No.199010

真・恋姫†無双~天より来たりし戦士~ 第12話

マーチさん

お久しぶりです。

最近は忙しくて中々パソコンに触れる機会がありませんでした・・・・

久しぶりの執筆ということもあり、今まで以上に低レベルな文章だと思います。それにすんごい短いです。

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2011-01-31 23:14:38 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2461   閲覧ユーザー数:2081

 

 

 

 

 

「一刀、調子はどう?」

 

 

「おぅ蓮華」

 

 

 

城に帰還した一刀は、しばらく肩の治療に時間を費やしていた。

 

 

その間はトレーニングもせず、まるで入院生活のような静かな過ごし方だった。

 

 

今も、一刀の隣には医者がおり、診察を行っている最中だ。

 

 

「ふむ、ここを押されたら痛むかい?」

 

 

「いんや、別に」

 

 

「なら、肩をまわしてみてくれ」

 

 

一刀は医者の指示通りに肩をグルグルとまわす。

 

 

「痛みはねぇよ」

 

 

「先生、一刀は・・・・?」

 

 

 

医者はその後も触診を数回おこない、蓮華のほうを見る。

 

 

 

「もう大丈夫でしょう」

 

 

医者の言葉に、蓮華はホッと胸を撫で下ろした。

 

 

「よかった・・・・」

 

 

「よし。治ったんだな」

 

 

一刀は立ち上がり、急ぎ足で部屋を出る。

 

 

「え、ちょ・・・一刀!?」

 

 

蓮華も慌てて一刀の後を追う。

 

 

「一刀!!」

 

 

後を追うと、一刀は中庭にいた。手に『何か』を持った状態で・・・・

 

 

「ちょっと一刀!!お医者様に礼もせず―――・・・・一刀?」

 

 

「蓮華。『あの街』、どうなってる?」

 

 

 

『あの街』とは、晋達が破壊した街のこと。

 

 

 

「今は、思春の部隊が駐屯して復興を援助している。『現在は治安も回復している』という報告も入ってるわ」

 

 

「そうかい。そんで革命軍の近況は?」

 

 

「・・・・・討伐に向かった官軍は全滅。それどころか青州方面でも大規模な武装蜂起が発生して、曹操達がこれの鎮圧にあたっているそうよ」

 

 

「ほぅ・・・・」

 

 

 

 

一刀は手に持った『何か』をガチャガチャといじりながら話を聞いている。

 

 

「で、孫呉はどうすんだ?この動乱に関与すんのか?」

 

 

「それは袁術次第でしょうね。客将である私達の独断が認められるのは『防衛』くらいよ」

 

 

「そうか。」

 

 

 

《カシャッ!!》

 

 

 

「・・・・ねぇ一刀。それ、何?」

 

 

「コイツか?コイツは―――・・・」

 

 

 

《パァァン!!》

 

 

 

「きゃぁ!!」

 

 

「俺の『切り札』かな。奪われなかった唯一の銃だよ」

 

 

 

一刀は肩に痛みが無いことを確認し、続いて銃の状態を確認する。

 

 

 

「なるほどねぇ、『シングルアクション』だから撃鉄は上がったまんまか。なんか慣れねぇな」

 

 

「一刀?」

 

 

一刀の言っていることがよくわからない蓮華は、頭に『?』を浮かべて首をかしげる。

 

 

 

「・・・一刀。あなたは、いえ、『天の御使い』は、この動乱に関わるの??」

 

 

「まぁ、奪われたモンは取り返す。反乱自体に関しては・・・・・そうだな、もう少し成り行きを見てから決めるつもりだ」

 

 

「成り行き?」

 

 

「国民がこの反乱を支持するのなら、手出しはしねぇ。まぁ、個人的には不本意だが・・・・」

 

 

と言いつつも、一刀の表情は無表情に近い。

 

 

まるで、関心がないようだ。

 

 

「アイツ等の居所がわかったら教えてくれ」

 

 

一刀は銃をしまうと、またどこかへ歩き始めた。

 

 

「今度はどこに行くの??」

 

 

「『準備』だよ」

 

 

蓮華と別れ、一人になった所で一刀はボソッと呟く。

 

 

「・・・・・韓忠を殺すためのな」

 

 

 

この反乱で、国が転覆し新政権が発足しても、それが『国民の意思』ならば別にかまわない。

 

 

だが、奪われたものは取り返さなければならない。

 

 

それに、韓忠には『宣戦布告』を決めている。

 

 

『銃』を玩具と勘違いするような奴には、キッチリ教えてやらないと。

 

 

 

 

 

 

 

『銃の恐怖』ってヤツを。


 
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