No.185757

馬鹿が呉にやってきましたが何か? 6

はびゃさん

短編です。 
1P目は悪ノリ。 2P目が本編
小蓮がいないのはスルーしてください。

2010-11-21 13:28:05 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:3184   閲覧ユーザー数:2572

 

 

出会いは突然やってくる。

いついかなるときに飛びっきりイカした女と出会えるかなんてわからないんだ。

だから第一印象を良くするためにも彼女達への自己アピールはきちんとしたい。

 

 

一刀 「はじめまして、このに大陸に知恵と平和、そして愛を与える為に天から降りてきました北郷一刀です。

天の世界では神を守る「ガーディアンナイツ」の1級エージェントで第13番隊の隊長ではないけど隊長クラスの力をもった隊員で、生まれたときから「スティグマ5」という謎の力があり、数年前とある戦争で感情が昂ぶった俺はその力を暴走させてしまい天界に大災害を起こしました。

責任を感じた俺は少しでも罪滅ぼしになればと様々な世界を救う旅に出て今現在に至る

……という経緯です。

 

愛用の武器は「スティグマ5」の力の一つで、召喚する刀 「紅散」。

使用者の生気を吸い力を発揮する魔刀です。

 

性格は過去の出来事が原因で人付き合いを嫌ってますが、なんだかんだで困った人を助けてしまう口汚く一見怖いけど根っこは優しいタイプ。

 

ちなみにパラメーターは

 

武力  86 (覚醒時100)

知力  79 (覚醒時 94)

政治力 69 (覚醒時 変化なし)

統率力 76 (覚醒時 88)

魅力 9999(覚醒時99999)

 

戦闘力 53万

 

となってます。 よろしく!!」 

 

好印象間違いなしな自己紹介の後、俺は目の前の女性達にさわやかな笑顔を送った。

 

 

 

 

孫権 「は…………はぁ?」

 

甘寧 「…………結局誰だ、貴様」

 

周秦 「よくわかりませんが、よろしくです!!」

 

呂蒙 「あ、あの、あの……お、お願いひまひゅ」

 

一刀 「__この日、彼女達は初めて体験する胸を締め付けられるような気持ちに戸惑いを隠せなかったのであった……ムフフ、俺って罪作りなお・と・こ♪」

 

冥琳 「いい加減にしろ!!」

 

 ゴツン

 

一刀 「へべっ」

 

 

今日は俺の前に新しい呉の仲間が紹介された。

雪蓮さんの妹「孫権」、にくっついてる前髪パッツンのふんどし女「甘寧」、二人の後ろにいる忍者もどき「周秦」と終始上着の袖で顔を隠してチラチラとガンを飛ばす少女「呂蒙」

この人達は袁術って奴のいやがらせで離れ離れにされていた呉の一族と家臣たちで、それが黄巾党討伐の件により一つ屋根の下で暮らせるようになったらしいのだ。

 

ちなみにみんな可愛いが、俺は口うるさい妹のせいで年下に欲情しない。

 

冥琳 「まったく、ない事ない事ばかりべらべらと……蓮華様、この者は廃棄処分が出来ずに困っている天の粗大ゴミです。 気にしないで下さい」

 

一刀 「ヒドっ!! 最近冥琳さんが本気でひどい!!」

 

 「「「「!?」」」」

 

雪蓮 「アハハハハ。 大丈夫、一刀は呉の宝よ~」

 

一刀 「もう、本当の事いってくれるの雪蓮さんだけですよ」

 

 「「「「!!??」」」」」

 

雪蓮 「当たり前よ。 私は一刀の事ちゃんと見てるんだから」

 

一刀 「ならば、どうぞ隅々まで見てください」

 

俺はすかさずズボンに手をかけた。

 

蓮華 「お姉様!! それに冥琳もだ……その得体の知れない男に真名を許しているのですか?」

 

しかしズボンを脱ぐより早く、妹の孫権が雪蓮さんに詰め寄る。

真名っていうのはその者を表す大切な名前で、相手から許された者しか呼んではいけないらしい。  ……つい昨日知ったんだけど。

 

雪蓮 「まぁね。一応天の御使いってのは本当だし」

 

一刀 「雪蓮さん、「一応」って言葉いらなくないスか?」

 

雪蓮 「一応冥琳は素直じゃないけど、一応すごく呉の為に一応頑張ってくれてるのよ。 ねぇ祭」

 

祭  「うむ、不本意じゃが一応事実ですな。 一応先の討伐戦では一応大将頸を獲った武功も一応あるしのう。 一応」

 

一刀 「…………イジメヨクナイ」

 

神様、一応ってなんですか?  

 

蓮華 「……まぁ、そういう実績があるならいいですが……」

 

そこで話が切れると蓮華と呼ばれた女の子が横にいた俺を値踏みする様、睨みつけた。

 

一刀 「…………」

 

蓮華 「…………」

 

互いを見つめあう。

雪蓮さんと同じ深い蒼色の目が俺がとてもきれいだ。

 

(ああ……それに冥琳さんと違ってこの娘は険しい顔しても可愛いなぁ…………小皺もないし)

 

蓮華 「……れ、蓮華だ」

 

一刀 「ん?」

 

蓮華 「私の真名だ。 孫家の家長である姉様が許したのに私が許さないのはおかしいからな、受け取ってくれ北郷」

 

一刀 「んじゃあ俺は一刀って呼んでくれよ」 

 

蓮華 「あ、ああ。 ……考えておく」

 

雪蓮 「もう相変わらず真面目な娘ね~~……あ、そういえば孫呉の宝といえば……

__ちょっと蓮華、あっち向きなさい」

 

蓮華 「え? ……は、はい?」

 

一刀 「?」

 

何が始まるのだろう? 雪蓮さんの指示で蓮華が俺に後ろを向く。

 

雪蓮 「そうそう♪ それでそのまま膝に手をついて」

 

蓮華 「へ?」

 

雪蓮 「早く♪」

 

蓮華 「は、はい……これでいいですか?」

 

一刀 「!!!!」

 

……こ、この形、張り……これはまさか……いやしかし、そんなことがあるのか……

 

雪蓮 「うん、ばっちりよ。 ……じゃあ一刀、よく見なさいよ……これが呉の至宝__」

 

雪蓮さんがソレを覆い隠す蓮華の服の裾を捲り上げ……

 

 バッ

 

雪蓮 「蓮華のお尻よ!!」

 

 

 バーーーーーーーーーン!!!

 

 

蓮華 「!!??」

 

一刀 「_____」

 

 

蓮華 「な、なななな何をするんですかお姉様!!」

 

雪蓮 「まぁまぁ、別に減るもんじゃなし見せてあげてもいいじゃない。 あいさつがわりよ」

 

思春 「雪蓮様、いささか御ふざけがすぎます。 蓮華様のお気持ちをお考え下さい」

 

冥琳 「そうよ雪蓮、この馬鹿にそんなもの見せたらまた犬みたいに意味なく吠え回るんだから……」

 

一刀 「…………」

 

雪蓮 「あれ? どうしたの一刀? あまりの感動に声も出ないのかしら?」

 

祭  「北郷、おい、北ご__っ!! ……これは……息がない、立ったまま死んどる!?」

 

雪蓮 「う、嘘っ!?」

 

蓮華 「え、え~~~!?」

 

冥琳 「蓮華様!!」

 

蓮華 「め、冥琳、わ、私はなにも……」

 

冥琳 「よくやりました!!」

 

 

―我が生涯に一片の悔い無し―    by 一刀

 

 

 


 
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