネシアからの研修生のインストラクターが終わりました

長かった…言葉が通じませんから中々教えている事を理解して貰えない事が多々ありました。おかげ様でのどが痛い痛いwww

 

 

 

久しぶりの投稿でしたがいかがでしょうか?

蒼真君の喫茶店『Elysion』ですが何か私の趣味が駄々漏れですかね?

 

ダメな腕がさらに鈍ってボロボロかも知れませんが頑張って書きましたのでコメント等よろしくお願いします

 

 

そう言えば作中に料理の事を書きましたが……作者は料理の腕もダメダメですwww

間違ってたら如何しよう…

 

 

 

 

 

今後またのんびりと投稿して行こうとは思っていますが、どうかよろしくお願いします

 

コメントや指摘など有りましたら是非是非よろしくお願いします

 

そろそろ題名を考えないと…いいアドバイスお待ちしております!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストレスで……自棄酒&自棄食いで……たかだか1ヶ月で………4kgも太っただと…………

ウソヤァァァァァァァァァァ

 

1ヶ月で元に戻してやるwww

 


 
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