No.199281

病姫無双 十字旗と共に 15

護衛さん

黄色い皆さん殲滅後
本筋と拠点のごちゃまぜ

2011-02-02 15:17:57 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:5674   閲覧ユーザー数:4594

雪蓮「一刀~、おにぎり~」

冥琳「雪蓮、すこし黙っててくれないか?」

雪蓮「いやよ、それに一刀言ったじゃない、戦が終われば作ってくれるって」

冥琳「確かに言ったが・・・何も今じゃなくてもよかろう?」

雪蓮「ぶぅ~、冥琳は食べたくないの?一刀のおにぎり」

冥琳「食べたいに決まってるだろ!しかし、私たちより兵たちに先に与えるのが筋ではないのか?ええ?孫伯符よ」

雪蓮「そうね・・・でも、待ちきれない」

一刀「暗部隊!周囲の警戒を!負傷兵には手を貸してやれ!騎兵は馬を貸してやれ!」

希「一刀様、投降者たちはどうするのでしょうか?」

一刀「悪い、冥琳に聞いてくれ・・・そこ!何をしてる!?」

桜「しかたないわよ、希」

希「はい」

明命「一刀様、付近に賊及び残党は居ません」

思春「こちらも同じだ・・・」

一刀「希!」

希「はっはい!」

一刀「近くの町に『コレ』を買ってきてくれ・・・できるな?」

希「はい!大丈夫です!いってきます」

雪「ありゃりゃ、希ちゃんすっごい喜んでいたよ?桜」

桜「仕方アリマセンヨ・・・一刀様、すこし休んではいかがでしょうか?」

一刀「そうしたいけど・・・休めないと思うよ?ほら、あれ」

桜「ああ・・・そうですね・・・」

冥琳「一刀」

一刀「ん?どうした?」

冥琳「その何だ・・・そろそろ兵たちも腹がすく頃だと思うのだが・・・」

蓮華「冥琳、そんな遠回りに行ってもだめよ・・・ねぇ、一刀。」

一刀「ダカラなんだ?」

蓮華「あなたが作ったオニギリが食べたいのだけれど・・・作ってくれるかしら?」

一刀「なんだ、そのことか・・・今希が買出しにいってる・・・帰ってこないうちは握れない」

蓮華「そう・・・なの(ショボーン)」

美羽「ぬしさま」

一刀「ん?どうしたんだ?美羽」

トテトテと近寄ってくる美羽を両手で持ち上げ左肩に座らせるように支えてやる

美羽「戦は終わったのかえ?」

一刀「ああ、終わったよ・・・どうした?」

『ぐぅ~~~』

美羽(/// ///)

一刀「あはは、腹が減ったのか・・・まってろ、モウスグ希が戻ってくる、それまでの辛抱だ」

美羽「わかったのじゃ」

希「たっただいまもどりました!」

一刀「お帰り・・・あったかな?」

希「はい!この通り」

一刀「よし、じゃぁ桜、希、蓮華、亞莎、祭手伝ってくれ」

『はい!(おう)』

 

一刀「まずは基本から・・・これをこうしてこう握る」

蓮華「おいしそう・・・」

一刀「祭と希、桜は固く握ってくれ」

祭「なんでじゃ?」

一刀「理由はこれ・・・・一番隊!」

一番隊「はい!」

『ぽいぽいぽいぽいぽい』

一番隊「ありがとうございます!」

一刀「わかってくれた?」

祭「投げて渡すなど・・・うむ、じゃから堅くか・・・納得じゃ」

亞莎「一刀様は一体何を握ってらっしゃるのですか?」

一刀「チャーシューだよ・・・わざわざ買いにいってもらってよかったよ・・・」

蓮華「それにしてはすこし小さくない?」

一刀「古参の皆は戦になれてるけど投降した人や新兵はきっと・・・」

蓮華「そうね・・・いっぱいできたわね」

一刀「そうだね・・・このくらいでいいかな、いい?まずは兵、次に将・・・投降者たちには俺が上げるから・・・持っていって」

蓮華「わかったわ、いきましょ」

一刀「暗部の皆には渡し終えたし・・・・邪魔するよ」

兵「あ、北郷様」

一刀「下った皆はどう?」

兵「は、どこも同じようなものです・・・空腹者が多くて」

一刀「そう、君は隊の所に戻ってご飯食べておいで・・・ここは俺が見てるから」

兵「はい、ありがとうございます」

 

投降(民)「あの・・・俺たちはどうなるんでしょうか?」

一刀「どうって?」

投降(民)「黄巾党に加担した・・・末路はわかってるつもりだ」

一刀「俺たちに下ってくれたんだろ?なら、何も心配することはないよ・・・それよりハイ」

投降(民)「こっこれは・・・?」

一刀「今日の飯だよ、少ないかもしれないけど・・・食べて」

『ありがとうございます』

一刀「皆喜んでいたな」

美羽「主様~」

一刀「美羽、どうしたんだ?」

美羽「ずっと主様をまっておったのじゃ、わらわと一緒に食べてくれぬか?」

一刀「ああ、いいよ・・・明命もくるかい?」

明命「はうあ!・・・よろしいのでしょうか?」

一刀「皆で食べれば美味しいよ」

明命「では、お言葉に甘えて」

美羽「気持ちよいのう・・・まるで家族のようだ」

明命「(ボンッ!)」

美羽「どうしたのじゃ?明命」

明命「なっななななななんでもありません!」

美羽「変な明命じゃな」

一刀「そうだな」

明命(一刀様と家族・・・)

一刀「さぁ、あとは帰るだけだね」

おまけ

一刀「むぅ~」

蓮華「どうしたの?一刀」

一刀「いや・・・最後に一つ残ったんだけどね・・・どうしようかなっと思って」

蓮華「食べないの?」

一刀「ん~、あ!」

蓮華「一刀?」

一刀「人和の分渡してなかった・・・さまっちゃったけど大丈夫かな」

蓮華「きっと喜ぶわよ・・・あら?」

一刀「おかしいな・・・ここにあったはずなのに・・・・」

雪蓮「・・・・あ」

一蓮「「あ」」

雪蓮「あははは・・・じゃ」

一刀「・・・・死ぬか?」

雪蓮「・・・はいはい、わかったわよ・・・はい」

一刀「最初から取らなきゃいいのに」

蓮華「姉様」

雪蓮「だって・・・おなかすいたんだもん・・・」

一刀「はいはい・・・でもコレは人和にあげるよ」

雪蓮「ぶぅ~・・・・」

 


 
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