No.166992

魔法少女 華琳たんPART3

戯言使いさん

魔法少女華琳たんPART3です。

みなさん、これが本当の魔法少女華琳たん。これから、ずっとこんな茶番劇が続きます。なので、みなさん、覚悟してください。

少し前の話になりますが、萌将伝は微妙でしたねー。雛里と愛紗の拠点はないし、一人のキャラに対しての深みが減りました。でもまぁ、面白かったと思います。でも、個人的には真の方が神でした。

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2010-08-20 19:25:32 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:4550   閲覧ユーザー数:3830

 

 

「ふぅ、それにしても暇ね」

 

華琳とホウケイが旅に出て一週間が過ぎた。呉まではまだ一週間近くかかる。その道中と言えば、昼間は馬に乗りひたすら呉に進み、街を見つけたら華蝶戦隊の情報を集め、夜になると近くの街の宿屋で眠る。そんな、単調な生活を繰り返していた。

 

「暇つぶしに盗賊でも出てこないかしら」

 

「『おいおい、縁起でもねぇこと言うなよ。そんなこと言ったら・・・・』」

 

と、ホウケイが言い終える前に、華琳たちの周りに三十人ぐらいの、身形の汚い男共が現れ、そして剣を華琳たちに突きつけた。

 

「おっ?女じゃねーか。金品巻き上げたあとは、お楽しみってか?おい、抵抗すると殺すぞ?」

 

リーダー格と思われる男が、下品な声を上げる。それを見て華琳は少しだけ嬉しそうに笑った。

 

「『お、おい。まさか変身するのか?正体ばれちまったらどうすんだよ』」

 

「大丈夫よ。秘密をみた者を皆殺しにすればいいのだから」

 

「『魔法少女の言葉じゃねーよ』」

 

「とりあえず、変身よ!」

 

 

 

 

 

 

 

華琳は変身を解いて、大きく息を吐いた。

 

周りにはかつて人であった肉片が転がっている。

 

「ふぅ!やっぱり、変身はいいわね。だって、服が返り血で汚れないもの。それにしても、最近の盗賊はお金持ちね。路銀が倍近くになったわ」

 

「『「命惜しくば、金を置いてけ」って魔法少女の言葉じゃねーよ。しかも結局殺してるし』

 

華琳は文句をいうホウケイを無視し、また馬に乗り、道を進む。

 

「それにしても、ラブリーツインドリルは凄いわね。勝手に次々と男どもの金的をえぐっていくもの。あの悲痛な叫び・・・・うふふ」

 

「『もう一度言うが、魔法少女の言葉じゃねーよ。愛と希望の魔法少女の名がなくぜ』」

 

「あら、私は『愛』と『野望』よ。希望ではないわ」

 

「『ほぅ。なら華琳さまの愛と野望とは何だい?』」

 

「もちろん、愛は一刀への愛よ。それと、私の部下全員も当然愛しているわ」

 

「『なら野望ななんだい?』」

 

「それはね?小さなお城に、私と一刀とそして私たちの子供だけで営む国を作ることよ。とっても凄そうじゃないかしら?定食屋、鍛冶屋、市場の人もみんな親族よ」

 

「『人はそれを野望ではなく、無謀って言うんだぜ』」

 

「私、頑張れば五十人ぐらいは産めると思うの」

 

「『無理だろ』」

 

「一度に」

 

「『どんな生き物だよ、おめーは!』」

 

「一刀が言っていたわ。愛は・・・・時空を超える?」

 

「『確かに、未来からきた一刀と華琳さまが愛するのは時空を超えてるが・・・それは、子供とは違うだろ』」

 

「えっと・・・・愛は性別を超える?」

 

「『まてぃ!それは超えちゃあならねーよ!』」

 

いちいち突っかかってくるホウケイに、華琳は呆れたようにため息をついた。

 

「・・・・ホウケイとの会話もつまらないわ。何か面白いお話をしなさい」

 

「『俺の話がつまらないんじゃなくて、お前の頭の中が面白いことになってるからだ!』」

 

と、華琳はホウケイと話しあっていた時、後からパカパカと馬の足音が聞こえた。その音はだんだん近づき、そしてどうやら自分たちに向けられてきていることに華琳は気がついた。

 

もしや、さきほどの盗賊の残党か?と警戒をしたら、後から来るのは、馬に乗った初老の女性だった。見るからに人のよさそうなお婆さんだ。

 

そのお婆さんは華琳に近づくと、わざわざ馬を下りてから華琳に一礼した。

 

「私はこの近くの村の長です。若い連中から聞いたのですが、貴方様があの盗賊を退治してくださったようで・・・・」

 

「えぇ。そうよ」

 

「あの盗賊は、よく村を襲いに来る盗賊団で、いつも頭を悩ましていました。ですが、お陰でこれから安心して暮らしていけそうです。それで、お詫びをと思いまして、これをお持ちしました」

 

そう言って、差し出したのは一つの美味しそうな桃だった。

 

華琳はその桃を受け取って、手に触って違和感を感じた。普通の桃よりも重い。これは・・・と聞こうとしたら、その前にお婆さんが笑顔で説明した。

 

「これは、私たちの村でしか取れない『夢見桃』と申しまして、これを食べれば4半刻(現代で言う30分)だけ、食べた人の願いが叶うというものです。年に数個しか取れない貴重なものでして、ぜひお礼にと」

 

「そう。そんなに貴重なものをくれるなんて・・・・そうだわ」

 

華琳は何か思い出したように呟くと、自分の荷物の中から、さきほどの盗賊から奪ったお金が入った袋をお婆さんに渡した。ぎっしりと中身が詰まっていて、とても重い。

 

「これはさっきの盗賊の持っていたお金よ。あなたたちの村から奪われたものだと思うから、返しておくわ」

 

「それはそれは・・・・ありがとうございます」

 

と、お婆さんは丁寧に何度も頭を下げ、華琳はそれに手を振って答えて、その場から立ち去った。

 

お婆さんは華琳が遠くに行っても、何度も頭を下げていた。

 

「『へぇ。さすが魏の王だな』」

 

「当然よ。民の幸せを守るのが王の努めだもの」

 

「『しっかし『夢見桃』を貰うなんてな。風と旅をしていた時に聞いたことあるが、これは本物だぜ?』」

 

「へぇ。てっきり普通の桃よりも高級なだけだと思っていたけど・・・・じゃあ、4半刻だけ願いが叶うって言うのも本当?」

 

「『あぁ。原理はわからねぇーが、どうやらこれは華琳たんと同じで、魔法が掛かっているらしい。よかったじゃねーか、これでさっき言ってた野望の夢が見れるぜ?』」

 

「あら。そんなことしないわ」

 

「『どうしてだい?』」

 

「私は覇王。自分の欲しい物は自分の力で手に入れ、そして叶えるわ。野望だって、いつか私自身の力で叶えてみせる。それが覇王曹操よ」

 

「『かぁー!格好いいねぇ。俺、華琳さまを見なおしたよ。流石覇王!器が違う!』」

 

「当然よ。この桃は・・・・そうね。次の街で恵まれない子供にでもあげるとするわ」

 

「『本当に格好いいねぇ。俺が人間だったら、惚れちまうぜ』」

 

と、華琳とホウケイはそんな話をしながら、馬を走らせていた。

 

ホウケイは真面目に華琳のことを見直していたし、華琳も自分の決断には誇りを持っていた。それでこそ、覇王。王の器と言うものだった。

 

 

 

 

しかし、それもホウケイの一言で終わりを告げる。

 

 

 

 

 

「『でもよ?華琳さまの力で叶えられない夢はどうするんだ?』」

 

「私が叶えられない夢?」

 

「『あぁ。例えば胸と背』」

 

「・・・・・・」

 

「『でも、この桃があれば、少しだけとは言え、巨乳のないすばでぃーなお姉ちゃんになることが出来る・・・・・おっと、すまねぇ。俺としたことが失言だったぜ。王たる華琳さまは、そんな小さいことにこだわらねーよな』」

 

「・・・・・・」

 

「『・・・・・華琳さま?』」

 

「ホウケイ。私思うの」

 

「『??』」

 

「あの老婆は私にお礼として桃を持ってきてくれた。それをもし、他者に譲るとしたら、それは老婆のお礼の心を踏みにじったことになるわ。それは覇王として、駄目だと思うの」

 

「『・・・んで?』」

 

「だからこの桃は、私が食べるわ!べ、別に胸とか背とか大きくしたいとか思ってないからね!」

 

「『さっきの感動を返せよ( ゚o゚)ノこらぁ!』」

 

「でも、せっかくの夢見桃。ただ食べてしまうのはもったいないわ。だから、どうせだから、私の夢も叶えて貰いましょう」

 

「『良い話だったのに台無しだよこんちくしょー!(ノToT)ノ┫:・'.::・┻┻:・'.::・』」

 

「そうと決まれば、宿を早く探して桃を食べるわよ!」

 

 

 

 

 

 

そして華琳は大急ぎで街を探し、そしてそこですぐ近くにあった宿に入ると、すぐさまに部屋にこもった。

 

鍵をしめ、窓をしめ、準備万端。

 

華琳は服を脱ぐと、下着姿になり、鏡の前にたった。

 

その光景を見て、ホウケイは大きくため息をついた。

 

「『なぁ、願いは胸を大きくすることだよな?』」

 

「??あら、私は世界平和という全く別のことを願っていたのだけれども、ホウケイがそういうなら、そうしようかしら」

 

「『むかつくなぁ・・・・でもよ?それだったら、何で下着をつけるんだ?どうせ合わなくなるだろ?』」

 

「馬鹿ねぇ」

 

「『ば、馬鹿!?』」

 

「胸が大きくなって、弾け飛ぶ下着を見たいからじゃない」

 

「『おめぇの方がよっぽど馬鹿だ!』」

 

「でも、願いは別よ。未来の私・・・・そうねぇ、5年後の私になりたいわ」

 

「『5年後?』」

 

「そう。そうしたら、きっと背も高くて、胸も大きい私になれると思うの」

 

「『・・・悪いことはいわねぇ。やめな』」

 

「あら、どうして?」

「『話の流れ的に、あまり体型が変りませんでした、的なオチだと思うから。だからここは、とりあえず、胸を・・・・そうだな。春蘭ぐらいにしてもらうのはどうだ?』」

 

「うーん・・・いいえ。ここは蜀の紫苑、桔梗、呉の祭ぐらいの魔乳にしましょう」

 

「『欲が出たな・・・・まぁ、どうせ4半刻だけだし、いいんじゃねーか?』」

 

「よーし・・・・・ごほん」

 

 

 

 

 

 

 

「どうか、胸が紫苑や桔梗、祭と同じ魔乳になりますように!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言って、華琳は桃を一口かじった。

 

その桃は今までに食べたことのないほどの美味で、一口食べるつもりが、全部を平らげてしまった。

 

「あら、全部食べてしまったわ」

 

「『それはそうだ。これは一口食べれば全部食べちまう魔法がかかってるからな。そうじゃねーと、一つの桃で何個も願いを叶えちまうだろ?』」

 

「へぇ、なるほど・・・・・おや。何やら胸が・・・・・胸が進化したがっているようです。進化させますか?答えはもちろんおk!」

 

どんどんどんぴーどんどんどんぴー(ポケ○ンの進化の音)

 

じょじょに胸の体積が増え、下着の生地が張り詰めていく。

 

その光景を華琳はわくわくしながら見つめていた。

 

そして、

 

 

 

 

タンタンタン、タタタンタターン。華琳のナイちちは、魔乳に進化したようだ。

 

 

 

 

 

 

 

「見て!見てよこれ!すっごい乳よ!」

 

下着の紐は今にもはち切れんそうにまで伸び、胸を張ったら切れてしまいそう。その光景を見て、華琳は狂喜した。

 

「『ほぅ。華琳さまの体にあの魔乳・・・・確かに背徳的な絵だな』」

 

「ほ、ほら!ぴょんぴょん・・・・・見てみて!揺れる揺れる!」

 

「『俺、華琳さまのこんな良い笑顔、初めて見た気がするぜ』」

 

「ほほほほら!た、たに、谷間!」

 

「『とりあえず落ち着け』」

 

「胸ってこんなにも重い物なのね・・・・伝わるわ。これが民の願い、民の想いなのね。私、改めて王になった気がするわ」

 

「『おーい。気をしっかり持てよーさっきから変なこと言ってるぜー』」

 

「いやーん!うっふーん♪・・・・すっごいセクシーだわ!一刀が見たら、襲いかかってきそうね!」

 

そう言って、華琳は何度も何度も鏡の前でポーズをとる。

 

正直に言うと、体がそのままの幼児体型で、胸だけ成長した姿は、ロリ巨乳をはるかに超えて、むしろ変だったが、華琳は狂喜しすぎて分からず、ホウケイは知っていたが黙って見ていた。

 

しかし、どんな夢の時間にも終わりがやってくる。

 

「さて!そろそろ時間だし、それでは最後に、思いっきり胸を張るわ!そうして、弾け飛ぶ下着で終わる!」

 

「『おうおう。もう自由にしなよ』」

 

「それじゃあ行くわよ・・・・・・」

 

と、華琳はためてためて・・・・・そして

 

 

 

「ふん!」

 

 

 

 

・・・・・・

 

・・・・・・

 

しかし、下着は飛ばず、代わりにこれでもかと揺れる乳。

 

「あれ?」

 

胸の大きさ、下着の大きさを考えれば、下着が切れても当然。しかし、下着はまだぎりぎりの所で繋がっている。

 

「『あ・・・・』」

 

「何かしらホウケイ。何か分かった?」

 

「『あ、あぁ・・・・あのよ?下着を取ってみろよ』」

 

「えっ?どうして?まぁ、いいわ。生でも見ておきたかったし」

 

そう言って華琳は下着を外そうとした。普段とは違う分、外し辛いかったが、どうにか外す。

 

そして、気がついた。

 

 

 

「『華琳さまは願った。紫苑や桔梗、祭と同じ魔乳になりたいと・・・・』」

 

 

 

 

 

「そうね・・・・あの3人の共通点は胸だけではなく・・・・・熟女・・・じゃなかった、年上お姉さんであること・・・・・つまり」

 

 

 

 

 

 

 

 

「「『乳が垂れてた!』」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前に広がるのは、だらしなく垂れてしまった自分の胸。

 

確かに大きい。が、触ってみると、若い子特優の張りがなく、まるで萎れた花のよう。

 

「な、なんで!?だって、普段のあの3人は見事なパイオツじゃない!」

 

「『華琳さま!・・・・・あいつらは、そう見せるために、並みならぬ努力をしていたんだよ!』」

 

「そ、そんな・・・・・!」

 

「『願うのなら『紫苑たちと同じ大きさの胸』とするべきだったな。そうすれば、今の華琳の若さで、この胸を手に入れていたのに・・・・』」

 

「う・・・・うぅ・・・・・」

 

「『華琳さま・・・・今日だけは泣いていいぜ。俺は目をつぶっておくからさ・・・・』

 

「う・・・・うわぁぁぁん!」

 

 

 

 

 

 

その日、その宿からは女の子の泣き声が朝まで響き渡っていたそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

次回に続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけシリーズ

 

 

『さぁーて、来週の華琳たんは?』

 

 

 

 

 

蓮華よ。

 

最近、小蓮と一刀の仲がいい気がするわ。

 

もしかして、一刀はあんな風なはしゃぐ女の子が好みなのかしら?と思って、私も小蓮のように振舞うようにしたの。

 

「かーずとっ♪」

 

と、甘えた声で背中に思いっきり抱きついたら

 

「ぐわっ!」

 

と言って、倒れこんでしまいました。そのせいで一刀は怪我をしてしまったわ。しかも特にお尻の下敷きになった足の怪我が深刻で、しばらくは一人で歩けないようになってしまったの。

 

 

一刀はいつものように「気にしないでいいよ。甘えてくれてありがとう。蓮華」と言ってくれたけど、他の武将たちは大好きな一刀が怪我したことが許せないのか、珍しく武将たちからお説教。

 

 

 

 

 

「蓮華はシャオとは違うのよ。特にお尻が」

「そうだよお姉ちゃん!シャオだから抱きつけるんだよ。お姉ちゃんとは違うんだよ。特にお尻が」

「確かに・・・もう少し呉の王として慎みを持たれたほうがよいと・・・・特にお尻が」

「そうじゃぞ?いくら若いからと言ってはしゃぎ過ぎてはいかんぞ?特にお尻が」

「・・・・蓮華さまは何をなさっても呉の王に変りはありません。特にお尻が」

「そうですぉ。甘えたい気持ちは分かりますがぁ、きちんとご自分のことを分かったほうがよろしいですよぉ。特にお尻が」

 

 

 

 

 

 

・・・ダイエットしようかしら。特にお尻を。

 

 

 

 

 

 

次回、魔法少女華琳たんPART4

 

来週も見てくださいね♪じゃん、けん、ぽん!うふふふ

 

 

 


 
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